1977年9月4日 TBS
あらすじ
プロボクサーとして将来を期待されていたが失明の危機を宣告された男が故郷の夕張に帰郷することで再生していく姿を描く。勇治(佐藤仁哉)は網膜剥離で失明の危機を宣告される。絶望の淵で故郷の夕張を訪れた勇治は、同級生(森川正太)や当時の恋人(萩尾みどり)と再会し同級会に誘わ気乗りしないままに参加。そこで当時の担任(大滝秀治)とも再会する。
ボックス席の電車に乗っている青年。
ボクシングをしていたが、網膜剥離で失明の恐れがあると分かり、ジムの会長に試合に出られないというと、そんなバカなみたいな態度で「一度失ったものは二度と戻ってこない」と言われた。網膜剥離のこと言わないの? 言ってそれならおかしい。「3日間だけ時間をください」と故郷に帰郷した。
地元・夕張では黒ダイヤ祭りが開かれていた。勇次を「兄貴」と呼ぶイッペイが声をかけてきた。「ウエスタン」というラーメン屋を開いているという。地元を歩き回る勇次。人手がなくて荒れ果てた空き家だらけ。炭鉱で賑わっていたところだったのかな? 黒ダイヤ=石炭ってことだよね。
イッペイのラーメン屋に行ってクラス会に誘われるが冷たい態度で店を出る勇次。イッペイが勇次を探し出してクラス会にしつこく誘う。イッペイ企画のクラス会は先生(大滝秀治さん)と勇次しか参加しておらず、イッペイが電話をかけまくるが誰も話に乗ってくれない。
勇次は荒れまくりの学生時代を送っていたらしく、先生が集団就職という形で東京に送り出した。8年ぶりとか言ってたから23歳かな? 26歳かな?
コンニャクと呼ばれていた先生のあだ名の由来は戦争に行って男性機能がダメになったから。なんちゅーあだ名! しかし結婚したら元気になって6人も子供が生まれたらしい。
当時の恋人のミツエと再会するが、ミツエが少し話して帰ると、イッペイから9歳上の酒屋の男と結婚したと聞かされた。その夜は先生の家に泊めてもらうことになった。
勇次は母の葬儀にも帰省せず、腹違いの弟がいるとかちょっと複雑な家庭育ちっぽい。
翌朝、イッペイから連絡が来て、行くと、そこにミツエがいた。イッペイが二人きりで会えるように画策したらしい。子供を連れてきたミツエは子供に「ユウちゃん」と呼びかけた。息子にユウイチという名前をつけていた。
ミツエからブドウを手渡されて、勇次はうまく受け取れなかった。ミツエは勇次の目の異常に気づいた。母と弟を殴りまくったバチが当たったという勇次。亡くなったのは実母で殴りまくったのは義母なんだろうか?
ミツエにも先生にもボクシングをやめることを話し、東京へ帰ることにした。見送りに来たイッペイにもボクシングをやめると話していると、弟のタケシが来て自分が作ったという寿司折を持たせてくれた。「ひとりにしないでくれよ」と泣きながら送り出すタケシ。
電車は走り出し、勇次は泣きながらタケシの作った巻き寿司を食べ出した。(終)
主演の勇次役の方は、かっこいいんだけど誰か似てるんだよな〜とずっと見てました。甘いマスクで川崎麻世さんみたい? ちょっと松田優作さんぽくもある? でも長身ではない。とwiki見たらめちゃくちゃドラマに出てる人だった…。
阿修羅のごとくでもボクサーの話が出てくるけど、華やかそうに見えて、実は…みたいなのがドラマチックでよく取り上げられたんだろうか。