- 価格: 3960 円
- 楽天で詳細を見る
1995年 日本
あらすじ
神戸に住む博子は、山の遭難で命を落としてしまった婚約者、樹を忘れられない。彼に届かないと分かりながら、思わず彼が以前暮らしたという小樽の家に彼宛ての手紙を出してみる。偶然にも、現在そこに住むのは、樹と同姓同名の女性だった。しかも彼女は樹の中学時代の同級生で、樹が博子の手紙を読んだことから樹と博子は文通を始める。中学時代、小樽で2人の樹は互いに好意を抱いているのかどうかも分からない微妙な関係だった。
2013年に録画した映画を2019年になって見ました。2013年は10年近く働いた会社を辞め、ごく短い間ですが、今までより時間の余裕ができて(本当ならそんなことしてる場合じゃなかったけど)BSプレミアムやWOWOWで放送された映画や映画館に足を運んで、映画をよく見ていました。2013年あたりは感想も結構書いてるけど、まー忘れてる。面白かったという感情は覚えていてもどんなストーリーかはさっぱり…。
しかし思い向くまま録画していたので、いまだに見てない映画が30本以上HDDに残り続けています。それをそろそろ消化しないと。時間はあるのに、なんとなく見れなくて。
岩井俊二監督の映画は、「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」は当時、映画館で見たけど、この映画はすごく話題になったもののタイミングを逃し続けてなんとなくキャストもあらすじも知ってたけど、見てこなかった。
- 価格: 3474 円
- 楽天で詳細を見る
[rakuten:geoonline1:10015349:detail]
でも今日見て、やっぱり当時見たかったなーと思いました。もっとピュアで若かった頃ならもっとハマってたんじゃと思ってしまいました。劇中のトヨエツの「それが山田さんの家だったら…」みたいなセリフ、当時、松ちゃんがよくまねしてたなぁ~とか。 若いころの”藤井樹”を演じていた酒井美紀さんと柏原崇さん、その後、「白線流し」というドラマで共演してて、私はこちらの映画は見ずにドラマは見てて、ものすごくハマってたので、やっぱり当時見られてたらより楽しめたと思います。
話がそれますが、「白線流し」は連ドラは、劇中の年齢が私の1学年下だったので、もっと早く見ていたらもっと進路について真剣に考えたかもなぁとかいろいろ考えさせられるいいドラマだったんです。だけど、その後のスペシャルは蛇足に感じました。それぞれが全然ハッピーにならない。いや、ドラマなんだからね、この二人は幸せに暮らしましたでよくない?と少女漫画脳な私は思ったものでした。25歳くらいになったときのスペシャルで「あの頃はよかった」的な話になったときは悲しくなりました。
映画に話は戻り、とてもファンタジーな話です。渡辺博子という女性が婚約者を亡くし、その婚約者”藤井樹”にあてた手紙を小樽に出すと、返事が来て、奇妙な文通が始まる…。
今見ちゃうと婚約者亡くした割に数年で「俺がもらっちゃうぞ」的な男がいるのかよ! あの郵便局員無理やり家に入ろうとしたり気持ち悪すぎだろ!とか変なところに目がいっちゃうのが悲しいところ。この当時の柏原崇さんかっこよかったなー。今も変わらず露出があると思ってたんだけどなぁ、とか酒井美紀さんは「昭和元禄落語心中」で貫禄のあるおかみさんやってたなぁとか余計な情報なしで見たほうが面白いね。鈴木蘭々さんがちょっと出てたのにびっくり!
すごくファンタジーで美しい映画でした。20年早く見るべきでした。