徒然好きなもの

ドラマの感想など

ゲゲゲの女房(102)(103)

 

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

(102)「プロダクション旗揚げ」 

失敗を繰り返す菅井(柄本佑)は“水木プロをクビになるのでは”と落ち込むが、布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)は、彼のよさを認めていた。源兵衛(大杉漣)の考えで、村井家に安来からいずみ(朝倉えりか)がやって来る。菅井はいずみにときめくが、倉田(窪田正孝)は“仕事の邪魔になられてはかなわない”と、つっけんどんな態度。そのころ「墓場の鬼太郎」のテレビ化をねらう船山(風間トオル)たちに、転機が訪れていた。

 

(103)「悪魔くん復活」 

茂(向井理)は、豊川(眞島秀和)から「悪魔くん」を「週刊少年ランド」の読者向けに新たに書き下ろしてほしいと頼まれる。「墓場の鬼太郎」のテレビ化が難航しているため、より通りやすい企画として「悪魔くん」をテレビ局に売り込もうというのだ。茂は“貧乏時代の怒りに満ちた「悪魔くん」が少年誌の読者にはうけない”と考え答えを渋るが、布美枝(松下奈緒)からの勧めもあり、新しい「悪魔くん」に取り組むことを決心する。

 

 

失敗ばかりの菅ちゃんだけど、根気があって見ていて面白いので茂は気に入っていた。菅ちゃんは、クビにされる前に出ていこうとするが、安来からやってきたいずみに出会い、なんとなくなあなあになってしまった。

 

明るいいずみは菅ちゃんや、編集の北村に早速好かれている。布美枝は、あれだけの美人ながら男性に好意を寄せられる描写のない珍しい朝ドラヒロインです。おしんだって、観る前は辛くひたすら耐える女性と思ってきたけど、ずっと憧れの浩太やすごく役に立つ健さんがいたのにねぇ。茂さんがやきもち焼くような描写も見たかったね、なーんて。

 

そういえば全くそんな描写はないけど、意外と倉田さんと布美枝さんの組み合わせは好きだったけどね。倉田さんがわりとにこにこ布美枝さんを「奥さん、奥さん」と慕っていたせいかな。

 

漫画家としては忙しい毎日を過ごしていたけど、鬼太郎のテレビ化は、相変わらず難航していた。いったんこの計画は置いといて、「悪魔くん」をテレビ化するために、新しい「悪魔くん」を書き下ろしてほしいと豊川に言われたものの茂は首を縦に振らない。

 

布美枝も「悪魔くん」を描いてほしいと珍しくしつこく言うが、「週刊少年ランド」の読者には受けないだろうと言う。布美枝にとっても悪魔くんは子供のような存在で暗殺されたままで終わっているのは悲しいと感じている。

 

それにしても貧乏時代を脱すると、二人のシーンが少ないので、ちょっと寂しいんです。貧乏が長いって言われまくったドラマだけど、貧乏時代は二人のシーンがたっぷりあってそれが楽しみでもあったので、全然貧乏なんて辛くなかったんです。

 

しかしその後、茂は戌井さんに会いに行く。戌井さんも話があったけど、先に茂の話を聞き、「ぜひ「悪魔くん」を描くべきだ」と言ってくれる。本当は、自分のところで描いてほしかったのに、茂の成功を心から喜んでいる戌井さん夫婦は人が良すぎる。

 

成功する人ばかりじゃなく、時代に取り残された人なども丁寧に描いてるからこのドラマは大好きです。