2003年 アメリカ
あらすじ
鬼才ティム・バートン監督がシュールな映像美と個性あふれるキャラクターで描く、父と息子の絆の感動作。奇想天外な話で周囲を楽しませていた父エドワードと、そんな父の話は作り話だと感じ疎遠になっていた息子ウィル。ある日、ウィルは父の死期が迫っていると連絡を受け、久しぶりに妻と故郷へ戻るが…。父エドワードを演じるのはイギリスの名優アルバート・フィニー、若き日のエドワードを演じるユアン・マクレガーにも注目。
2025.9.8 BS NHK録画。あらすじに感動作と書かれてると見たくなっちゃう。
絶対釣れない魚がいる。その大物を金の指輪で釣り上げたと話す男。目の前には子供が数人いて興味深そうに聞いている。
息子の結婚式でも父親はその話を息子の妻、結婚式の参列者に話し続ける。捕まえられない女性には指輪を贈ることといって、妻とキス。
息子は主役の座を奪われたと父に文句を言い、3年間、口をきかなかった。
父が若い頃の回想
川で大きな魚を捕まえ、飲み込んでいた指輪を取り返した。
ある日、息子・ウィルと妻のジョセフィーンが自宅に戻ると、母から電話があり、父の化学療法を中止するという連絡があった。
幼いウィルに物語を聞かせる父・エドワード。
ティム・バートンの時点で察するべきだが、かなりファンタジーな話か…
実家に帰ったウィルとジョセフィーン。父のかかりつけのベネット医師がジョセフィーンを一目見て7カ月と当て、「男の子だよ」とジョセフィーンにだけ教えた。
ここからはエドワードの生い立ちの話。子供の頃、森で魔女に会い、自分の最期を見せてもらったエドワード。成長し、巨人のカールと街を出た。
スペクターというアラバマの幻の町に迷い込み、招かれた家で少女・ジェニーに靴を取られた。ジェニーは靴を放り投げ、靴が引っ掛かってしまい、スペクターで午後を過ごすことになった。詩人ノーザと話したり、ジェニーと話したりで、夜になった。広場で住人たちが踊る。
住人たちに引き止められたものの、落ち着くにはまだ早いと裸足のまま町を出たエドワード。朝にはカールと再会し、歩き出した。
現代に戻り、夕食の時、エドワードはジョセフィーンにコンゴにいるオウムはフランス語しかしゃべらないという話をする。ジャングルの中で流暢なフランス語が聴こえるが、ケンカになるので宗教の話だけはしない。
ベッドに寝ているエドワードをジョセフィーンが見舞った。ある夜、カラスが夢の中で”叔母さんが死ぬ”と言った。怖くなって両親に話したが、翌日、叔母のステイシーが亡くなった。3週間後、今度は父が死ぬとカラスが言った。父に話すと動揺していた。しかし、死んだのは牛乳配達の男で、母は、その男と浮気していた。
また回想。運命を探す旅に出たエドワードはサーカスへ。サーカス団員より目立つカール。エドワードは、そこで運命の女性と出会い、サーカス団長のキャロウェイに女性のことを月に1つ教えてもらうことにし、サーカス団でタダ働きを始めた。スイセンが好き、大学に行っている、音楽が好き…また1か月がたち、団長に聞きに行くと、団長は狼だった!
朝になり、人間に戻った団長が女性がサンドラ・テンプルトン、オーバーン大学に通っているとようやく教えてくれた。
オーバーンへ向かうエドワード。
サーカスに3年間いたので、サンドラには婚約者がいた。エドワードと同郷のアシュトン出身のドン・プライス。学生時代、エドワードが活躍する傍らで、いつもエドワードに負け続けていた男だった。サンドラにスイセンを渡し、その場は帰った。
しかし、諦めきれないエドワードはサンドラに気持ちを伝え続け、スイセンも集めまくった。ドンとの直接対決でエドワードはボコボコに殴られたが、サンドラは婚約破棄だとドンに指輪を返した。
子供の頃のエドワードと現代のエドワードがちょっとぽっちゃり気味だから、青年時代のエドワードがユアン・マクレガーなのがちょっと違和感。ドン役の俳優の方が、エドワードっぽい見た目に感じる。
サンドラは予定通り結婚式を挙げることができた。変わったのは花婿だけ。
現代に戻り、ジョセフィーンがエドワードの部屋にいることに気付いたウィルも廊下ので立ち聞き。
回想に戻り…
ドンにボコボコにされたエドワードが入院中に徴兵礼状が届いた。兵役は3年。サンドラに3年会えないのは辛く、危険な任務に志願し、兵役を1年以下にしようとした。飛行機の中でアジア語辞典を読むエドワードは、ウォンカイタン発電所の設計図を盗む任務に何の迷いもなく飛びついた。
中国軍の演芸の舞台?の上に落下傘で降りたエドワードは、軍人たちが出し物に見惚れている間に設計図を盗み出す。舞台で歌っていた双子の歌手が楽屋に戻って来て、隠れていたエドワードが見つかったが、サンドラへの愛を語って味方につけ、脱出計画を立てた。
サンドラはエドワードが戦死したものと思い込んでいたが、4か月後、エドワードは無事、帰国した。
現代…ジョセフィーンがウィルにお義父様になれ初めを聞いたというが、ほとんどウソだとウィルは言う。ウィルは子供の頃、父はほとんど家におらず、別の家庭があるではないかと思っていた。家が退屈だから作り話をしていたのではないか。
ジョセフィーンに話し合うべきと言われ、エドワードと2人きりになったウィル。父さんの本当のことが分からない、ありのままでいてくれと言うが、父は生まれた時からありのままだと言う。
荷物の整理をするウィル。母が戦時中の電報を見つけた。行方不明で戦死扱いになったと聞き、父の話が本当だと気付く。
戦後、訪問販売員になったエドワードは全米各地を飛び回り、隔週金曜日、銀行に行って、サンドラにお金を振り込んでいた。テキサスの銀行でスペクターで出会った詩人ノーザと再会した。詩人は、エドワードが出ていった後、ここにいちゃいけないと世界を飛び回っていたが、銀行強盗になり、いきなり銃を撃った。金庫を開ける手伝いをしたエドワードだったが、銀行は破綻していて、お金がなかった。
ノーザと車で逃走中、エドワードは運転しながら、テキサスのオイル・マネーと不動産価格の関係を説明した。信用取引の規制緩和が銀行を危機的状況に追い込んだ―ノーザはウォール街に稼ぎに行くと言い、100万ドル稼いだ時はエドワードにアドバイザー料だと1万ドルくれた。そのお金で家を買った。
現代
体が干上がっていたと言ってパジャマのまま、バスタブに沈んでいたエドワードをサンドラが笑いながら見ていて、一緒にバスタブに入った。
ウィルは浮気相手と疑うジェニファーを訪ねた。知らない方がいいこともあるとジェニファーが言う。
会社から独立したエドワードは3週間の出張の間に豪雨に見舞われ、車ごと川に沈んだ。車の脇を全裸の女性が泳いでいった。人魚ってわけじゃないのね。
木の上に上がった車。エドワードはスペクターの町を訪れたが、町はすっかり寂れ、エドワードはノーザや団長の協力を得て、町を買った。最後まで家を売らないジェニファーの家に行ったが、ジェニファーは売らないという。あ、あの女の子ね。
ジェニファー役のヘレナ・ボナム=カーターは、あんまり洋画を見ない私でも知ってる人だ。「レ・ミゼラブル」とか。
家の修繕をきっかけに仲良くなるが、ジェニファーに気持ちを打ち明けられると、愛しているのは1人だけとエドワードは断った。ジェニファーは権利放棄証書を渡すと、エドワードは二度と町には来なかった。
エドワードにとっては女性は妻かそれ以外しかない、とジェニファーが言う。
実家に戻ったウィルは家に誰もいないことに気付き、病院に駆けつけた。エドワードが発作を起こし、サンドラは付き添いたいというが、ウィルが付き添うことにした。
エドワードに付き添っていると、ベネット医師がウィルが生まれた時のことを話した。ウィチタに出張に行っていたエドワードはサンドラの出産に間に合わなかった。事実はつまらなく、魚と婚約指輪の話をしたのだろうとベネット医師が言う。
目を覚ましたエドワードに、ウィルは父と病院を脱出するという作り話を始めた。川へ向かったエドワードのもとにカールやジェニファー、ベネット医師が駆けつけ、川で待っていたサンドラと言葉を交わし、川の中へ…父は大きな魚となり、川へ泳ぎだした。それが、父さんの最期だとウィルが言うと、その通りだとエドワードが答えた。
葬儀の日、サンドラは赤いジャケット着用、カール、サーカス団長、中国人の双子歌手、ノーザ…とエドワードが話していた人々が次々、集まっていた。サンドラと談笑するジェニファー。
エドワードが買った家にウィルたちが住み、ウィルの息子は友達に大男の話をして、友達にウソだと言われていた。
自宅プールには大きな魚が泳いでいた!?(終)
始めの方は、メチャクチャ退屈に感じてしまった…ファンタジーすぎて頭に入ってこないというか…でもユアン・マクレガーの顔が好きなので見てたら、だんだん面白く感じてきたし、最後には感動した。

