徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】澪つくし(57)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

律子(桜田淳子)に頼まれて、水橋(寺泉哲章)に金を渡しにきたかをる(沢口靖子)だったが、居合わせた警察に捕まってしまう。取り調べでも、律子(桜田淳子)の名前は出すまい、と口を閉ざしていたが、入兆の姉娘は怪しい、とかねてから疑っていた警察にいきさつを暴かれてしまう。警察は入兆を訪れて、久兵衛津川雅彦)に話を聞くが、久兵衛は警察を追い返す。しゃべらないかをるは四日たっても解放されなかった。

 

昭和3年3月15日 かをるは一番電車で飯沼観音へ向かった。

星野印刷所の上の零人舎をノックすると出てきたのは見知らぬ男で、中へ入ると水橋が取り押さえられていた。「バカ!逃げろ!」と水橋は言うが、かをるまで捕まってしまい、水橋とともに連行されてしまった。

 

ハマはかをるがいないことを久兵衛に報告。律子は何も言わない。

 

120円は知らない人に渡されたと言い、律子の名前だけは出すまいと決心したかをる。

 

警察が入兆を訪ねてきて、水橋とともにかをるも検挙されたことを話す。120円と言われてハッとする久兵衛だったが、かをるの部屋を調べたいという警察を追い返した。

 

久兵衛は律子の部屋に行き、かをるに金を届けさせたのかと尋ねた。120円をそのまま水橋に渡してたのか…沖田さん、丸損じゃない? ちょっとかわいそう。だったら河原畑に売った方がお金になったのに。

 

久兵衛がすぐに律子が裏で糸を引いていたと分かってくれてるからいいものの、あんまりかをるがかわいそうで…おしんも結構逮捕歴あるんだけど、何より強気だったから受ける印象がまるで違う。

 

報道はされなかったものの広敷でも噂で持ち切り。小浜のことも誤解だとかをるは広敷連中に言えたけど、しかし小浜が辞めさせられたことは事実だし、そのことも本当はなんかあったんじゃないの?と思われてるところにまたこれはきついよ。律子は広敷連中にほとんど関わらずにいられるけど、かをるは違うもんね。

 

るいは久兵衛に泣きつく。そりゃかえって実家にいて結婚相手見繕ってもらった方がよかったとしか思えないよ。

 

水橋は激しい拷問を受け検察庁に送られた。かをるは無事だったけど、あんなきれいな顔を殴られてはいけない。

 

そして恋のあらすじ。急に来るね。

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プレビューとしてちょっと歌が聞けますが、澪つくしの歌詞ありバージョンがこんな感じなのか…最終回までに買ってしまいそういで怖い。

【連続テレビ小説】澪つくし(56)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

雪の中も惣吉(川野太郎)は、足繁く入兆へ通ったが、久兵衛津川雅彦)は完全に無視した。そんな中、久兵衛の義弟が県会議員を連れて、選挙の応援を頼みにやってきた。律子(桜田淳子)は、かをる(沢口靖子)に手伝わせながら作った政治活動のチラシを配って、職人たちの前で演説するが、久兵衛に怒られる。総選挙は無産政党の大敗に終わり、律子は意気消沈する。そんな折、律子はかをるに、ある人への使いを頼む。

 

小雪のちらつく中、惣吉が玄関先に立っていても入兆側は完全無視。

 

昭和3年2月20日の第16回衆議院議員総選挙は別名第1回普通選挙とも呼ばれ、直接国税3円以上納税する成年男子だけに与えられていた選挙権が25歳以上の成年男子に与えられた。

 

縁を切ると怒っていたぎんの夫、高神村の村長も久兵衛の元にやって来て、票の取りまとめをお願いしに来た。しかし、久兵衛は家訓で政治には関わらないと決めていると断った。いや~正しいと思う。

 

律子は女性に選挙権がないことを指摘し、かをるにガリ版でチラシを刷らせ(そのくらい自分でやったらどうか?)、広敷連中に配り、演説を始める。選挙ってなに?状態の広敷連中に言ってもなぁ…だからこそ言い方次第で票の取りまとめができるのか。

 

チラシのことが久兵衛にバレ、注意される律子だが聞く耳持たず。警察にもバレるが、律子の名前は出さず。

 

寒い中立ち尽くす惣吉に熱燗を持ってきてくれたのは番頭の小畑さん。きゃー、小畑さーん。

 

ハマは惣吉がかわいそうだからあきらめさせては?とかをるに言う。今までの意地悪な感じではなく、火鉢を囲んでかをるに優しく語りかける。ハマは農家に嫁いで朝から晩まで働いていて子供もいたのに、姑とそりが合わず、夫は優しいけど言いなりで、最後は舅との仲を疑われ家を出された。ほとんど「はね駒」のおみつ! こういう話を聞くとますますハマ派になるわ~。最初から嫌いじゃなかったけど。

 

沖田が描いた律子の絵が完成し、河原畑が購入しようとしていたが、律子が自分で買い取った。自分でって久兵衛に120円で買わせたんだけどね。

肖像画というと、「花子とアン」は素晴らしかったね(ドラマ自体は…だけど(^-^;)。毎日絵を眺めるというのなら風景画とか全体像みたいなのじゃなくこういう写実っぽい方が毎日眺めてる絵という感じがするけどな。

 

またそれで資金を作って水橋へ?! 外出禁止でかをるに頼むのやめてよー。

【ネタバレ】NHKスペシャル ドラマ こもりびと

あらすじ

10年以上に渡ってひきこもり生活を送る倉田雅夫(松山ケンイチ)。重いストレスを抱え働けなくなったことがきっかけだった。厳格な父・一夫(武田鉄矢)は元教師。地元でも尊敬を集める存在だが、雅夫の存在を世間から隠し、立ち直らせることも諦めていた。しかし、自らの余命宣告を機に、最後にもう一度息子と向き合うことに。一方の雅夫は、閉ざされた部屋の中で人知れず、ひきこもりから抜け出す道を必死で探っていたー。

武田鉄矢さんは元教師で引きこもりの息子を持つという設定。とても厳格で雅夫にはとても厳しい言葉を投げつける。元教師という設定だけで「金八先生」が出てくる。金八先生のアナザーストーリーというか別の世界線の話のようで見入ってしまいました。息子には厳しいけど、きっと生徒たちの間では”いい先生”なのではないかと思わされます。

 

一夫の妹で雅夫の叔母は根岸季衣さん。一夫の孫で雅夫の姪の北香那さんは「バイプレーヤーズ」のジャスミンちゃんね。何だか見たことある顔なんだよなーとしばらく考えてました。

 

そして、松山ケンイチさんいい! 以前「銭ゲバ」というドラマにとてもハマってました。陰のある暗い役がとてもリアルでうまい人だと思います。視線が泳ぐとか合わない感じとかいい。

 

ドラマでは余命半年を告げられた父・一夫が雅夫のためにひきこもりの親や当事者と会って話をしたり、ツイッターでつながったり、家では挨拶するようにしたり、ちょっとずつ変わってきたところで倒れてしまった。

 

長男はいるけど、海外赴任してることもあって、喪主挨拶を雅夫がした。たどたどしい言葉だけど決して頭の悪い人ではないし、人の気持ちが分からない人でもない。これからどうするかは残されたままだけど、ドラマだからとドラマの終わりに何かになろうと強く決意して終わるとかそういう感じじゃないのがリアルでよかった。

 

NHKは、というかNHKだけは今も面白いドラマを作ってると感じる。単に私の好みかもしれませんが。とにかく打率が高い。漫画原作も原作の味を損なわずにドラマ化してくれる。「トクサツガガガ」は特撮番組をやってるテレ朝でいつかやるのかと思ってたけど、今思えばNHKで大正解だったし。↓去年は特に豊作だったかも。