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【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 心 第23話「おもいお荷物」

TBS 1980年9月25日

 

あらすじ

東京・神楽坂のとんかつ店「一村」を舞台に、互いを思い合う姉弟愛がテーマ。 糸(山岡久乃)、平(宇津井健)、寛(篠田三郎)、友(長山藍子)という4人の姉弟がいた。糸と平は両親代わりとなって、年の離れた寛と友を育ててきたが、友はお客と駆け落ちし、家を飛び出していた。ある日、家業を盛り立てるために40歳まで独身を貫いてきた平が結納を迎えることに… そんな中、友が姉たちの前にひょっこり姿を現す。

2023.5.10 BS11(イレブン)録画。

心

peachredrum.hateblo.jp

茶の間に刑事たちが来ている。ター坊は万引きグループの一員にいて、ター坊自身は万引きしていなかったが、リーダー格の安男が万引きしたものを山分けしていた。

 

陰で話を聞いている恵一(田原俊彦)。

 

刑事でほとんどしゃべっているのは福田豊土さん。ター坊のいたグループのほかのメンバーは有り余るほどお小遣いをもらっていて両親も揃っている。ター坊の両親のことを刑事に突っ込まれる友。

 

恵一は部屋に行き、ター坊が隠していたカメラを見つけた。

 

今度はもう一人の刑事、松熊信義さんがしゃべった。落ち着いた語り口調。昔の俳優さん、本当に滑舌がいいよね。

 

恵一はター坊の机の引き出しのおもちゃを段ボールに隠し、ゴミ捨て場に持っていき、証拠隠滅を図る。

 

友はター坊を迎えに行き、連れ帰る。糸や平に報告して、情けなくて…と涙。友はター坊の部屋に行き、引き出しを開けるように言う。ター坊は開けることができないが、恵一が引き出しを開けてみせた。いくつか入っていたおもちゃは哲子に買ってもらったものや自分の小遣いで買ったものなどと説明する。

 

友は悪い友達と付き合わないようにとター坊に注意するが、恵一はいい友達は塾や習い事をしていると反論する。物質的に豊かになっても親が忙しくてちゃんと見てないと子供がぐれると言いたいのかねえ。

 

台所で泣きながら料理をしている友にしっかりするよう言う平。友は忙しくなくてもあんまり子供に向き合うとも思えないんだけどね。

 

安男から命令されるままやっていたとター坊は恵一に話す。安男はゲーム感覚で万引きを楽しんでいたようだが、ター坊は全然楽しくなかった。しかし、仲間外れにされるのが嫌だったと泣き出す。2人そろって夕食は食べたくないと言うもんだから、また友は自信なくしたとかなんとか。

 

翌朝、店の前を歩く恵一たちに声をかけようとした哲子(杉田かおる)だが、友が恵一の忘れた弁当を持ってきたのが見えて、慌てて店に引っ込む。友が戻ると哲子が恵一たちに声をかけた。恵一に「何考えてるの?」と2回も聞いちゃう哲子。

 

台所

友は糸にやっぱり子供たちの両親を探すと言い出す。友は肩の荷を下ろしたいらしい。

 

河岸の喫茶店

平がコーヒーを飲んでいると佐和(大空眞弓)が声をかけてきた。店でかかる曲は聖子ちゃんの1980年7月1日発売「青い珊瑚礁」。

青い珊瑚礁

青い珊瑚礁

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

佐和は慎吉(江藤潤)にフラれたことを平に話す。喜和(赤木春恵)は寝込んでしまい、三和(沢田雅美)も別のことで元気がなく、佐和が一人で店をやっている。慎吉はもう昨日の回で終わりなの?

 

小料理屋「佐和」

仕入れから帰ってきた佐和は野菜の下ごしらえをしていない三和を注意する。騒がしくしていたので寝込んでいた喜和も起きてくる。こめかみの脇に小さな白い湿布?を貼っている。昔、ドリフのコントでのお母さん役とかで見たことがある。頭痛持ちだけどこれはやったことないな。

 

協力的でない喜和や三和にさすがに佐和はキレ、店や家族のために働いてきたけど平ちゃんのお嫁さんになりたかったと本音を漏らし、出ていく。三和はこの機会に店を他の人に任せてもいいのではないかと言い出し、喜和は情けなさに泣きながらたすき掛けをして仕込みをしようとする。

 

茶店

一村に電話をかけた佐和。電話に出た哲子は厨房にいた平に“組合の方”と伝えた。糸がごちゃごちゃうるさそうだもんね。平は総会の用だと言って店を出て、喫茶店へ。佐和は平と結婚したいことを伝えるが、平は親子喧嘩の勢いだろうと佐和をなだめる。挙句、おばちゃんを裏切ることはできないと佐和の申し出を断る。いつもすれ違う2人。

さよならの向う側

さよならの向う側

  • provided courtesy of iTunes

店でかかっていたのは「さよならの向う側」のインスト。発売は1980年8月21日。

 

小料理屋「佐和」

喜和と三和が仕込みをする中、佐和も気まずそうに手伝い始める。やっぱり家族でなくちゃ~と笑顔になる喜和。

 

八百鶴

初めて鶴次郎(小倉一郎)のやってる店舗が出てきた。学校帰りのター坊が顔を出す。

 

一村家

帰ってきたター坊は平から何かやりたいものがあるか聞かれ、鶴次郎の店を手伝いたいと言い出し、友はまだ子供じゃ無理と否定する。

 

八百鶴

店の手伝いを始めたター坊。奥様たちにも好評。主婦の一人、菅原ちね子さんは、渡る世間の第1シリーズで野田弥生(長山藍子)の働く病院の看護婦長役や、金八の第2シリーズの藤田良治の母・加根子役をやっていた。

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↑書いてなかったけど、高橋健が入院した17話で盲腸で入院していた藤田良治と同部屋にしたという話があったね。そこで出てきたのかな。

 

とんかつ「一村」

糸は子供の頃からお守りでもなんでもやってきたとター坊の行動に感心する。そこに大阪出張に行く寛がボストンバッグを取りに帰ってきた。三和も伸子(東てる美)も家に上げてないんだろうね?と念を押す糸に寛は反論。三和にも伸子にもうるさい母親がついてるんだから面倒ごとに巻き込まれたくないと糸は言う。

 

恵一の担任の額田(小林尚臣)が恵一の成績が最近落ちてると言いにきた。最近授業中もぼんやりしているし、帰りも遅い。

 

赤ちゃんを連れ帰った孝子(波乃久里子)に「母さん」と声をかける恵一。

 

店はいつものように客でにぎわうが友の悩みは尽きない。(つづく)

 

予告

お風呂上がりの濡れた髪で表で待ってると恵一に言う哲子。友が来たので慌てて逃げたが、友はまた2人の中を勘繰る?!

 

次々いろんなことが起こるね。