1991年7月9日 日本テレビ
あらすじ
禎子と結婚したばかりの憲一が、社の仕事の引継ぎのため前任地の金沢へ行ったまま帰ってこない。禎子は金沢へ行き、夫の同僚・本多と調べる。憲一の兄・宗太郎も東京から加わるが、金沢郊外で何者かに毒殺される。禎子の母が「憲一さんは昔、立川で巡査をしていたよ」と禎子に電話してきた。売春婦を取り締まっていたらしい。金沢時代、憲一は室田煉瓦の室田室長を親しくしていたと聞き、禎子が室田を訪ねる。受付の久子が売春婦の使う特殊な英語で外人客に対応している。
2026.5.1 BS11録画。サスペンス松本清張シリーズ。
最初に映像化された1961年の映画は視聴済み。ほかに録画したドラマも数本あるけど、先に見ちゃおう。
昭和34年・春
禎子の母が岩本多代さん。
「キイハンター」では悪女だけど、やっぱり私はこういう優しい母のイメージ。
禎子の見合い相手は仕事はできるが36歳。母は見合い相手の年齢が気になるが、禎子も28歳。
あっという間に結婚式。禎子は憲一の職場のある金沢に新婚旅行に行きたがったが、憲一は箱根、甲府を勧める。
「おしん」竜三後、「ラヂオの時間」前の並木史朗さん。
昇仙峡
結局、新婚旅行は金沢ではなかった。初夜の描写とかいらんっちゅーの!
新婚早々、後任者の本多と金沢へ向かった憲一。
原作:松本清張
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脚本:新藤兼人
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音楽:大谷和夫
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監督:鷹森立一
アパートから母に電話する禎子。あと3日で憲一は帰ってくるので、これから青山の義兄の家を訪ねると報告。
日曜日なので義兄の宗太郎も在宅していた。憲一は今まで20日が金沢で10日が東京という暮らしをしていた。
女性たちが小柄なのか、座っているのに、やたら岸部一徳さんがでかく見える。映画だと小柄な西村晃さんだったし。
義兄の家から戻ると予定より2、3日遅れるという憲一からのハガキが届いていた。
いや~、並木史朗さん、声がいい。
届いた荷物はそのままでいいと書かれていたものの本をパラパラめくる禎子。1冊の本に家を写した写真が2枚見つかった。
11日、12日と経っても憲一は帰ってこない。14日に会社に電話すると、まだ帰ってないという。9日に確かに金沢を発ったと会社の横田課長がわざわざ訪ねてきた。
再び、横田課長が青木という男を連れて禎子を訪ねてきた。これから金沢に行くというので、禎子も一緒に行くことにした。宗太郎も訪ねてきて、仕事でいけないがよろしくお願いしますと頭を下げた。
え、岸部一徳さんより横田課長や青木のほうがデカい。
金沢駅に本多が迎えに来て、そのまま出張所の事務所に案内された。
そこから警察署に行き、北村警部補と知り合った。憲一が1年半前まで下宿していた宿を本多が案内すると、宿には会社の都合で引っ越すと言っていた。
本多が禎子のために静かな日本旅館をとっていた。
それにしても町並みは昭和34年というより、ドラマが放送された平成初期そのもの。ま、服装とかも昭和34年っぽくはないなあ。
宿から母に電話する禎子。
あと3日もしたら、そちらに行けると思うと宗一郎から電話。
翌日、本多が再び禎子の宿を訪れ、憲一が地元の耐火レンガの社長と親しかったということから、その会社を訪ねることにした。
室田耐火煉瓦
室田社長は、憲一が禎子を気に入り見合い写真を見せたことを話した。しかし、次第に元気がなくなっていた。禎子は室田の妻に会いたいといい、本多が禎子と一緒にタクシーで室田家へ。社長の先妻は胸を悪くし、17~18若い愛人を妻とした。佐知子は増田恵子さん。
あら! 昨日、MIEさんを見たばかり。
室田家の外観は、憲一の持っていた写真にそっくり。
その後、警察署へ寄り、羽咋町の海岸で憲一の特徴に似ている男性の遺体が見つかったことを知る。所持金は2360円。禎子は憲一の背広は、ねずみ色だと記憶していた。
貞子は一人で七尾線に乗り羽咋駅に到着。そこから北陸鉄道能登線に乗る。
羽咋警察署高浜駐在所
巡査が遺体の写真を見せ、禎子が目を背けた。
夜、金沢駅に戻った禎子は宗太郎?の後ろ姿を見つけ、走るが見失った。
宿には母から電話。仲人に憲一のことを調べてもらった。戦争中に大学を中退、昭和17年に召集されて、中国へ。終戦2年後に復員。商事会社を辞めて、25年に警視庁巡査となって立川署に配属。1年半で辞めた。
義姉からの電話で宗太郎が京都へ出張してることを知り、駅で見かけたのは宗太郎ではないと思い直す禎子。
宿を宗太郎が訪ねた。本多も来て、自己紹介し合う。挨拶だけして宿を出て行った宗太郎の後ろ姿を見て、駅で見かけた後ろ姿と重なる。本多は朝、宗太郎をクリーニング屋で見かけていたという。本多は宗太郎の顔を知っていたが、宗太郎は本多の顔を知らない。
本多がクリーニング屋に行って尋ねると、憲一のねずみ色の背広が来ていないか聞いていたという。本多は宗太郎が何か知っているのでは?と禎子に言う。
一度、東京に帰ることにした禎子。
義姉から憲一が警察官をしていたことを聞く。復員兵は人手不足で簡単に警察官になれた。
立川へ行った禎子。パンパンらしい女性と兵士が抱き合う…いやいや、昭和30年代にもいたの?
立川警察署を訪ねた禎子は葉山という男から話を聞く。金田明夫さん、若い。葉山と共に風紀係としてパンパン狩りをしていた憲一だが、警察官という仕事に疑問を持って、すぐに辞めてしまった。
義姉から宗太郎が死んだという連絡を受け、一緒に金沢へ。16日の晩、鶴来の宿で青酸カリを飲まされ死亡。人を待つために部屋に入り、女中に小瓶を見せていたが、1時間半後に女中が見に行くと絶命していた。
刑事に宗太郎の目撃情報を聞く。鶴来駅を出たとき、宗太郎が派手なネッカチーフをかぶっていた若い女性と一緒だった。駅を出て別れ、女性は寺井へ向かっていた。
お骨を持った義姉を見送りに行くと、室田夫人を見かけた。室田夫人は派手な着物で同じように着物姿の女性たちと一緒で本多と禎子を見かけて声をかけた。歌会をしていて、あした、室田と会わないかと提案した。
室田の会社に着くと、佐知子は事務の女性と挨拶をかわし、社長室へ。社長室を出た禎子と本多は事務の女性が流暢な英語を話しているのを目撃した。本多は女性の英語はパンパンイングリッシュだという。
本多はすぐに事務の女性・田沼久子の履歴を調べた。昭和22年から5年間、東京で暮らしていたことがあった。曽根益三郎という男と結婚していたが、曽根は亡くなっており、内縁の関係で籍は入っていない。宗太郎と宿に行ったのは田沼久子ではないか? 本多は田沼久子を追うため、東京へ行くことにしたという。
高濱驛
禎子は田沼久子と親戚関係を結ぶことになったと戸籍係に話を聞きに行った。そんなペラペラとしゃべってくれるもんかね。曽根益三郎は自殺だった。検視した医師に話を聞きに行く。鉛筆の走り書きの遺書を残していて、背広は茶色。
タクシーで漁村へ行った禎子。上京した久子は5年前、見違えるようにきれいになって帰ってきた。夫の益三郎は、ある会社の外交員で久子は益三郎の会社で働くようになった。
禎子が宿に戻ると、本多の部下の木村が訪ねてきて、東京へ行った本多が殺されたと知らせた。北村警部補も来て、本多が青酸カリを飲まされたという。
映画版の本多さんって死んでないよな!?!? ま、このドラマ版の本多は、すごく禎子に協力的だったもんねえ。
禎子と北村警部補は偶然、室田夫人が出演しているラジオ番組を聞いた。
北村警部補の車に乗り、鶴来の崖下へ行った禎子。亡くなっていたのは田沼久子。室田夫婦が遺体の顔を確認した。
室田社長は佐知子と田沼久子の関係を探る。
立川署の葉山を再び訪ねた禎子。田沼久子の写真を持って訪ねたがのだが、1時間前に室田社長が同じ写真を持ってきたという。田沼久子はパンパン狩りで2、3度捕まえたことがあり、葉山は覚えていた。
再び金沢に向かった禎子。同じ列車に北村も乗り込む。
はあ~、林隆三さんの声、渋いわ。
禎子は憲一の持っていた写真のもう1枚を見せた。写真は田沼久子の家。北村警部補の口から曽根益三郎=鵜原憲一ではないかと出た。村田夫人と田沼久子はつながりがある!? なぜ室田社長が田沼久子のことを訪ねたのか?
列車の中で禎子と北村警部補の推理合戦は映画にはなかったな。
宗太郎が死んでいた旅館を訪れた北村警部補と禎子。
室田家を訪ねた禎子。派手なネッカチーフとワンピース、サングラスでパンパン風にし、「ハロー」と挨拶。家に招き入れられた禎子は「あたしさぁ、立川にいたことあんの」とたばこを吸いながら話す。おぉっ!
オンリーをやっていた、アメ公の現地妻をしていたと話す禎子。その時、田沼久子と一緒だったというが、佐知子は、あの方はそんな方ではございませんと口調を崩さない。北村警部補の車に戻った禎子は、ため息をつく。泰然自若としたもんで尻尾なんか見せやしない。
北村警部補は家庭料理でもいかがです?と自宅に呼んだ。おお、北村警部補の母は乙羽信子さんだ~。脚本が新藤兼人さんだからかな?
竜三とおしんが間接的に共演している~!
金沢で立川時代の顔なじみ久子、佐知子、憲一が出会い、佐知子が意図して2人を結ばせた。憲一は、いつか終わらせなければならない関係と知っていたため、籍を入れなかった。宗太郎は、そんな関係性を知っている。佐知子は東京へ帰る憲一を引き止めるわけにはいかず偽装自殺を考えた。
しかし、とっさに佐知子が突き落としたため、自殺にはならなかった。
あっ、人形がっ!
社長が事情を知ったら佐知子は破滅。社長は佐知子を愛していて、かばおうとしていた。田沼久子を殺したのは室田社長!?
和倉温泉に行ったという室田社長を追いかけた禎子だが、温泉はおらず、タクシーに乗って室田社長を追いかける。運転手がカーラジオをつけた。
ラジオから流れる三橋美智也さんの「哀愁列車」。曲は終わりかけで別のチャンネルに替えると、また同じ曲が流れた。禎子は、佐知子の出演したラジオ番組が録画ではないかと気付く。
憲一が自殺した崖の上に室田社長がいた。佐知子は小さな舟に漕ぎ出していた。
前日、和倉温泉ですべてを聞いた室田。1人で湯に入っている間に佐知子はいなくなっていた。鵜原憲一、鵜原宗太郎、本多、田沼久子を殺したのは佐知子。
海に向かって「佐知子」と叫ぶ室田社長。
制作:日本テレビ
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板根禎子:真野あずさ
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室田佐知子:増田恵子
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本多良雄:藤堂新二
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鵜原憲一:並木史朗
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田沼久子:芦川よしみ
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禎子の母:岩本多代
宗太郎の妻:音無真喜子
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佐伯:勝部演之
下宿のおばちゃん:緋田景子
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タクシー運転手:江藤漢
吉澤健
西山:平野稔
横田英夫:佐々木敏
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葉山:金田明夫
戸籍係:石井洋祐
青木:須藤正裕
鷹野大
隣人:歌澤寅右衛門
外国人客:マックス・フォン・シュラー
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北村の母:乙羽信子
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漁婦:阪上和子
仲居:岩倉高子
中真千子
室田家の家政婦:藤夏子
仲居:西沢まこ
星野すみれ
仲居:髙橋ひろ子
宗太郎の娘:深谷あかり
大家仁志
竹田寿之函
前田志名子
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早川プロ
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鵜原宗太郎:岸部一徳
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室田儀作:神山繁
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北村警部補:林隆三
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企画:小坂敬
松本陽一
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プロデューサー:嶋村正敏
赤司学文
坂梨港
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原作:松本清張
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脚本:新藤兼人
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音楽:大谷和夫
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撮影協力:輪島髙州園ホテル
和倉銀水閣
料亭清風荘
茶屋見城亭
二葉計器株式会社
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テーマ曲:告白
作詞:竹内まりや
作曲
編曲:山下達郎
唄 :竹内まりや(MOON)
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監督:鷹森立一
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制作協力:松本清張作家活動40年
記念事業推進委員会
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製作・著作:近代映画協会
BS11は日本映画専門チャンネルと違い、冒頭の火曜サスペンス劇場のロゴは出ない。
監督の鷹森立一さんは「キイハンター」でも監督してた。
映画版は寒々しい風景とパンパンの過去を必死に隠す女性たちの悲しさみたいなのが見えたけど、そういうのがなかった。禎子がパンパンのふりして佐知子を訪ねるとか、禎子のイメージと違いすぎて…同じ原作でも構成が違うもんだなあ。映画版だと急に1年たってたり、それなりに時間経過してたもんね。どっちが原作に忠実なんだろ?

