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【連続テレビ小説】はね駒(75)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)の妹・みつ(小野ゆかり)の荷物が、嫁ぎ先の吉川家から運ばれてきた。何の断りもない一方的なやりかたに憤るりんと母・やえ(樹木希林)。父・弘次郎(小林稔侍)は、吉川家に行き、しゅうとめ・たか(草村礼子)と話をするが、たかは意外な離縁の理由を語り始める…。一方、みつは、納屋に家族が隠しておいた自分の荷物を見てしまう。

 

 

朝ドラヒロインの姉妹や親友が酷い目に合うのが定番と言えば定番。「おしん」ならはる姉ちゃんやお加代様。

 

でもそれにしたって酷すぎる。

 

弘次郎が話に行っても、目を合わせないたか(目を合わせない人って気味悪く見えるんだなぁとわが身を省みました)は、みつが何年も前から肺病だったと噂になって、吉川家一帯が肩身の狭い思いをしていると泣きながら話した。

 

帰って来た弘次郎に、母親同士で話をしたいとやえが出かけようとするが、徳右衛門は「家長として男の気持ちでいるから話が通じない」と言った。

 

みつは起き上れるほど元気になって下に降りてきたのに誰もいない。裏の井戸のところでキヨに出会い、話をすると、キヨが猫を追いかけて納戸に入って行った。その後を追ったみつは自分の荷物を見つけてしまう。

 

ここの流れはあらすじも書いてあったけど、誰もいなくてなんとなく納戸を覗くことだってあるのに、キヨと話をして「3歳になったらこんなに大きくなるのかなぁ」なんてまたやや子のことを考え、納戸に入っていくという流れが悲しすぎる。

 

みつの体を拭こうとしたりんはみつがいないのに気付いて、納戸で倒れているみつを発見する。

 

家族に囲まれ「やや子…」とつぶやくみつに人形を手渡す。人形を手にりんに教わった英語の歌を歌って、そのまま…。

 

仙台に行っていた嘉助は一足遅くなってしまった。やや子のために買ったおもちゃをみつに見せながら号泣した。

 

二宮しづさんのときは若い娘と言えど、しづさんが覚悟してやったことだからそれほど何とも思わなかったんだけど、みつ自身に悪いところはなかったからより悲しい。

 

みつにはお清みたいなパワー系姑ならかえって従順でかわいがられたんではないかと思ってしまう。お清は自分でも畑に出て作業してたし、あの家には女中もいたし、何より諫めてくれる舅もいたし。

 

初回の頃から同じ役者さんで最初の頃はローティーンを演じていたせいもあって、いつまでも幼いままの女の子が周りの大人の言いなりに母親になってという展開が酷く残酷だった。

 

りんみたいに自分で人生を切り開けない子はこうなっちゃうんだよというのなら、それはそれで悲しい。誰しもがりんみたいに生きられるわけではないから。