1983年12月20日 日テレ
あらすじ
三年前、叔父夫妻を殺害したとして死刑囚となった江島(河原崎次郎)に死刑執行命令が出た。当時、江島の無罪を主張していた芹沢警部(田中邦衛)は、執行までの五日間で真犯人をあげようと決意。病で余命数ヶ月の芹沢にとって“最後の仕事”になる予感があった。
これ、録画してたのが昨年11月。懐かしの火曜サスペンス劇場枠だったのか!
芹沢警部は以前担当した江島の死刑が確定したことを幼なじみである検事・柳瀬に聞かされた。芹沢は、自分がもう長くないことを分かっていて、事件の真犯人をあげようと上野行きの夜行列車に乗り込もうとした。
が、慌てて飛び出したところを通りかかった芹沢が車にぶつかった!!
運転してたのが橋爪功さんで、こっちが飛び出したんだと言っても、しつこく食い下がるからなにかと思えば、テレビミヤギの局員・曲垣だった(宮城の日テレ系がミヤギテレビ)。芹沢が担当した江島のことを知り、芹沢を追いかけることにした。カメラマンもついて、カメラ回してインタビューして、ドキュメンタリーを撮り始めた。
芹沢が目星をつけていた沼田が妻と共に車で逃走。しかし、追い詰めすぎて事故。沼田、脳波停止。沼田の妻も絶対安静で話が聞けなかった。その上、芹沢が道交法違反で逮捕された。
江島に殺されたと言う権藤夫妻が飼っていたシェパードのリバティ・ボーイの死体が見つかった。江島にはリバティ・ボーイを殺す理由がない。従って、権藤夫妻を殺したのは江島ではない?? テレビミヤギだけでなく他のテレビ局まで生中継したり、今では考えられない光景。
あらすじには叔父夫妻と書かれていたけど、ドラマ上では全く触れられてないからよく分からない。リバティ・ボーイは江島に懐いていたのかな?
拘置所から出た芹沢はその足で沼田の妻・和枝に話を聞きに行った。沼田と仲間の三浦はスワッピングしてたところを権藤に見られて脅されたとか言ってたけど、いろんな情報が急に入ってくるな!
沼田の左手からメモが落ちたことを看護師に知らされた芹沢。走り書きされた数字は電話番号? 三浦が世田谷に住んでいることが分かった。三浦のアパート前で張り込む芹沢に温かいお茶を差し入れる曲垣。
死刑台に向かう江島。江島は最高裁で棄却され、妻が自殺したことで生きる望みをなくして再審請求をしなかった。お経をあげてもらい、手錠をしたまままんじゅう?を食べる。
芹沢はついに三浦を逮捕した。白い布をかぶせられ、ついにー?!というときに執行停止の連絡がきたが、江島が苦しみ出して倒れた。
顔色がものすごく悪い芹沢は曲垣の車から降りて歩き始めた。右手には息子へのお土産を抱えていたがお土産を落としたり、フラフラ。その年の暮れ、芹沢は胃癌で死んだことがテロップに出た。享年47歳。
「江島さんしばらくなにも手につかないんだろうな」と曲垣が言ってたから、倒れてそのまま死んだわけじゃないよね??
発端の事件の概要をもう少し説明してくれてもいいのにな。権藤夫妻も話にしか出てこないし、江島と沼田、三浦は全く関わりのない人なのかとにかくいろんなことが分からなすぎ。
他の感想もいくつか読んだら、権藤役の人もいたみたいです。ちゃんと見てなかった(-_-;)
そもそも沼田を追い詰めすぎ! マスコミは病院も犯人逮捕にもズカズカついてきて80年代だなぁ。このドラマは「おしん」やってた頃か。
田中邦衛さんの熱演に見応えはあったものの、もう少し事件について知りたかった。