1950年 アメリカ
あらすじ
ビリー・ワイルダー監督がハリウッドの闇を描き、アカデミー脚本賞など3部門に輝く傑作フィルム・ノワール。売れない脚本家のジョーは、今では忘れ去られた女優ノーマ・デズモンドの屋敷に偶然迷い込む。ノーマは銀幕に復帰するためジョーに脚本の手直しを依頼するが…。ノーマを演じるグロリア・スワンソンと執事マックスを演じるエリッヒ・フォン・シュトロハイム、サイレント時代の大女優と大監督の演技が強烈な印象を残す。
2025.10.29 NHKBS録画。微妙に録画している映画がたまってきたな…
なぜか見たことあるような気がするのは「芋たこなんきん」で話題が出たせいだろうか。
サンセット大通りの午前5時、殺人事件が起こった。
その半年前、売れない脚本家のジョー・ギリスは借金を抱える苦しい毎日を送っていた。パラマウント社に脚本を持ち込むが、閲読係のベティ・ジェーファーからも酷評された。
冒頭から早口のナレーションでなかなか入っていけないな。
自動車代300ドルを借金したいが、誰も金を貸してくれず、いよいよ車を売り、ハリウッドを去って、新聞社に就職しようかと思っているころ、取り立て屋に追いかけられ、サンセット通りの荒れた屋敷に迷い込んだ。
駐車場には1932年に更新が止まった車、誰も住んでいないと思われた屋敷にはノーマ・デズモンドという女優とマックスという執事が暮らしていた。
ジョーはノーマの書いた「サロメ」の脚本をノーマの目の前で読み始めた。くだらないメロドラマと思いつつ、読み進める。ジョーは自分の車を隠すためにも、本心とは裏腹にノーマの書いた脚本を褒めると、ノーマはジョーの言い値の週給500ドルで雇う、このままこの屋敷で暮らせばいいと言い出した。
部屋に案内されたジョーは部屋の窓から外を見る。プールのそばでノーマとマックスは死んだ猿を入れた棺を運び、葬式をしていた。
目が覚めると、ジョーのアパートの私物が運び込まれていた。ノーマがマックスに運び込ませており、部屋も引き払われていた。
脚本をまとめる作業をするジョー。ノーマは常に監視しており、ノーマの出てくるシーンを削ると、怒った。
外出が嫌いなノーマと屋敷内で無声映画を見る。この時代に家の中にスクリーンがあるとは。いつも見るのはノーマ自身が出演していた映画。
離れで暮らしていたジョーだが、雨漏りがするので母屋に移った。今度の部屋はノーマの元夫の部屋。ノーマは3回結婚しており、部屋には鍵がかかっていない。
ノーマは、うつ傾向で自殺をする恐れがあり、マックスがノーマのために毎日ファンレターを書いていた。ジョーの部屋の隣はノーマの部屋。
大みそかのパーティー。ジョーはノーマに作ってもらったモーニングを着て、ノーマとホールで踊る。楽団も来てるし、すごいなあ。10時半になっても客が来ないとジョーが言うと、招待客はジョーだけだという。
ノーマからの好意を拒絶したジョーは、そのまま屋敷を出て、友人のアーティーに会いに行った。アーティーの家ではパーティーが開かれており、ジョーの脚本を酷評したベティと再会した。ベティはアーティーの恋人。
ジョーはマックスに電話し、トランクに服とタイプライターを詰めてくれと頼んだが、今は医者が来ているからできないと言われた。ノーマがカミソリで手首を切ったというので、ジョーは慌てて屋敷に戻った。
左手に包帯を巻いたノーマに新年のあいさつをするジョー。
ベティがノーマの家に電話するが、マックスはジョーはいないと電話を切った。
ある時、ノーマと出かけたときにタバコを買いに立ち寄った店でベティとアーティーに再会した。ベティはジョーにパーティーのときに話したアイデアで脚本を書いたらどうかと勧めるが、脚本はやめたと断った。
屋敷にいるジョーが退屈そうにしていると、ノーマはチャップリンのマネをしたりして、ジョーを楽しませようとした。
ノーマはデミル監督に会いに撮影所へ。デミルはノーマを邪険に扱うことなく、スタジオに招いた。スタジオにいた俳優やスタッフたちもかつてのスター、ノーマのもとに集まる。デミルはノーマに電話したというコールに確認すると、ノーマの所有する車を撮影に使いたいという連絡をしただけだった。
デミルの映画に出演できると思っているノーマははしゃいでいて、デミルは本当のことが言いだせず、撮影を見学するように言う。
ノーマの車で待っていたジョーはベティの姿を見かけて、ベティのもとへ行き、脚本は好きに使っていい、好きにしてくれと言って、ベティと別れた。
ノーマはデミルと仕事ができると張り切っていたが、デミルはコールに車のことは諦めと伝えてくれと助手に伝えていた。
自宅に戻ったノーマは撮影のため、美容に力を入れ、ジョーの行動を干渉する。
夜、出かけていたジョーはベティと脚本を共作していた。アーティーは仕事でアリゾナに行っており、2人の中は深まる。ベティは元々女優志望でレッスンをしていたが、鼻がダメと言われて、鼻を整形したが、今度は演技がダメと言われたと話し、今は裏方のほうが向いているという。
ジョーが屋敷に戻ると、マックスが外で待っていた。マックスは16歳のときにノーマを見出した監督で最初の夫。監督は続けられたが、ノーマの執事には望んでなった。
ノーマはジョーの帰りを待っていて、ジョーが持っていた”「名もなき愛の物語」ギリス&ジェーファー”という原稿を見つけた。
ベティの表情が沈んでいる。アーティーがアリゾナに来いと呼んでいる。結婚登録料も安いし、新婚旅行も兼ねて、ということだが、ジョーが結婚するのが嫌なのか聞くと、今はジョーが好きだというベティ。ジョーはベティと抱き合ってキスをした。
ジョーはノーマがベティに電話しているのを知り、ノーマから受話器を奪い、サンセット大通りに来てくれと言って電話を切った。嫌わないでと泣くノーマ。
ベティは友人の運転する車で屋敷に来た。ハリウッドの豪邸だよと屋敷を案内するジョー。電話したのはノーマ・デズモンドだという。屋敷は浴室付きの寝室が8つ、地下にはボウリング場、1人で暮らすには広すぎるんだよと話す。
すぐに屋敷を出ようというベティだが、ジョーは長期契約を結んでいると言って、アリゾナに行く間に脚本を仕上げろと言ってベティを送り出した。おお、意外と紳士…というかなんというか…
屋敷に戻ると、ノーマはジョーにお礼を言う。ジョーは無視して自室に入り、荷造りを始めた。ジョーはもらった服やアクセサリーを返すが、ノーマは新しいのを買ってあげるといい、ジョーが無視すると死んでやると銃を持ってきた。ジョーはデミルが連絡したのは車を借りるためだとバラした。
私は稀代のスターなの、とノーマは無視して部屋から出て歩き出したジョーを背中から銃で撃つと、ジョーはふらつきながらプールに落ちた。
あのナレーションはジョー自身のものなのか。ジョーはプールから引き揚げられ、ノーマの家にはマスコミが訪れた。
屋敷の中で事情聴取されるノーマ。すっかり自分の世界に入り込んだノーマにニュース映画のカメラを撮影のカメラに見立てて、マックスが監督のように指示を出した。ノーマは宮殿の階段を降りる演技を始めた。幸せすぎて言葉も出ないとカメラに近づく。(終)
ハリウッドの闇、みたいな話、定期的に描かれるよね。
これこれ。これは無声映画時代に活躍した子役の話。
今ではすっかり忘れられた女優になったノーマだけど、不動産や油田を持っていたため、ぜいたくな暮らしは維持できてたみたい。なら、そんな落ちぶれ感出さなくても…ぜいたくな暮らしではなく女優がやりたいんだろうなあ。
