TBS 1978年5月26日
あらすじ
母・志津子(左幸子)が癌だと知った恵子(山口百恵)は、信夫(国広富之)に悲しみを訴えた。信夫は、恵子に志津子のそばにいることを勧めた。
2024.12.31 BS-TBS録画
脚本:長野洋
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志摩恵子:山口百恵
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志摩信夫:国広富之
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吉川総一郎:井川比佐志
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志摩邦夫:鈴木瑞穂
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志摩登喜:真屋順子
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吉川真砂子:岡まゆみ
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久保貞子:小夜福子
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高梨三郎:夏夕介
松崎:大石吾朗
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大沼:藤木敬士
吉川洋一:長谷川諭
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萩野克己:石立鉄男
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兼松隆
三浦伸
渡辺厳
伊藤健
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志摩佐智子:夏純子
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久保康夫:宮口精二
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清川健夫:高橋昌也
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吉川志津子:左幸子
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プロデューサー:春日千春
野添和子
山本典助(TBS)
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音楽:菊池俊輔
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主題歌:赤い絆(レッド・センセーション)
作詞:松本隆
作曲:平尾昌晃
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協力:株式会社コスガ
銀座ふそう
ドヴィスマン紳士服
鈴乃屋
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ナレーター:城達也
協力:ホリプロダクション
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監督:岡本弘
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
大石悟郎さんが23話から吾朗に変わっていたことにやっと気づいた。
神社
恵子は信夫に志津子がガンであることを伝えた。本人だけが知らなくて周りの多くの人が情報を共有してるっていう状態がヤだなあ。恵子はガンの薬はないの? お医者様のお友達もたくさんいるんでしょう?と涙ながらに話し、信夫は志津子についているように言う。
志摩家
ほらー、信夫がさっそく両親に吉川のおば様のことを報告してるよー! 信夫は恵子の不幸は志摩家のせいで志津子についているように言ったと言うと、両親は世間体を気にする。
吉川家が住むアパート
一瞬、ココドコ?と思ったが、引っ越したんだった。真砂子さん、髪切った? 恵子もいて、アルバムを見て笑い合う。真砂子は恵子に志津子と一緒に写真を撮るように言い、志津子は仲のいい姉弟の様子を見て嬉しさに泣きだす。
港
オオサキデンゾウに会いに来た総一郎。志摩家が憎い者同士、協力しようと申し出たが、オオサキデンゾウは断った。監視していた三郎はすぐに松崎に連絡を入れたが、総一郎は三郎に志摩家の弱みを握ったと話した。
外で洋一、志津子、恵子と記念写真を撮り、次は恵子が真砂子と代わってカメラを構えた。志津子は、ひときわ晴れやかな笑顔でよく撮れたらお葬式の時に使ってねと言う。冗談だと笑うけど、今までの黒っぽい衣装と違い、ホントにきれいな表情だなあ。
クラブ
清川、邦夫、松崎で話し合うが、妙に落ち着いている清川。
港
オオサキデンゾウ=久保康夫は勝手に時限爆弾?を積んだ船を出した。
佐智子の店
港にいたおじいさんに会いたいという信夫。
クラブ
邦夫に「聞いてしまわれた以上、あなたも共犯者ってことになりますな」とニヤつく清川。
海上で爆発したものを見て、「どこまで汚い真似を…!」と怒る康夫。
クラブ
松崎が時計を見ていたから、船に時限爆弾を仕掛けられたことを知った康夫が船を出港させたってこと!? 清川が仕掛けたことだけど、康夫は邦夫が手を下したと思ってる。
邦夫が乗っていた車の前に久保康夫が現れた。33年前も今日も命拾いしたと言う康夫。平和になった世の中に志摩タツオのような怪物は現れないと思い、外国船に乗ってがむしゃらに働いてきた康夫は志摩タツオは暗殺計画を隠し、高級官僚として君臨し、息子や孫もその地位を利用して安穏な暮らしをしてきたと語る。
邦夫は、タツオのしたことは、すまないと思っているが、あの時代がそうさせたと言う。康夫は時代が悪かった、時代がそうさせた、だから自分に罪はないと言うが、時代に押しつぶされた人間もいると反論。邦夫もまた学徒動員でお国のために役に立ちたいと思っていた。お互い忘れましょうと邦夫が言うが、康夫は清川と手を組んだことも知っていて、志摩家の自分の手は汚さずにのし上がろうとする、その白い手が気に入らないと突っぱねた。
それにしても、親子でも親戚でもないのに康夫…ややこしや。その上、志摩家はタツオ→邦夫→信夫だし~。
康夫の要求は恵子を返すこと。
志摩家
登喜は康夫の脅しには恵子を返せば済むことと考えていたが、邦夫は恵子がいるから志摩家に手を出せないのだと言う。
邦夫に会いに来た総一郎はオオサキデンゾウと懇ろだと言い、新しい取引先に口添えをしてほしいと頼んだ。
港
一緒に暮らそうという貞子を拒絶する貞夫。貞子は志津子にだけは会ってやってくださいと頼んだ。康夫は志津子や孫たちのことは頼むと船に乗ってしまった。
恵子はここにくれば会えると思ってと貞子に会いに来た。
吉川家
食器を磨こうとする志津子に真砂子は何にもしないでおとなしく寝てるのよと指示して、買い物へ出かけた。
恵子は貞子を連れて、アパートを訪ねた。お母様、とすぐに起き上がった志津子に顔色がいいじゃないかと志津子の涙をぬぐう貞子。
佐智子の店
おじいさんに会わせてほしいという信夫。33年前のことを謝ってもどうするの?という佐智子だが、信夫はどうしても謝りたいという。恵子には話せない…オオサキデンゾウが久保康夫とは知らない志摩姉弟。
志摩家
食事の用意をしていた恵子に「なぜそんなに優しいんだ? 夫の資格がない」と部屋へ戻ってい待った。ご飯食べてよ! 食事を運んできた恵子は「どうして黙ってるの?」と聞いても黙ったままの信夫。
翌朝、会話のないお通夜みたいな食事。食卓に佐智子もいるのが珍しい。佐智子が信夫に話を振るが、信夫は何も話さなかった。佐智子は恵子に信夫のことを信じてあげてと言って部屋を出た。
福原物産
邦夫の口添えで仕事が取れた総一郎はオオサキデンゾウがなぜ志摩家の弱みなのか分かっていないと大沼に話した。
クラブ
清川にも弱みを握られた状態の邦夫。
外務省の屋上で思い悩む信夫。
みどり幼稚園
萩野先生に相談に行った恵子は信夫が背負っているものを背負いたいと話す。傷ついたら俺のところに戻ってこいよとカッコいいこと言う萩野。
港
貞子と康夫の前に恵子が現れ、志摩家と康夫に何があったのか聞く。康夫は志摩の家を出ることを条件に話そうとするが、貞子が止めた。そこに信夫が来て、自分から話すと言い、志摩タツオが久保康夫を暗殺しようとしたが、失敗し、戦後、貞子と再婚しようとしたと話した。もし、祖父がいなかったらと話す信夫に…貞子は、もし、なんてないと言う。
これが真実だが、今のあなた方には何の関係もないと貞子は言い、志摩家を憎んでいたら孫が幸せになれないと康夫に言う。
恵子は信夫さんを愛してますと言い、康夫にも理解を求めた。もういい!と背中を向けたが、貞子はもう分かってくれたと恵子たちに帰るよう促した。
康夫は志津子に会うことにし、アパートに向かったが、志津子は救急車で搬送されるところだった。
志摩家にいた恵子にも連絡がいき、信夫と病院に駆け付けた。康夫は志津子の寿命を縮めたのは志摩家のせいと信夫を責めた。これでも志摩家を出ないのなら、お前はもう孫ではないと恵子にも復讐の目を向けた。(つづく)
ん~、ほんと反戦主義な割に過激な性格のじいさんだ。大晦日も正月も関係なく見るよ~! 最終回までリアルタイムで見られますように!(祈)