TBS 1968年6月15日
あらすじ
宝石、美術品盗難事件。1億円の翡翠像。鮮やかなプロの手口。次に満州の星と呼ばれるダイヤの首飾りが狙われている。だが、その持ち主の夫人が殺された。怪しい影は正体不明の中国人兄弟。パリから来た国際的泥棒職人の日系フランス人。だが、名人芸を誇るプロは殺人を犯さないはずだ。では、いったい誰が?
2025.10.15 J:COM BS録画
ナレーター<この部屋のグループは5人>
元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎
元 諜報部員・津川啓子:野際陽子
カー狂・島竜彦:谷隼人
記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子
元 新聞記者・風間洋介:千葉真一
<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>
国際警察特別室
UNIPOL JAPAN
国際警察・村岡特別室長:仲谷昇
<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>
KEY HUNTER
制作:東映株式会社
TBS
頭にライト、目出し帽の男がエレベーターを吊るすロープ伝いに潜入し、赤外線コードを切断、目的の仏像を手に入れた。
新聞の輪転機
東洋コレクション襲わる!
店員「諸物価の値上がり、ドルにポンド、こう世界経済が揺れ動いておりますと、安全有利なご利殖の方法は、なんと申しましても…」
啓子「ダイヤモンドは永遠ってわけね」指輪をはめ、鏡を見てニッコリ。
店員「さようでございます」
値段を聞くと、1000万! 啓子は指輪を外し、30万の指輪を手にした。
部屋で「LIFE」を読んでいた黒木は嫌な予感!?
啓子は支払いは小切手でもいいか聞くと、店員から現金システムだと断られ、霞が関ビルの黒木の紹介だと言って、カウンターでサインすることになった。
いざ、ペンを手にした啓子の背後を歩く男を何度も確認する。
ボーラーハットにステッキを持ち、スーツ姿の男は「これを包んでくれ」と何か買い物をしていた。待っている間、売り場の獅子の置物をステッキの先についた小さなライトで照らしていた。赤外線チェック?
啓子「ピエール? あっ、やっぱりピエールね。いつ日本に来たの?」腕を組むが、ピエールは無視。
ピエール「人違いじゃありませんか? 僕はあなたを知りませんよ」啓子の前を去った。
啓子「なるほど、そうか。純金の唐獅子、まあ、1億はするんじゃない?」
ピエール「ほう、そうですか。美しいものは違いますな」
啓子「フフッ、しおらしいこと言っちゃってさ。赤外線に錠前、あなたの腕だったら、まあ、物の数じゃないわね」
店員が一斉に聞き耳を立てる。
啓子「ねえ、プロならプロらしく白状しなさいよ。宝石泥棒のピエールだって」
ピエールは代金の100万だと言って、店員に札束をそのまま渡した。
店員「はあ、確かに。ありがとうございます」
帰り際、「ようやく思い出しましたよ」と振り向いたピエール。「津川啓子。お目にかかったのは確かイスタンブール。トプカピ宮殿のある。君は、すばらしい腕だった。何しろ宝石泥棒にとっちゃ難攻不落といわれた、あのトプカピ宮殿に忍び込んでエメラルドをまんまと盗み出してしまったんだ」
啓子「あたしが?」
ピエール「君が日本へ帰ってるとすると、今、世間を騒がしている姿なき怪盗っていうのは、ひょっとすると…」
啓子「えっ? まあ、冗談じゃないわよ」
ピエール「チャオ」と帰っていった。
ピエールを追いかけようとした啓子を店員が止めた。
啓子「泥棒は、ほんとにあっちなのよ」
店員「代金は、やはり現金で頂きとうございます」
啓子「でも、あたしは黒木さんの紹介…」
店員「いえ、別にお疑いするわけじゃございませんが、でも、もしなんでしたら支配人室のほうへどうぞ」
啓子は渋々外していた指輪を返し、「そのかわりね、純金の唐獅子が盗まれたって知りませんからね~だ! ふんっ」と店を立ち去った。
階段を下りると、正面に眞野郷子美容院の看板。いや、ドラマと関係ないけど、つい目についてしまった。
啓子がオープンカーで走り去ると、対向車線で啓子の車を見ていたピエールが啓子の顔写真付きの身分証明書?を盗んでいた。
津川啓子
昭和15年4月1…
本籍地……霞ガ関1番地
野際陽子さんは昭和11年生まれなので実年齢より4歳若い28歳設定か。
Coffee & Snacks
Fantastic
JAPAN
喫茶店で新聞を読んでいた風間。「へえ、またしても姿なき怪盗ね」
新聞記事
姿なき怪盗
中国の秘宝
唐獅子牡丹盗まる!!
いぜん証拠つかめず
啓子「やっぱりピエールだわ」
黒木「ピエール?」
啓子「うん、きのう、翡翠堂で会ったの。久しぶりに。あたしがフランスの情報部時代に徹底的にマークした男なのよ」
黒木「フランス人か?」
啓子「ううん、お父さんは日本人らしいわ。小さいときに曲馬団に売られてね。空中ブランコとかアクロバットとか徹底的に仕込まれたの。だからね、体がまるでこんにゃくみたいにしなやかで柔らかくって、ちょっと三枚目なんだけどね、とってもかっこいいの。フフッ」
島、黒木、啓子、風間が並んでトーストとコーヒーで食事している。
啓子「大体ね、翡翠堂の赤外線装置なんて、あんなものはね、まるっきりちゃちなもんなのよ。パラフィン溶かして流し込んじゃえばね、ベルなんて全然鳴らないの。あれはプロにとっちゃ、おもちゃみたいなもんよ」
店に入ってきた男2人は啓子の話を聞いて、啓子に近づいた。「津川啓子だね?」
啓子「うん」
男が紙を渡した。
啓子「うん?」
男「逮捕状だ。現場(げんじょう)に免許証を落としてきたのが運の尽きだったな」と啓子の手に手錠をはめた。
啓子「ああ、ピエール…」
あれ、免許証だったのか。
黒木たちが部屋に戻ってくると、部屋が荒らされていた。部屋に残っていたユミが警察の人が来て、部屋中、片っ端からやったのだと話した。
黒木「ユミちゃん、ことしになって国内で起こった宝石、美術品のたぐいで盗難に遭ったやつを順繰りに言ってごらん」
4月7日 東洋コレクションが襲われ、続いて、純金の楊貴妃像が盗まれた
5月20日 品川の舞踏会 孫悟空の石と呼ばれるエメラルドの首飾り
今度は唐獅子牡丹。戦前、満州で美術館にあったものを日本兵が内地へ持ち込んだ。残った1つが満州の星。
よく見たら、島の髪がヅラでなく、本当の丸刈りになってる??
黒木「おい、ピエールという男を探れ。入国管理事務所へ行きゃ何か分かる」
風間「イエッサー、ボス」
残った島は800カラットのダイヤモンドの写真を見つめた。
800カラットのダイヤモンドのネックレスを見ている夫人・淑江。その足の爪を磨いている女性。茅島成美さん、若いね~。金八の頃ですら、加藤におばはんって言われてキレてたからな~。
淑江「どう? あなた」
波多野「保険会社の人が来たよ」
波多野役の柳沢真一さんは「嵐を呼ぶ楽団」で見た。ドラマー役。
島が保険会社の社員として潜入していた。「毎度、お引き立てにあずかっております」
淑江「またにしてちょうだい。ちょっと旅行に出ますの」
島「ほう、どちらへ?」
淑江「熱海のニューフジヤホテル」
島「お供させていただきます」
淑江「フフッ、なんですって?」
島「奥さま、満州の星が狙われております。銀行の金庫からお出しになったと伺い、慌てて飛んでまいりました。何しろ1億円の保険がかかっておりますので、はい」
淑江と波多野の乗る車の後ろを島と秘書・茉莉が同乗して追いかける。「奥さまに新しい恋人ができた証拠ですわ」と茉莉が言い、新しい恋人ができると満州の星を金庫から出してきて胸を飾るのだと説明した。旦那さまには、なんにもさせずにお小遣いだけ与えて、まるでペットのように飼い殺し、なぶり尽くす。
ペットの扱い、ひどすぎるだろ!
島「そりゃまたハレンチ」
茉莉「耐えきれなくなった男が逃げ出すと、お金の力で、また新しい恋人。若くてハンサムな」
島「こいつは僕も気をつけないと」
茉莉「意外としょってるのね」
島「うん?」
でも、波多野は若くてハンサムって感じじゃな…(失礼)
島たちの車を追い越し、淑子の乗る車の前でブレーキをかけて止まった車からピエールが降りてきた。
淑子「あ~ら、あなたでしたの。どこのいたずら坊やかと思った」
ピエール「きょうは僕までお招きにあずかりまして」
淑子「うれしいわ。来てくださって」
波多野「どなた?」
淑子「最近、お近づきいただきましたの。パリで絵を描いてらしたとか」
ピエール「いや、詩人ですよ。(波多野に)山口です。はじめまして。(淑子に)満州の星はお持ちいただけたでしょうね?」
淑子「ええ、ちゃんとここに」
ピエール「由緒あるダイヤを一度、拝見させていただきたくて、奥さまにご無理を申しました。じゃ、ホテルへは、ひと足お先に」オープンカーにさっそうと飛び乗る。
茉莉「奥さまの新しい恋人」
ピエールをにらみつけるように見る島。
ニューフジヤホテル
フロントで波多野の連れだと言って、チェックインしたピエール。「島さまへ 黒木さまからのご伝言が届いておりますが」と言われ、僕から伝えておこうとメモを受け取った。フロントから今、ポリネシア祭りを開催していると案内された。
アロハシャツを借りたピエールはロビーでメモを見た。
6月3日 AM
ピエール・ドール
年令30才位 フランス帰り
日本名は山口と名乗って
いる。一見、三枚目
ピエール「ハハッ…えっ? ふ~ん」と三枚目の表情をしてメモを捨てた。
レストラン
ピエール「奥さまのお幸せを祈って」
淑江「ありがとう」
ピエール「乾杯」淑江にウインク。「美しい。冷たさと輝きの中に僕の心が溶け込んでしまいそうだ」
淑江「山口さんって、さすがに詩人。あなたにこれだけのことが言えて?」
無視してシャンパンを飲む波多野。
淑江「ピエール、あなたの幸せのために」
ピエール「メルシー」島の視線に気付き、シャンパンを勧める。「どう? 君も」
島「いや、勤務中ですから」
ピエール「お堅いことをおっしゃる。ハハハッ」
島「満州の星から目を離すわけにはまいりません。この部屋のどっかに…いや、われわれのすぐ近くに宝石泥棒の目が光ってないとも限りませんから」
ピエール「まさか。ハハハハッ…」
島は通りかかった店員にジュースを注文し、レストランに入ってきたチャイナドレスの女性に見惚れた。その間にピエールは島のジュースに怪しげな粉末を入れた。
ピエール「ハハッ、ダイヤよりもご婦人に興味をお持ちらしいな」
ピエールや茉莉に笑われて、島はジュースを一気飲み。
チャイナドレスの女性に同じテーブルの男が中国語で話しかけていた。「(中国語で)いよいよ、今夜だな」
女性「(中国語で)長かったわね、兄さん」
男性「(中国語で)死んだ父さんのために…」
女性「(中国語で)ピエールの成功を祈って…」
♪(演奏『夜があるかぎり』)
甘えていいの いいの
今夜のあなた
白いシャネルのスーツが
女性歌手が歌いながら歩いている。この歌、iTunesになかったよ。ピエールと淑子が踊っているのを見て立ち上がった島だが、呂律も回らず、頭を抱えて座った。
顔を密着させて踊っているピエールと淑子。
ピエール「盗みたい」
淑江「盗む?」
ピエール「自分のものにしてしまいたい。あなたの大事なものを」
淑江「ピエール」
先ほどの中国人兄妹も踊るふりをしてピエールたちを監視。
女性歌手は、啓子にすり替わった。
物陰に引っ張られた女性歌手は黒木とキス! どういうことよ!?
テーブル席の波多野と茉莉は親しげに手を握り合う。
今度は啓子が歌いながら歩き回り、さりげなく島を起こす。
淑子「ピエール。あたしは、もう、あなたのもの。どこへも行かないで。ピエール」
ピエール「恋…永遠に輝き続ける美しいものへの恋。私の唇が吸い付いて離れなくなる」首筋にキスをしながら、満州の星を口の中へ。その宝石を中国人男性がグラスに入れ、妹と乾杯。
啓子が歌いながら中国人兄妹やピエールたちに近づき、さりげなく確認。
歌い終わり、ピエールが淑子にお礼を言うと、満州の星が元に戻っていた。中国人男性のグラスの中はキャンディ?にすり替わり、啓子が去った。
ルームサービスだと言って、ボーイのふりをして中国人兄妹の部屋へ行った風間。さりげなくトランクのカギを開けていて、地下駐車場まで運び、車のトランクに入れようと持ち上げたときに落としてふたを開けた。中身は仏像。
中国人男性・楊は風間を殴り、車で出ようとしたが、風間が止め、殴り合い。今度は黒木も参戦。女性が楊に中国語で呼びかけ、車で行ってしまった。
ピエールは啓子を人質にとり、「俺のスポンサーが逃げ延びるまで、じっとしていてもらう」と脅した。人質は30分後に間違いなくお返しする、と車で走り去った。
ピエールの車の助手席に乗る啓子。「あの中国人は何?」
「さあ?」ととぼけるピエール。僕は腕を買われている、フランスまで訪ねてきてくれて目より高く札束を積まれたという。
砂浜で車を止めたピエールは啓子を泳ぎに誘った。うつぶせになったピエールの背中に砂をハート型に乗せた啓子。
ピエール「コートダジュールでこうやって泳いだことがあったっけね」
啓子「そうだったかしら」
ピエール「あのときも君は始終、僕にくっついてて仕事の邪魔ばかりしてくれてた」
啓子「今夜は、あなたがあたしを離さない番ね」とピエールとキス。「あなた、まだ満州の星を諦めちゃいないわね。でも、そうはいかないわ。あたしの目の黒いうちは絶対、盗ませないからね。あたしたちって、よっぽど相性が悪いのね、フフフッ」
しかし、ピエールは、いつの間にか啓子のそばから消えて、車を発進させていた。
啓子「洋服泥棒!」
ホテルのロビー
淑子「あのピエールが宝石泥棒だったなんて」
支配人「あの、奥さま、私どもニューフジヤホテルの金庫は赤外線装置もついてございますから、責任を持ってお預かりいたしましょう」
淑子「いいえ、結構」
支配人「はあ?」
淑子「今夜から肌身離さず持つことにするわ」
黒木「かえって危険ですよ」
淑子「山口…いえ、あのピエールが盗みに来るなら来てほしい。今度は、どんな手管で忍んでくるか楽しみだわ。茉莉、休みましょう」
波多野「ああいう女でね、失礼しました」
黒木たちは保険会社の人ということで支配人に中国人の残したメモを見せてもらった。
楊徳春(よう・とくしゅん)
香港九龍彩虹邨紅…
34歳
黒木は戦前、満州のある美術館長をしていた中国人が日本人に殺されて、その美術品が持ち出されたことを思い出した。その男の息子の名前が楊徳春。娘が秀蘭(しゅうらん)。奪われたものを取り戻しに来た復讐だと勘づく風間。
島がようやく目を覚まし、無人で動く荷物が乗ったカートを目撃。カートがなくなると、啓子が水着姿で隠れていた。
ホテルの外に出た島は深呼吸し、望遠鏡で街を一望。密会している男女を目撃した。
茉莉「今のままだったら2人とも、ほんとの抜け殻になってしまうわ。あたしだって、いつまでも、あの女の前にひざまずいて足の爪を磨いてるばかりが能じゃないわ。結婚しましょう」
波多野「茉莉」
茉莉「長い間、待ってたチャンスが今、やっと来たのよ。あの女の財産、そっくり頂いて」
波多野と茉莉がキスしようとしてるところを見てしまった島。
翌日、淑子とゴルフをした黒木と啓子。淑子は茉莉を連れて、シャワールームに向かった。島がピエールの車が駐車場に止まっているのを見つけ、黒木たちに報告。
黒木「シャワールーム」
啓子「女装するって手もあるからね」
啓子はホテルのシャワールームへ。「ピエール?」と呼びかけると、傘が倒れてきた。淑子は満州の星をつけたまま、シャワーを浴びに行き、啓子は誰かに後頭部を殴られて倒れた。
淑子の入ったシャワー室のカーテンの隙間から誰かが銃を向けた。銃声がロビーにいた黒木たちの耳にも届いた。
シャワールームに行くと、茉莉が助けを求めて倒れた。ボス、しっかり胸を触ってるな! がっつり胸を触って、お姫様抱っこしてベンチに寝かせた。近くに倒れている啓子も発見。淑子は倒れており、満州の星はなくなっていた。
ピエールが猛スピードで車を出し、風間が追いかけた。カー狂なのに、なかなか車に乗るシーンがない島。車上アクションすごいな~。毎週2時間ドラマ…いや、映画並みのスケール。
ピエールは風間を振り切り、走り続けたが、パトカーを見かけ、手前で強引にハンドルを切り、車は炎上して崖を落ち、ピエールはステッキにつかまってなんとか助かった。
風間が黒木たちのいるホテルのロビーに戻ってきた。いくら捜してもピエールの死体は見つからない。
啓子「宝石泥棒の体は曲芸師とおんなじなんだもん」
島「今度はドジばっかりだよ」
風間「そう」
啓子はゴルフ場の事件はピエールの手口ではないと黒木に言う。人を殺して盗むなんて絶対ピエールじゃない、誰かに先を越された。
風間「じゃ、誰よ? 誰がダイヤを盗んで奥さんを殺したの?」
啓子「う~ん、女だけしか入れない部屋。あのとき、いたのは、あたしと奥さんと秘書の茉莉」
黒木「もし秘書が旦那とデキていたとしたら?」
島「ボス、そのとおり。あの2人はデキてる」ゆうべ見たというと、どうしてもっと早く言わないんだよと黒木に突っ込まれる。恋愛は自由だという島。
黒木「秘書が旦那とグルになってピエールに罪をなすりつけて邪魔な奥さんを殺したとしたら」
証拠は満州の星を持っている人間。
波多野と茉莉がロビーに出てきた。黒木は5分だけ引き付けるから風間が波多野の部屋、啓子が茉莉の部屋を見てくるように命じた。黒木は保険金の支払いの件について話があると言い、引き止めた。
風間と啓子は廊下を歩いていた掃除係からスプーン?を奪い、鍵を開けて、それぞれの部屋に入った。
5分後、部屋を元通りにして、部屋を出ようとしたが、もう波多野たちは廊下を歩いていた。しかし、茉莉が部屋に入る前、波多野を呼び止めキス。その間に風間は部屋を抜け出し、茉莉は部屋に落ちていたスプーンで誰かがいることに気付き、銃を持って部屋を探索し始めた。
あれ、スプーンなわけないな。掃除に使う用具? すごく柄が長い。
しかし、茉莉の部屋にピエールから電話があり、啓子は見つからずに済んだ。ピエールは茉莉が淑子を殺し、満州の星を盗むところを見たと言い、満州の星さえこっちへ渡してくれたら僕は何も見なかったことにすると取引を申し出た。飛行場、5時。
啓子は、そのすきに部屋から脱出。
茉莉は自ら車を運転し、飛行場へ。格納庫でピエールと会った。茉莉はカツラの間から満州の星を出し、ピエールに渡そうとした。
ピエール「俺たちプロの上を行ってる」と満州の星を取ると、茉莉はカツラの下に銃を隠していた。
茉莉「私はアマチュアのトップクラスのつもり。死んでいただくわ」と笑顔を向けた。
啓子と風間が近づこうとすると、銃で撃たれてピエールも茉莉も死んだ。
楊「(中国語で)日本人、みんな死ね!」とどめにまた撃つ。秀蘭が満州の星を取り、楊がピエールの死体の脇に現金のたくさん入ったアタッシュケースを投げた。
小型飛行機に乗った楊と秀蘭。
楊「(中国語で)30分で西小島…そこに船が待っている」
秀蘭「(中国語で)兄さん…」
飛行機の後ろに黒木、島が潜んでいて、殴り合いで飛行機が大きく傾く。
楊「(中国語で)日本人は私の父を殺した!…美術品を奪った…奪われた物を取返すのが何故悪い!…何故!」縛られ、大きな声で叫ぶ。飛行機は黒木が操縦。
ホテルのプール
外国人女性の水着のサービスシーン!?
啓子「ハァ、戦争の傷痕がまだ残ってたのね」
島「あの中国人のきょうだいの気持ち、よく分かるような気がするな」
黒木「いや、とられたものを力ずくで取り返そうとする。だから戦争になるんだよ。理由はどうあれ2人を許すことはできんな」
風間「なるほど。さすがはボス。なかなかいいことをおっしゃる」啓子に目配せして、椅子ごと黒木をプールに落とそうとする。背面から落ちるのは怖い。
ユミ「ちょっと待って! こんなところでふざけてる場合じゃなくてよ。みんなの留守中、東京のマンションにコソ泥が入って、金めのものをすっかり持っていかれちゃったのよ」
島、風間、啓子もがっくり来て、結局はプールに落ちた。
プロデューサー:近藤照男
坪井久智
*
脚本:池田雄一
*
擬斗:日尾孝司
*
音楽 :菊池俊輔
主題歌:キイハンター
作詩 :佐藤純弥
作曲 :菊池俊輔
唄 :野際陽子
テイチクレコード
*
黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色
*
津川啓子:野際陽子…字幕緑
*
島竜彦:谷隼人
谷口ユミ:大川栄子
*
風間洋介:千葉真一…字幕水色
*
ピエール:ジェリー藤尾
*
波多野:柳沢真一
淑江:福田公子
茉莉:茅島成美
*
団巌
相原昇
*
久保比左志
山浦栄
木村修
泉福之助
中村直太郎
*
監督:瀬川昌治
<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…愛撫に燃え盛る一瞬、殺されたのは外国大使館員。キイハンターの追う目の前でその女は埋葬されたのに美しい横顔に黒いアザのあるその女は生きていた>
ゲスト
<幽霊か、罠か。海上に浮かぶ不気味な貨物船にはネズミ1匹いない。そこに潜む秘密は何か。『キイハンター』次はヒッチコック好みの…>
幽霊船が呼んでいる
に御期待下さい
ヒッチコック好みなんて…面白い予告。今んとこ、あまり島はアクションシーンもないし、活躍の場が少ない感じ。ま、風間ほどアクション出来る人、そうそういないよ。
今回の奥さまと茉莉って顔似てない? 茅島成美さんの顔は分かってたから、いいようなものの、両方の女優さんの顔を知らないと、どっちかどっちか分からなくなってたかも。淑子役の福田公子さんは宝塚出身らしい。
風の噂で…BS-TBSの「ありがとう」第1シリーズの次、11月12日から田宮二郎版「高原へいらっしゃい」の再放送が始まるとか!? 嬉しいなあ! 2003年にリメイクされた時、再放送してたのを偶然見かけたのですが、結局、旧作も新作も中途半端に見たり見なかったりで、ちゃんと見たかった。
リメイク版も続けて見たい気もする。検索するとリメイク版は、つい最近までTverで放送してたらしい…このTverだけの再放送パターンって情報を得るのが難しいよな…

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