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【ネタバレ】傑作推理劇場 夏樹静子の断崖からの声(主演・酒井和歌子)

1980年7月22日 テレ朝

 

あらすじ

新進彫刻家・西川杉男(伊吹吾郎)・麻衣子(酒井和歌子)夫婦の生活は、交通事故以来一変してしまった。杉男は車椅子の生活を余儀なくされ、作品の質は低下していった。そんなある日、杉男は麻衣子に5千万の生命保険をかけ、保険金詐欺の協力を強要した…。

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脚本はジェームス三木さん。
 

麻衣子の運転で夫の杉男と受賞パーティーに向かう途中だったが、交通事故に遭い崖下に転落。髪の長い伊吹吾郎さんが新鮮。

 

2年後、車椅子生活の杉男は荒れていた。杉男の作品を6万円で売ったと言うとまた怒る。事故後は、おなじみの角刈りの伊吹吾郎さんになっていたけど芸術家っぽくはないな。

 

麻衣子のいとこ(赤座美代子さん)にはクラブで働くよう勧められた。交通事故は天災と同じだから別れてしまいなさいと言うけど、天災ではないと思うなあ(^_^;)

 

夜、杉男はうなされていた。目を覚ますと麻衣子に見捨てられたくないと泣きついた。

 

杉男は女性モデル・ミユキを呼んで、彫像を作っていた。麻衣子が杉男と同期の美術ライター・滝田を呼んでいたのに滝田にもひどい言葉を投げつけた。滝田を玄関先まで送り、話し込んでいる姿を食い入るように見つめる杉男。

 

手紙が届き、杉男が麻衣子に5000万の生命保険をかけていたことが分かった。「何考えてるの?」「お前と同じことだよ」

 

滝田に相談する麻衣子。滝田の車に乗って送られている時、タクシーにあとをつけられていた。適当な場所でおろしてもらうと、タクシーに乗っていたミユキが降りてきた。麻衣子は柱の影に隠れていたのに飛び出してトラックにはねられそうになり、ミユキに見つかってしまった。なんじゃそりゃ。

 

翌日、崖で車椅子を押す麻衣子。崖下に車椅子ごと杉男を突き落とそうとしていた。麻衣子もそのまま飛び降りると言うが、別れるから殺さないでくれ!!と命乞いをした。

 

思いとどまった二人は家で話し合いをし、離婚するという結論になった。しかし先々の生活が不安で麻衣子が殺されたフリをして5000万の保険金を受け取る計画を杉男は立てていた。アリバイ作りのため、何も知らない滝田を呼び出し、麻衣子が駅まで迎えにいったはずだから探しにいって欲しいと断崖に向かわせた。

 

崖付近には麻衣子の買い物袋やハイヒールが落ちていた。遺体は見つからず、刑事たちは第一発見者の滝田を疑っていた。取り調べされるが、滝田が麻衣子に横恋慕していることにされ、杉男と麻衣子の離婚話も信じてもらえなかった。

 

遺体が見つからなかったせいで保険金はおろせないと保険会社から言われた杉男の元にずぶ濡れの麻衣子が現れ、包丁を持って刺そうとした。思わず立ち上がる杉男。歩くことができた杉男が麻衣子を本当に崖下に突き落としていた。麻衣子は運良く途中で引っ掛かり、いとこの家にかくまってもらっていた。

 

杉男は逮捕され、断崖にいた麻衣子と滝田。滝田は離婚が成立したらプロポーズしようと思っていたと気持ちを打ち明けるが、麻衣子は杉男と対峙したことで自分の中の殺意に気付き、立場が逆だったかもとプロポーズを断った。(終)

 

若い刑事がなにか見覚えあるなと思ったら、エンドロールで西岡徳美という名前を発見し、西岡徳馬さんの旧芸名であることが分かりました。

 

ん〜なんか微妙な話だったな。