徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】傑作推理劇場 石沢英太郎の愛の逃亡者(主演・田村高廣)

1980年7月31日 テレ朝

 

あらすじ

理容店主の山本隆蔵(殿山泰司)が殺された。発見者の店員・夏目武(羽田典夫)の証言によると、隆蔵の死体のそばには果物ナイフを握った義娘・ルリ子(影山仁美)が倒れていたという。

www.nihon-eiga.com

 

家にいたのが殺された爺さんと若い女性と若い男性2人というよくわからない組み合わせ。爺さんと女性は義父と娘。義父に襲われそうになった娘が果物ナイフで義父の隆蔵をひと突きして殺した?! 娘のルリ子は目が見えないし、ナイフを握っていたが事件の記憶はない。

 

隆蔵は理容院の店長で若い男たちは住み込みの従業員。そのうちの一人、ノブオは故郷の五島列島福江島に逃亡し、ノブオを追って東京から刑事が駆けつけた。ノブオは同じ職場で働く武と共に中学卒業後、上京していた。

がんで闘病中の母に一目会ったら自首するつもりだというノブオだが、先に刑事に捕まった。捕まってもしゃべらないノブオを母親に会わせようとしたが、母親は吐血が酷く面会謝絶だったため、刑事たちが輸血をしてくれることに。

 

ノブオは刑事たちについに話し始めた。隆蔵がルリ子に襲いかかるのを見たノブオが果物ナイフで刺した。しかし、所々矛盾がある。

 

ルリ子とノブオは交際していて、ノブオが母の治療や帰省のためのお金がほしくて、隆蔵に前借りを頼むが断られていた。ルリ子が新しいギターが欲しいという口実でお金を要求するが、それも断られた。殺害現場に落ちていたピン札の5万円を持っていたノブオとそんなお金は知らないという武。

 

武の事情聴取により、ノブオとルリ子の仲を妬んでいた武が前日おろしていた5万円をルリ子に握らせ暴行しようとし、助けに来た隆蔵を刺したということが分かった。

 

手に握らせたものがお金とはわからないルリ子に黙って、母親に渡そうと5万円をカバンにこっそりしまったノブオ。刑事にそんなお金で母親が喜ぶか!と怒鳴られたが、ルリ子共々釈放され、ルリ子を支えて歩いていくノブオだった。(終)

 

んん? 隆蔵は普段からお尻を触るなど軽いセクハラをしてたから、ルリ子も襲ったのは隆蔵と思ったのかな? 最初、ノブオが武に起こされて現場を見に行った状況といろいろ違わない? 

 

武が隆蔵を殺し、失神していたルリ子の手にナイフを握らせて去る。ノブオが物音に起きると、ルリ子がナイフを握っていたので、指紋を拭き取り、ナイフを天井裏に隠し、5万円を自らの懐に入れてまた寝る。第一発見者になりすました武がノブオを起こしにくる。ナイフは??

 

田村高廣さんの同僚刑事が柳生博さんでこの頃から全然イメージが変わらないところがすごい。しかし、1980年だというけれど、すごい昔に見える。