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連続テレビ小説 おしん(287)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

スーパー「たのくら」の17号店を、浩太(渡瀬恒彦)が住む町に作ると聞かされたおしん乙羽信子)は、浩太の食料品店に迷惑をかけると猛反対したが、仁(高橋悦史)と辰則は聞き入れなかった。新聞に17号店出店の記事が出た翌日、おしんは浩太を訪ねた。謝ってもどうにもならないことは重々承知していたが、おしんは浩太への申し訳なさと自身のやりきれない気持ちを伝えるしかなかったのである。

 

 

仁がマンゴーとパパイヤを持って初子を訪ねる。朝からおしんがいなくなって探していた。初子は、浩太を希望の母親の結婚する前の恋人と認識、希望の窯を持つときにお金を貸してくれて、本人に会ったこともあると話した。

 

おしんは浩太に会いに行き、仁のした非礼を詫びる。おしんは自分によくしてくれた人に関しては礼儀を重んじるんだよね。

 

商売に関しては、おしんが昔から「食うか食われるか」は言ってたし、髪結いのときも飯屋のとき行商のときも周りより安く出す→文句言われる→文句があるならもっと安く出せばいいだろの繰り返しだったから、正直、仁がおしんより非情な人間だと私は思えない。

 

浩太はもっともらしく戦争が日本人を変えてしまったみたいに言っていたけど、貴族院議員の家に生まれ、若いときは(多分親の金で)活動をしてきて、造り酒屋に婿に入り、食料品店を成功させ、隠居へと貧しさなんて知らずに生きてきたから説得力ない~。もう最終回まで言い続けるけど、渡瀬さんは嫌いな俳優さんというわけではないんだけど、乙羽おしんになった時点で違う俳優さんに変えて欲しかった。

 

浩太は今は山荘に一人暮らし?! 料理が上手なばあさんが来てくれるとか言ってなかった? 奥様は既に故人? そこに浩太の息子の宗男が登場し、おしんとあいさつするが、おしんが”田倉”と名乗ったので、顔色が変わる。

 

おしんは初子の店に来て、仁のことを言うが、初子は結構仁の味方になってたね。初ちゃんだって一人で商売してきて、商売の厳しさも知っただろうし、仁の商売人としての腕も分かっていて、並木と競合することになっても仕方ないみたいな。

 

初子にもわかってもらえなくて、おしんは引きこもり気味になるが、春休みになり、圭が訪ねてきたところに浩太から連絡があり、浩太の元へ向かう。

 

昔からおしんは自分だけの小さな店をやっていて、そこから仁が独立して店を大きくしたというのならまだしも、おしんも一緒に店を大きくするのを見てきたわけだし、仁だけが金のためになんでもやってきたわけじゃないのに、どうしてあんな子に育ってしまったんだと思うことに納得いかない。おしんのやってきたことを仁なりにやってきただけに見える。