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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (33)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あき(伊藤榮子)が昨日のけんかのことを雜賀(桂枝雀)に謝ると、雜賀は、陽一郎は戦争で人が変わった、と言う。あきと純子(山口智子)はそのままつや(白川由美)にも謝りに行くが、つやとは2人の昔話で盛り上がる。陽一郎は昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に野球を教え、雄太にピッチャーをやってみろ、と言う。キャッチャーをやれと言われた昭はおもしろくない。雜賀と陽一郎、昭と雄太のけんかにはさまれた純子は…。

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夕べの陽一郎と久助のけんかがまだ尾を引いていた。あきは出勤してきた久助に謝り、久助も恐縮するものの「しかし、小野も引き揚げてきてから少し人間が変わりましたな。昔はあんな高飛車な物の言いようする人間やなかったですけどな」と陽一郎に対して思うところを言った。

 

その後、興園寺家に行き、つやにも頭を下げるあき。つやはお互い様だと言い、中学の頃からよくけんかをしていたという。三高をやめる時は取っ組み合いのけんかだった。三高の寮の人が京都の祇園の芸子さんと駆け落ちする時に寮費を盗んだ。陽一郎は同情して「よし、ほな僕がかぼたる。そのかわりお前ら幸せになれや」と2人を逃した。

 

寮ではお金がなくなったと大騒ぎになり、陽一郎がいつ名乗り出ようか迷ってるうちに久助が「僕がやりました」と退学届けを出した。「ほんまは僕がやりました」と今度は陽一郎が退学届けを出し、「小野がやめるならわしもやめる」と2人とも退学してしまった。

 

その時に取っ組み合いのけんかをし、コブを作ったり、鼻血を出したり、歯が折れたり大変だった。2人とも心のどこかでやめてもええと思ってたらしいとあきが代弁。どっちも父親に反抗したい年頃で親の決めたレールの上を走りたくなかったと陽一郎が言っていた。つやと久助、陽一郎とあき、みーんな大阪の人かな。

 

つや「それが分からんのやわ。なあ男の人ちゅうのは女の人にはな時々考えられんようなことするさかいな。純子ちゃんもよう覚えときよし」

 

校庭では陽一郎が昭と雄太に野球を教えていた。

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陽一郎がボールを投げる時に顔がゆがむのは右肩に手りゅう弾の破片が入っているからです。今でも痛いんだね。

 

昭と雄太は長袖長ズボンだけど裸足! 雄太が今のポジションがセカンドと聞き、今日からピッチャーをやってみるように言う陽一郎。ピッチャーの方が向いているかもしれないというと今ピッチャーをしている昭が反発。

 

陽一郎は昭はモーションが小さいからキャッチャーの方が合ってるという。嫌そうな昭にキャッチャーも大事なポジションでチーム全体の司令官のようなもの、ホームベースから全体をにらんでピッチャーをリードする。ピッチャーがどんなによくてもキャッチャーがあかんかったらだめなどと言う。

 

昭「そやけどピッチャーの方がええわ。おもろいもん」

雄太は少し気まずそう。

陽一郎「ピッチャーやりたい気持ちも分かる。それやったらしばらくは雄太と一緒にやってみるか。そのうちに答えが出るやろ」

 

裏庭で足を洗う昭と雄太。雄太が陽さんに言われたからとピッチャーをやる気になっていることを知ると「僕グローブ貸さへんで」という昭。雄太は「いいよ、布のグローブがあるもん」と返した。気まずい空気になる2人。

 

小野家の玄関前で偶然鉢合わせした陽一郎と久助は気まずく、お互い声をかけられずじまいだった。

 

興園寺家にももが来ていた。昭と雄太から金太郎経由で校長先生が学校をやめると聞いて、「うちががいにぼろくそにいろいろ言いましたけれどもなんも校長先生をやめさせよう思て言うたんとちゃいますて。なあやめんといてください。なんもうちが言うたからてやめることないわらよ」と久助に言った。

 

はいはいと聞き流して家に帰っていった久助。ももは校長先生がやめたらうちのせいと気に病み、「そがいなったらうちはこの村にはおられんようにならら」と肩を落として帰っていった。純子も説得を試みるもさっと障子を閉められる純子。

 

家に帰ると陽一郎も久助の進退を気にしていた。あと何年かで恩給がつく。恩給がもらえるようになったらそれこそ童話でも何でも好きなことができる。しかし金の話なんかしたらますます久助がやめるというだろう、恩給目当てに校長の椅子にしがみつくのはごめんやなどと言うだろうと陽一郎は何も言い出せずにいた。「僕が言えば言うほどあいつは依怙地になるやろな。そういうやつなんや!」

 

雄太が学校に誘っても、昭は一緒に登校しない。純子がケンカの原因を尋ねると、陽一郎がえこひいきしてるという。せっかく兄弟になったんだからと純子がいうと「嫌や! お父ちゃんと校長先生かてけんかしてるやないか」と家を飛び出していった。

 

純子「あっちもこっちも知らんわ、もう!」

朝ドラパロディに出てきそうなTHE朝ドラヒロインという感じ。