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【ネタバレ】パパが遺した物語

2015年 アメリカ/イタリア

 

あらすじ

1989年、ニューヨーク。小説家のジェイクは妻と7歳のひとり娘ケイティの3人で幸せな日々を送っていたが、ジェイクが起こした事故で妻が死亡し、ジェイクも長期入院を余儀なくされる。ケイティは妻の姉エリザベスのもとに預けられ、7カ月後、退院したジェイクは真っ先に娘のもとに駆け付けるが……。25年後、大学院で心理学を学ぶケイティは、ある日、父親の小説のファンという青年キャメロンと出会って恋に落ち……。

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毎年恒例年末年始地元ローカル放送で夜中にやってました。これで録画していたお正月映画も終わりか…深夜で時間が重なったり、あらすじで選ばなかったものもあったけど、1月中に消化できました。

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そこそこ新しい映画だね。本当はもっと古い映画でも全然いいんだけどな。

 

仲がいいときもあったけど、浮気したとか何とか運転中に夫婦ケンカをしていて事故を起こし、妻は死亡。夫のジェイクも事故の後遺症に苦しんでいた。

 

ジェイクは躁うつ病の治療のため、長期入院することになり、妻の姉のエリザベスに7歳の娘、ケイティを預けた。7か月後、ジェイクはケイティを引き取りに行き、ケイティは大喜びでジェイクに抱きついてきた。

 

エリザベスの家はすごい豪邸。夫は弁護士(エリザベスも?)。自分たちにも男の子供たちがいるのに、エリザベスはケイティを養女にしたいと言い出した。ジェイクはケイティを抱えて家を出た。

 

25年後、大学院で心理学を学ぶケイティは、人を愛せないことを悩んでいた。愛せないという割に声をかけてきた男性とはトイレや車でやっちゃうんですけどね。

 

過去。ケイティを引き取って2年後、ジェイクとエリザベスの夫と会った。ジェイクがエリザベス達がいれた名門女子校からケイティを転校させようとしていることを知ったからだった。後遺症で体が震えるジェイクは席を外した。

 

過去と現在が行ったり来たり。ケイティはしゃべらない子供を相手にしていたものの、なかなか心を開いてもらえず、担当を変えると言われてしまうが、なんとか時間をもらえた。

 

再び過去へ。エリザベスはケイティと食事をしたい、息子達もすごく会いたがっているとジェイクに電話をしてきた。ジェイクは仕事中だからと電話を切った。

 

また現在。ケイティと女の子が公園へ。上司?のドクター・コールマンは「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」で見た。結局しゃべらず担当替え。

 

ケイティが学校の前を通りかかると、下校する子供たちが一斉に出てきた。その子供たちから自分の幼い頃を回想する。ジェイクが迎えに来て、一緒に帰る。公園で自転車の練習したり、一緒に絵を描いたり…。

 

ある時、ケイティに声をかける男性がいた。ケイティの父・ジェイク・デイヴィスのファンだというキャメロンで、ジェイクが書いた「父と娘」という作品が好きでいろいろ質問してきた。今はフリーのライターだけど、小説も書こうとしている。キャメロンはケイティの家の前まで送ってくれ、一緒にランニングする約束をして別れた。

 

過去。家の中でダンスをするジェイクとケイティ。

 

現在。ランニングをするケイティとキャメロン。キャメロンは家にも遊びに来るようになった。

 

過去。ジェイクの書いた作品に厳しい書評が載るようになった。

 

ジェイクは親子でエリザベスの家に招かれた。大きな家にお客さんがたくさん。みんなドレスアップしていて普段着のジェイクは浮いている。エリザベスの夫は、手の震えを指摘し、ケイティを手放すように言ってきた。思わず突き飛ばし、空気が凍る。

 

ジェイクが仕事に夢中になり、アラームをかけ忘れて、ケイティの迎えの時間が遅くなってしまい、ケイティはご機嫌斜め。でもジェイクと話すうち機嫌が直る。

 

現在。ケイティと女の子・ルーシーとの交流は続いていた。ルーシーが自転車に乗れるようになって喜ぶケイティ。

 

キャメロンとの仲も深まる。親子との感動ストーリーっぽく見えるけど、合間合間にケイティの濃厚ラブシーンが挟み込まれるので、あまり親子で見られないね(^-^;

 

過去。公園を自転車で走るジェイクとケイティ。ハンバーガーショップでケイティにサプライズ。店員にハッピーバースデーを歌ってもらう。博物館でお母さんに抱っこされた女の子を見て、お母さんに会いたいと泣き出したケイティをジェイクは励ます。

 

ジェイクはエリザベスから養育権を取る訴えを起こされた。

 

現在。ケイティとキャメロンがデートしていた時、キャメロンが席を外した。そこに一度関係を持った男がキャメロンの席に座り、声をかけてきた。キャメロンにそれまでの素行がバレたが、キャメロンは責めなかった。

 

過去。ジェイクとエリザベスは法廷で争うまでになるが、まず多額のお金が必要。ローンを組むことも難しく、とにかく小説を書くしかなかった。学校までケイティを送り、そのまま学校の前に座り込んで小説を書き始めると、ケイティの学校を出てくるまで書き続けた。家では寝食を忘れてタイプライターに向かう。

 

現在。ケイティがルーシーに話しかけると一言二言帰ってくるようになった。

 

ケイティはバーで目の合った男性を誘うような顔をして見つめ、またやっちゃった。帰ってきたキャメロンは寝室のベッドが乱れ、避妊具の外袋?が落ちてるのを見つけ、キャメロンは別れを切り出した。

 

別れたくないとすがりつくケイティだったが、怒って行ってしまうキャメロン。自暴自棄になり、またバーで男の誘いに乗ろうとするケイティ。ジュークボックスから小さい頃ジェイクと歌った「close to you」が流れ、「パパに会いたい」と泣き出した。

 

ルーシーは別のソーシャル・ワーカーをつけることになり、再びケイティと別れることになった。最後に「大好き」だと伝え、ルーシーも「大好き」だと返してくれた。

 

過去。エリザベスの夫は秘書と浮気をして妊娠させたことでエリザベスは夫と離婚を決めたので、訴えを取り下げた。

 

ジェイクは3か月で「父と娘」を書き上げたが、家に帰り洗面所に行くが、手の震えは止まらず、倒れたところにボイラー?があって頭を打ち付けた。

 

え! ジェイクってそんなに早くに亡くなってたの!! 

 

現在。キャメロンに会いに行くケイティ。思いをぶちまけたが、すでにキャメロンの部屋には別の女性が…

 

過去。ジェイクが書いた「父と娘」はピューリッツァー賞に選ばれた。

 

現在。ケイティの部屋の前にキャメロンがいて抱き合う。(終)

 

え! 終わり方! この後にエンディングが流れたりしたんだろうけど、ぶった切り。この前の「バグダッド・カフェ」は字幕+エンディングも最後まで流してくれたのに、同じ深夜放送でも全然違うものだね。

 

あんなに愛情深い父がいたけど、一緒にいられたのはそんなに長い時間ではありませんでした。お金持ちのエリザベス伯母さんに引き取られたものの愛情不足に育ってしまった。結局、エリザベスに引き取られたみたいだけど、エリザベスの夫がお金持ちじゃなくてエリザベス自身もお金持ちだったんだね。

 

執拗にケイティを引き取りたいと言ってたのに、ケイティが両親の思い出に浸りあまりエリザベスに心を開けなかったのかな。子供のケイティとジェイクのシーンがとってもいいのに、それがこんな大人になるぅ!?とイマイチ納得できないというか…。子供の世話より自分の病気を治したらどうかと思ってしまった。

 

現在と過去を短い時間で行ったり来たりするよりもっと過去パートをまとめて長めに見たかったな。

 


『パパが遺した物語』予告編