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ドラマの感想など

【ネタバレ】キイハンター #9 海に消えた女

TBS 1968年6月1日

 

あらすじ

ナイトクラブのステージに夜のムードサクセス。この店のナンバーワンホステスが消えた。悪徳産業の一味が政界、財界に張り巡らした黒い霧。敵は大物、ガードは固い。光る海を突っ走るスクーナーの中に時限爆弾が刻一刻、秒を刻む。皆殺しの準備完了。間に合うか? キイハンター、水中作戦開始。

2025.10.13 J:COM BS録画

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ナレーター<この部屋のグループは5人>

 

元 諜報部員・黒木鉄也:丹波哲郎

 

元 諜報部員・津川啓子:野際陽子

 

カー狂・島竜彦:谷隼人

 

記憶の天才・谷口ユミ:大川栄子

 

元 新聞記者・風間洋介:千葉真一

 

<彼らの愛するものは自由。求めるものは平和>

 

国際警察特別室

 UNIPOL JAPAN

 

国際警察・村岡特別室長:仲谷昇

 

<彼らの活躍がここに始まる。彼らの行くところ不可能の文字なく、彼らを遮る国境もない。彼らは、こう呼ばれる…>

 

KEY HUNTER

キイハンター 

 

制作:東映株式会社

   TBS

 

若い男とヨットに乗っているユミ。「時々、急にロマンチックになりたくなって、1人で海に」

正太郎「ステキだ」ユミの肩を抱く。

ユミ「あっ、でも、男性が接近すると、とたんにリアリストになることにしてますの」正太郎の手を振り払う。

正太郎「なったってムダじゃない。広い海の真ん中で二人っきりだもん」また肩を抱く。

ユミ「あっ…あたし、柔道知ってんのよ」

正太郎「ハハッ、強がりは、おやめ。ハハハッ」

ユミ「誰かこっち来る!」

正太郎「ハハッ、誰も来るはずはないさ」

 

ユミ「ほら、ボートがまっすぐこっちに来るわ」

 

なんだって、あいつら…と正太郎はユミをヨットの陰に隠した。近づいてきたボートは強面の黒服が2人で約束の時間より2時間早く、悦子という女性を乗せてきた。

 

それにしても、正太郎の格好と来たら! ホットパンツ…じゃなく海パン? ストライプのシャツは胸元が大きく開き、帽子を斜め被り。

 

ヨット内部に入っていく悦子や男たちを見て、「さっぱり分かんない」とつぶやくユミ。長居は無用と男たちの乗ってきたボートに飛び乗り、運転し始めたが、男に拳銃で撃たれ、別のヨットに当たってボートは沈んだ。

 

黒木の部屋

ユミはおでこにガーゼを貼っていて、黒木、啓子は笑いをこらえている。「ふんっ、気に入らないな。吹き出したいのを一生懸命こらえてる、その態度、あたしが泳ぎの名人じゃなかったらね、今頃は完全に天国行きだったのよ」

島「えっ? 地獄の間違いじゃない?」

 

さりげなく今回は島がいる。

 

黒木「それより、その連中がほんとに殺す気で襲いかかってきたとしたら穏やかじゃないな」

 

風間が鼻歌を歌いながら部屋に戻ってきて、ユミが風間のワイシャツを着ていることに驚く。シャツじゃなくおでこの傷を見て「あら? なんのおまじない?」って言ったのかな?

 

黒木に説明を求めると、黒木は風間に手を差し出した。「稼いできたんだろう。ミス・ホステスコンクールの臨時カメラマンとして」←実際は”キャメラマン”って言ってる。

 

「こいつに化けまして…」のジェスチャーがイマイチ分からなかった。飲み食い?

 

風間は、ナンバーワンにランクされた子が病気で欠場したという。「女の病気には、いろいろあらあ…な?」とユミを見る。

ユミ「エッチ! ふんっ」

島・風間「ハハハハッ」

 

きもーい! 昭和のセクハラ現場! 

 

風間がアフロデイテのトップクラスだという女性の写真を黒木に渡した。アフロデイテは赤坂のお店で政界、財界のお偉い方が集まるところ。

 

啓子「へえ、これがナンバーワン。男って、こういうタイプに弱いの、ふ~ん」

風間「ひがまない、ひがまない。どう? そっちの同性のご意見は」

 

最初は見たくないと言っていたユミだが、写真を見て驚く。ミス・ホステスコンクールは銀座のヤノホールで時間は1時から4時。

 

アフロデイテ

風間がマネージャーに住友悦子が誘拐されてないか聞いたが、マネージャーは否定する。ミス・ホステスコンクールの時間に悦子が湘南沖でモーターボートに乗っているのを見た人がいるというと、似た人はどこにでもいると答えた。風間はマネージャーの中川に住友悦子のマンションに寄ってから、ここに来ているとさらに追及する。

 

中川「なかなか腕の利くトップ屋さんらしいですな」

トップ屋…フリーランスのジャーナリスト、ライター。なるほど。

 

中川は確かに彼女は病気なんかじゃありませんよと認め、しかし、コンクールが始まる前にお客さまと遊びに行ったと言うわけにいかず、急病だと取り繕った、あの子は気まぐれで困ると誘拐のことは認めない。きょうのとこは、これでと数枚のお札をカウンターに置くが、風間は受け取らない。

 

風間「どこかの週刊誌が高~く買ってくれるんじゃない? フフフッ…この世界じゃ、ミスという肩書きひとつで大きく評価が変わるはずだ。平凡なホステスからモデルやCMガール、うまく軌道に乗れば女優という華やかなフットライトを浴びる可能性だってある。それほどのチャンスを単なる気まぐれから逃すような女がいたら、お目にかかりたいね」

 

チラ見だけど千円札5枚から1万円札3枚に替えた!? しかし、風間は、そのお金も突き返す。「お礼は住友悦子を取り戻してからもらいますよ。たっぷりとね」

 

分かりましたとお金を戻し、コンクールの会場から急に姿を消して、それっきり行方不明だと話し始めた中川。手がかりなし、商売柄、警察沙汰にはしたくない。風間はボーイでもバーテンでもいいから店に使ってほしいと頼んだ。サックスの経験もあり、バンドに加えてほしいとも言う。

 

黒木は啓子たちを集め、住友悦子の行方を早急に探り出すこと、アフロデイテの内情を探ることを命じた。黒木の勘では単なる誘拐だけじゃないような気がする。風間はアフロデイテで中川をマーク。啓子もあの店に潜入させるため、紹介状も用意していた。島はスクーナーの調査。

 

スクーナー(schooner)…2本以上のマストに縦帆を装備した西洋式帆船。

大きめのヨット? 

 

ユミはお茶の用意をしてくれと言われ、頬を膨らませた。

 

アフロデイテ

♪バンド演奏:『おしゃれなスパイ』

おしゃれなスパイ

おしゃれなスパイ

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風間がバンドに交じってサックスを演奏し、啓子が歌う。

♪パリから帰った

おしゃれなスパイ

どんなにきれいに

身をかざっても

恋に激しく 燃えようと

明日(あす)さえ知れない この命

心をよぎる 空しい想い

空しい想い

 

いつもと違うパーマ頭にミニスカートで歌いながら席を回る。

圭子の夢は夜ひらく

圭子の夢は夜ひらく

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啓子の歌が終わり、次にバンドが演奏してたのは「圭子の夢は夜ひらく」かな。

 

啓子は地下の控室に忍び込み、事務室へ。机の引き出しを開け、探る。

 

店では風間がサックスの音を外しまくり、客たちが笑い、バンドメンバーに突っ込まれる。

 

中川も地下へ降りてきて、ちょうど電話が鳴ったので、啓子はロッカーに隠れた。

 

中川が電話に出た。「悦子を誘拐したのは、やっぱりあんたたちだったんですか。しかしね、悦子の口を塞いだってなんにもなりませんよ。私がそんな間の抜けた男だと思ってるんですかね。あの事実はね、悦子も知らないうちにテープにとってあるんですよ。信じられない? フッ、本当のことですよ、フッ。まあ、悦子には気の毒なんだが、あれは情報を取るための道具にすぎないんでね。フッ、とんでもない。悦子とテープの交換なんてお断りですよ。とにかくね、私の要求を断れば、おたくの会社は、もちろんのこと、お偉い政治家の先生まで何人か…」

 

店ではまた風間が音を外し、客たちの笑い声が聞こえる。

 

中川「まあ、いいでしょう。あしたのお昼ですね。そのときには、はっきりしたご返事が頂けるというわけですな。じゃ、よろしく」受話器を置き、「なんだ、あの、ど素人めは。何をやってるんだか」とイライラしながら店に戻った。

 

バンドメンバーと中川に店を追い出された風間。マウスピースで音を出しながら歩いていると、隠れていた啓子に引っ張られた。「何をボサボサ歩いてんのよ」

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「おやじ太鼓」にも「何をボサボサしてるんだ?」と出てきて、耳慣れない言い方だなと思ってたけど、やっぱり同じ時代なんだな~。

 

啓子は電話を聞いたことを風間に報告。「でも、話は、まるであべこべなのよ」

風間「あべこべ?」

 

大手の貿易会社の井沢物産を中川が汚職の話でゆすっている。証人が住友悦子。その話を中川がテープにとっていて、あしたの昼ごろ、中川のところに取り引きの電話がかかってくる。

 

島が黒木の部屋に戻ってきた。今更気付いたけど島って、カツラだね? 別の撮影と並行してた!? 黒木にヨットの持ち主が分かったと報告する。

 

金井宇太郎(かないうたろう)、62歳。元・井沢物産社長で2年前に引退。妻は昭和38年に病死、一人息子の正太郎は、ぐうたらでろくに仕事しないで遊び回ってばっかりいる。黒木はなぜ宇太郎が引退したのか気にする。「62歳といえば、まだ引退する年じゃないだろう」

 

ユミは2年前に井沢物産に関係した密輸事件があったことを思い出した。そのときの社長の名前が金井宇太郎。証拠不十分で罪にならなかった。

 

島「さすがわれらのコンピューター。恐れ入谷(いりや)の…」

黒木「待て、喜ぶのは、まだ早い」

 

「罪にならない人間がなぜ会社を辞めたんだ?」とさらに疑問が湧く。金井宇太郎といえば、あくどいやり口で知られた男で、こいつはもうひとつからくりがありそうだ。

 

宇太郎は誰かと電話で話していた。「テープが公にされたら社長以下、一蓮托生だ。もちろん私も例外じゃないがね。せがれの不始末は、せがれに片をつけさせるから、そんなところに首を集めて心配しないで。うん? さっさと帰ったほうがいい。電気代がムダだ」受話器を置き、近くに立っていた正太郎に説教し始めた。「バカなやつだ。暴力団などに頼んだりして。お前は、あんなホステスの1人も思うようにできなかったのか」

正太郎「すいません」

宇太郎「しかも…関係のない女と遊び回って、ホステスを目撃されてしまっておるじゃないか」

正太郎「悦子のやつが悪いんですよ。まんざら知らない仲でもないのに僕の誘いを断ったりして。だから、それを伝えに行った暴力団の連中がコンクールの会場から強引に連れてきちゃったんですよ。何も僕は誘拐してこいとは…。ほんとなんですよ、パパ。ヨットの中で二人っきりになれれば、僕だって、悦子をうまく手なずけることぐらい…パパの子ですからね」

宇太郎「くだらん弁解をしとる場合じゃない。とにかくテープを取り返してこい。今度失敗したら許さんぞ」

 

強面だけど、息子には甘いってとこが「二人の世界」の本木の父と重なる。

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風間は雨どいを伝ってマンションの壁を登り、一室を覗く。誰かがベッドの上にいるのを見かけて、油断して、落ちそうになるが、何とか持ち直して、部屋に入った。部屋にいた男が風間の手を懐中電灯でたたき、落とそうとするが、風間は部屋に乗り込み、殴り合いになった。男は刃物を見せ、風間に襲いかかったが、風間がかわすと、窓から落ちてしまった。

 

風間は照明の傘に盗聴器を仕掛けた。

 

マンションの外にタクシーが止まり、和服の女性が「誰か来て、人が死んでる!」と叫んだ。タクシーの運転手?も一緒になって、誰か来てくれと叫び、マンションのほかの部屋も明かりがつき始めた。

 

風間はマンションの玄関から出て、非常口を開け、外階段の踊り場から飛び降りた。

 

啓子は中川の運転する車の助手席に乗っていた。「あのキークラブ、気に入ったわ」

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キークラブは7話にも出てきたけど、スルーしてた。キークラブ…会員のみに鍵が与えられている会員制ナイトクラブ、レストランなど。なるほど!

 

中川は支配人として店の印象を聞いた。啓子は最高なので、ずっと歌わせてもらいたいと頼んだ。中川はナイトクラブの歌手じゃ収入は知れてる、僕の部屋に帰ってから、ゆっくり相談しようという。しなだれかかった啓子は中川の上着のポケットを探りながらも、収入が増えるって、そういうことですの、と察する。

 

中川「フフッ、まあね。ただし、君が収入を得(う)る相手は別だよ」

啓子「おたくのホステスの方、みんな、そうですの?」

中川「うん? うん。まあ、それも部屋へ帰ってから、ゆっくり相談しようね」

 

車がマンションに入ろうとすると、「このマンションの方ですか?」と警察官に止められた。警察官は強盗らしい男が窓から落ちたと言い、403号と聞いて、中川は驚く。啓子は近所の者だと言って、さっさと車を降りて帰った。

 

黒木の部屋

啓子「でも、あきれたもんね。元・社長がホステス誘拐の首謀者だってさ」

 

宇太郎は黒木調べによると、今でも会社の実験を握ってるらしい。それをゆすったのがクラブの支配人で実は高級コールガール元締めの中川。慌てた井沢側が悦子の口封じ作戦に出た。ところがどっこい、中川はがっちり証拠のテープを握っていた。井沢物産がお偉い政治家を買収した証拠のテープ。買収された本人がベッドの睦言(むつごと)でうっかりしゃべった証拠のテープ。どっちにしても今や住友悦子は邪魔者。

 

明日(みょうにち)の正午、中川にかかってくる電話が行動開始の合図。まず、取り引き現場を突き止める。それから、テープを確実に手に入れる。テープが手に入ったら、黒木が金井宇太郎に会い、直談判する。

 

第1の目標は悦子を助け出すこと。

 

風間、啓子、島が中川のマンション近くに車を止め、盗聴していた。

 

中川「私のほうの条件には変わりありませんよ。しかし、ゆうべのことは、いったいなんのまねなんですか? とぼけるんじゃありませんよ。私の留守の間にテープを盗ませようとしたでしょうが。あれは私の命の綱なんでね、そう簡単に見つけられてたまるもんですか。ええっ? ハハッ、まあ、それならそれでいいでしょう。えっ? テープと現金の交換? うん…よし、それで取り引きの場所は? 分かった。うん、じゃあ、そのときに」

 

風間「ちきしょう、取り引きの場所は分からねえ」

啓子「うん。何はともあれテープを手に入れなくっちゃ。用意いい?」

島「オーケー、オーケーよ。これだけあれば、ねっ?」カバンの中にカセットテープが数本入っている。

 

ユミも車に乗り、中川の乗った車を追いかける。昔の道路って三車線くらいの広さに区切りもなく、ただ走ってるのが怖いね~。そりゃ交通事故も多そう。

 

地下駐車場

サングラスをかけた中川が車を降りた。啓子とユミが車を降り、後を追う。

 

中川は会員証を受付で見せて、喫茶店のような所へ入った。ユミもあとについて店に入り、席に座る。

 

中川は貸金庫を開けた。中川を見ていたユミはウエイターに注文を聞かれ、ミルクと答えた。カセットテープを取り出した中川は再び受付へ。

 

壁一面が貸金庫になっている喫茶店なんて変わってるな~と思ったんだけど、”喫茶店 貸金庫”で検索すると元銀行の貸金庫を利用したカフェって今でも結構あるみたい。

 

店を出たところで、中川にぶつかった啓子。ゆうべのことを謝り、中川から奪ったカセットテープを通りすがりのユミに渡した。ユミは地下駐車場に戻り、カセットテープを島に渡すと、島が型の同じカセットテープを渡し、ユミはまた走った。

 

島も車を降りてどこかへ走り出す。

 

啓子は中川にベタベタまとわりつく。そこにユミがフラフラと2人の間に割って入りながらカセットテープを啓子に渡した。

 

中川「しっかりしたまえ。昼間っから睡眠薬なんか飲んじゃって。ほら、しっかりしなさい」とユミを立たせた。しかし、「急ぐから、ちょっとあと頼むよ」と啓子に押しつけて去っていった。

 

地下駐車場

中川が車を出し、啓子たちも風間の車に乗った。島は黒木にテープを渡し、黒木の車に乗った。早速テープを聞き始めた黒木。「腹の白いやつと腹の黒いやつがピンクのウワサだ」←どういうこと!?

 

黒木たちの前を風間の車も走る。途中、中川と風間の車は海のほうへ。黒木と島は金井家に向かった。

 

海の見える豪邸、金井宇太郎宅を訪ねた黒木。

 

それにしてもBS松竹東急はCMの広告収入が得られなかったみたいな話をしてたと思うけど、J:COM BSは自社のCMばっかりだね~。精力剤みたいなのをやられるよりましだけど、これはこれで大丈夫?って思っちゃう。

 

中川は車を降りて歩きだした。風間たちも車を降りて後を追う。ユミを残し、風間と啓子はどこかへ走った。

 

金井家

黒木の前に宇太郎が現れ、黒木はカセットテープを聞かせた。

 

字幕の表記が”プレーヤー:悦子”…ってどういうこと?って思ったら、カセットプレーヤー越しの声だから、なのね。プレーヤーはaiwa製。

 

悦子「まあ、そんなにすごいの」

男「うん。まあ、1機1億3000万だがな。ちょっと井沢物産に口を利いてやるだけで、俺にはリベートとして2000万ほど入るんだよ」

悦子「え~っ! 1機で2000万? それで何機?」

男「それは言えんがね」

悦子「すごいわね。ねえ、それで、あたしに何買ってくださるの?」

 

プレーヤーを止めた黒木。「このテープに吹き込まれた男の声、私にも聞き覚えがある」

宇太郎「やめんか。ゆすりか? いくら欲しいんだ?」

 

黒木は金(かね)は欲しくないが、女を返してほしいと要求した。宇太郎は、ヒモにでもなろうというのかな?と笑い、ここには、おらんという。

 

ウエットスーツを来た風間、啓子が海に潜った。

 

中川はモーターボートで正太郎のヨットに近づき、取り引きの場所へ。

 

宇太郎はすべては息子に任せてある、今度こそうまくやってくれるだろうと息子を信じていた。

黒木「私も仲間を信じよう」

 

ヨットの船室で現金とカセットテープを交換。

正太郎「のしをつけてやるよ」悦子の方を顎で指す。

中川「うん? ハハッ、こんな、のしなんかいらんよ」

 

ヨットにたどりついた風間と啓子。ヨットの甲板で見張っていた男は、モーターボートに乗りこんで寝転んだ。

 

中川は受け取った現金を懐に入れ、プレーヤーを再生すると、流れてきたのは『おしゃれなスパイ』!

おしゃれなスパイ

おしゃれなスパイ

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強面の男が怒り、中川が慌てた…が、中川は男を銃で撃った。おいっ!

 

中川「おめおめと撃たれる男だと思っているのか。2人ともこいつの道連れになってもらうからな」

 

しかし、風間が後ろから覆いかぶさって、銃を奪おうと格闘した。中川が落とした銃は、再び中川が手にしたが、中川を啓子が吹き矢?で撃った。

 

風間「怖いのよ、うちの姉御」と中川から矢を引き抜く。

 

風間は全身黒のウエットスーツで、啓子は白っぽいな?と思ったら、脚は露出してんの? 危ないね~。

 

銃で撃ち殺された男が時限爆弾をセットしていたことを正太郎が思い出し、もうすぐ爆発する!と焦っていた。中川と会い、そのあとで船ごと爆破するつもりだった。

 

風間は何とか時限装置をストップしようとする。赤と青の線を切るとかじゃないのね。何ともできず、モーターボートに投げ込むと、寝ていた男が慌てて起き、エンジンをかけ、男は海に飛び込んだ。

 

モーターボートは無人のまま何度もヨットに近づき、岩場にぶつかって爆発した。

 

宇太郎「どうやら私の負けのようだな」

黒木「私は、やはり仲間を信じてよかったようだ」

 

別のモーターボートで岸に戻ってきた風間、啓子、悦子。運転してるのは誰? ユミが岩場で大きく手を振る。黒木も笑顔で見守る。

 

プロデューサー:近藤照男

        坪井久智

*

脚本:小川英

   長野洋 

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擬斗:日尾孝司

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音楽 :菊池俊輔

主題歌:キイハンター

    非情のライセンス

作詩 :佐藤純弥

作曲 :菊池俊輔

 唄 :野際陽子

    テイチクレコード

非情のライセンス

非情のライセンス

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黒木鉄也:丹波哲郎…字幕黄色

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津川啓子:野際陽子…字幕緑

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島竜彦:谷隼人

谷口ユミ:大川栄子

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風間洋介:千葉真一…字幕水色

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金井正太郎:山本豊三

住友悦子:松岡きつこ

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金井宇太郎:内田朝雄

中川:佐竹明夫

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内海賢二

川田信一

原信夫

田川恒夫

三木宏祐

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監督:島津昇一

 

<プロフェッショナル・キイハンター。次の赤いシグナルは…土地開発会社のヘリコプター墜落! 死亡2名、その仮面の下に重要犯罪者をかくまっている莫大なマージンを持つ人を国外に脱出させる国際組織がある>

 

嘉手納清美

高橋昌也

 

<キイハンター、直ちに出動。各自の持ち味を発揮して接触。だが、そう甘くはいかない。敵のガードは堅い。なぎさに絶体絶命の追跡をかわして空と海に繰り広げる死闘。『キイハンター』次は…>

 

キイハンター

雲の上の死刑台

に御期待下さい

 

正太郎が「太陽の涙」のメガネ三兄弟の1人か。メガネないと分かんないね~。悦子はほとんどセリフなし。島との絡みもなし。

 

内海賢二さんは、中川に銃殺された強面?

 

脚本の長野洋さん、次回ゲストの高橋昌也さん…と70年代の大映ドラマみたい。