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【ネタバレ】ありがとう 第3シリーズ 第30話

TBS 1973年11月15日

 

あらすじ

歌の家出騒動があってしばらく経った朝、仕入れに出掛けた歌は、かねてから愛にプロポーズしていた健二(前田吟)に出逢い、愛を嫁さんにくださいと申し込まれた。丁度そこに居合わせた百子は、そんな健二の話を聞いて何故かショックを受けた。百子は、愛を自分の息子の元気(石坂浩二)の嫁にと、密かに思っていたのだ。

ありがとうの歌

ありがとうの歌

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2025.10.16 BS12録画

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いつの間にか、もう半分過ぎてるんだね。第1シリーズなんて30回で終わりだったもんね。

 

愛と元気、後ろに荷物を持った健二と素子が並んで歩いていた。愛と元気は怒っていて、愛は「母さん、ただいま。結納の道具買ってきたよ」と魚平の戸を開けて言い、元気も「おふくろちゃん、夫婦座布団買ったよ!」と八百一の戸を開けて言う。にらみ合って、それぞれの家に帰った。

 

作:平岩弓枝

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音楽:平井哲三郎

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主題歌(クラウンレコード)

ありがとう

  作詞:大矢弘子

  作曲:叶弦大

  編曲:小杉仁三

  唄:水前寺清子

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協力:東京魚商業協同組合

   築地東京青果物商業協同組合

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志村愛(あい):水前寺清子

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志村歌(うた):山岡久乃

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松永孝夫:久米明

熊取唯一(ただいち):岡本信人

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寺川元気(もとき):石坂浩二

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寺川百子(ももこ):葦原邦子

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熊取乙美(おとみ):園佳也子

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新堀名津(なつ):長山藍子

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新堀未絵(みえ):音無美紀子

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山口中(あたる):時本和也

柴田保:森本健介

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中央明子(なかおあきじ):井上順

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中央玉子:波乃久里子

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中央玉之輔:佐野浅夫

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中央方子(まさこ):奈良岡朋子

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中央素子(もとこ):沢田雅美

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木下三三九(さんさく):児玉清

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木下行司(ぎょうじ):新克利

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木下桔梗(ききょう):佐良直美

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松永育:大空眞弓

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演出:川俣公明

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プロデューサー:石井ふく子

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制作:テレパック

   TBS

 

今回は結納回だから、レギュラーメンバーしか出てこないのかな? 

 

結納の朝

歌が自ら着付けをしていた。でも、やっぱり結納は11月11日の日曜日で、前の週の日曜日にデパートに買い物に行く方がつじつま合うよね。

 

11月3日 文化の日で土曜日だけど休みで元気も育も休み…と思ったのに、健二は慌てて帰ったよと言ってるから、その日のうちに結納ってことか。

 

松永と育が訪れ、愛が迎え入れた。歌はコンパクトで顔チェック。松永と歌はペコペコと頭を下げあう。

 

育と愛が本を見ながら結納の手順を確認。本を見てもいまいち分かってない娘たちを歌、松永が教える。

 

目録

長熨斗…アワビを薄く伸ばしたもの。アワビは延長、進展などおめでたいときに使う。

金包

末広…扇子。

友白髪(ともしらが)…白い麻糸。髪の毛が白くなるまで添い遂げる。

子生婦(こんぶ)

寿留女(スルメ)

 

中央肉店

♪めでた めでたの~とご機嫌に歌っている玉之輔。

花笠音頭(山形県民謡)

花笠音頭(山形県民謡)

  • 大塚文雄
  • 演歌
  • ¥255
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名津たちに勝手に告げられたこととは別にいいのか。気にするのは現代人だから?

 

方子はまだお腹に赤ちゃんがいるんですよと手放しで喜んでいない。ボケッとしているうちに親になるんですものと嘆く。同じ親なのに不公平。玉之輔は妻子を養うために働いてると胸を張るが、方子は私も働いてましたよと反論。まだまだ50にならないのにおばあちゃんなんてあんまりだわとタバコを吸う。

 

玉子の前ではやめてね。

 

熊取酒店の前で唯一はウロウロ。乙美も中も気にするが唯一は運動だとごまかす。

 

日曜日は出かけないと言う中に彼女いるんやろ?と突っ込む乙美。日曜日は、おデートしないんか?と聞く。中はもちろん彼女がいる。女なんてほっといたらいい、そっちから電話してくると答える。その方がモテる。ほっといたら向こうから追いかけてくる。

 

これは、ただしイケメンに限る、の例じゃないか!?

 

素子は八百一に入ったきりだと気にする唯一。八百一は定休日。

 

唯一は言い訳をつけて八百一に行った。中は唯一が素子を青果市場に送っていってることを乙美にチクる。

 

寺川家

元気は素子と百子にイチゴのショートケーキを運んできた。元気は甘いものも酒も好き。お砂糖と心中してもいいみたい、肉まんとあんまんなら必ずあんまんを選ぶと百子が言う。お酒も甘いものも好きならお金がたまらないという話から、元気が貯金をしている話になり、今の貯金額が900円と分かり、素子が笑う。

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健二は貯金500万あるからね! 実家暮らし、サラリーマンの元気が貯金がないって信じられない。

 

唯一がサツマイモを買いに来た。元気が店に出たが、素子が在庫を把握しており、5本300円で売った。元気と素子の話が盛り上がり、唯一は帰るしかなかった。

 

志村家

結納の品も並び、結納が始まる。

育「幾久しくお納めください」

歌「幾久しく受納いたします」

 

愛「結納でございます。幾久しくお納めくださいませ」

松永「幾久しく受納いたします」

 

これで終わり。物足りなく感じた育と愛は三本締めをする。

 

「幾久しく~」というフレーズは、「天までとどけ」という昼ドラで覚えたな。最初のシリーズはまだ爽やか好青年だった竹内力さんが高校教師役で13人きょうだいの長女と結婚するんだよね~。ドキドキしながら見た思い出。

 

新堀荒物店

11月だから蚊取り線香を片付けようと未絵が言うが、名津は最近、暖房で暖かくなったから今でも買いに来る客がいると言う。ハエ叩きもいる。

 

三三九が買い物に来た。トイレットペーパー1ダース、チリ紙。ほんとに500枚ありますか?って細けぇ。セブンスター1本。あまりしつこいので未絵が枚数を数え始める。すごい悪質なクレーマー。

 

熊取酒店

唯一は店に飾っている菊の花をむしって花占いをしていた。乙美は素子の買い出しについていくことを責めた。あんたは運転手やないで! 元気が買い物に来ると、この子は運転手ちゃうで!と大学を出てないから運転手扱いするなんてと嘆いた。唯一は友達だから自発的にやっていると言うが、元気ももっちゃんによく言っておきますと買い物もせず怒って帰った。

 

寺川家

玉子と明子が妊娠報告に来て、相変わらず玉子は食べていた。来年6月までにたくさん育児書を読んで、いいおばあちゃんになるという百子。「これからはお父さんも育児に参加しなきゃね。うちとか中央さんみたいな商売屋は夫婦で協力しないと奥さんばっかりが重荷を背負うことになるんだからね」。さすがだ! 

 

赤ちゃんが産まれる前の今からでもよくいたわってあげなければならない。重いものを持たせたり、冷えるようなことをさせたり、精神的なショックを与えないこと、つまらない心配をかけない、などとあれこれ注意する。

 

いつの時代も変わらないね。というか、ホントは今の時代から見たら、昭和って、こんな当たり前のことを注意しなきゃならなかったの?くらいになってなきゃいけなかったのに、全然変わってないような?←旧ツイッターに毒され過ぎかも。

 

元気が帰ってくるが、テンションが低い。元気はひと言、明子たちに「おめでとう」と言い、素子には唯一に車の運転を頼むのをやめてくれないかと話した。唯一は夜中の2時3時まで経済学の勉強しているので危ない。

 

玉子は素子が八百一にお嫁さんに来ればいいと提案。

 

志村家

そろそろ結納の買い物に出かけたらいいと言う育と愛。松永は4人で出かけてどこかで食事に行こうと誘うが、娘たちは2人で行って来いと送り出した。愛は鯛の尾頭付きのいいのがあったので取っておいていた。

 

中央肉店

食べ通しの玉子。方子は食べないでいられないと玉子をかばう。ひたすら優しい明子を見て、今の若い人は親切でいいわねえと感心する。そんな時代じゃなかったと言う玉之輔にあんな時代だって、裏の杉浦さんはちゃんとおしめを洗っていたという方子。やっぱり時代関係なくやる人はやるし、やらない人はやらない。

 

玉子は私のベビーが産まれたら、お父さんにおしめ洗わせてやるという。

 

歌と松永が訪ねてきて、娘たちが結納してくれたと事後報告したので、玉之輔たちは驚く。だしぬけにお騒がせしましたと松永たちは帰っていった。魚平のおばさん若返ったみたいと娘たちがいうので、方子は年が変わらないのに、あっちは花嫁、こっちはおばあちゃんとすねてしまった。

 

三三九

店で帳簿をつけていたところに未絵と名津がチリ紙などを届けに来た。チリ紙は13枚足らず、トイレットペーパーは10~13cm足りなかったと報告した。悪質クレーマー・三三九に未絵は怒るが、悪質なメーカーを締め出さなきゃいかんと三三九は、どこ吹く風。男なのにケチでしみったれてると言う未絵。ほんと!

 

デートから帰ってきた桔梗が出すべき時にお金を出してくれる、合理的だと三三九をかばった。

 

こんなことで半日潰れちゃったという未絵。桔梗は滝本とデートに出かけたら、おあんちゃんが2万円いれてくれたととほっこりエピソードを披露した。

 

商売なんて嫌だという未絵に今どきの若いもんは、と老害発言を繰り返す三三九。

 

バカな女とか児玉清さんに言わせないでよ、もう!

 

三三九のいれた2万円は、来月の給料から1万円ずつ引くと聞き、さすがに未絵もあきれる。

 

志村家

尾頭付きの鯛、卵とじのおつゆ、酢豚…と愛が提案すると、育は酢豚が家で作れると知り、驚く。松永の好きなものは大根おろしおかかをかけたもの、シイタケ焼き、ほうれんそうのおひたし、キャベツの千切りにソースをぶっかけたもの…育のレパートリーはカレーライス、シチュー、肉屋のコロッケくらい。

 

愛は茶わん蒸しを作ろうと提案した。育が父はベチャベチャしたもんが好きだという。

 

熊取酒店

乙美が中に配達を頼み、店番しながら電話で注文を受けた。唯一は不在。

 

八百一

店の整理をする元気。勤めを辞めようかと悩む。百子は元気が八百屋がもとから好きじゃないし、一人でいるほうが向いてるんだから、好きなことをしなさいという。

 

愛がサツマイモを買いに来た。サツマイモ2本、長ネギ5本、シイタケ、三つ葉は売り切れ。元気は愛から「母さんの結納」と聞き、安心する。愛もまた、元気がいとこのために夫婦座布団を買ったと聞き、機嫌が直る。元気は愛が買ったものをお祝いだと言ってタダにした。そして、また遊びにおいでと誘った。

 

志村家

元気が自宅の冷蔵庫にあったという三つ葉、ゆず、豆を持ってきた。

 

出来上がった料理を父の仏壇にあげる愛。育の亡くなった母のためにもとっておいたので、育は感心する。

 

帰ってきた歌は松永の買ってくれた指輪を娘たちに自慢した。歌が買ったのはベルト。愛はベルトなんて…と恥ずかしがるが、育はギューッと締めてもらいなさいと喜び、♪ここに幸あり 青い空~と歌い出す。

ここに幸あり

ここに幸あり

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乙美が唯一が書き置きを残して家出した~駆け込んできた。(つづく)

 

さすがにこれからは休止なしに進みそう。でもな~、月~金で1話ずつ放送のほうが嬉しい。

 

しかし、中盤であっさり歌さんが再婚するとは思わなかったな。もつれにもつれるかと思ったら、愛も育もさっぱりしたタイプってことだね。