徒然好きなもの

ドラマの感想など

おしん 124回まで見て

いよいよ噂に聞いていた”地獄の佐賀編”に突入しました。

 

 

毎日毎日、姑もだけど、あの竜三の態度も酷いとは思う。しかし、私の好きな顔なのです。おしん自体はことあるごとに浩太を思い浮かべるみたいだけど、私はもし浩太役が並樹さんだったら全然違っただろうなーと思います。渡瀬さんもかっこいいんだけど、おしんが執着するほどの男かぁ?と浩太が出てくるたびに思ってしまいます。

 

夢みたいな理想を語る活動家が並樹さんみたいな顔立ちの若くて快活な感じなら…なーんてね。顔が好きで見とれるのは「仮面ライダー龍騎」の城戸真司以来だな。「カーネーション」の泰蔵にいちゃんももちろんかっこよかったけど、城戸真司はふざけたシーンも多いのに、かっこよかった。

 

 

 

イヤイヤ、竜三は顔だけじゃなくて姑や小姑に白い目で見られても雄をおぶったり、おしめを洗ったりも平気でできる人だし、女給にモテるのも金を持ってるからって分かってたし、使用人である源じいにも優しかったし、いいところもいっぱいあると思うんだけどなぁ。男の夢とかロマンとか言ってるし夫にしちゃいけないタイプだったのかな。アテネの女給さんみたいに遠くで見てる分には見た目もよく金払いがよく優しい人なんだけどねぇ。

 

それと、女給さんとかに変な偏見持ってないタイプだし、小作の娘であるおしんを好きになるのも身分差とか関係なさそう。妻であるおしんに対する態度は酷いけど、基本的に女性には優しいタイプに見えるからどうしても嫌いになれない。いくら妻に優しいからと言って庄治が好きになれないのと一緒かな。おしんとおなじ東北女なのでカラッと明るい九州男児にひかれるのでしょうか。

 

いっそ、加代と竜三が夫婦ならと思うけど、今見てる限り、竜三に商いさせると加賀屋潰してしまいそうだ(^-^; そもそも加代も竜三もお互いひかれるものもなかったのかな。

 

私自身中間子なせいかきょうだいの真ん中の子を贔屓目に見てしまう傾向があるんです。「ダウントン・アビー」のイーディスとかね。おしん自身も中間子だけど、末っ子だと思っていた竜三が兄2人、妹2人いる中間子と知ってしまってからますます贔屓目で見てしまう。

 

今後も竜三株は下がりっぱなしだと思いますが、庄治株がいくら上昇しようとも評価は変わらない。庄治は体が思うように動かせず、働けなかったばんちゃんと奉公先から帰ってきたおしんに「ごくつぶしがふたり」というような子供だったからもう絶対許せない。

 

わりと山形の実家パートは実感として怒りがわくんだけど、佐賀パートは今のところ冷静に見ています。嫁姑関係のない人生だからかな(^-^; お清はすごすぎて、演技のうまい女優さんだなーとしか思えない。実際いたら…と想像するけど、私はイヤミ言われてるのがその場で気付かなくて、ますます怒らせるかも? そして元々表情が乏しいから仏頂面と罵られることだろう。

 

兄がいるせいか、母が兄嫁の文句を私たち娘に言ってるのを聞いて、男っぽいさっぱりした人柄と思ってたけど、誰でもこうなるんだぁと思ったことがあったのを思い出しました。母も気遣ってたし、兄嫁も気遣ってましたけどね。同居してないし。母親にとって息子は別格で特別なんだなぁと思ったものです。

 

しかし、素人ながら「おしん」の構成は見事だなーと思う。現代パートがあることによって、今のおしんが昔の自分の行動を後悔したり、反省したり。そもそも年老いたおしんが初回から出てくることによって、ここまで長生きしてるんだというのもわかるし、おしんを慕う孫もいるし、金持ちでもある。

 

先日見た総集編だと現代パートがバッサリ切られてるから総集編だけ見て「おしん」を見た気になってる人は本編を見てほしい。総集編はいいところがバッサリ切られすぎ!

 

さて、これからも見届けるぞ。