TBS 1978年3月24日
あらすじ
恵子(山口百恵)は、清川(高橋昌也)の養女として信夫(国広富之)と結婚し志摩家に入った。この日一人家に残った恵子に、登喜(真屋順子)は冷たい仕打ちを重ねる…。
2024.12.18 BS-TBS録画
歌の前に短いあらすじ紹介。清川の娘として盛大な結婚式を挙げた恵子。「今日から君は志摩恵子だ」と信夫が言う。
脚本:佐々木守
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志摩恵子:山口百恵
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志摩信夫:国広富之
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吉川総一郎:井川比佐志
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志摩邦夫:鈴木瑞穂
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志摩登喜:真屋順子
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吉川真砂子:岡まゆみ
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大竹甲板長(ボースン):安部徹
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高梨三郎:夏夕介
松崎:大石悟郎
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大沼:藤木敬士
吉川洋一:長谷川論
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沢柳迪子
飯田悦子
宇乃壬麻
泉よし子
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近松敏夫
市川勉
西原ゆう
諸角憲一
三崎仁
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志摩佐智子:夏純子
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若杉:石橋正次
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清川健夫:高橋昌也
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吉川志津子:左幸子
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プロデューサー:春日千春
野添和子
山本典助(TBS)
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音楽:菊池俊輔
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主題歌:赤い絆(レッド・センセーション)
作詞:松本隆
作曲:平尾昌晃
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協力:株式会社コスガ
銀座ふそう
ドヴィスマン紳士服
鈴乃屋
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ナレーター:城達也
協力:ホリプロダクション
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監督:富本壮吉
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
志摩家
いちいち恵子のやることに文句をつける登喜。お手伝いは、ゆきさんというらしい。竹口安芸子さんは、みどり幼稚園の教諭かと思ったけど、このお手伝いさんかも。
清川が恵子の様子を見に来て、登喜に育ちが育ちですからご指導くださいと頭を下げる。清川は選挙のために邦夫に本を書いて出したらどうかと提案する。誰かに書かせたらいいと堂々と言い、吉川海運は海難審判でも負けそうだと話す。
お茶を運んできて立ち聞きしていた恵子に「卑しい子」と罵る登喜。
出かけた恵子は吉川家の前で遺族たちの前に立つ志津子を見た。奥さん、今すぐ返事ください!って無茶な。
この遺族の中にいるのが沢柳迪子さん?
「スクール・ウォーズ」で大木の母が沢柳廸子さん。本当はこっちが正しい字みたいだけど、今日は”迪”になってた。廸は常用漢字外で迪は人名用漢字で意味は同じっぽい。
洋一に声をかけられ、場所を移して話す恵子。洋一は今までのことを堪忍してくれよと謝る。あの家を売っちゃうからもう会えないかもしれないと走り去った。
志摩家
帰ってきた恵子に今頃までどこをうろついてたんです?としつこく尋ねる登喜。恵子は吉川家に行っていたと答えた。本来ならここにいるのは真砂子さんのはず、お義母さんと呼ばれたくない、吉川の家をあんなふうにしたのはあなたと責められる。
吉川家
明るく振る舞う総一郎。真砂子は遺族のためにもこの家を売りましょう、洋一は予備校をやめて働いてもいいと言うが、総一郎は大きな仕事が決まりそうだと家族を励ます。
志摩家
お茶を運んだ恵子は邦夫に吉川海運の力になってほしいと頼んだ。できることなら何とかしたいが担当は運輸局で私の省庁とは関係ないと言う。登喜が部屋に来て、また真砂子に譲ればいいなどとウダウダ文句を言う。それは信夫に言ってくれ。
恵子は信夫の研修先に電話したが、登喜に見つかり登喜が信夫と話し始めたので、恵子は部屋に戻った。
病院
若杉の目の包帯が再び外された。
若杉の病室にいた佐智子と話す恵子。病室に戻ってきた若杉は看護婦の肩を借りてきたが、目が悪いふりで目は回復していた。赤いシリーズは目は回復するよね~。恵子はボースンの居場所を尋ね、若杉はボースンを捜すことを約束した。佐智子は恵子に若杉の事故で誰か目撃したか聞いたが、恵子は答えなかった。
港に行った佐智子と若杉。佐智子はボースンを捜すと言う若杉を応援すると笑顔になる。
吉川海運
決まりかけた仕事が新日本海運にとられた。清川だな?と会社を飛び出す総一郎。
三郎と松崎が会っているところに恵子が来て、松崎にボースンの行方を聞いたが、三郎が止め、松崎はタクシーに乗って行ってしまった。
松崎はアパートの一室に大竹夫婦をかくまっている。大竹の妻は昨日のキャストと見比べると泉よし子さんだろうか?
志摩家
信夫からの電話に登喜が出た。恵子は昨日も今日も出かけてばかりと電話に出さない。でも割と自由に出入りできるよね。外に出るなとは言わないもんね。
研修先
信夫は車で来たキハラくんに車を借りて出かけた。
志摩家
恵子は結婚写真を眺めている。
登喜はキハラから車に汚れ物が乗ってるから家に回ってくれるよう頼んでくださいと電話を受けた。電話を切った登喜は恵子に清川家に届け物を持っていくように頼んだ。
清川家
志津子が清川に吉川海運のことを頼んだが、清川は恵子に頼めばいいと答え、相手にしない。志津子は吉川や私のどこが憎いんですか?と尋ねた。清川は人には大なり小なり言えない過去がある。一人の老人が吉川を地獄の底まで引きずり込んでやりたいと言いながら死んでいったと語る。清川の父である清川ゴウゾウ、昭和32年9月25日に亡くなった。
その頃、志津子の前から姿を消した清川は大学を卒業したばかりだったが、借金取りに追われた。ようやく落ち着いて元の街に戻ってきたが、赤線もなく、志津子もいなくなっていた。その志津子が憎い吉川の妻になっていた。もう2度と会いたくないと言う清川に恵子はあなたの子供ですと言う志津子。
恵子は昭和33年3月20日生まれ。
人間不信になった清川は恵子から「あなたは悪魔」と言われて嬉しかったと語り、志津子を清川家から追い出した。清川って借金を返し終え、一人でこんな大きな家に住んでるんだからすごいな。
清川家の前で泣き崩れる志津子を目撃した恵子。「お母さん」と声をかけた恵子に「あなたは私の娘じゃない」と言う志津子。心さえなかったらどんなに気楽に生きられたか…あのとき、33年前東京中が燃えたとき、灰になっていればよかった。恵子の手を握り、「大丈夫。今は死ねない。死ねるもんですか」と泣きながら話した志津子は信夫さんのところへ帰りなさいと去っていった。
志摩家
恵子不在のところに帰ってきた信夫。登喜はたった1週間の期末講習を抜け出してくるなんてだらしない、あの子がこんなだらしない子にしてしまったんですかねと注意する。登喜の話を聞いた信夫は箱根へ帰ると志摩家を出て行った。
ちょうど帰ってきた恵子は車に乗った信夫に声をかえたが、信夫は気づかず行ってしまい、登喜に注意された。総一郎が邦夫に会いに来た。邦夫の政治的圧力のせいで仕事がダメになったと思っている総一郎だが、邦夫は証拠を見せろと言う。
お茶を運んできた恵子の前で、志摩さん、助けてくださいと土下座する総一郎。恵子も隣で土下座して吉川海運を助けてくださいと頼む。総一郎は恵子が頭を下げたことに戸惑う。登喜は恵子と志津子の関係を尋ねた。(つづく)
恵子、志摩家の義両親の前で言うのか!? 総一郎の前で言えないか~。しかし、清川は清川でめちゃくちゃ分かりにくいけど恵子のことを娘と思ってるのかもね?