TBS 1972年5月18日
あらすじ
十病院は旅行の話でもちきり、今日も留守番のくじ引きで大騒ぎだった。新(水前寺清子)は運悪く留守番くじに当たってしまいガッカリ。新が留守番と聞いて、虎之介(石坂浩二)はおもしろくない。みんなに説得されて出かけることにしたが、なんとなく気がすすまない。旅行の当日はてんやわんやで、志津枝(長山藍子)は、おいていかれてしまった。
2025.1.9 BS12録画
看護婦を辞めるのをやめた新。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦男
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
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こころの詩(うた)
作詞:サトウハチロー
作曲:佐良直美
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古山友(こやまゆう):山岡久乃
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島省三:佐野浅夫
水戸浄子:上村香子
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十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人
十太(つなしまさる):水野哲
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心の店員一夫:山崎猛
心の店員和子:金長晴子
薬剤師:藤夏子
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国枝美映子:奈良岡朋子
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宮川十七子(となこ):佐良直美
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郵便屋:柳谷寛
高野順子:沖わか子
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十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清
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千葉志津枝:長山藍子
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千葉広道:山本学
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斉藤小雪:小鹿ミキ
きみ:大鹿次代
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坂本眸
沢実江子
山本与志恵
エースプロ
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佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子
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相沢桃(あいざわもも):沢田雅美
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相沢万希男(あいざわまきお):井上順之
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相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
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制作:テレパック
TBS
藤夏子さんは万希男と同じ薬局で働く薬剤師だけど、前までは青柳ひろ子と役名が付いてたのに、今回は役名が”薬剤師”か。
小児科の病室に食事を運んでいた新が廊下に出ると、桃から今、くじ引きをやっていると話しかけられた。小児科のベッドは子供が落ちないように四方全てに高い柵が張られている。
ナースステーションでくじ引き。旅行先は天竜市。
外科の診察室にいた国枝先生に旅行は遠慮したいと部屋に入ってきた龍之介。国枝は土日なんだから太ちゃんを連れて行けばいいと言う。龍之介は国枝が希に話をしたことについて、夫婦の問題に他人を巻き込みたくないと言うと、国枝は希がしっかりしていないと巻き込まれると話した。
病院の廊下
広道に旅行のことを聞かれた友は「私は付添婦ですから」と答えた。最初から旅行に行く人数に含まれてないってこと!? 付添婦というのは別に何か資格があるわけではないのね? でも注射してなかったっけ?
こころ
郵便屋が手紙を運んできたついでに希に遠足の弁当を頼んだ。
ナースステーション
新が入ってきて、くじが残り2枚で、まだ留守番が決まっていないと十七子が言う。くじ運がいいと自称した新は○のついたくじを引いたが、それが留守番の印だった。医師は国枝が残る。
古山家
友に留守番になってしまったことを青春が腐っちゃうと愚痴る新。友が若いころは空襲空襲で腐ってる暇はなかったと言われ、新はウンザリ顔。この世代の人は飽きるほど聞かされてきたんだろうな。婦長が心配して見に来たが、婦長を訪ねた小雪たちが新の前で旅行に着ていく服はどっちがいいか聞くなどウキウキしていたので、婦長はやんわり注意する。職場の人と行く旅行がそんなに楽しみなもの?
友は新に旅行に行こうと誘うが、友達と行くといい、また言い合い。
十家リビング
十七子と鉄之介が何か書いているところへ虎之介が来て、旅行に行きたくないようなそぶりを見せるが、鉄之介はもう千葉先生と島先生に部屋が決まってると言う。十七子と鉄之介は部屋割りをしてたのね。龍之介は太と同部屋。
きみも旅行カバンの準備もしている。土曜日出発で病院が終わってからの旅行なのか。
虎之介は一人、公園へ。銭湯帰りの志津枝に声をかけられ、うちへ来ませんか?と誘われたが、断った。ダメだ…なんか、今日は声が聞き取りづらくて。
春秋荘
志津枝と同時に帰った新はカラスの行水で近道を抜けて来たという。
公園
虎之介は公園をウロウロ。新を待ってたのね。
このシーン、「恋の季節」のインストが流れてる? 公園にアベックが来て、ベンチに座りだしたので目のやり場に困る。
旅行当日はナースステーションも薬局もバタバタ。3時にバスが来る。
鉄之介が病室に食事を運んでいると、小雪に話しかけられてニコニコ。小雪の代わりに配膳をする。
小児科の診察室
水ぼうそうの女の子の診察を終えた虎之介に電話があり、同じ幼稚園と思われる子供の親からも水ぼうそうではないかという連絡があった。
産婦人科の診察室
妊婦さんに昔は部屋に豆をまいて拾ったりしていた、臨月になっても規則正しい生活をしてテレビや週刊誌ばっかり見てないでなるべく動いてくださいと注意する。バスが来るのにお産を控えた患者がいる。
ナースステーション
志津枝が新に注意事項を話す。
小児科の診察室
新を呼び出し、明日も水ぼうそうの患者が来るかもしれないと伝えた虎之介は、旅行に行けない新を残念がり、くじ引きの日に公園で待っていたことも伝えた。近道したんですよとケロッとしている新。
待合室に私服で集合する十七子たち。希も来て、きみが太を連れてきて、シュウマイ弁当を頼んだ。院長は九州に行ってるという設定なのね。お産はあと1時間かかる。
島先生、桃も着替えて慌てて外へ。みんなの私服が割と派手。70年代だな~。沢田雅美さんは「太陽の涙」の最終回近くの時期で後ろ髪が伸び始めて「幸福相談」の南の髪型に近づきつつある。
万希男や桃を心配して希が顔を見せ、龍之介も太と外へ出て、最後に残った虎之介は新を待っていた。新が来て「行ってらっしゃい」と声をかけ、虎之介が「行ってくるよ。すぐ帰ってくるからね」と答えていると、また院内に戻った十七子が「亭主みたいな挨拶しなさんな」とからかう。もう4時過ぎ。新も希も外に出て手を振った。
あわただしく見送った希が院内に戻り、友に院長が学会で九州に行っていると話し、帰っていった。
ナースステーション
新と友が風が強いという話をしている。後ろにカルピスのカレンダー。
こころ
こっちでも今夜は風が強いという会話。あの子たちおなかすかせてないかしら?と希は万希男や桃を心配する。
志津枝が来店。忘れ物をしてアパートに戻っていた志津枝は置いてきぼりを食ってしまったと話し、希たちに笑われた。新幹線なら追いつきますよと一夫に言われたものの、旅行はあまり好きはないから古山さんの手伝いをすることにしたとシュウマイ定食を3人分頼んで帰っていった。
桃たちが部屋に到着。あっという間に暗くなって景色を堪能できなかった。温泉じゃないのでお風呂があまり広くないと文句タラタラ。鉄之介も来たんだ?
外科の診察室
土曜日なのに遅くまで患者が来るのね。
ナースステーション
友と志津枝がホッと一息。もう9時!? 新も戻ってきた。また風が強い話。
ホテルのロビー
男性陣が集まる。十七子のスケジュールがめちゃくちゃだと文句を言う鉄之介。広道以外は風呂へ。広道が一人でいるところへ十七子がお風呂があいたと知らせに来た。十七子は旅行がうまくいかなかったことに落ち込んでいた。広道は幹事の責任ではない、久しぶりにこんな星空を見たなと優しく励ます。
何をしてもダメだという十七子。それにしても派手なジャケットだ。広道は明日がある、明日が終わって見なければ旅行が失敗か成功か分からないと笑う。2人で星空を見た。
こころ
万希男が希に電話。桃に腹巻をしてと頼む希。まだ同時に会話させるという技術はなく、時間差がある感じ。
万希男は桃と別の部屋だから~と言うが、桃が泊まる部屋を訪ねて、赤い腹巻を渡した。井上順さんと沢田雅美さんって不思議と兄妹感あるよな。2人してそれぞれお土産にウナギを5串買っていた。島先生はいびきがすごい、小雪は歯ぎしりがすごいと言い合う。
古山家
友と志津枝が新の話をしている。新は夜勤なのね。志津枝は看護婦になりたてのときは友に助けてもらったと思い出話をする。友は新人の頃、患者に体温計を当てたままレントゲンをしてしまった。え!
ナースステーションに電話した虎之介。今度は婦長が「東京お願いします」と電話していた。
ナースステーションに戻ってきた新は婦長からの電話に出ることができた。ちょうど友が甘酒を差し入れに来た。甘酒!
ロビーでそのまま待っていた虎之介は婦長に新が元気と聞いて部屋に戻った。
ナースステーション
新は茶碗に甘酒をよそって、歌い出す。歌って別撮り? 今回は微妙に違うような。
新、友、国枝が近くで火事があったことに気付く。希も起きた。国枝は動ける患者を外に出し、新も手伝った。(つづく)
風が強いと何度も言ってたのは、火事の前振り? 忙しい旅行かもしれないけど、みんなにブーブー言われて十七子がかわいそう。