TBS 1985年2月9日
あらすじ
加代(岩崎良美)は卒業後の身の振り方について悩んでいた。蒸発して行方不明になっていた父親が帰ってきて、家族全員で和歌山に引っ越そうと提案したのだ。
2024.10.22 BS-TBS録画
前回の振り返りから。県大会決勝で負けた川浜高校。
翌日から練習に励むラグビー部員たち。ウサギ跳びやってる。受験勉強のある3年生は抜けたが、森田は圭子と結婚するために就職することにしたと賢治に話した。賢治も下田夫婦も就職には賛成。森田は川浜ホテルのコック見習いに決め、いずれフランスに留学するつもりでいて、新楽に来た圭子と一緒にフランス語を勉強する。ここでオープニング。
滝沢賢治:山下真司
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滝沢節子:岡田奈々
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山崎加代:岩崎良美
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甘利信之:三浦浩一
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江藤桂一:谷村昌彦
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大木大助:松村雄基
富田圭子:伊藤かずえ
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勝又欣吾:倉石功
森田光男:宮田恭男
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野田文義:大石吾朗
竹村司:佐原健二
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尾本輝正:鈴木秀一
内田勝:宮田州
杉本清美:諏佐理恵子
西村明子:坂上亜樹
丸茂良三:松本誠一
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三上謙介:小川隆市
柳俊子:松井きみ江
滝沢ゆかり:間下このみ
柏木昇:那須政志
江川恭司:番哲也
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岩佐邦靖:名古屋章
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山崎静代:谷口香
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矢木純平:近藤哲也
田村二郎:片桐肇
和久田澄夫:並木信三
栗原昭:榊原晃
内田治男:岩本宗規
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高杉克之:柿島伸次
末永守人:池谷健
清川誠一:森勇治
広川:高山成夫
竹下:和田浩敬
赤津真治:増村翼
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下田夕子:和田アキ子
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内田玄治:坂上二郎
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下田大三郎:梅宮辰夫
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脚本:長野洋
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「落ちこぼれ軍団の奇跡」
馬場信浩 著
光文社「カッパノベルズ」より
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音楽:菊池俊輔
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ナレーター:芥川隆行
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主題歌「ヒーロー」
歌:麻倉未稀(キング・レコード)
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監督:山口和彦
暮れに行われた全国大会。滝沢家には部員たちも集まり、小さなブラウン管テレビで試合観戦。試合見てるだけの賢治がもっとボリュームのあるものはないのかと言い、冷蔵庫は空っぽで節子と加代がスーパーに買い物に出た。
あんなちっこい画面をみんなで見てたんだな〜。
森田は新楽のテレビで観戦。夕子は節子を気遣い、森田を止めていた。大三郎が差し入れするのも反対。
買い物帰りの節子たちに内田親子が声をかけた。
テレビ観戦組は花園を見に行こうと盛り上がるが、行ける人だけでもという部員の言葉に大木は貧乏人は留守番してろってのかよ!?とにらみつける。いまだに部員の顔と名前が分からない。賢治も連れていきたい気持ちはあったが、とてもそんな余裕はない。
内田親子が車で送り、差し入れも買ってくれた。年末に突貫工事があるという玄治に働かせてほしいと頼む賢治。素人ばかりで突貫工事…怖いね〜。森田、OBの尾本、柏木も働いた分、カンパすると加わった。自称後援副会長の大三郎もギョウザやチャーハンを差し入れ。夕子はソロバンを弾いて、お小遣いは当分なしと憤る。
尾本は内田の同級生で当時のキャプテン。柏木はバイクで学校に乗りつけたりするような不良でラグビー部だったっけ?
3~6話に出演。怖い3年生部員の一人だったのかなあ?
滝沢家
夜行日帰りの強行日程で花園に行くことになった賢治たち。賢治は、ゆかりに申し訳なく思うが、節子は来年は代表として堂々と行けるんでしょ?と笑う。
準決勝第一試合と第二試合を観戦する賢治たち。大木と丸茂と内田弟と…くらいしか名前の分かる人いない。第二試合は相模一高と城南工大高。
城南工業大学附属高校ラグビー部監督の江川は選手としては無名だったが、監督としての手腕がすごい。フランクにグラウンドから声をかけてくる勝又監督。さらっとナレーションで準決勝も決勝も勝ち抜いて全国制覇した城南工大高。
江川監督率いる城南工大高は初回冒頭に出ていた。
グラウンド
激しい練習にラグビー経験者の平山、清川も時に根を上げたが、やめるという者はいなかった。
職員室
相撲部の矢木純平が入部したいと賢治に言った。相撲部は3人で2人は3年生で卒業して一人になってしまう。丸茂みたいな巨漢タイプでなく賢治と同じくらい身長が高く、ガッチリしている。
校長室
岩佐校長にラグビー部員が増えたことを報告する竹村教頭。成績のほうも下がっていない。
森田の部屋で勉強会。教えるのは主に圭子。滝沢家には大木や丸茂たちが集まる。「あたし、これから寝るの。うらやましいでしょ。ベーだ」とゆかりに言われ、ふふっと笑う大木がかっこいい〜!
部室
加代は卒業後の進路について悩んでいた。年明けなのに大学どうのって段階じゃないでしょ。就職も父が蒸発、母が病弱という家庭環境のせいでうまくいかない。いっそキャバレーのホステスに…という加代をたしなめる賢治。やっぱり歌手がいいよ。
職員室
事務のオザワさんが結婚するという話題で売れ残りのハイミスだと自嘲する柳先生。あのセクハラな空気やだね〜。
事務が辞めるというので加代を事務員にしようと岩佐校長に直訴した賢治だが、岩佐校長は手元に置いておきたい事情があるのかね?と勘繰る。考えておくという岩佐校長の言葉を関西流の断りだと思う賢治だったが、加代は事務員に採用された。部員たちも歓迎する。
山崎家
突然、父親が帰ってきて、加代は出てって!と反発した。加代には小さな弟妹がいる。父・進は和歌山のみかん農家で働いており、家族で和歌山で暮らそうと提案した。加代が反発すると、母は父をかばう。うーん、ほんと、昭和は子供より夫優先だね。
部室
家族で和歌山に移住するため、母や弟妹の面倒を見なければならず、加代もついていかざるをえなくなってしまった。みんなが慕っているから寂しがるという賢治の言葉に先生も寂しがってくれますか?と抱きついた。何このラブロマンス的な?
賢治が教師になって3回目の卒業式。校長の祝辞で“なかんずく”! 久しく聞いてない言葉。あんなヤンキー高校だった川浜高校に来て、学歴について語る。スポーツにおいては敗れた者により多くの拍手が送られるという言葉に賢治はドキッ! 日本では特にその傾向が強いと言ってたけどホントに今でもそうだね。それでも勝たせてやりたいと思う賢治。
最後にユニフォームの洗濯をする加代に感動する賢治。清美たちが加代をグラウンドに連れて行くと森田たちがお礼を言い、部員たちが加代を何度も胴上げした。(つづく)
あ、これ「アメトーーク」で見たやつ! 岩崎良美さんは小柄だし、人形みたいに飛んでいる。立ってるシーンだとマネージャーたちの小柄さが際立つけど、意外と宮田恭男さんもデカいんだなと感じた。178cmの松村雄基さんと同じか少し低いくらい。
赤いシリーズもそうだけど、年明けになってから大学どうする?とかそんな感じなのはドラマの世界だけだよねえ!?