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ドラマの感想など

【ネタバレ】ゼロの焦点

1961年 日本

 

あらすじ

松本清張の代表作を野村芳太郎監督が久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子共演、橋本忍・山田洋次の脚本で映画化。北陸を舞台に、戦後の混乱の時代に翻弄された女性たちの悲しみを描く社会派ミステリーの名作。禎子は、お見合いで鵜原憲一と結婚するが、新婚直後、憲一は金沢に出張し、行方不明となってしまう。禎子は夫の行方を捜して金沢に行くが、憲一が、かつて東京で風紀係の警官だったことが判明、意外な事実が明らかに…。

ゼロの焦点

ゼロの焦点

  • 久我美子
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2026.1.26 NHK BS録画。白黒。外付けHDDが不調で新しいHDDを買うことにしました。たまった映画をできるだけ週末までに見て消化したいので録画時間の短いものから見ます。

 

松竹映画

 

上野駅にタクシーで到着した夫婦。

 

禎子<私の名は岡崎禎子。いや、今では鵜原禎子(ていこ)。結婚して今日で7日。1週間目である>

 

本多が窓口で金沢行きと急行券2枚、入場券を1枚購入。5930円。禎子に入場券を渡す。夫の憲一も本多と一緒に金沢に向かう。

 

禎子<夫の憲一は博報広告社の金沢出張所長。だが、結婚を機会に東京本社営業部に栄転。後任の所長、主任から昇進する、この本多さんに簡単な事務引き継ぎをするために金沢へ行く。つまり、夫・憲一には、これが最後の金沢行きである>

 

9時14分。発車のベルが鳴る。憲一は禎子に新宿より渋谷まで地下鉄で出て車を拾うよう指示する。留守中、寂しかったら、アパートにお母さんか妹さんに来てもらって…。1列車が走り出し、12日に帰ると言う。

 

企画:若槻繁

製作:保住一之助

原作:松本清張

   「宝石」連載

   光文社版

脚本:橋本忍

   山田洋次

*

撮影:川又昻

音楽:芥川也寸志

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鵜原禎子:久我美子…字幕黄色

室田佐知子:高千穂ひづる

田沼久子:有馬稲子

*

鵜原憲一:南原宏治

鵜原宗太郎:西村晃

宗太郎の妻:沢村貞子

室田儀作:加藤嘉

北村警部補:永井達郎

*

立川の大隅のおばさん:桜むつ子

本多:穂積隆信

佐伯:十朱久雄

金沢署捜査主任:織田政雄

博報社の重役:佐々木孝丸

禎子の母:高橋とよ

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青木:野々浩介

葉山警部補:磯野秋雄

山田修吾

山本幸栄

鵜原の上司:稲川善一

高木信夫

今井健太郎

遠山文雄

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末永功

小林和雄

川金正直

永沼明

芦原健二

荒瀬功

草香田鶴子

大塚君代

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水木涼子

水上令子

水島光代

原順子

桂通子

村上記代

谷よしの

江馬光括

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賛助

石川県

 富来町観光協会

 鶴来町観光協会

 和倉温泉観光協会

 北陸鉄道株式会社

 石川プリンス自動車

 中部日本新聞

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監督:野村芳太郎

 

本多役の穂積隆信さんも鵜原役の南原宏治さんも「キイハンター」を思い出す。

peachredrum.hateblo.jp

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アパートで洗濯物を干している禎子。母は高橋とよさん。しかし、36まで独身な人って…と禎子の夫になった憲一のことを気にしていた。

 

最初に憲一を紹介されたときは、仲人の佐伯から入社から6年で所長になるくらいだから優秀だと太鼓判を押された。

 

結婚式

祝辞で憲一を褒めまくる重役。

 

12日に戻るという憲一を待っている禎子。2日、3日と過ぎていく。

 

金沢では11日の夜には、たったと言われた。

 

禎子は憲一の兄夫婦に話を聞きに行き、憲一の会社の青木と一緒に金沢に行くことにした。禎子が北陸に行くのは初めて。憲一と来年の夏にでも休暇を取って北陸へ行こうと約束していた。

 

朝、能登半島を通過した。初対面の人と一晩中過ごすのやだね。寝台車とかじゃなく、普通のボックス席だし。

 

博報社金沢出張所

本多は11日に高岡へ行くと聞いていた。

 

禎子は本多と憲一がいつも泊まっていたという宿に話を聞きに行ったりしたが、1年半ほど前、宿を変えたと言われた。捜索願を出したほうがいいんじゃないかと本多が言うので警察へ。

 

本多は禎子を連れて禎子の泊まる宿へ。宿代は会社持ち。禎子は結婚して日が浅く、憲一のことは何も知らない。

 

急に挟まれる禎子と憲一のキスシーン。「君の唇、柔らかいね…。君の体、若いなあ」。ちょっと気持ち悪い発言。禎子は誰かと比べるような発言に女がいたのではないかと考え、本多に聞くが、憲一は競馬、マージャンもやらない真面目な人間。

 

白山荘に泊まっている禎子は佐伯に学校を卒業して博報社に入るまで憲一が何をしているか調べるよう、母にお願いした。

 

丸越工業へ行った禎子と本多。受付の女性は英語で外国人男性としゃべっていた。社長は会社におらず、自宅へ向かった。おお、加藤嘉さんではないか。室田社長の家の外観はアパートで偶然見つけた憲一所有の写真と同じだった。

 

室田社長は、憲一がきれいな人だと禎子のことを自慢していたと話すが、結婚が近づくと落ち込み始めたと話す。憲一と最後に会ったのは1週間前。結婚写真を見せられた。

 

警察から自殺の変死体が見つかったと知らされた。茶の背広だというが、憲一が着ていたのは、ねずみ色の背広だった。本多は金沢に残り、禎子は1人で能登へ向かう。新聞を読んでいると社長の妻・佐知子が記事になっていた。社長の前の奥さんが亡くなり、東京でタイピストをしていた女性と再婚した。金沢の有名人。

 

身投げした遺体の顔を見せられた禎子。しかし、別人だった。

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この警官、高木信夫さんかな。木下恵介アワーに時々出てた。

 

禎子は母から電話で憲一の経歴を聞く。早稲田を中退し、松田商事、17年~22年に従軍、その後、巡査…禎子は憲一が巡査になっていたことがあると聞き、驚く。

 

京都に出張していた憲一の兄・宗太郎が訪ね、禎子に東京へ戻ろうと勧めた。宗太郎は自殺死体を見に行った禎子に憲一は生きてます!と力強く言う。

 

そういや、次男なのに憲一なのね。

 

東京に戻った禎子は憲一が働いていた立川警察署へ。仲の良かった同僚から憲一は風紀係と聞いた。立川はパンパンの名所で風紀係として取り締まりをしていて、事情を聞くと、かわいそうになったと話していたという。

 

兄嫁から連絡があり、宗太郎が行方不明だという。禎子と会う21日まで何をしていたのだろうと思っていると、兄嫁が電報を受け取って泣いていた。

 

ウバ ラソウタロウサンガ ナクナラレマシタ「シキユウカナザ

ワエオイデ コウ」カナザ ワケイサツシヨ

 

うばら そうたろう、ね。

 

兄嫁と金沢へ行った禎子。でも、みんな”うはらさん”って言ってる。

 

鶴来(つるぎ)という町の旅館を訪れた宗太郎。派手な服装の女とケンカをしていて、先に女は帰った。宗太郎が帰らないので見に行くと横になった死んでいた。青酸カリ入りのウイスキーを飲んだらしい。

 

派手な女性は汽車に乗っていて、スキー旅行の学生たちが目撃していた。男たちはパンパンみたいだとウワサし合っていた。

 

今度のことは憲一の失踪と関係があると刑事は思っていた。

 

憲一は風紀係。宗太郎殺しはパンパン風の…と禎子がつぶやく。

 

丸越工業を再び訪れた禎子だが、英語ペラペラの受付、田沼久子は3日前から休んでいた。曽根益三郎という男と内縁関係だったが、もう亡くなっている。

 

禎子は曽根の住所を聞いて、能登へ。羽咋郡富来…汽車とバスを乗り継いで漁村へ。またしても憲一が自宅に隠し持っていた写真の家が見つかった。久子の両親は肺病で亡くなり、昭和22~23年頃、東京に行っていたが、5年前に戻ってきた。主人の曽根にはほとんど挨拶をしたことがなく、挨拶しても顔を背けた。月に10日も東京出張していた。

 

鵜原憲一=曽根益三郎と思った禎子。曽根は能登金剛と呼ばれる崖で妻の久子に遺書を残して死んでいた。

 

禎子は東京へ帰ることにしたが、警察から電話があった。禎子は憲一と久子がケンカになって、久子が殺したのだと刑事に話した。事情を知っていた宗太郎が久子を責めると久子が宗太郎を殺した。そして、久子は自殺した。

 

が、刑事の見立てでは憲一は自殺だという。久子の家から見つかった益三郎の遺書。筆跡は確かに憲一のものだった。

 

また働き始めた禎子。亡くなった父の恩給と母のたばこ店があるものの、働くか結婚するかの二択で再婚する気になれなかった。

 

あの事件から1年過ぎた正月。再び金沢を訪れた禎子。室田夫妻の泊まる能登の旅館まで足を延ばした。禎子には再婚の話も出ており、憲一の飛び降りた崖に花束を投げ込んで気持ちにケリをつけようと考えた。

 

崖にもう1人いたと室田夫妻に話す禎子は佐知子が一緒にいたと推理した。佐知子が曽根が自殺したことにすればいいとそそのかしたのではないか。

 

一昨年の年末、事件は終わったかに思われたが、あのとき、禎子は、もう一度、立川警察署を訪ねた。数日前、室田社長も禎子と同じことを聞きに来ていた。

 

立川署の風紀係をしていた憲一は佐知子がパンパンのエミーであることを知っていた。佐知子は崖から憲一を突き落して、曽根も憲一も消した。すごい人形だったな。

 

社長は禎子に怒り出した。禎子の推理では、憲一が生きていると信じている宗太郎が佐知子と会っていて、もし死んでいるとしたら殺されたのだという。宗太郎は久子を外人相手のパンパンと思って疑っていた。

 

佐知子は車を運転し、宗太郎を旅館まで送り、そのときにウイスキーを渡した。その後、宗太郎は旅館で久子と会った。久子を崖から突き落としたのも佐知子。

 

室田は東京出張のついでに立川警察署に行き、妻の前身を調べようとしたから、禎子が余計な想像をしたという。

 

佐知子が話し始める。偽装自殺を考えたのは憲一。しかし、憲一は佐知子がそれとなく話すまで、立川で会っていたことを知らなかった。崖まで憲一を車で送り、崖の上でふとこの人さえいなくなればと考え、憲一を突き落とした。

 

佐知子は宗太郎に会ったとき、田沼久子と名乗り、憲一が自殺したと伝えた。犯人は、あなたと決めつけるように言う宗太郎は曽根の遺書はあるが、憲一の遺書がないのはおかしいと指摘、社長夫人もあやしいと言い出す。久子のふりをした佐知子が憲一は温泉に身を隠しているといい、宗太郎にウイスキーを渡した。その場でウイスキーを飲み始めた宗太郎は苦しんで死んだ。

 

橋の上で待ち合わせていた久子と佐知子。曽根が鵜原憲一であることをバラし、憲一が久子と別れ、東京で結婚したことも話した。ショックを受けた久子は泣き続け、エミーと呼びかけた。久子も佐知子がエミーだと知っていた。久子もやっぱり立川にいた女で、しゃべり方も変わった。久子と曽根のつつましい暮らしぶりを話した。

 

風邪で寝込んでいた久子は曽根の顔色が悪いことを気にする。何かあったら社長の奥さんのところへ行くように言う曽根。あんたと私の子供が欲しいと言っていた久子。

 

曽根の葬式で泣き続けていた久子。エミーに突き落とすように言う。久子が死ねば、エミーの過去を知る者は誰もいなくなる。エミーの苦労を気遣う久子に、サリーと呼びかけ、抱き合う2人。佐知子は泣きながら取り返しのつかないことをした、夫に話すと久子を車に乗せて走り出した。

 

♬ 荒む心で いるのじゃないが

 泣けて涙も 涸れ果てた

 こんな女に誰がした

星の流れに

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後部座席に乗っていた久子は、ふと目に入ったウイスキーの瓶を見て、ウイスキーを飲んでしまった。久子が飲むと思っていなかった佐知子は驚き、車を止め、泣いた。ウイスキーの瓶を久子のコートのポケットに入れ、車から出し、雪道を引きずりながら運び、突き落とした。

 

佐知子は室田を振り切って車を発進させた。崖に残った禎子。佐知子は20分後、崖から車ごと転落していた。(終)

 

1時間半ほどの作品でよくまとまっていた。犯人と主人公が崖で退治する演出は、この作品が原点らしい。そうなのか。

 

二重生活をしていたのは本当なので、憲一に同情的なものは全くなかった。

 

この映画もフリーズしなかったな。昨日の「キイハンター」だけがおかしかった? でも、HDDが寿命であることには変わりないので、いいきっかけだったんだよ。日曜日までに全部見るのは、まあ、無理だろ。でも月曜朝から新しいHDDで録画したいから、日曜までに何とかするか諦めるか。


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