去年の春から始まったNHKの夕方の朝ドラ再放送。「カーネーション」、「あさが来た」、そして6月から始まった「ゲゲゲの女房」。1日2話ずつの再放送ながら、相撲、国会、災害、ニュース等々でつぶれることも多く、「カーネーション」が昨年4月から10月末、「あさが来た」は11月から今年6月までと本放送より長くかかってしまいます。面白いところでぶつ切りにされる気分で、もうちょっとどうにかならないかなと思いつつ、好きな作品ばかりが続くので嬉しくもあります。
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「カーネーション」は再び見たら感想が変わるところもありました。リアルタイム視聴のときは糸子の旦那さんが好きになれなかったけど、改めて見るといつも上機嫌で、子供思いなところもあり…だけど、ナレーションが糸子本人だから旦那さん評がやたら辛らつなんだよね。それを真に受けてたけど、イヤイヤそんなひどい旦那さんじゃないよ、と思ったりして。
終盤の夏木マリさんになったのもリアルタイムはちょっと受け入れられないところもあったけど、若い人が老け役やるより、より年齢が近い人(といっても当時の夏木さんも役よりだいぶ若いけど)がやったほうがすんなり入れました。
あ、そういえば今週「おしん」の再放送でも浩太の現在の姿を渡瀬恒彦さんが演じててびっくり。おしんは役者を替えてるのになぜそのまま?
「ゲゲゲの女房」は過去最大好きになった朝ドラです。朝ドラは「あぐり」をたまたま見て好きになって、そこから何作か続けて見てたけど、「さくら」だったかで完全に見るのをやめてしまいました。あらすじは忘れたけど「女らしさ」がどうの、という部分が受け入れがたかったというか。もしかしたら今見たらなんてことないシーンの一つだったのかもしれませんけどね。
朝ドラが8時スタートになるというニュースを知り、失礼ながら水木しげるの役を向井理がぁ?みたいなあまりいいイメージがわかず見てなかったけど、当時、ツイッターはやってなかったけど、ネットでやたらいい評判を目にすることが多かったので、物は試しと土曜にBSでまとめ再放送していた6週目を録画したのがきっかけでどっぷり沼にハマってしまいました。
当時BShiで1回目、BS2で2回目、総合で3回目を見て出勤、昼に会社でワンセグで4回目、帰ってきて録画で5回目見る生活が続きました。貧乏が長すぎて挫折とか成功してからつまらなくなったとかいろんな声も見たけど、私は最後まで楽しめました。茂と布美枝がほんっとうに好きで好きで、「あぐり」もそうなんだけど、夫婦萌えできる作品が好きみたいです。
初回や初週が最低視聴率だったというのは今も破られてないそうですが、それは前作までの悪い流れが…ま、ホントに全然朝ドラ見てない時期だったので何やってたかも知らなかったけど、8時スタートにしたこと、現代劇じゃなかったこと、脚本が面白かったこと、いろんな要素が合わさって本当に面白い作品になっていたと思います。
当時はぐんぐん視聴率も上がって民放のテレビでもたくさん特集も組まれたけど、それでも朝ドラを見ない層にはピンと来てないらしく、流行語大賞に「ゲゲゲの~」が選ばれた時も、散々な言われようだった気が(^-^;
今回の再放送で、「あまちゃん」以降朝ドラ視聴習慣がついた人にぜひ見てほしいなぁ。
「おしん」ファミリーの定次(光石さん)やお加代様も出てるし。
「おしん」もますます面白くなってきました。竜三役の並樹史朗さんは、「ラヂオの時間」を見たときに本物の元アナウンサーの方と思っていたくらいでした。そしてなぜか私の大好きな「侍戦隊シンケンジャー」にもゲストで出てたんだよねぇ。二十一幕のアヤカシに卵を産み付けられて豹変するサラリーマンの役で今、「おしん」であんなキラキラ美青年ぷりをみてると、なぜあんなモブっぽい役を…?って今でも不思議に思うんだけど、なにかしら東映につながりがあったのかな。
竜三さんの育ちのいい坊ちゃんっぷりが好きだわぁ。ある程度あらすじは読んでしまったので、あんなに明るい竜三さんの笑顔が消えてしまう日が来るのかと思うとこれから見るのが怖い。田中裕子さん演じるおしんの魅力あるねぇ。そりゃ竜様も惚れますって。
「ゲゲゲの女房」は原作本も読んだし、水木しげるさんの漫画もたくさん読みました。今は録画したブルーレイを見ています。これからの再放送は度々の中断で挫折せずぜひ最後まで見てもらいたいです。ツイッターの実況を見てるのも楽しい。