明日リピート放送💡
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) October 31, 2019
「コミック雑誌なんかいらない!」
◆11/1(金)よる6時40分~
無表情にマイクを突きつけるダーティーな芸能レポーターに #内田裕也 が扮し、スキャンダルを好む現代大衆を皮肉った異色の怪作📽️
世間を騒がせた刺殺事件の犯人役で #ビートたけし が登場❗️https://t.co/6PP8dsVQrx pic.twitter.com/ikd9YILKRd
1986年 日本
CSで見ました。ビートたけしさんがある事件を再現するシーンのみを動画で見たことがあって、全体見たらどんな感じなのかな?と思ったら、80年代だな~って思いました。逸見さん、横澤プロデューサー、おニャン子クラブ…ってことはフジテレビ制作?
80年代私の住んでる県は日テレ系とTBS系しかありませんでした。80年代の一番勢いのあったフジテレビが見られなかったのです…んが、私の地元は県庁所在地から遠く離れた県境地域のため、隣県の民放4局を視聴することができたのです。笑っていいとも!、ひょうきん族、北斗の拳、アラレちゃん、世界名作劇場、鬼太郎(3期)、タッチ、うる星やつら…子供なのでアニメ中心ですが、いっぱい見てたね~。
おニャン子クラブは3歳上の姉は結構好きだったけど、私は全く興味がありませんでした。この映画の中でもちらっと映ってたけど、あの中だと国生さゆりさんと新田恵利さんしか分からなかったなぁ。
この間見た「シャツの店」も同じく86年だけど、NHKだしテレビドラマだし媒体が違うせいかもしれないけど別世界。
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86年公開ですが、85年に実際に起こった事件をそのまま芸能人が出てくるパターンと事件を再現したパターンとで、この時代を全く知らない人だとどれが本当の事かわからなくなると思います。というか、私も流石に幼い頃だったので、芸能ネタはよく分からないし、もっと時代を知ってるとより楽しめたかな?とも思います。
内田裕也さん演じる芸能リポーター・キナメリさんが芸能人に突撃インタビューして、朝のワイドショーに出てたけど、芸能人に嫌われて、深夜のお色気体験番組に出たり、近所のおじいさんから先物取引の話を聞いたことによって、その会社に興味を持って調べ始めたり、途中、日航ジャンボ機墜落事故の現場に行ったシーンがショッキングでした。あの感じだとホントに事故直後の様子だと思うんですが、ここは正直見るんじゃなかったと思ってしまいました。
80年代の半ば、週刊誌とかワイドショーとか一番華やかな時代だったのはおぼろげながら覚えてます。芸能リポーターは今よりずっと図々しく(おじさんが多かったせいもあって?)割とガンガン芸能人に突っ込む感じだったし、週刊誌もどんどん過激な写真を載せていたと思います。事件の加害者だけでなく被害者にも無神経にマイクを向けていたし。
印象に残ったのは、キナメリさんが先物取引の会社がお年寄りや主婦からどんどんお金を巻き上げてることを調べていて、それをテレビでやりたいと言ったときに、報道局に話をしても、暗いのは受けないからみたいに相手にされてなかったことです。
83年NHKで放送された「おしん」も最初は暗いからという理由でなかなかOKが出なかったそうですが、80年代のテレビ界の暗さ排除って何だったんだろう? バブルで浮かれてた時代でもあったんだろうけど、田舎の子供には全く関係ない話です。
でも、その割にアニメでは「北斗の拳」とか「ゲゲゲの鬼太郎」とかやってた時代でもあるんだよなぁ。
内田裕也さんの演技なのか素なのかよく分からないリポーターっぷりが面白かったのと、若い頃の髪が短く、長身の内田さんは結構かっこよかったのと、この映画にも出てるけどビートたけしさんの顔を縦に伸ばしたような顔してるなと思ったり、しかし本物のたけしさんと並ぶと別に似てないよなーと思ったり。
ビートたけしさんは、鬼気迫るものがあったし、あの実際にあった事件は、みんな見てるだけなんだろう?と子供心に不思議に思っていたけど、なんで誰も止めないんだよという思いを抱いていた人(キナメリさん)もいたんだね。あの再現もまた怖かったー。しかし、もっと怖いのは実際の事件はニュースやワイドショーで普通に流れていたことかもしれません。
アニメにしてもショッキングな事件、事故にしても80年代に育った子供は普通に配慮もなく見てたんだよね。いい時代だったなーとは私は言えないな。