【ムーンライト/劇場情報】4/30(日)から、ヒューマントラスト渋谷にて、ムーンライトの上映がスタートします!見逃してしまったと皆様、今こそ是非劇場へお越しいただけたら嬉しいです。シャロンが劇場でお待ちしております🙌🙌🙌https://t.co/sUIw7uM2xe pic.twitter.com/MVL4Hghxmt
— 映画『ムーンライト』 (@moonlight_mov) April 28, 2017
2016年 アメリカ
あらすじ
学校でいじめられていた少年シャロンは、ある日、麻薬ディーラーのフアンに助けられる。“自分の道は自分で決めろ”と生き方を教えてくれたフアン、そして同級生のケヴィンだけが彼にとって心を許せる友人だった。高校生になったシャロンとケヴィンは、月明かりの下で初めてお互いの心に触れる。
2022.1.6 ムービープラス録画。アカデミー賞作品賞にひかれて録画したんだと思う。
1.リトル
冒頭からカメラがグルングルン回る演出で見づらい。
回想? いじめられている少年が家に逃げ込むが、しつこくドアを叩かれる。ベニヤ板?を貼り付けた窓を剥がされ、家に入ってきたのは最初に出てきた青年だった。あれ? 回想じゃないのか。青年はフアンというヤクの売人で少年を恋人のテレサと暮らす家に連れて行く。
少年はシャロン。あだ名はリトル。テレサが食事を提供してくれた。翌日、フアンが車で家まで送った。シャロンが逃げ込んだのは麻薬地区の廃墟。あれ、自宅じゃないのか。
母・ポーラは帰らないシャロンを心配していたが、家に入ったシャロンがテレビを見るのは禁止した。
紙で作ったボールで遊ぶ子供たち。その輪から抜けたシャロンについてきたケヴィン。ケヴィンはいじめられているシャロンを気にかけていた。
フアンの家に行き、海に連れて行ってもらい泳ぎ方や黒人の歴史を教えてもらった。フアン役のマハーシャラ・アリの顔、見覚えあるなと思ったら、「グリーンブック」のドン・シャーリーか。全然違う役柄。
フアンはシャロンに人生は自分で切り開かねばならないと教える。
ある夜、フアンは車中でシャロンの母親がヤクをやっているところを見てしまう。フアンの手下からヤクを買っていたことにショックを受けるフアン。
翌日、フアンを訪ねたシャロン。シャロンは“オカマ”とは何かと聞く。フアンはゲイを不愉快にさせる言葉だと教えた。シャロンはさらにフアンがヤクを売っていることに気付き、フアンの家から出て行った。
2.シャロン
成長し、高校生になったシャロン。今もオカマといじめられていたが、ケヴィンとは変わらず友達。
家に帰ると、今夜は客が来るからとポーラに追い出されたシャロンはフアンの家へ。テレサが食事を出してくれ、いつでも家に来てと言った。
翌朝、ポーラは昨日のことはなかったみたいにシャロンになぜ帰って来なかったか問う。シャロンにお金をせびるポーラはニセモノの母親のテレサがお金をくれただろうとシャロンのポケットをあさる。
フアンは死に、ポーラはヤク中の売春婦。それをいじめっ子たちも知っている。
電車に乗ったシャロンは夜の街を歩いて、浜辺へ。ケヴィンが声をかけてきて、一緒に麻薬を吸う。そしてキス。お! ケヴィンが車で家まで送ってくれた。家に帰ると、ポーラがソファで寝ていて、シャロンが毛布をかけた。
いつもシャロンをいじめているテレルが、ケヴィンが以前やっていた倒れるまで殴るゲームを最近やってないんじゃないかと話しかけた。自分がターゲットを選ぶと言ったテレル。
選んだのはシャロン。ケヴィンに何度殴られても立ち上がるシャロン。倒れたシャロンをテレルたちがさらに踏みつけた。ソーシャル・ワーカーとの面談で何も話さないシャロン。
翌日、教室に入ったシャロンはテレルの背中を椅子で殴りつけた。倒れるテレル。シャロンは逮捕され、ケヴィンがパトカーに乗ったシャロンを見送った。
3.ブラック
さらに成長したシャロンは筋骨隆々、口から見える歯が全部金歯のヤクの売人になっていた。アトランタに住んでいるシャロンにポーラから顔を見せてほしいと電話があった。また電話が来たので出ると、テレサから連絡先を聞いたというケヴィンからだった。謝りたいというケヴィン。今は料理人で料理を食べさせるという。
ポーラに会いに行ったシャロン。ポーラは薬物治療施設で仕事しながら暮らしている。私みたいなクズにならないでと涙ながらに話し、謝る。
車を走らせ、暗くなる頃、レストランに入る。カウンターに座るシャロン。ケヴィンは正面から顔を見て、ようやくシャロンと気付く。ケヴィンから“シェフのおすすめ”を勧められた。
ボックス席に移動してケヴィンも向かいに座り、一緒に飲む。食事の前に歯を外してた。マウスピースってやつか。
1杯飲んだケヴィンは仕事に戻り、シャロンは食事をする。また席に戻ってきたケヴィンはサマンサという女性との間に息子がいるが、サマンサとは別れたと話した。ケヴィンも刑務所に入ったことはあるが、ストリートに戻りたくなくて料理人になった。
今は売人であることを正直に話したシャロン。信じられない!というリアクションのケヴィンは席を立ち、他の客の会計や片付けをした。また席に戻ったケヴィン。ジュークボックスでバーバラ・ルイスの「ハロー・ストレンジャー」をかけた。
シャロンの車にケヴィンが乗る。酒飲めないって言ってたし、シャロンは飲んでないっけ? ケヴィンの家に着いたシャロンは飲み過ぎで頭痛いって言ってるよ。
お前は何者だ?と尋ねるケヴィン。俺は俺だというシャロンはアトランタで生まれ変わり、鍛え直したと語る。ケヴィンは周りに流されて生きてきたが、今は息子がいて、仕事があると語る。
シャロンは俺に触れたのはお前だけだと話す。ケヴィンは笑顔を見せる。
夜の海に佇むシャロンの子供の頃。(終)
わかりやすいストーリーじゃないと理解できない頭なんだな〜。アカデミー賞作品賞には今後騙されないようにしよう。