徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】キイハンター #154 サギ師の皆さま ふところにご用心!

TBS 1971年3月13日

 

あらすじ

仕立屋銀次の流れをくむスリとイタリー生まれのマカロニスリが国際暴力団に脅かされて狙う獲物は秘密兵器のマイクロフィルム。某国公使夫人とアメリカの特使との間にいつどこで受け渡されるのか。キイハンターが身代わり夫人となって厳重なガードを固めていく。国際スパイ間で10億と値のついたマイクロフィルム。パーティーに集まった人々の正体は誰が味方やら敵やら複雑怪奇。キイハンターが敵の裏をかく作戦は、これまた奇想天外。

キイハンター

2026.5.1 J:COM BS録画

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黒木  啓子  吹雪

島   ユミ  風間

小田切 村岡  壇

 

KEY

HUN

TER  

 

黒木鉄也:丹波哲郎

 

津川啓子:野際陽子

 

吹雪一郎:川口浩

 

島竜彦:谷隼人

 

谷口ユミ:大川栄子

 

風間洋介:千葉真一

 

ナレーター<きょうもまた地球のあらゆるところで、陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて非情の掟に命を懸ける。彼らの求めるものは自由、願うものは平和。彼らは、こう呼ばれた…>

 

国際警察特別室

 

    仲谷昇

中丸忠雄   宮内洋

 

KEY

HUN

TER

 

制作:東映・TBS

 

前回の予告で出たサブタイトルは「サギ師の皆さま懐ろに御用心!」

 

賭けポーカーをやっている男たち。

 

トム「コール。ストレート」

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おなじみジェリー藤尾さん。

 

吉崎「フラッシュ」

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前回は、ほとんどセリフのなかった木村元さん。あとの2人は分からない。

 

トム<ケッ、ワンコじゃあるめえし、いちいちクンクン鼻を鳴らすんじゃねえよ、トンカチ>

 

点鼻薬を噴霧させる吉崎にイラつくトム。「やめねえか! そのシュッシュってのをやられるとツキが落ちるんだ、こちとら!」

 

サングラスを外し、無言で立ち上がる吉崎にビビるトム。「いや…いや、そうじゃないんだよ。すっからかんなんだ。また遊ばしてもらう」と部屋を飛び出し、外へ。急にマリがぶつかってきて、おいしいものを食べさせてくれたら勘弁してあげてもいいという。

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最近、ほんとよく出る三笠れい子さん。

 

家出したというマリは今晩寝るとこ探してくれる?とトムに頼み、トムのテンションが上がる。

 

金次「ふんっ、汚(きったね)えことをしやがる」

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こちらもおなじみ玉川良一さん。

 

すれ違ったトムから財布をする金次。「本物はな、電車賃ぐらい財布の中へ残して余った分を頂戴するもんだよ。ヘヘヘヘッ…」

懐に財布を入れる手をつかむ村田。「仕立屋金次だな。来てもらおうか、窃盗現行犯だ」

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こちらもおなじみ杉江廣太郎さん。

 

連れていかれた先で殴られる金次。

立野「なあに、そう難しいことじゃねえんだ。前科11犯。仕立屋銀次直系のすご腕。仕立屋金次の指先をちょいとお借りしてくれって、ある筋に頼まれてな」

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おそらく巽千太郎さん?

 

金次に手付金の100万円の札束を渡す。抵抗する金次の目の前の壁にナイフが刺さる。

 

チーズレストラン

エーデルワイス

 

会計のときに財布がないことに気付いたトムは忘れ物だと店内に戻り、別の客から財布を盗んで会計した。

マリ「うわっ、すごいお金持ち」

 

ホテルの一室でシャワーを浴びるマリを待つトム。

 

冷蔵庫からドリンクを取り出す。

 

は一切使用しておりま…

その前にこれ一本!

レジャーに、スポーツ…

 

一気に3本飲み干し、タオル1枚で出てきたマリを待ち受けたが、マリの顔を見たとたん倒れた。マリは急いで吉崎を部屋に招き入れ、トムの懐から財布を奪う。トムはブン屋の取材許可証をすっていた。

 

マリ「イタリア生まれの日本育ち。地下鉄トムのお兄さんとしては私にまいって醜態もあったけど腕は確かよ」

吉崎「よ~し、となりゃあ、お前のボインで釣るだけ釣って、なんとしても例のものをこっちの手に入れさせるんだ」

マリ「まあ、用が終われば鉛の弾を1発お見舞いされるんだから」と吉崎とベッドになだれ込む。

 

目を覚ましたトム。「それは、ないぜ」

 

バスの後部座席に乗る村田と金次と立野。

 

立野「情報によればだ、きょうの午後、某国の某公使夫人が千葉県鴨川の某ホテルに到着する」

金次「あ~あ、何を言ってやがんでい。別れ出船の汽笛じゃあるめえし」

余計なことを言う金次の腹に銃を押し付ける立野。

 

トムは吉崎と車の後部座席に乗っていた。

吉崎「まあ、日本を去るにあたってホテルの招待を受け、ひと夜、お忍びでのんびりと来日中の疲れを取るってわけだ。…が、これは表向きのこと。実は、きょう、東西のスパイどもが注目している機密のフィルムの受け渡しが東京の公使邸で行われることになっている。その裏をかいて、ご亭主の代わりに実は夫人がホテルで受け取るという情報が入った。お前の仕事は…(鼻をすすり)これをすり取る」

トム「へえ、そんなちゃちなものが10億もするのかね」

茶化すトムに銃を向ける吉崎。

 

いびきをかいて寝ている金次。

立野「行き先は鴨川のグランドホテルだ。公使夫人たちは、あと1時間ほどもしたら到着する」

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68話にも出てきた鴨川グランドホテル。

今も外壁の色味がちょっと変わったくらい。

 

鴨川グランドホテル

 

ホテルに公使夫人の車が到着した。

島「ようこそ公使夫人。ボーイ長の島です」

サキ「ああ、君、君。今回は、お忍びだから、あまり目立たないように」

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ちょっと浅黒い顔色にしている穂積隆信さん。

 

ていうか、公使夫人は民族衣装の啓子!?

 

ホテルに入っていくところを双眼鏡で見ている村田と立野。金次は浴衣に着替えて風呂に行こうとして怒られた。

 

ホテルのロビーではトムが公使夫人一行を見ていて口笛を吹き、公使夫人らが一瞥し、去っていった。吉崎に獲物にガンつけるなと注意されるトム。

 

黒木の部屋

ユミ「そろそろ到着したころね。われらの替え玉・公使夫人が」

風間「シ~ッ!」

ユミ「えっ?」

風間「何しろ最近、夫人の国で発掘された地下資源っていうのがね、核兵器の起爆剤として今までに考えられない強度の鉱石なんだよ。この資源を基にムーラビアとの技術提携が成立すれば南半球での一大脅威となるんだ」

ユミ「うん。だからこそ計画書のマイクロフィルムを受け取りにわれらの姉御が…」

風間「シ~ッ! われわれのアイドル島ボーイ長がついてるから大丈夫よ」

ユミ「ボーイ長っていうよりもボイラーマンのほうがお似合いなのにね」

 

啓子と一緒にいるのが本物の公使夫人。

 

多分、名前の順番からして初ゲストの加賀ちかこさんが公使夫人なんだろうけど、検索すると賀来千香子さんや加賀まりこさんばかり出てくる…

 

啓子を気遣う公使夫人に啓子が東京のアシスタント、坊やと島を紹介した。公使夫人は一緒にいる1等書記官のタムテル・サキを紹介した。

 

ドアをノックし、マリが従業員のふりをしてお茶を運んできた。

 

受信機:啓子「あのあたくしどもの部屋は、どういうふうになっておりますかしら?」

受信機:島「この右隣がサキ氏、左があなたさまになっております。お気に召せば光栄ですが」

 

会話を聞いている吉崎。

 

会話しながらあれこれ探す啓子と島。

 

啓子「あら? なんでございましょうか。このポットのふたに何かおもしろいものが付いておりますわ」

 

鼻をすすりながらスイッチを切る吉崎。「さすがだよ。気が付きやがった」

トム「ハハッ、不便なもんだね、機械ってやつは」

 

夫人というのは、なんとかフィルムを受け取る側なんだから、今、持ってるやつからすればいいというトム。しかし、吉崎も誰が持っているか分からない。トムは舞台装置を探るため、散歩に行くと外に出ようとすると、ちょうどマリが部屋に入ってきた。

 

トム「俺は小便くさいのは好みじゃないんだよ」

 

啓子は、おかっぱにそばかす、口元に大きなほくろをつけていた。「この部屋は監視されていると見るべきですわ。不用意に特使とお会いになることは危険です」メイクを終え、女性従業員の服に着替え、偵察に出て行った。

 

615号室を出た啓子は特使を捜す。

 

浴衣姿の金次はミニスカートの女性を連れた男に階段でぶつかり、声をかけた。落とした財布の中身も確認せずに去っていく男。

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大泉滉さんは、いつもちょい役だな~。

 

金次「おおっ? ヘヘッ、すげえバスト。ハハハッ。どうだい、しかし、俺の腕は鈍ってねえな。ハハッ。しかし、あの野郎、あんなスケ連れやがって、なんで懐の中に600円しかねえんだろう?」ロビーへ行き、盗んだ小銭でタバコを買い、歩いている女性にマッチ貸してくんなと話しかけた。

 

啓子が振り向くと、顔を見て、美子(よしこ)と呼びかけ、「俺はムショを出て以来、ずっとお前を…」と一方的に話しかけた。人違いだという啓子にお前の写真を肌身離さず持ってたと写真を手渡すと、啓子そっくりの女性が笑顔で映っていた。

 

啓子そっくりというか野際陽子さんの二役だけどね。

 

逃げる啓子を追いかける金次。啓子は開いている408号室に入った。

 

男「万事、手はずどおりだ。夫人は特別室に入った。いや、特使のほうは見当がつかない。誰がどういう形で持ってくるのか全然。了解、夫人の動きは見張ってある。いざというときには指令どおり、うん」

 

すりガラス越しに立ち聞きした啓子は部屋を出て、たまたま廊下を歩いていたトムに助けを求めた。トムとキスして男をやり過ごす啓子。

 

ジェリー藤尾さんはユミとも啓子ともキスしてんのか!

 

啓子「いつまでやってんのよ!」

トム「フェミニストが俺の看板じゃなけりゃ、誰がこんな芋ねえちゃんを」

 

芋ねえちゃんといわれて怒った啓子だが、トムの口元に啓子が貼り付けていたほくろがついていたので笑い出し、ほくろをつけ直し、お礼を言ってトムのもとを去ろうとしたが、金次に見つかった。

 

金次「そうかい、そういう訳だったのかい。おい、貴様みてえなマカロニスリになあ、大事な美子を取られてたまるかってんだい」ゆんべ銀座で何をしたとトムの胸ぐらをつかむ。

 

お互いすられたことに気付き、殴り合いに。啓子は、その隙に逃げた。

 

エレベーターに乗った啓子は、タキシード姿の男が近づいてきたので驚いて逃げた。

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今度は写真出演じゃない団次郎さん。

 

部屋に戻った啓子は電話をしてた男の顔は分からないが、エレベーターの中で襲おうとしたやつとは別人だと思うと島に話す。

 

襲おうとしてたのかなあ?? ちょっと啓子のほうに手を伸ばしてきただけのように見えた。でも、あれだけ長身の男性が近づいてくるのは、ちょっと恐怖!?

 

島は408号室からかけた電話の相手を調べてほしいと依頼。交換手は東京、471の1431だという。

 

黒木の部屋

風間「ああ、坊や。いかがですか? 姉御の公使夫人ぶりは。んっ? 471の1431。ちょっと待てよ! 確かこの電話番号は…」

ユミ「ほら、この前の特殊兵器スパイ事件でリストビア共和国の領事館別館だった」

 

本物の公使夫人はリストビアのスパイだと聞き驚く。情報が漏れていたという啓子。島は至急、東京の公使館に連絡を取ったほうがいいというが、あなた方を信頼していますと公使夫人は必要ないと断り、予定どおり今夜受け取りたいと啓子に知恵を借りる。

 

啓子は、できるだけくさくにおわせて敵に、あるいは本当に取引は東京でと疑わせる。

 

ま~だケンカしている金次とトム。トムは、お前のかみさん、コレじゃないかとスリのジェスチャーをすると、金次が怒った。金次はトムを連れて配膳室へ。二人は飲んだくれる。

 

金次「脅かされて、そんな野郎どもの手先になるなんざ、仕立屋金次の名折れっちゅうもんだよなあ」

トム「そうとも。俺たちは自分の意思で稼ぎたいときに稼ぎたいやつから稼ぐ。それが俺たちの自由ってもんだ、なあ?」

金次「ハハハハッ、いいこと言うぜ、チンパンジー」

 

トムは地下鉄トムだと自己紹介する。「なっ? その自由をふん縛って使おうったって、俺たちのへそは、ちょいと横っちょに付いてんだ」

金次「ハハハハッ、そういうのはな、心意気っていうんだよ。フフフッ」冷蔵庫から缶詰や塩辛を取り出して食べる。「しかし、俺は、うれしいぜ、なあ? ヘヘッ。ええっ? ヒモつきでなあ、この指を働かせるぐれえなら、お前と差し違えて死んだほうがましだよ。なっ?」

トム「兄貴、差し違えるなんて、そんな古いことはダメだよ」

 

兄貴といわれてうれしい金次。もののたとえだという。

 

トム「なあ、イチかバチかだ。俺たちの心意気を示してやろうじゃないか。10億なんだ。やつらの狙ってる品物は10億の値打ちがあるんだよ」

 

清く正しく美しくがモットーの金次は、お客さんから財布を抜いたら、せめて中に電車賃ぐらい残して、あとは元のところに戻してやるのが本当の業(わざ)だという。

トム「博物館行きの伝説だよ」

 

金次は600円しか持ってない青二才から100円だけ引っこ抜いて買ったというタバコをトムに勧めていると、島に注意された。「君たちそこで何をしてるんだ」

トム「君たち? ほ~う。この鴨川グランドホテルじゃ客を君たちって呼ぶのかね」

 

配膳室で何をしてるんだという島だが、君んとこのメイドの美子を助けたという。口元にホクロのある美子に会わせてほしいという金次にハッと啓子が思い浮かぶ啓子。金次はハジキを持った客に追われていたという。トムは盗んだ財布を見せて、新聞記者のふりをする。

 

啓子「冗談じゃないわ。逃げた女房なんて、あんなクソオヤジの」

島「その奥さん、ホクロがあるんだってさ」

啓子「ああ、もう気味が悪いったらありゃしない」

 

今夜、インタビューを申し込まれたという島。「もちろん啓子公使夫人のほうだよ。今夜、ポリネシアンショーを見に行くことにしたから、そのときにでも」

啓子「オッケー、引き受けましょう、こうなったら」

 

トムは吉崎に殴られ、金次は立野に殴られる。金次は別の同業にも狙われてると話す。

 

島「ふ~ん、馬子にも衣裳か」

公使夫人の衣装に着替える啓子。「まあ、そういったところかもね。ああ、特使らしいお客は?」

島「いや、まだなんの連絡も。きょうの客は前もって断りきれない客と、その紹介客だけで、たぶん特使もその中に」

 

特使である証拠はブレスレット。サキが持っている実物を見せた。ブレスレッドは本物の公使夫人がつける。ブレスレットの飾りの中には大統領の紋章が彫ってあり、特使は、これをムーラビアに持ち帰ることによって正しく本物の公使夫人にフィルムを手渡したことになる。

 

啓子がどんなに着飾っても特使は正確に公使夫人を見極めることができる。受け取るときだけは、公使夫人として受け取りたい。

 

ポリネシアンショーを見に行った金次たち。

 

特使は啓子がエレベーターで襲われかけた?タキシードの青年だった。ブレスレットをつけエレベーターに乗り込むと、トムたち一行と一緒になった。

 

トム<ケッ、キザなピラピラをしやがって>

 

エレベーターを降りた特使はブレスレットがないことに気付き、またエレベーターに戻った。盗んだのはトム!?

 

黒木の部屋

フィルムを持っている特使が身分確認の品物がなくなったとユミに電話してきた。フィルムは無事だが、危険を感じたので部屋に戻ったと報告。「ここの警備は何をしていますか。国際警察は、いったい何をしていますか」と怒って受話器を置く。

 

島が特使の部屋を訪ね、キイハンターの島だと自己紹介。特使は島にもフィルムの在りかを明かさない。「私の任務は夫人に手渡すこと、それだけです。早く連絡を取ってください」

 

ポリネシアンショーを見に来た公使夫人一同。隣のテーブルに金次たち。

 

近くのテーブルにいたトムが「マダム、お目にかかれて光栄です」と啓子に近づいた。啓子は、さっきの男と気付く。トムはニューヨークプレスのマイク・ケネディだと名乗り、休日のマダムを徹底的に追跡させていただきますからと名刺を渡した。

 

啓子の手を取りキスをしたトムの腕にブレスレット。啓子はトムを特使と思い込み、公使夫人にスケジュールを教えるよう指示を出した。トムを連れ出す公使夫人。啓子は隣のテーブルの立野に話しかける。

 

公使夫人「わたくしがお受け取りいたします」トムに自分がつけているブレスレッドを見せた。訳の分からないトム。

 

島が啓子の近くに来て手違いが起きたと耳打ち。「気絶して、早く」

倒れた啓子をサキがお姫様抱っこした。

 

金次は真っ暗な部屋に入り込み、美子と呼びかけていたが、足音が近づいたのでベッドの下に隠れた。

 

新聞記者は偽者だという島。そのブレスレットで本物の公使夫人に気付かなかったのが不幸中の幸い。本物の特使は無事で今夜は310号室に滞在している。島が隣の部屋でガードし、すべては明日の朝だと部屋を出て行った。

 

啓子が念のため、この部屋で休むことにし、公使夫人は隣の部屋へ。

 

公使夫人「ありがとう、啓子さん」

 

金次<啓子さん? なんだ、美子じゃねえのか>

 

公使夫人は護身用にと啓子に銃を渡して部屋を出て行った。

 

啓子「ハァ! 公使夫人なんて大変なもんだ」とベッドに勢いよく座る。このベッド、スプリングが効いてると驚く。

 

村田と立野はカウンターバーで話し合い。手違いが起きたという会話を聞いていて、取り引きは東京で行われるのか? いなくなった金次がひと足先に?と疑う。

 

部屋に戻ったトム、吉崎、マリ。吉崎は夫人を抱いた男がくさいと怪しむ。

トム「へえ、悪い鼻してて、よくにおうね」

 

しかし、トムもまたサキの体を触り、ハジキを持っていることの気付いていた。ふと、先ほどの夫人とのやりとりを思い出し、ブレスレットの持ち主が特使と気付く。

 

何者かが部屋に侵入し、ベッドのふくらみを撃ったが、中は人ではなく布団。潜んでいた島が発砲した男を殴る。しかし、男に逃げられ、捜し回ったところでトムと鉢合わせ。

 

啓子のベッドの下に潜んでいた金次がベッドから出ようとすると、誰かが部屋に入ってきたことに気付いた啓子が起きた。部屋に入ってきたのは銃を持っている村田と立野。「静かにしたほうがためですよ、マダム」

 

啓子を誘拐する気の村田たち。ベッドに近づいた村田の足を金次が引っ張って転ばせ、立野が発砲するが、村田にあたり、ドアを開けるとサキが立っていたのでドアを閉め、浴室に逃げ込んだ。どさくさ紛れに金次が出てきた。

 

島がトムを連れて部屋に入ってきた。トムは金次の顔を見て、人殺しじゃないと言ってくれと助けを求めた。

 

トムはフィルムを盗みに入っただけと否定するが、サキが銃を向ける。

 

金次「こいつが人殺しをする面かよ。猿の燻製じゃねえか。あっしとおんなじただのスリだ。ねっ? あっしを信じてくださいよ、ねっ?」

 

金次は強引に引き込まれたという。「でもね、業師の名に懸けても、あっしらは腹から協力したわけじゃないですよ」

 

啓子はサキと公使夫人を部屋に戻し、金次とサムに本物の公使夫人を知った以上、国際警察として黙ってお帰しするわけにはいかないというという。島を襲った男を暴き出して名誉を回復するため、あしたの朝、夫人が特使から無事、フィルムを受け取ったら、そのフィルムをすり返してほしいという。

 

ゴルフ場

ゴルフクラブにブレスレットをつけている公使夫人に「あちらから来る方が特使です。マッチを借りてください。フィルムはその中に」と指示する啓子。

 

公使夫人「恐れ入ります。マッチを拝借できます?」

特使「どうぞ。あっ、お持ちしましょう」公使夫人のゴルフクラブを持つ。

 

鴨川グランドホテルのマッチで火をつける公使夫人。マッチ箱を裏返すとマイクロフィルムが挟みこまれていた。マッチ箱を返そうとすると、「どうぞ。ライターを持っていますから」と去っていく特使。

 

公使夫人はマッチ箱を受け取りポケットに入れた。

 

さりげなくトムと金次が公使夫人に近づきマッチ箱を抜き取る。公使夫人の乗った車が走り出し、止まっていた島の車に乗り込む金次とトム。金次が島にマッチ箱を渡した。

 

公使夫人、サキと同じ車に乗っていた啓子は道が違うんじゃない?と指摘。運転手は立野。サキは、この男たちに横取りさせて、こっちの立場をカムフラージュしたかったという。

 

受信機:サキ「しばらく行くとリストビア共和国まで運んでくれる飛行機が待っている。しかし、お前は途中で眠ってもらおう」

受信機:啓子「リストビアのスパイだったのね」

受信機:サキ「気が付くのが遅すぎたようだね」

 

車の中で会話を盗聴している島、金次、トム。

 

啓子は夫人は降ろしてほしいと頼むが、夫人もリストビアに行くという。

 

車を降りて話す啓子たち。

公使夫人「公使夫人といっても、わたくしは公式用の飾り妻なの。国に帰れば夫には若く美しい第2、第3夫人が待っているわ。そんなところで惨めに年を取っていくくらいなら10億のお金と楽しく優雅に暮らしたほうが賢明じゃなくって? フフフフッ」

啓子「ほんとに賢明ですこと。空(から)のマッチなんか持ってリストビアに行って、どうなさるおつもりかしら?」

マイクロフィルムがなくなったことに気付く公使夫人。

 

サキ、立野に銃を向けられる啓子だが、崖の上から島、トムが助けに入った。金次は落ちていた銃を鉢合わせした公使夫人に震えながら向けた。

 

乾杯する島、啓子、金次、トム。

 

金次「ううっ、やっぱり二級酒のほうがいいや」

 

ごちそうを勧める島。「あしたからまた刑務所なんだから、ねっ?」

 

酒を吹き出す金次とトム。しかし、刑務所行きは安全のため。1カ月も様子を見たら必ずお迎えに行く。競い合って食べ始めるトムと金次。

 

パトカーが駆けつけた。警官姿の風間と婦警姿のユミが車を降り、金次とトムを迎えに来た。ここで流れる「同期の桜」。

同期の桜

同期の桜

  • 寺内タケシ&ブルージーンズ
  • イージーリスニング
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

エレキバージョンだから多分この寺内タケシバージョンだと思う。

 

会計しようとした啓子も島も財布をすられていた。トムも金次も笑い、トムがすった財布をさらに金次がすっていた。

 

プロデューサー:近藤照男

        小野耕人

*

脚本:小山内美江子

*

擬斗:日尾孝司

*

音楽 :菊池俊輔

主題歌:キイハンター

    非情のライセンス

作詩 :佐藤純弥

作曲 :菊池俊輔

 唄 :野際陽子

    テイチクレコード

非情のライセンス

非情のライセンス

  • 野際陽子
  • 歌謡曲
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

*

津川啓子:野際陽子…字幕緑

*

島竜彦:谷隼人

*

谷口ユミ:大川栄子

*

風間洋介:千葉真一…字幕水色

*

トム:ジェリー藤尾

*

金次:玉川良一

*

タムテル・サキ:穂積隆信

吉崎:木村元

村田:杉江廣太郎

公使夫人:加賀ちかこ

*

マリ:三笠れい子

特使:団次郎

立野:巽千太郎

大泉滉

*

永浦洋子

由紀梨絵

篠恵輔

ナレーター:芥川隆行

*

監督:山内柏

 

<プロフェッショナル・キイハンター。次のカラーシグナルは…20億円の公金を盗んだ犯人を追うパリ警察の警部がキイハンターに応援を求めたが、地下銀行の秘密組織が妨害。警部は捕らえられ、別の男が整形手術によって替え玉に作り上げられた。だが、手術の誤りか不思議なことに替え玉のひげは、そってもそっても、たちまち伸びてくる。キイハンターは本物の警部の妻を助けて救出作戦に全力を投入するが最後の土壇場で敵の正体は意外な人物となって姿を現した。次は…>

 

キイハンター

殺しの標的は

 鏡の中の俺

  に御期待下さい

 

今回の脚本が小山内美江子さんなのがめちゃくちゃ意外。小山内脚本は前2回は、どちらもシリアスだったからな~。思えば金八だってコメディっぽい回はあった。

 

島と啓子がコンビを組むのも珍しい感じ。