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【ネタバレ】浅見光彦ミステリー2 天城峠殺人事件

1987年12月1日 NTV

 

あらすじ

ルポライター浅見光彦(水谷豊)は車の免許を取得したばかりというアイドルの夕紀(花輪理恵)にインタビューした。一ヶ月後、光彦は取材先の伊豆で朝美(加納みゆき)という女性と知り合う。天城峠で約一ヶ月前にひき逃げされた亡父が貼り歩いていた「下司」という千社札をたよりに、父の足跡を辿るらしい。ひき逃げ犯はわからず、死体は死後推定10日たっていた。

おしんと仁が見たくてこのシリーズを見ています。

 

アイドルのインタビューをする光彦。桜井夕紀ちゃんかなりの棒。「恋してます」と意味深発言しといて「源義経ですラブラブ」みたいな。マネージャーは金田明夫さん。

 

数日後、突然家に訪ねてくる夕紀に陽一郎の子供達は騒ぎ出す。浮かない顔で何か言いたそうにしていたが、結局何も言わずに帰って行った。

 

修禅寺に取材に来ていた光彦が父の千社札を探す小松朝美と出会った。ひき逃げされた父の歩いた道を辿っていた。

 

遺体が見つかるまで10日かかったのはなぜか? 地元の交番で話を聞き、巡査と山で千社札を探していると、刑事達に警察に引っ張られた。ひき逃げ犯と疑ってかかる刑事達の元に電話が来た。光彦の母からで、兄が刑事部長なのがバレた。刑事達の態度が変わる。これがいつもの定番なんだね。

 

光彦が家に帰ると、夕紀がマネージャーと心中したというニュースをやっていた。

 

母の雪江は、暗に陽一郎に光彦への協力をお願いする。この親子2人のシーンが前作より長く楽しかった。出来のいい長男だけど、結局可愛がっているのは光彦という感じ。仁、報われないなぁ。

 

夕紀の事務所社長は角野卓造さん。このビジュアルはすっかり見慣れました。「はね駒」とそんなに時期は変わらないもんね。

 

事務所のタレントとマネージャーの心中なのに、社長は事務所に訪ねてきたマネージャーの母には手厚く接していた。

 

夕紀が静御前の撮影をした岩手県大船渡を訪ねる。話を聞いた撮影スタッフが内藤剛志さんだった。大船渡を歩くうち、以前出会った朝美の父の千社札を見つけた。伊豆に出かけたはずの父がなぜ?と、朝美も大船渡に来た。すごい行動力! 大船渡は沿岸部なので新幹線から降りてもそこからまた遠いのです(岩手県民より)。

 

夕紀は大船渡ロケで藤田マネージャーと武上社長と夜は車で遠野まで出かけていたことがわかった。大船渡から遠野まで遠いよ!

 

朝美の父は戦争中、ビルマで若い将校だった。自分だけが生き残り、部下を死なせたのに、結婚もし、仕事も順調、戦友たちに負い目を感じていた父の千社札の名前は「下司(げす)」だった。

 

父が来ていたのは本当は大船渡だったのではないか? しかし、千社札が貼られていたのも遺体が見つかったのも伊豆。

 

光彦の推理は、大船渡で朝美の父を轢いた武上達が遺体を伊豆まで運んだ。伊豆での千社札は武上が貼ったものではないか。

 

光彦が自宅に帰ると、中西という女性が来ていた。母の知り合いで光彦にお見合いを持ってくる女性。この女性が「おしん」の道子の母。あんなに仲の悪かったおしんと波江さんがなかよし。最近車の免許を取った中西の初心者マークを見て、光彦はひらめく。

 

車の運転をしていたのは、武上社長ではなく免許とりたての夕紀ではないか?!

 

光彦は夕紀の事務所に行くと武上社長はすでに夕紀に替わる売り出し中のアイドルを光彦に紹介した。光彦の推理をぶつけたが、証拠を見せろと否定された。

 

武上社長がどこかで車を整備してるはずと修理工のフリをして武上に脅迫する光彦。武上は岩手の修理工場まで車を飛ばす。すげー世界だ。遠いって!

 

武上は修理工を訪ねて話をするが、脅迫したのがこの修理工でないことが分かり、修理工に警察から電話がかかってきたため逃亡。光彦は、武上の行方を追って崖の上へ。

 

夕紀は人を轢いてしまったことを気に病み、藤田マネージャーは月給をあげてくれますか?と武上を脅した。藤田にワインを買わせ、3人で話し合おうと集めて2人を心中に見せかけて殺した。

 

武上に自首を勧めるが、武上は車ごと海へ落ちようとした。光彦は車に乗り込み止めようとしたが、殴られて車から落とされた。車はそのまま海へ。

 

追い詰めすぎたのではないかと反省するが、再会した朝美と話をするうちに「結婚したら浅見朝美か…」と妄想する。立ち直り早い。

 

エンディングで光彦の日常生活が見られました。朝10時前に起きて、一人で食事。庭の鯉に餌をあげたり、庭木の剪定をしたり、たくさんのお見合い写真から選び出したのは、笑顔の男性。どういうこと?!

 

金田明夫さんも「おしん」の平野さんだし、おしんファミリーいるねぇ~ニヤリ

 

そういえば、乙羽信子さんと高橋悦史さんは実年齢は親子ほど歳離れてないんだね。初回のおしんが83歳でそれに合うような息子役だからか~と今更納得。原作でも陽一郎と光彦は年の差のある兄弟みたいだけど。

post.tv-asahi.co.jp

こんなインタビュー記事がありました。この記事の中の「水谷豊さん主演のドラマ」はこのドラマだったのかな。ロケ地は大船渡だけど。

 

同じ県内の大船渡(沿岸)から遠野(内陸)より岩手県大船渡(沿岸)から宮城県気仙沼(沿岸)の方が多分近いと思われます。

  

昔のドラマを見てるとこういう発見があるのが楽しい。
 
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