公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
かをる（沢口靖子）の行儀見習いが始まる。しつけ係のハマ（根岸季衣）のかをるに対する物言いに、番頭の小畑（高品格）は厳しすぎると口を挟むが、ハマは一切口を出すな、と譲らない。ハマの方針で食事も別だが、英一郎（鷲生功）は納得がいかない。女中のみね（七瀬けい子）も早苗（速川明子）も戸惑うが、ハマはかをるに律子（桜田淳子）の世話係を言いつける。粗末な着物で掃除するかをるを見て、るい（加賀まりこ）は驚く。
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翌朝、ハマがかをるを連れて番頭など店の者に挨拶をさせる。番頭さんのあの威厳のある感じ、いいよねぇ。番頭は赤ん坊のころから知ってるからそんなに厳しくしなくても大丈夫だというが、ハマは聞く耳を持たない。
食事も奥で女中と一緒。女中は若い女の子だし、かをるがお嬢様と知ってるからかをるの味方っぽい感じもするけど、女中は一生女中とか身分の差を感じてるし、年季奉公も明けずに紀州からやってきた早苗は、実家の事とか言われて？無言で去ったりしたのでちょっと心配になる(「おしん」を見た後は女性のちょっとした仕草で態度が豹変するんじゃないかとビクビク)。
るいが女中上がりで旦那様のお手付きになったというのも、その話を聞く女中さんも複雑だよなぁ。そういう女中に手を出す旦那さんなのかと思うと恐ろしく思う。これを玉の輿に乗れる夢のある話として聴ける人はそういないと思う。
旦那様たちも食事は使用人と同じ麦飯。おしんが働いていた加賀屋は使用人も白米だったんだっけかなぁ？ 広敷に麦飯を取りに行ったかをるに弥太郎はおしりを触る。もー気持ち悪い！！ かをると弥太郎は何度も顔を合わせてる割に毎回あの人誰？みたいな感じがずーっと続いてるのは何で？ 顔は知ってるけど、「入兆」のお嬢様とは知らなかったってだけかな？
そういえば、弥太郎は脚本家が若き日の自分のつもりで書いたらしいのですが、だったら今日のおしりを触るシーン…って考えるとますます気持ちが悪いな！
食器洗いをしているかをるにハマがさらに残ったしょうゆはどうしたか聞いてきた。捨てたと答えると、汗水垂らして働いて作ったしょうゆを粗末にしたら罰が当たるとぬかみそに入れなさいと言われる。
ぬ・か・み・そとつぶやくかをる。どうした、急に。
母がるいの世話にやって来て、粗末な着物姿で玄関先を一生懸命床掃除をするかをるを見てウルウル。がんばってと励ます。
が・ん・ばっ・て…と母の言葉を反芻するかをる。どうした今日は。
千代の病状は快方に向かっていないことが分かる。夜には律子がやって来て、かをるが挨拶をしても一瞥して家に入っていく。
今まで女学校に通い、女中付きの暮らしをしてきたかをるにはきつい生活が始まった。でも、今のところきついのはハマだけみたいだし、度が過ぎれば久兵衛や千代がきちんと言ってくれると思うので、それまで頑張れ！ それこそ女中みたいにずっとハマの下で働かなくてはいけない人とは違うんだもんねぇ。
