徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】スクープ

2002年10月14日 TBS

 

あらすじ

本社勤務に戻った蓬莱鉄也(渡哲也)は社会部に配属され、新人記者の森島絹香(石田ひかり)の面倒を見ながら殺人事件を追うことになった。絹香は東京の向島で、もと芸者の母・深雪(多岐川裕美)と二人暮らし。世話好きの大家・馬場民子(樹木希林)も家族同然だ。その事件は奥多摩の山中で女の他殺死体が発見されることに端を発した。被害者は隅田公園から行方不明になっていた葉山薫(福沢美夕)であった。絹香が池沢刑事(和泉宗兵)を取材していると、警視庁の山岡係長(竜雷太)に追い払われてしまった。山岡はマスコミ嫌いで有名な刑事だ。大先輩で敏腕記者と言われた蓬莱とコンビを組む事になった絹香は、独自の取材から六本木のクラブ社長・影山太一(小池章之)と薫の関連を掴む。早速、絹香は影山に取材を申し込むが影山は殺害され、絹香も何者かに襲われる始末。深雪が芸者だった頃からの馴染みだった蓬莱は、売れっ子芸者・志ずか(高島礼子)の家に上がり込み聞き込みをして絹香をあきれさせるが、蓬莱は絹香を指導しながら事件の真相に迫っていった。薫の父親の不審な死や、影山に大きな後ろ盾がいたことなど戦慄の事実が浮上したのだ。豊富な人脈を持つ蓬莱は、事情通の蓮見刑事(谷啓)を訪ねた。蓮見は山岡の上司でもあった。蓮見が語る事実から、事件は意外な展開を見せるのだが…。

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これも樹木希林さんの名前を見つけて録画してました。

 

東京・奥多摩で25歳の女性が全裸遺体で発見された。ニュースを見ていた絹香があわてて家を飛び出そうとした。母は見合いをさせようとし、見合い相手を紹介したのが大家の馬場。新聞屋やめて芸者にしたら?と新聞社で働く女性で「はね駒」を思い出す。樹木希林さんは着物を着てる役だし。

 

絹香と話していた刑事が「タイムレンジャー」のドモンだぁ〜。「タイムレンジャー」は「シンケンジャー」きっかけで全話見たけど、ドモンが一番好きだった。

 

絹香の書いた記事が新聞に載り、それを見ている馬場。絹香の書いた記事が載ってるぅ〜と喜んでくれている。絹香自体はお見合いには肯定的で結婚しても仕事は辞めないつもりらしい。

 

絹香の母は元芸者で今は豆腐屋を営んでいる。馬場もまた芸者? 遺体で発見された葉山薫と親しかった影山太一の母親が元芸者と知り、母や馬場に聞き出そうとするがそういう情報を漏らしてはくれなかった。

 

しかしベテラン記者の蓬莱が芸者がくる甘味処の店員から影山悦子=春駒だと情報を聞き出していた。そういえば渡瀬恒彦さんは2時間ドラマのシリーズにたくさん出てたけど、渡哲也さんは珍しくない? そうでもないのかな。

 

葉山薫の父・葉山康平は昨年隅田川で溺死したが、康平もまた事件に巻き込まれたのではないか?!という仮説を立てた。

 

影山太一の行方を突き止めた絹香は電話をかけるが、影山太一はびっくりするほど棒読みだった! このドラマに出てくる若い俳優さんは石田ひかりさん以外知らない顔ばかりだな。

 

夜、一人で影山太一に会いに行く絹香。待ち合わせ場所で影山太一が死んでいた。電話をかけようとしたが、後ろから殴られて気を失った。

 

絹香のバッグにコリアンダーというハーブが入っていたことで事件が展開するけど、乾燥したハーブが風に飛ばされてと言うこともあるかもしれないが(それも無理矢理だけど)、しなしなしたハーブがバッグに紛れるかあ?

 

蓬莱に紹介された山岡刑事の先輩・蓮見刑事の家に招かれ、蓮見の妻の手料理をご馳走になりながら、薫の同僚の三村直樹の実家の洋食店に起こった悲劇を聞かされた。地上げ屋が店で相談していることが店主の耳に入り、迷いながらも通報。警察の内偵が入り逮捕者も出たが、地上げ屋から復讐され店主は殺された。その時内偵の指揮を取っていたのが山岡刑事だった。

 

料理上手の蓮見刑事の妻は村上病院で栄養士をしていたが、ある時、名札のつけ間違いにより大豆アレルギーの患者に大豆を含んだ食事を出してしまい、その患者は亡くなった。

 

蓮見刑事の妻の配膳ミスをネタに村上院長に強請られるようになり、地上げ屋に密告をしたり、影山太一の店を出す金を出したり、ガサ入れの情報を流したり。葉山薫を殺した影山太一から遺体の処理を命令された蓮見だが、遺体処理をしているうちに何をやってるんだという気分になり、影山太一と言い争って太一を殺してしまった。

 

強面の山岡の先輩の蓮見なんてえらく突然だよな。途中で急に出てきた人だよ?! 山岡が蓮見を逮捕した。

 

社内で記事をまとめる絹香を同僚たちがにこやかに見ている。絹香は着物を着てお見合いに臨む。だが、馬場が用意していたお見合い相手は絹香の母・深雪の方だった。(終)

 

これ単発の予定だったのかな。ヒロイン周りの人間設定がヤケに詳細に作られているように思ったんだけど。

 

ただちょっと無茶な展開が多かった気がした。バリバリ仕事をしている、これからもしたいと思っている絹香がお見合いを楽しみにしてるような人物像に描かれてるのも??

 

【ネタバレ】あん

2015年 日本/フランス/ドイツ

 

あらすじ

とある町でどら焼き屋の雇われ店長として働く、ワケありの中年男性の千太郎。ある日、私をここで働かせてほしいと言う、ひとりの老婦人が彼の前に現われる。名前は徳江で年齢は76歳と自己紹介する彼女に、千太郎はつい尻込みしていったんはそれを断わるが、彼女お手製の粒あんを試しに味見してそれが絶品の味だったことから、徳江に店を手伝ってもらうことに。やがて口づてに評判が広まり、店は繁盛するようになるのだが…。

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2019年の年末の夜中にローカル地上波放送していた映画を録画してました。が、昨年末日本映画専門チャンネルでも偶然放送されていてそちらでも1回見てます。

阿部寛さんと樹木希林さんの共演「海よりもまだ深く」 もいいんだけど、「歩いても歩いても」も好き(だから放送して)。

 

千太郎(永瀬正敏さん)が雇われ店長をしているどら焼き屋に徳江(樹木希林さん)という76歳の女性が働かせてほしいと言ってきた。千太郎は断るが、時給300円でもいいから働かせてほしいと50年作り続けてきたというタッパーに入れたあんを持って来た。あまりのおいしさに驚く千太郎。

 

桜満開の季節から桜が散る頃、再び徳江が訪ねてきて、千太郎から一緒に働きませんかと話しかけた。指に障害があるという徳江だったが、働く分には問題がなく、翌朝は太陽が昇る前からあんの仕込みにやってきた。

 

丁寧にあんを作る。千太郎は、実は甘党ではなくどら焼きを1個食べ切ったことがないのだと徳江に告白したが、なぜどら焼き屋を?という問いには答えなかった。

 

徐々に評判になる千太郎のどら焼き。徳江は初めは仕込みだけをやって開店前には帰っていたのに、開店前から行列ができるようになり、客前に立たないものの店内のこまごまとした手伝いを始めた。

 

ある夜、オーナー(浅田美代子さん)が訪ねてきて、徳江をハンセン病患者だと告げ口してきた者がいて辞めさせろと言ってきた。

 

ある朝、調子の悪かった千太郎が休み、徳江は翌日の仕込みだけでも…とどら焼き屋で一人作業をしていたが、ブラインドをあけると客がたくさん来ており、流れのままにそのまま徳江が店を開け、どら焼きを売ることになってしまった。

 

翌日から千太郎から店で接客してもいいと言われた徳江は常連の中学生たちとも話し始める。常連のワカナもその一人だったが、徳江の手をどうしたのか疑問に思い、質問するが、若いころ病気になったと言われて、ハンセン病についての本を読み始めた。

 

夏が過ぎた頃、あんなに行列ができていた客足が遠のいてきた。「この辺にしときましょうか」という千太郎の言葉に割烹着を脱ぎ、帰っていく徳江。そこから徳江は店に来なくなり、手紙が届き「店長のどら焼きを完成させてください」と書いていた。

 

ワカナがカナリアの鳥かごを持って店に来た。ペット禁止のアパートでカナリアを飼っていて、同じアパートの住人の告げ口で飼えなくなり、店長か徳江に預けようと持って来たのだった。

 

本筋とは外れるけど、ペット禁止のアパートでペットを飼うのは結果的にそのペットが辛い目に遭うので人間が守って欲しい。この場合、告げ口した人が悪いような言い方はダメだと思う。ワカナが徳江の指のことを母に一度だけ話したことがあるという。

 

徳江の住んでいる施設に行ってみようという話になり、ワカナと千太郎で訪ねた。子供のころから施設で暮らしているという話を聞いた千太郎たち。徳江の友達の佳子(市原悦子さん)もいて、ぜんざいと塩昆布を出してくれた。働けて楽しかったという徳江に守れなかった千太郎は涙を流した。

 

千太郎は3年前、けんかの仲裁から暴力事件を起こし、相手に重い障害を負わせたことを徳江に手紙で告白した。

 

ぜんざいと塩昆布という組み合わせから塩どら焼きを思いつき、ワカナと作り始める。しかし、オーナーから店を改装してお好み焼き屋とどら焼き屋にして、チャラそうな甥っ子と一緒に働いてほしいと言われた。

 

枯れ葉が地面を覆う頃、店は改装中で再び徳江の住んでいた施設を訪ねた。そこにいたのは佳子で徳江は3日前に亡くなったと知らされた。徳江の家にあったあんを作る道具をもらって欲しいという佳子。そして小型カセットレコーダーで、徳江の話し声が録音されていた。

 

ワカナから譲り受けたカナリアはかごから放してしまったというが、物語として美しいのかもしれないけど、実際野生の鳥ではないので生きていくのは難しいとは思う。動物の話題にちょっと過敏に反応してしまいます。

 

子供を授かったのに産むことを許されなかった徳江にとって、千太郎は自分の生まれてこれなかった子供と同じくらいで親近感を感じていた。墓石のない徳江の墓にソメイヨシノが植えられている。

 

桜舞う公園で花見客に「どら焼きいかがですか?」と声をかける千太郎。長机に最低限の道具だけを持ってどら焼きを売り始めた。(終)

 

う、前に見たより泣けた。樹木希林さんの自然な演技が本当に素晴らしくて。浅田美代子さんはバラエティでいくら天然っぽいところを見せても明るい役も嫌な役も違和感なくハマる人だな~。樹木希林さんがすごく気に入ってたの分かる。季節の移り変わりも美しい映画でした。


映画『あん』予告編

【連続テレビ小説】澪つくし(52)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

夕食の席で、久兵衛津川雅彦)がかをる(沢口靖子)に、惣吉(川野太郎)から結婚を申し込まれたらどうするかと聞くと、かをるは久兵衛の許し無しでは結婚しない、と答え、久兵衛を安心させる。惣吉からの連絡を心待ちにしているかをるだが、いつまでも連絡は無い。かをるは律子(桜田淳子)から封筒を預かり、指定された場所へ届けに行くと、待っていたのは労働問題を起こして潜んでいる水橋(寺泉哲章)だった。

 

夕食時、妙な男が訪ねてきたという久兵衛の話題から、英一郎はそれは、外川の吉武惣吉さんで結婚を申し込みに来たという話をする。「お前吉武に結婚を申し込まれたらどうする?」と久兵衛は直球の質問をかをるに投げかける。

 

「お父さんのお許しが出ればお嫁に行きます」というかをるの健気な回答に一瞬黙る久兵衛。かをるは口から出る回答は優等生だと思うんだけど、心の中はとんでもない感じがするんだよな。

 

武家では船村が「一敗 地にまみれました」と報告。とねは豪快に笑い飛ばし、乗りかかった船だよと励ます。

 

かをると広敷の場面。猪熊が女に殴られたの初めてだって言ってたけど、あったっけ? セクハラされたとき? だったら正当防衛でしょ。かをるが謝ることない。でもやっぱりこの人たちと対若い女性との会話が不快なんだよな。

 

律子に手紙が来ていた。差出人の名前は女性だったけど消印は合田。なんとなく怪しく思うかをる。律子はかをるがいなくなると急いで封を切った。

 

かをると女中・早苗の会話。もう女中さんたちとも普通にしゃべってる。広敷の人たちには小浜とのことは誤解だと言ってたけど、女中さんたちも分かってる?っていうかすぐ話は広まるか。

 

律子は松岸のふくや旅館にという木賃宿の武藤という人に封書を渡すように言った。マルクスボーイ絡み? 嫌な予感…

 

かをるは律子に信頼されていることを嬉しく思っていたみたいだけど、巻き込まないでほしいね。梅木が後をついてきていたがあっさりバレた。かをるは糸を買いに行くと言って、梅木を帰らせた。梅木、せつない。

 

ふくや旅館にいたのは、武藤と名乗る水橋がいた! ほらぁ、「おしん」でも同じようなことがあったよ。水橋はサングラス姿で腕にケガを負っていた。権力の手先にこん棒でやられたとかいう言い方が嫌いだわ~。

 

無事に帰ってきたかをるに「そうでしょ? 同志」じゃないよ! 恋愛脳のかをるは、惣吉とうまくいかない自分と律子、水橋を重ね合わせて涙を見せた。律子は、かわいい妹とも思ってるだろうけど、ただ利用してるだけにも見えるんだよなー。