TBS 1988年1月25日
あらすじ
結婚を承知しなかった桃(泉ピン子)だが、公表せずに同棲ならと一緒に暮らし始めた。半年後、桃の元へ平吉(藤岡琢也)が心筋梗塞で倒れ、大手術が必要だと連絡が入る。その翌日から桃は再び仕事を始めた。良介(三田村邦彦)も桃に賛成し、彼女は生き生きとキャバレー回りを開始した。数日後、良介は桃にテレビ番組のリポーターを勧めた。臨場感たっぷりに話をするのが得意な桃には合っているというのだ。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.11.7 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野桃:泉ピン子
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神野杏:紺野美沙子
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神野高子:林美智子
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神野はつ:赤木春恵
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司会者:鈴木泰明
水原プロデューサー:沼田爆
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ストリッパー・リリー:井原千寿子
太田事務員:山崎智巳
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伊能良介:三田村邦彦
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青山幸代:浅田美代子
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劇中の女優:嶋津百代
アナウンス:岡崎潤司
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マジックアシスタント:竹の上さゆり
花島成美
マジック指導:松旭斎廣子
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劇中の犯罪者:伊藤康二
星野晃
藤原益二
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擬闘:國井正廣
スタント:タカハシレーシング
踊り子:ファーストプロモーション
その他:芸プロ
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大川勇:矢崎滋
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曽我:岡本信人
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神野平吉:藤岡琢也
伊能のドラマを見ていた桃だが、ラブシーンに目を背ける。桃が伊能と同棲して半年。昭和51年も暮れようとしていた。伊能は人気俳優としてアクションドラマにも出演。杏はくだらないドラマに出て桃が尽くすほどの男とは思えないとドラマを見ながら高子に言う。
今日の桃はDoleのエプロン。伊能は正月にハワイでCM撮影なので、昭和52年の正月は一人きりで伊能の出演する正月番組を見ていた。テレビ画面の中の伊能はマジックを披露していた。かくし芸かな?
平吉が心筋梗塞で倒れたという連絡を受け、病院に行った桃はこの親不孝者!とはつにぶたれた。息子>孫なんだね。はつは伊能と暮らしていることは知らない。高子は平吉と会えそうもないし、帰るように言う。
桃はマンションに勇を呼び、平吉が手術したから仕事がしたいと言う。勇は伊能の女房なんだから伊能に出してもらえばいいと言うが、桃は世話になる気はない。勇はそれでも伊能と相談するように言うが、桃は仕事が恋しく、嫌だったキャバレー周りが懐かしい。勇は古葉プロと交渉し、月給制ではなく歩合制にすると言う。
古葉プロ
曽我は桃の復帰を喜び、さっそくヘルスセンターの仕事を入れてくれた。
伊能のマンション
伊能はハワイから帰ってくるなり、塩ジャケとお茶漬けが食べたいと言う。桃は伊能が予定通り帰ってくると思っておらず、何も用意せず伊能はむくれる。桃は父が手術して、お金が必要だから仕事がしたいと言うと前の優しい伊能に戻り、すぐに財布の20万円を渡した。桃はすぐ仕事断らなくちゃと言い出し…えぇー!?
しかし、伊能は仕事が忙しく桃の相手をしてやれないので、仕事を勧める。桃は伊能とのわだかまりがなくなり仕事に出かけることになった。
病院に様子を見に行く桃。回復してると杏は言うが、平吉を思い、顔を見せるのは遠慮した。高子に伊能のお金を渡すが、高子は受け取れないと言う。しかし、桃は仕事を始めたことを話す。杏は弁護士になりたいので、試験にさえ受かれば大学だって辞めればいいとか言って、そんなもん??
平吉は娘を大卒にさせるのが夢だったので絶対杏にバイトをさせるなと高子に言う。木下恵介アワーの大学生もあんまりバイトとかしないもんね。苦学生なんて言葉もあったけど、大体の学生はバイトせず勉強に専念する感じだったのかな。まあ、進学率が低いころの大学生はある程度の富裕層が行ってたんだろうけど。
キャバレーでストリッパーのお姉さんに久しぶりに会った話をマンションに帰って伊能に面白おかしく聞かせていると、その話を聞いていた伊能は「お笑い事件簿」のリポーターに向いてると言い出す。桃は伊能のそばにいられたらいいと断ったが、伊能は勇から話してもらおうなどと言った。
キャバレーの楽屋
勇がギャラを持ってきた。平吉の月給くらいある。勇は「お笑い事件簿」のオーディションの話を持ってきた。桃は断っていたつもりになっていたが、勇にはようやく頼み込んだのでオーディションは受けてもらうと言う。やりたくなければ下手にやれば落ちるのは簡単と笑う。
テレビ局
桃と勇は青山と再会。オーディションに向かう。10枚の写真から連想した事件を話す。
伊能のマンション
ソファで寝ていた桃を伊能が起こす。桃はオーディションに受かったことを伊能に話そうと思っていてベッドで寝ていなかった。
病院へ行った桃は高子に「お笑い事件簿」のリポーターになったことを報告した。
伊能のマンション
寝ている伊能に桃は出かけることを話す。桃にとって仕事は二の次。
平吉の病室
高子がはつと杏を集め、テレビで「お笑い事件簿」を見せる。スタジオでは青山と勇が見守り、伊能も別のスタジオで見守っていた。(つづく)
泉ピン子さんは話が面白いというより、毒舌のイメージなんだよね。「お笑い事件簿」の元の「テレビ三面記事ウィークエンダー」は1975年から1984年の土曜10時の番組だそうで、さすがに私も幼いし見てないな。事件を面白おかしく取り上げるというのは当時は面白がられたかもしれないけど今は受け入れられないだろうな。