徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第35話「好きな人います」

TBS 1979年7月5日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.8.9 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。元・レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。元・男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学部3年生。

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。定年退職後、おもちゃ屋を開く。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。国夫が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝に告白するも店は辞めた。

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。元・高校教師。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。歌手を目指している。

 

茶の間

わかは朋子が国夫に結婚を申し込んだと知り、ビンタする。わかは国夫の心情を慮り、好きな人がいるというのも断る口実だと言う。だよね。

 

厨房

いつも通りに見える国夫。

 

福太郎のマンション

昼、朋子とラーメンを食べたことを亜紀に報告する福太郎。朋子を心配しつつ、私たち長男がどうにかしないと〜と亜紀は言う。

 

伊和田家玄関

わかが高野からの電話を受けた。高子と約束していたのに来ない。2階にいた高子が階段を下りてきて、まだ帰ってないって言ってとわかから高野に伝えてもらった。高子は高野とのデートのために出かけたが、高野に会う気になれず、映画を見て帰ってきた。こりゃダメか?

 

国夫を呼び出したわか。朋子には夜食作りを手伝うように言う。

 

厨房

わかに呼び出された国夫を心配する長子は吾郎が国夫を跡継ぎにするつもりなんじゃないかという推察を聞き、跡継ぎになったら自由がなくなる! わかが勝手に結婚相手も決めるなんて人権蹂躙だと騒ぐ。取り乱しすぎ。

 

茶の間

国夫に頭を下げて謝るわか。国夫に正式に養子になり、跡継ぎになって欲しいと言うが、国夫は一生伊和田に骨を埋めるつもりだが、使用人のままでいいと断る。そして、気持ちを伝えているわけではないが、好きな女がいて、その女と所帯を持つつもりでいると打ち明けた。え、まさか長子だったりする!?

 

あんなわがままいっぱい悪口言いまくりなあけすけ長子はちょっと苦手なんだよな〜。さっきは言うに事欠いてわかの悪口まで言うしさ。

 

玄関

高子が出かけていく。結婚したら閉じ込められるのだから今くらいはいいだろうと開き直り。

 

厨房にいた国夫に確認を取り、長子を呼び出したわか。やっぱりそういうことなの!?

 

わんこそば「伊和田」

店に克利が来た。周子の前で「高子先生いますか?」って、ちょっと残酷。高子にお詫びがしたいと言ってきた克利に高子が仕事を辞めたこと、結婚することを伝えるとがっかりしたように帰って行った。そういや、わかは伊和田に来るなって言ってたのにね。

 

茶の間

国夫からの好意を伝えると泣きながら信じられないと言う長子。あんまり信じられないという態度にわかはそんなに国夫を信じられないんじゃこの話はなしねと切り上げようとすると長子は泣きながら出て行った。

 

厨房

国夫に抱きつく長子。吾郎たちは突然のことに戸惑う。ありがとう、ありがとうと結婚を申し込んでくれたことに感謝する長子。周子や朋子も祝福ムード。

 

茶の間

わかと周子と朋子で国夫たちのことを話している。長子はああいう人だから縁遠いと思ってたと本音を漏らすわか。何気に酷いぞ。周子や朋子は国夫と長子が跡継ぎになってもいいと言う。

 

厨房

国夫にまた跡継ぎのことを念押しするわか。長子は何の話?と不思議そう。

 

おもちゃ屋「メリーゴーランド」

おもちゃ屋はガラガラ。コーヒーショップは小さいスペースながら客が来ている。これくらいじゃ郁一人で何とかならないか? 夏子に電話があり、長子から結婚の報告を受けた。郁と栄二も驚きつつ、喜ぶ。郁は夏子に家族のことを根掘り葉掘り尋ねる。福島出身とかいきなり嘘!? 最初は山形と言ってたよね。

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郁は夏子を養女にしたいと言うが、栄二は反対した。伊和田の子供たち見てたら分かるだろ?ってそうだよね〜。

 

国夫と長子の話し合い。長子は両親が離婚し、それぞれが再婚。3歳からおばあちゃんに育てられて、所帯を持ったら引き取るのが夢だったが、養子に入ると気兼ねするんじゃないかと思っている。長子は国夫の決めたとおりにする。国夫もわかの気持ちも分かるので迷いどころ。しかし、国夫たちは養子に入るのはナシかな?

 

国夫は今度の休みに長子のおばあちゃんに会いに行こう、結婚の挨拶をしようと言う。もー! 長子じゃなくても感動する! 相手長子なのに!

 

店が始まる頃、亜紀が子供たちを連れて来た。これから亜紀が手伝いに来ると言うが、わかは国夫と長子が結婚することになり、跡継ぎにするかもと話し、亜紀の手伝いも必要としないことを伝えた。

 

しょんぼりした亜紀は子供たちを連れ帰った。

 

わかが笑顔で接客しているところでつづく。

 

国夫ちゃんがいい人すぎて! あのちょっとハスキーな声といい、かっこ良すぎる。でも好きな女が長子とは思いもしなかった。長子が国夫を好きなのは分かってたけどさ。来週の水曜日には終わるんだね。

 

この感じだと亜紀が女将に収まって、国夫、長子夫婦とがっちり組むというのがしっくりくるのかもね? もう、結構前のことになってしまったけど、亜紀と長子の和解を描いていたし。何せ亜紀が働きたくて働きたくてたまらない感じ。