公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
父親は、かをる(沢口靖子)を引き取って本家から嫁に出す、と言っていると母のるい(加賀まりこ)。願ってもないことだとるいはかをるに言う。学校帰りに電車の中で、男子生徒(安藤一夫)に、絵は自分の家にある、絵を買ってきた兄は毎日眺めている、と声をかけられる。自分は吉武だと名乗って、行ってしまう。絵を見せてもらいに吉武の家にやってくるかをるたち。吉武とね(草笛光子)は見せてやるから中に入れ、と言う。
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昨日1,2話を見て、あんまり私の好みの話じゃないかも…と思いました。知ってる顔も少ないし。でも今日の回見たらもう少し見てみようかな。役者さんの35年前を見るために見るのもいいかもしれない。
流石に今日は「恋は危険な訪問者」はなかった。昨日の続きのかをるの今後について。年明けに紀州から一家で引っ越してきて、かをるも認知され、その家に住んでそこから嫁に出される。母が一人になってしまうので、お母さんと暮らしたいと、かをるは泣き出してしまった。
毎年秋になると父が来て、半年ほど親子で暮らしていたが、かをるが女学校に入ったころ、第三の女ができて父の足が遠のいた。父、すげーなー。精力もお金もあって…。ただ近年の作品みたいに妾の存在をなきものにするとか不倫をふわっと描くよりは、こういうこともあったんだとはっきり描いたほうがいいと思う。史実厨なんで( ー`дー´)キリッ
そのあとの教頭先生の考え方とか。関東大震災後に職業婦人が増えた。今までは、髪結いか歌舞音局の師匠か生け花の先生くらいだったけど、将来は女の代議士、軍人が出るかもしれない。
しかし、女は強さの中にも優しさ美しさを失ってはならない。職業婦人より良妻賢母。男女同権とか婦人参政権とかいうことはあまり望まぬ方がよい。また到底望んでも得られないことである。
せっかく進学したのに先生がこれじゃあねぇ…。電車の中で「大憤慨!」と憤ってる友人の由岐とみずえ。かをるは二人を抑える控えめな性格。
しかし「澪つくし」が始まって、ギャンギャンわめくヒロインよりいいわと前再放送作品ディスりは聞きたくないんだよなー。それだけで今作が嫌になってしまいそう。
電車の中でチラ見してくる男子生徒がいた。かをるたちが電車を降りると、かをるに「絵のモデルをしたことがありますか?」と話しかけられた。絵の持ち主が男子生徒の兄で、その学生は銚子商業3年の吉武だと自己紹介をして再び電車に乗って去って行った。
由岐とみずえは事情を聞きだそうと、由岐の家で外川の浜で吉武惣吉と出会った話をする。薬局を営んでいる由岐の家で繰り広げられる女子トークがかわいい。「おお青春よ美しき初恋よ!」いちいちセリフっぽいのが面白い。「面影よ、いずこ。思い出よ、いずこ」盛り上がって3人で絵を観に行こうという話になった。
ヒヤヒヤ!は、冷やかしたときに言う言葉なのかと思ってたら、英語なんだ。さすが女学生。
その夜、夢を見たかをる。「はね駒」に回想シーンはあったけど、「おしん」「はね駒」に夢とか妄想とかのシーンはなかったはず。かをるの夢に登場した惣吉は「俺は漁師の子。陸者(おかもの)には縁がねぇ」と去って行った。
数日経って、由岐とみずえと外川駅に降り立ち、吉武家へ向かうことに。海女に吉武の家を聞くと利根川丸の網主と言ってたから、そこそこ大きい家?
家の前でまごまごしてると、荒々しい漁師に怒鳴られた。そこに来たのは、草笛光子さん演じる吉武とねで、きっぷのいいおかみさんって感じで、不浄のたたりとかいう漁師を無視して、かをるたちを家に入れてくれた。
とねの後ろに立っていたのが、斎藤洋介さん! つい先日訃報を聞いたばかりなのに偶然にも作品で出会えるとは…。草笛光子さんは、「あぐり」ではおしゃれなカフェの店主だったし、上品な役が多いからギャップあるなぁ。でもかっこいい。
外川駅は今でもあるんですね。
とねさんが見たいのでまだ見ます。