TBS 1970年11月21日
あらすじ
恐るべき早撃ちの殺し屋、ドラゴンの目標は某国次期大統領候補が来日する、それが血のX日。遠距離用狙撃銃ワルサーKKMは、どこから発射されるだろうか。その瞬間をカメラでスクープしようと狙う女性報道写真家。キイハンターも全力を挙げて阻止しようとするが、暗殺組織の正体は2重3重のベールに覆われている。狙撃者の弾丸は意外なところから飛び出して、キイハンターは、わが身を盾に必死の防衛戦が展開される。
2026.4.9 J:COM BS録画
黒木 啓子 吹雪
島 ユミ 風間
小田切 村岡 壇
KEY
HUN
TER
黒木鉄也:丹波哲郎
津川啓子:野際陽子
吹雪一郎:川口浩
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
風間洋介:千葉真一
ナレーター<きょうもまた地球のあらゆるところで、陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて非情の掟に命を懸ける。彼らの求めるものは自由、願うものは平和。彼らは、こう呼ばれた…>
国際警察特別室
仲谷昇
中丸忠雄 宮内洋
KEY
HUN
TER
制作:東映・TBS
荒野にジープタイプのオープンカーでやってきた男4人。
いつメン1・室生役の北原義郎さん。
いつメン2・北杉役の宮口二朗さん。
大体、風間のライバルっぽい役が多い草鹿役の深江章喜さん。
男「俺が殺す相手は、どこにいるんだ?」
今回はサングラス、ヒゲの藤山浩二さん。
丘の上に人物パネルが出てきて、いったん構えた銃を下ろした男。「なんのまねだ?」
室生「腕の立つほうを1人だけ暗殺者として雇う。暗殺の報酬は5000万だ」
男「この仕事は俺がやる」
草鹿「静止した標的なら子どもでも倒せる」
男「なんだと?」
草鹿「プロなら走るジープの上から狙撃したらどうなんだ?」
男「よかろう」
室生と草鹿がジープを降り、北杉が運転して男が狙撃し、パネルの右腕を落とした。
その姿を女性カメラマンが撮影していた。
最近になって原良子さんも結構ハイペース。
車を降りた男。「どうだ?」
草鹿「狙撃とは、こうやってやるんだ。見ておけ」
北杉が運転するジープに乗った草鹿が銃を3発撃った。
男「3発撃った弾は全部外れた。それでも狙撃者か?」
矢野が持ってきたパネルは額、首、心臓を撃ち抜かれていた。
室生「見事だ」
矢野「連続3発の発射時間は5.1秒です」
「あにき」では女子大生に手を出す大学教授役だった堀田真三さん。
室生「あんたを暗殺の狙撃者として雇いたい」
男は北杉に背中を撃たれ、倒れた。あら、これだけか。
草鹿「狙撃の相手は?」
室生「この写真の男だ」←パネルの人ね。
草鹿「今度、訪日するVIPのサリンジャーか。獲物にとって不足はないな」
女性カメラマン・真紀が赤いオープンカーで逃げた。つばの広い帽子、白いミニスカワンピース、赤いオープンカー…目立つよ!
ブルタリア大使館
BULUTARIA EMBASSY
ムント大使に呼ばれた小田切。ミスター・サリンジャーが、あした来訪し、極東の大国の要人と会談することになっているが、ミスター・サリンジャーの暗殺計画があり、どんなことがあっても暗殺を阻止してもらいたいと頼んだ。
大使館を出た小田切の車と真紀のオープンカーがぶつかりそうになり、車を止めると、真紀があとから来たジープタイプのオープンカーから降りた男たちに押さえつけられていたのを小田切が助けた。
麻布ハイツ
AZABU HEIGHTS
真紀は小田切を自室に案内した。部屋の壁に大きなパネルが飾られている。あの、有名なケネディ暗殺の瞬間。
真紀「驚いた? この写真は私の記念碑よ。1963年11月22日、私はダラスの町にいたわ。ケネディの乗った車のパレードがちょうど私の前を通過しようとしたとき、1発の銃声が。この決定的な大スクープで私は一躍…」
小田切「思い出したよ。あなたの名前はシンシア真紀」
真紀「ええ」
小田切「なぜ、さっき狙われたのかね?」
真紀「それ以来、私は1枚もスクープ写真を撮れなかった。このままだと私の写真は忘れられる。でも、私は必ずカムバックして大スクープ写真をものにしてみせるわ」
小田切「分かった。さっき襲われたことは、そのことと関係がある。あなたはミスター・サリンジャーの暗殺計画を知っている」
真紀「あなたは誰なの?」
小田切「国際警察だ。さっきのやつらは誰なんだ?」
真紀「分からないわ。でも、暗殺組織に関係あることだけは確かだわ。待ちに待ったスクープチャンスがやってきたんだわ」
小田切「さっきのやつらはそのカメラを狙っていた。何が写っているんだ?」
この時代の人、みんな”キャメラ”っていうね。でも字幕は全部”カメラ”。
真紀がすぐにフィルムを現像した。
小田切「草鹿竜(くさかりゅう)。ドラゴンと呼ばれる男だ」
真紀「ドラゴン? じゃあこれが狙撃の名手といわれる男?」
真紀は草鹿のことを知っており、すごいスクープができると喜ぶ。
小田切「残念だが、あなたのスクープは日の目を見ない」
真紀「なぜ?」
小田切「われわれが暗殺を阻止するからだ」
廃墟のようなところで銃を磨いている草鹿。
黒木の部屋
草鹿の写真を見せる小田切。「この男の顔を覚えておいてもらいたい。草鹿竜。通称ドラゴンと呼ばれる男だ」
吹雪「やつの評判は聞いてる。遠距離狙撃にかけては、かなりの腕らしい」
風間「こいつがミスター・サリンジャーの暗殺を?」
うおぉ、吹雪と風間が同じ画面にいるのが久々!
小田切「間違いはない」
島「やつが暗殺者だとすると、こいつは事だ」
小田切「遠距離狙撃から護衛する人物を守ることは非常に難しい。相手の狙撃場所が分からないかぎり完全に阻止することは不可能だ」
ユミ「で、ミスター・サリンジャーは、いつ来日するの?」
啓子「あしたの正午、羽田に着くことになってんでしょ?」
小田切「そうなんだ。暗殺を防ぐ方法は1つだけある」
風間「やつに接近する。そして暗殺組織の裏切り者に仕立て上げ、暗殺メンバーから外すんだよ」
啓子「でも、その彼がどこにいるか分からないんでしょ?」
小田切が別の写真を見せた。
ユミ「ナイトクラブね」
うなずく小田切。「壇がそのクラブをマークしてるんだ」
電話が鳴り、吹雪が出た。「壇か。草鹿がクラブに現れた?」
壇「ええ。やつが出てきました」
☎小田切「やつをつけて車の無線で連絡を取れ」
壇「よし。了解」
ボスと室長以外全員揃うなんて珍しい!
壇のもとに駆けつけた風間と小田切。風間が狙撃の下見をしている草鹿に接触することにした。
最初は小田切回と思わせといての風間回? やっぱり深江章喜さんがゲストのときは風間さんでないとね。
歩道橋の上から車の流れを見ている草鹿。<あすの正午、サリンジャーの乗った車がこの下の道を通る>
頭の中でシミュレーションしていると、風間が声をかけた。「おい、すまねえ。火、貸してくれねえかい?」火をつけたあと「国際警察がつけてるぜ」
草鹿「んっ?」
少し離れた場所に壇が立っている。「拳銃を捨てろ」
風間が壇の銃をはじいた。「早く逃げるんだ!」と草鹿に言い、壇に近づくと、壇が風間の銃を蹴り上げて落とした。「うっ! お前、かっこよすぎるよ、おい」と殴り合い。
壇「いててて。先輩を本気で殴るなんて…」
風間「いてっ! 本気で殴りやがった、この野郎。お前は早いとこのびなさい」
倒れる壇。
風間「それでいいのよ」草鹿に駆け寄り、「おい、早く!」と腕を引っ張る。
しかし、風間たちの前には銃を向けた小田切が立っていた。「なぜ逃げる?」
振り返ると壇も銃を向けていて、挟まれた風間と草鹿が手を上げる。
草鹿のポケットから拳銃を抜く小田切。「拳銃不法所持で来てもらおう」
風間「お前、なぜ逃げなかったんだ?」
草鹿「拳銃は、お前が入れたのか?」
風間「拳銃? 知らねえよ」
壇が見張り、小田切が真紀を連れて部屋に入ってきた。
手錠をはめられた両手を見せる風間。「おい、いつまではめとくんだよ! なあ? おい」草鹿に目線を送る。
小田切「あなたを襲った犯人がこの中にいますか?」
真紀が数人の男の顔を見る。
風間「こんにちは」
真紀は風間の前に立ち、この男だという。草鹿も指さし、2人は留置場に入れられることになった。
真紀「ねえ、どうしてこんなことするの?」
小田切「いずれ分かる」
室生のもとに草鹿が国際警察に連行されたと連絡が入った。
留置場内をウロウロする草鹿を寝られねえじゃねえかとベッドに寝ている風間が文句を言う。いったいなんのために国際警察はこんなまねをするんだ?と聞く草鹿。2~3日で出られるという風間だが、草鹿は焦りを見せる。風間は手を貸してやってもいいと、突然、様子を見に来た壇の見ている前で草鹿を殴り始めた。
止めに来た壇から鍵を奪い、脱獄した風間と草鹿。
壇「うまくいきましたね」
小田切「ああ」
草鹿は風間をアジトに連れて行った。置いてあった銃を触ると草鹿が怒る。
風間「ワルサーKKM。遠距離射撃には最高の銃だぜ」
お前は誰なんだ?と草鹿に聞かれた風間は同じ職業の者だという。「ある筋から暗殺の依頼を受けたんだ」
スポンサーの名前は言えないが、殺す相手は、あした来日するサリンジャー。草鹿はスポンサーが同じかどうかはっきりさせたいとナイトクラブに連れて行った。
それにしても今回、画質がコロコロ変わるような??
草鹿たちが来店し、慌てて隠れた真紀。草鹿は奥へ、真紀の近くに座った風間は「のぞきは高いよ、お嬢さん」と声をかけた。さっき、風間も指名したのは小田切に頼まれたと言い訳する真紀に「あんたのおかげで助かったよ」と感謝する風間。真紀は小田切と風間が手を組んでいたことを理解した。
真紀は、このクラブ専属のカメラマン。客の姿を撮るしがないカメラマンだと自虐するが、風間は暗殺組織に接近して世紀のスクープを狙っていると見抜いていた。「無理すると、やけどしますよ」
室生を訪ねた草鹿。「お前たちがほかの狙撃者を雇ったことだけは許せない」
室生「待て。そいつは何かの間違いだ」
風間も姿を現した。「俺は彼に雇われたとは、ひと言も言っちゃいねえぜ」
草鹿「なんだと?」
風間「俺のスポンサーは別にいるんだ。(室生に)あんたに忠告しておこう。やつは使い物(もん)にならねえぜ。やつは国際警察にマークされた。暗殺は必ず失敗する。邪魔したな」
部屋を出ようとした風間を草鹿が止めた。「生きるか死ぬかお前もプロなら俺と勝負しろ」
冒頭の荒野でそれぞれジープタイプのオープンカーに乗っている。
草鹿「手加減はしない。生きるか死ぬかだ」
それぞれ車を走らせながら銃も持ち、お互いを狙う。風間は左腕から血を流し、車ごと姿を消した草鹿を探す。片手で運転し、片手で撃つ…何と器用な!
並走している風間は弾がなくなり、車から降りた。逃げろと草鹿に言われて背中を向けて全力疾走するが、草鹿は目をこすって撃たなかった。
風間「わざと外したのか? それとも腕がなまったのか?」
草鹿「二度と俺につきまとうな」
風間は去っていき、真紀が現れた。「おかげでいい写真が撮れたわ」
風間「あきれた人だ。命懸けの殺し合いをカメラに収めるとはね」
真紀「命を惜しんでたらスクープはできないわ」
風間「これ以上、深入りするとヤバいぜ」
真紀のマンション
風間は草鹿の様子に異変を感じ、真紀に現像した写真を見せてもらった。「やつは狙撃の瞬間に目を覆っている。なぜだ?」
真紀「もしかしたら手加減を」
風間「やつはプロだ。プロは決して手加減をしない。それに1発で殺すのが暗殺者としてのやつの誇りだったんだよ」
草鹿のアジト
目を覆って休んでいた草鹿が物音に銃を構える。
風間「目がどうかしたのかい?」
草鹿「お前か。二度とつきまとうなと言っといたはずだ」簡単に風間にかわされる。
風間「そんな体じゃ猫の子1匹殺せねえぜ」
そんな例え、やめてー!
草鹿「なぜそんなに俺の体に気を遣うんだ! 俺の体を心配してくれるのはお前だけだ。だが、俺に取って代わるつもりだろうけど、そうはいかないぞ。俺の目は疲れてるだけなんだ」
風間「目を見せてみろ」
草鹿「触るな!」
目の悪くなった狙撃手で露口茂さんがゲストだった22話を思い出した。この話の脚本も今回と同じ高久進さん。
北杉「何? 草鹿の目がおかしい?」
矢野「じゃあ、あしたの暗殺は中止に」
室生「暗殺は決行する」もう手は打ったという。「草鹿には、もう用はない。消すんだ」
草鹿のアジト
目の上を布で覆って寝ている草鹿。「何時だ?」
風間「昼の12時だ。サリンジャーの来日は、あしたの正午だ。暗殺決行まで、あと24時間しかない。お前の役目は、もう終わったんだ。ゆっくり寝るんだな」
草鹿の体を気遣うが、「俺以外に誰がやれるというんだ」と目の覆いを外す草鹿。「俺はやる。必ず獲物をしとめる」
目を痛がる草鹿のために布を水で濡らしていた風間が矢野たちに襲われた。北杉が風間を押さえ、矢野が草鹿の寝ていたベッドを撃つ。風間が北杉を殴ってアジトに戻ると、殴られた矢野がベッドに転がっていた。
ライフルを構える草鹿。「やつに消されるほど、まだもうろくしちゃいねえ」と矢野の腹を撃った。止める風間にもライフルを向ける。「うるせえ! 邪魔するとお前も殺すぞ。(矢野に)なぜ殺しに来たんだ? 言え!」
矢野「お前はもう役に立たなくなった。目が見えない…目が見えないのに狙撃ができるか」草鹿にもう1発撃たれ、息絶えた。
風間「あんたは組織に裏切られた。暗殺の首謀者は誰なんだ?」
知らないと答える草鹿。ナイトクラブの男から指令を受けていたが、首謀者を突き止め、決着をつける。風間も手を貸すことにした。
ナイトクラブの客を写真に撮る真紀。それにしてもこの写真どうすんだ?
室生が謎の男からサリンジャーが迎賓館に向かう正式のコースが決定したと知らされていた。最後の打ち合わせだと呼び出された室生を追いかけて外に出た真紀は室生に無理やり車に乗せられた。
ナイトクラブ奥の部屋へ行った風間と草鹿。電話が鳴り、風間が出ると真紀からで、暗殺組織の首謀者の正体をカメラに収めたから品川の陸橋の下へすぐ来るよう呼び出した。
謎の男「おい、やつを暗殺の決行前に片づけろ」
陸橋の下に風間と草鹿、真紀を銃で脅す室生が現れた。
この印象的な陸橋、何話と即答できないけど、これまでも度々出てるね!?
室生「われわれは、正午に来日するサリンジャーを暗殺する。そのためにはお前に死んでもらわなければならない」
二手に分かれる風間と草鹿。風間が室生を背後から襲い、真紀を助けたが、草鹿に殴られた。「お前は国際警察だ。しかし、俺に接近した方法は見事だと褒めとこう。だが、お前の正体は最初から分かってたんだ。こいつをどうする?」
室生「連れてけ」
目を覚ました風間の顔にブランデーをかける草鹿が風間の体を起こす。
風間「なかなかうめえブランデーだったぜ」
草鹿「サリンジャーが来るまで、あと1時間か」
風間「お前は暗殺を実行できない。お前の視力は、ほとんど失われてるんだ」
草鹿「言うな」
風間「今さら隠したって遅いぜ」
草鹿「やつの言うことを信じるな。やつが俺に接近したのは俺を組織の裏切り者に仕立て上げ、暗殺メンバーから外すためだったんだ」
風間「お前たちの背後で暗殺の指令を出してるのは誰なんだい?」
部屋に入ってきたのはムント大使。暗殺の首謀者と認める。「彼が次期大統領になると、わが国はどうなると思うかね? やつは人種問題の差別の撤廃を叫び海外基地からの撤兵を公約している。そんなことをしては極東の安全は保障されない。そればかりじゃない。これまで築き上げた白人優位の社会が崩れ去るんだ」
風間「だが、サリンジャーの政策は全世界に支持される」
ムント「世界の世論など問題ではない。われわれは、われわれだけの利益を守らなければならないんだ。そして、そのためには大統領になる前に彼を殺すんだ」
風間「サリンジャーを暗殺しても第2、第3のサリンジャーが現れる」
ムント「殺す。全員殺す! われわれの組織は全世界に広がっているんだ」
風間「暗殺は誰がやるんだい? やつか?」
草鹿ではないと断言するムント大使。「彼は最初から国際警察にマークされていた。だから、われわれは彼をおとりの暗殺者に仕立て上げ、お前たち国際警察の目をわざと彼に引きつけさせたんだ」
草鹿「おとり? 俺がおとりの暗殺者だというのか」
ムント大使は草鹿の視力が衰えていることも知っており、お前の役目は、もう終わったと告げた。サリンジャーは俺がやるとムント大使に銃を向けた草鹿だが、真紀が草鹿の銃をはじいた。真紀が新しい暗殺者だとムント大使が言う。
真紀の役目は風間が草鹿をマークするようにしむけること。真紀は国際警察発行のプレスクラブの通行証を持っており、誰にも怪しまれずにサリンジャーに近づける。サイレンサーをセットしたカメラで…と、カメラを構えて室内の酒瓶を撃つ。
ムント大使に殴りかかろうとした草鹿を室生が殴り、ムント大使と部屋を出た。
車で大使館を出ようとしているムント大使と真紀。ムント大使は室生に仕事が済み次第、真紀を国外に逃亡させること、暗殺を決行したら地下の2人を死体にして国際警察に引き渡すよう指示。
黒木の部屋
壇と小田切が部屋に入ってきた。「風間くんから連絡があったかね?」
啓子「それがゆうべからなんの連絡も」
島「どうしたんだろうな?」
吹雪「ミスター・サリンジャーが飛行場へ着く」
小田切は島と檀に護衛にあたるよう指示。
島「オーケー、壇」
部屋の時計は11時30分。
目が覚めた風間は手を縛られていた。近くでおなじく縛られて気絶している草鹿を起こした。何時か気にする草鹿にこいつを見ろと腕を伸ばす風間。
目が見えないってのに、12時か…と見えてる様子の草鹿。
飛行場に到着したムント大使と真紀。すぐあとに島と檀も到着した。
サリンジャー「やあ、しばらく、大使」
ムント「ようこそ。ミスター・サリンジャー。会談の前に新聞記者が会見を望んでますが」
サリンジャー「ああ、そうですか。会いましょう」
なんとか縛られたロープを解いた風間と草鹿。
会見場にミスター・サリンジャーとムント大使が入ってきた。カメラを構えた真紀だが、サリンジャーはカメラは後にしてくれたまえと注意した。
風間と草鹿は地下室を脱出。廊下の通風孔の鉄格子を外して、風間が手下を倒し、北杉も殴り倒した。草鹿が北杉を撃つ。
室生に銃を向ける草鹿。「暗殺を阻止するんだ」
風間「オーケー」部屋の電話で黒木の部屋に連絡。
懐に手を入れた室生を撃つ草鹿。
☎吹雪「吹雪だ」
風間「こちら風間」
吹雪「何? 女の報道写真家が暗殺者? カメラにサイレンサーが?」
改めてカメラの撮影許可が下り、真紀もカメラを構える。
会見会場にいた島に吹雪から女のカメラマンに注意しろと無線が入り、島がサリンジャーをかばって真紀の消音銃を受け、会場は騒然とする。
東 京 国 際 空 港
赤いオープンカーで逃げる真紀を壇と島のオープンカーが追う。島は壇に幅寄せさせ、真紀の車に乗り移った!
すごーい! 風間さんみたいなことを島ちゃんが!
衝突して止まった車から逃げようとした真紀を島と檀が囲んだ。
電話を受ける風間。「風間だ…何? 暗殺は阻止できた。そうか、そいつはよかった」
受話器を置いた風間を殴り倒す草鹿。「暗殺は計画どおり俺がやる。最後の仕上げは俺がやるんだ!」
室生が真紀の高飛び用に用意していたヘリに乗って出発した草鹿を風間が車で追いかける。
島と檀にも吹雪から草鹿がヘリで暗殺に向かったと連絡が入った。
サリンジャーを乗せた車をヘリで追う草鹿。サリンジャーを標的に引き金を引こうとするが何度も目をこすり、ヘリは墜落寸前に急降下。また体勢を立て直し、サリンジャーに向かって引き金を引く。
ヘリが飛んでいき、車は止まった。風間が駆けつけると、サリンジャーは無事で額を撃ち抜かれていたのはムント大使のほうだった。小田切、島、壇も駆けつけた。
風間は草鹿が自分を裏切ったやつを裁くためにヘリで襲ったことに気付く。ヘリが戻ってきて草鹿がヘリから降りてきた。
風間「草鹿、やつは死んだ! 額をただ1発。見事な腕だ」
草鹿「俺は裏切り者は許さない。決着は俺がつけると言ったはずだ」
風間「すべては終わった。俺と一緒に国際警察に行くんだ」
草鹿「まだ終わってはいない。俺とお前の勝負が残ってる」
風間と向き合う草鹿だが、ぼんやりとしか風間が見えていない。捕まるぐらいなら自分で死を選ぶと自分の腹に向かって発砲し、倒れた。近づいた風間は草鹿のまぶたに手をやり、閉じさせた。
プロデューサー:近藤照男
小野耕人
*
脚本:高久進
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
非情のライセンス
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
吹雪一郎:川口浩
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
小田切慎二:中丸忠雄
壇俊介:宮内洋
*
草鹿竜(くさかりゅう):深江章喜
シンシア真紀:原良子
室生:北原義郎
*
北杉:宮口二朗
藤山浩二
矢野:堀田真三
仲塚康介
ナレーター:芥川隆行
*
監督:竹本弘一
<プロフェッショナル・キイハンター。次のカラーシグナルは…偽ドル作りの組織を裏切った女と、その女を助けて挑戦する謎の男・ドミノ。2000万ドルを奪った2人は聞いたんたーに接近していく。ドミノと組織への復讐を誓う女の2人は愛し合う者どうし力を合わせてキイハンターに協力する。組織を倒したと思った最後の一瞬、ドミノの乗った車は断崖から墜落。悲しみのどん底に落ちた女の涙。だが、その裏には想像もつかないカラクリが潜んでいた。キイハンターが暴く秘密とは何か? 次は…>
キイハンター
殺し屋とデートする女
に御期待下さい
ここんとこほぼ高久脚本だな~。131話、133~135話、137話、138話…すごいペース。連続ドラマとも違い、1話完結の話を何個も作るって大変そう。
でも、正直、昨日みたいなコメディ回よりは今回みたいな話のほうが好き。というか基本的に風間メインの回が好きなのと、それぞれちょっとずついろんな人が活躍する回が好きなので、今回は面白かった。
それにしても、毎回、激シブな深江章喜さんを見ていると、また「想い出づくり。」が見たくなってきちゃうな。「深夜にようこそ」の千葉真一さんもだけど、どちらも山田太一脚本で若者を導くいい大人を演じていた。
深江章喜さんと千葉真一さんは、その後、いくつか共演作もあるらしいけど、今、時代劇専門チャンネルでやってる「影の軍団」の深江章喜さんがゲストで出てる回だけでもチェックしてみようかな!? 5/2放送の「影の軍団Ⅱ」の10話とこれから再放送がまたあるかもしれない?「影の軍団Ⅲ」の25話と…( ..)φ

