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【連続テレビ小説】はね駒(137)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)の兄・嘉助(柳沢慎吾)と高木みどり(美保純)がやってきて、結婚を許してほしいと、弘次郎(小林稔侍)とやえ(樹木希林)に頭を下げる。弘次郎は、結婚は満州からの帰国後でいいと言うが、嘉助はそれでは遅いと断る。みどりは嘉助の子どもをみごもっているからだ。りんもその日まで知らず、4か月だという。しかし弘次郎は「妻子か仕事かどちらかを取れ」と認めない。すると、みどりが重い口を開いて…。

 

 

昨日の続きから。やえが二人の結婚を許さないと言ったのは、二人ともそれぞれ好き勝手暮らしてきて、みどりは急にただの普通の奥さんになれるか?ということと、今までみたいな贅沢はできないということ。

 

みどりは心が飢えていたから贅沢していた。心が満たされればどんな生活だって平気だと言った。

 

徳右衛門や弘次郎はみどりが妊娠していることを知らないから、満州から帰って考えればというが、そこで嘉助は子供がいることを告げた。

 

やえ「そのお腹のやや子は本当に嘉助の子供でござりやすか?」

りん「母ちゃんそんな失礼なこと…」

確かにドキッとする問いです。みどりは神に誓って嘉助の子だと堂々と答えました。

 

弘次郎は、ただ妻をもらい子供を持つのが結婚ではない。妻の人生すべて子供が独り立ちするまでのすべてに夫として親として全責任を負うのが男の結婚だ、という。戦場を知る弘次郎の「危なくない戦場などというものはどこにもない」という言葉が重い。

 

妻子を取るか、仕事を取るかという弘次郎の問いに、両方取りますと答えた嘉助。だが、それは許さんとさらに追及される。

 

「仕事を取ります」そう答えたのはみどりだった。仕事を放り出して私を選んでくれたって嬉しくない。あなたから夢を取って何が残るの? 子供のことは一人で見るから自分の夢を見続けてくださいと言い、その場を去ってしまった。追う嘉助。

 

台所で「私は平気」と言い続けるみどりに「ホントに満州に行ってもいいのか?」と問い詰める嘉助は突き飛ばされた。みどりは目の前で「妻子より仕事を取る」と言われるのが悲しくて、自分から言ったのだと本心を言い、涙を流した。みどりさん~~。

 

その場に残っていたりんと源造は、仕事と妻子両方取ると言った嘉助の言葉は無責任でもいい加減でもない、迷わず「仕事を取る」と言う男よりよっぽど素敵だと意見が一致した。

 

弘次郎は当惑しながら結婚を許可してくれた。

 

すっかり暗くなった外で二人を見送る。

りん「ただ愛してればいいんですか?」

源造「そういうことですな」

 

険悪だった二人もようやく仲直りできたみたいでよかったよかった。