TBS 1972年3月1日
あらすじ
松の湯に5日間、蓋開けから仕舞い湯までずっといて、弁当まで食べてしまう一人の老人がいた。その人は、実は“番台よもやま話”の著者で、江戸時代から続いた「ざくろ湯」の主人・林田だった。そのざくろ湯も壊されてしまい、残った釜場で余命少ない日々を過ごしていたのだった。
2026.2.12 BS-TBS録画
女湯を見たいというリクエストに応える健。「おかみさ~ん、時間ですよ~!」
脚本:柴英三郎
*
音楽:山下毅雄
*
松野まつ:森光子
*
芙美:松原智恵子
*
浜子:悠木千帆
サチコ:西真澄
*
たき:飯田蝶子
徳一:江戸家猫八
*
マリ:天地真理
りん子:鈴木紀子
*
杉山:曽我廼家一二三
*
健:堺正章
*
小山:小坂一也
すし幸:下川辰平
*
久子:富永美沙子
初:石井富子
君江:島田多江
*
玲子:正司敏江
敏夫:正司玲児
戸山:鈴木博三
*
トン子:藤園貴巳子
エースプロ
*
林田:森雅之
*
一郎:松山英太郎
*
祥造:船越英二
*
プロデューサー:須子信仁
*
演出:久世光彦
*
制作著作:TBS
今回、脚本の柴英三郎さんは昨夜の「キイハンター」でも見たばかり。ちょい下ネタ多めな印象。
女湯に入ってきたまつが番台にいた芙美と代わる。男湯には長いこと老人が居座り、日の丸弁当を食べていた。浜子は弁当を食べ始めた林田を注意するが、まつが止めた。
森雅之さんは古い映画でよく見かける名前。「おとうと」では川口浩さんの父親役。
徳一、すし幸、杉山でどこの誰だとウワサし合う。
茶の間
祥造は昔なら弁当を食べるような客もいたと話す。一郎たちに話す。
健が釜場に行くと、林田が銭湯の”音”を聞いていた。何が音が聞こえないか?と聞かれた健は女湯、マリが風呂に入っている姿を思い浮かべ、痴漢のプロだと林田を罵り、追い出した。
祥造は風呂屋について書かれた随筆集”番台よもやま話”を健に渡した。著者は林田センノスケ。著者の写真から毎日通う老人が林田と分かった。江戸時代から続いていた深川・ざくろ湯の主人。
茶の間
祥造は組合に行き、ざくろ湯が潰れたことを知る。壊された釜場に残っている林田はガンで長くないため、新しい地主が見逃している状態。
毎日通っていた林田が今日来てないのは具合が悪いせいだと気付いたまつが見舞いに行った。医者に話を聞きに行くと、言うことを聞かない患者と言われたというまつ。赤の他人にそこまで言うなよ。
どうして五反田の松の湯まで通うのか聞くと、まつを見初めたという。番台のまつの声が女房に似ている。一昨年亡くなる前日まで番台にいた。ざくろ湯の守り神・石の亀をまつに見せる。
番台に座る祥造。浜子は辺に色気のあるおじいさんだという。
確かに二枚目俳優って感じだもんねえ。
わたしは、ここで死にたいとまつを追い出そうとする林田。まつは、いらっしゃいまし、お寒うございますなどと番台でかける声をかけ、女房として、こんなところへ寝かせるわけにはいきませんと林田を連れ出した。
男湯には小山と戸山が来ていた。アサヒ食堂終わっちゃうよ~と小山を急かす戸山。浜子は林田より小山さんのほうが色気があるとニヤニヤ。
りん子がトン子を連れてきた。祥造は自身に色気があるか聞いた。りん子やトン子にお世辞?をいわれて大喜び。真に受けるな。
まつが釜場に林田の布団を敷いていた。
茶の間
釜場は林田にいちばんふさわしいところだと祥造に説明するまつ。亡くなったおかみさんがどこか私に似てるらしいとも話した。
健は想像しただけで女性に被害を与えると防音工事をしていたが、床に手を当てるだけで風呂場の様子が分かるという林田。祥造にとっての恩人はサチコや浜子にとっても恩人だと2人とも林田の世話を申し出た。
1人でいた祥造のもとへ林田が来て、しみじみ話をする。
夜中、まつが林田の布団にアンカを入れて、風呂場を見ると林田が水漏れを修理していた。医者に何しても言われてから東京中を歩き回ったという林田。探していた銭湯は、ここだという。
釜場
亀を折り紙で折る林田。千羽鶴ならぬ万匹亀。通りかかったサチコや浜子が折り方を習う。
茶の間
寝不足の健。
まつは釜場へ行き、林田に番台に座るよう頼んだ。まつの真意が分かった林田は感謝して番台に座った。50年風呂屋をやってきたが、よその番台に上がるのは初めて。
まつはこれで最後の番台になるかもしれませんよとつぶやく。
いつものように女湯に入ってきた徳一をすぐ追い返した林田だが、男湯でお金をもらう際にゆっくりお釣りを渡した。それはそれで張り合いのない徳一。また床屋のドタバタ。
元気に声掛けをしていた林田だが、やっぱり調子は悪そう。
茶の間
一郎、祥造、芙美がしみじみ名人芸だと語り合う。
釜場で寝ていた林田は昏睡状態に陥っていた。夜の8時ちょっと過ぎ。かけつけたまつに一番忙しい時間だから番台に戻るように言う。おまつさんの声が聞きたいという林田に芙美と番台を代わり、まつは明るく、いつも通りの仕事をする。
番台のにぎやかな声を聞いている林田。健は僕間違ってましたと祥造に言う。
林田の布団の周りには祥造や健、一郎たちも集まる。まつは林田の最期を察し、涙を浮かべながらいつものように仕事を続けた。(つづく)
おぉ…今回は泣かせる話。林雅之さんは、このドラマの翌年1973年に亡くなったのね。すごいおじいさんっぽく見えてたけど、没年62歳か…。
このドラマも残り2回。白黒でいいから第1シリーズから見たかったよ。
最近、オープニングで”火石プロ”を見かけないなと思ったら、1972年2月に社長が検挙されたから? 今出演してる人たちはなんなんだろ??
