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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第15話「新しい父さん」

TBS 1980年7月31日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.4.26 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

一村家茶の間

テレビで野球中継を見ている寛とター坊。大洋ホエールズVS読売ジャイアンツ。バッターは背番号4のスキップ・ジェームス選手でピッチャーは背番号20の定岡正二選手。1980年でチームと背番号を調べてみました。定岡が打たれて喜んでるター坊はホエールズファン? 

 

ドラマ自体は1980年7月31日の放送でテレビのはめ込み画面の野球中継は1980年7月29日の後楽園だったりするのかな? じゃなければ6月14日の後楽園かな? 調べると6月22日の横浜スタジアムらしいとネットで見かけました。分かる人が見たら球場まで分かるんだもんね~。

 

恵一がいなくなったことで母親失格だと嘆く友。今日はメソメソしてない。寛は中3なんだから、母親がなんでも知ってる方がおかしいと言う。

 

公園

平は恵一を慰める。父親がガス自殺したのは平のせいみたいにいう恵一(田原俊彦)。折り詰め弁当をこさえたのは宮寺のためと白状する平に前の日の弁当を売ったのが父と気付いた恵一は、平が病院に付き添っていたことも知る。

 

平は宮寺のことを思ってやっていたことが全て無駄になったと話す。恵一は父は弱虫だったと言うが、平は宮寺をかばう。恵一は父親をもう探さないと言う。トシちゃんは金八の頃より幼く演じていてかわいい。平は恵一を家族だといい、殴ってこいと煽る。じゃれあいみたいなへなちょこパンチから平に抱きついて泣く恵一。

 

宮寺のことは2人だけの秘密とし、怪しまれないように別々に帰る。

 

一村家玄関

先に帰った恵一。後に帰った平はまたまた糸に絞られる。寛は恵一にアイコンタクトを送る平を目撃。平は女にふられたからこれからは仕事に専念するという。

 

平の寝室

恵一たちも寝ているところに寛がやってきて事情を聞き出そうとするが、平は話さずに、寛のマンションを心配する。

 

日曜日

「一村」

鶴次郎(小倉一郎)が店にやってきて、友にナイターで平たちを探し出せなかったことを謝る。友は平たちが野球場へ行かなかったこと、平はどうやら女と別れたらしいことを話す。

 

平は恵一たちを連れて釣り堀へ。恵一の隣には哲子(杉田かおる)がいて、恵一が前より明るくなったことに気付く。

 

一村家

圭造(桜井センリ)が糸のところに遊びに来て、ハナ(岩本多代)の見立てによると加奈(上村香子)が好きなのは大介(おりも政夫)だと教える。大介の気持ちは不明。大介は田舎で病院をやってる圭造の兄の跡継ぎなので、その嫁となるとそう簡単にはいかないらしい!?

 

滝村家

平には糸みたいながめつい女じゃないと〜とハナに話す圭造。糸だって父親が亡くなってなければ、好きな男と結婚できていたのにと言う。じゃなきゃ、圭造の奥さんになっていたかも?と冗談っぽく話すハナ。かわいい。

 

一村家

家に誰もいないため、静かすぎて気味が悪いと友に話す糸。

 

釣り堀

退屈そうに横になっている平。子供たちは釣りに夢中。

 

とんかつ「一村」

通常営業が始まり、店は以前のようににぎわう。常連客がロースカツの特上を頼んだ。食中毒の一件は終始、もらい事故で気の毒というムードだったな。まあ、悪いのは宮寺にしても全く自分たちは悪くないという感じがちょっと軽く感じる。

 

ター坊が通信簿を持って帰ってきた。この家はいつもおやつがケーキとかだね。

 

「一村」厨房

終業式から帰ってきた恵一が自主的に皿洗いを始める。戸惑う友たちに平は恵一に夏休みだけでも手伝わせようという。

 

昼休み

みんなでそうめん。受験勉強のことをグズグズ言う友に平は一喝。

 

一村家茶の間

夜の晩酌しながら、寛には店の手伝いなんてさせなかったのにとまだグズグズ言う友。平は恵一は家族になろうとしているんだと話す。

 

翌日

皿洗い以外も手伝おうとする恵一に平は皿洗い以外は勉強をするように言う。哲子は外で体操をしていた恵一に声をかけた。恵一は父親のことは吹っ切れて、平を父親のように思うことにしたと言うが、母親に会うという希望があるため、友のことだけは、あの女呼ばわり。哲子ももう友のことは言わないことにした。

 

寛宛ての速達をナチュラルに開けようとする糸を止める友。

 

マンションを見に行った伸子(東てる美)と寛。一人暮らしにしては広い部屋。リビング、書斎もある。グズグズしてたら売れちゃう…? マンション買うの? 高層階の南向き。寛は贅沢すぎる、借りるにしてもサラリーの半分が飛ぶ、買う金はないと言うが、伸子は三條が頭金を出してくれたと言い、あとは出世払いだという。三條にローンを払っていく。やっぱり購入か。寛は20代後半とはいえすごいね。

 

寛の部屋

思い悩む寛にター坊が元気がないと声をかけた。

 

糸は寛を呼び出し、法律事務所からの速達を目の前で開けるように言う。寛は仕方なく封筒を開けるとマンションの移転登記の書類が出てきた。47平方メートル。15坪。2,000万以上する物件。へえ〜。糸は頭金300万は誰に借りたのか問い詰める。

 

「一村」

糸は自らマンションを見に行き、いい所なら寛に財産分与のつもりでマンションを買ってやることを平、友に報告。平や友も快諾した。(つづく)

 

日によって予告がないってのはどういう道理なんだい? 全く…

 

独立するからといきなりマンションを買うって発想がすごいな~。伸子が狭い賃貸マンションで暮らすより広々したマンションの方がいいだろうという考えなんだけど、このまま結婚とかになったら一事が万事こんな感じになりそう。寛も面倒なのか言われるがままだもんねー。

 

宮寺のことは一段落というか秘密がなくなったのはよかったかも。