TBS 1973年9月27日
あらすじ
焼鳥屋「三三九」で意見の違いから口喧嘩を始めた愛と育は、魚平に戻って決着をつける事になった。魚平に着いてからの愛と育は対決の構えだが、歌と松永は愛と育の子供の頃の話に夢中で愛や育の存在に無関心だった。しらけきった愛と育は二階へ上って向かいあった。しかし育は、歌が作った可愛い座布団に母のぬくもりを感じ、二人は亡き父と母の話を始めた。
2025.9.4 BS12録画
三三九
「チンピラ娘をぶっ飛ばしてやる!」とビールを飲む育の前に「いっぽんどっこの唄」を歌いながら登場し、「お久しぶりでござんす」とにらみをきかせる愛。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦大
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
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協力:東京魚商業協同組合
築地東京青果物商業協同組合
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志村愛(あい):水前寺清子
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志村歌(うた):山岡久乃
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山口中(あたる):時本和也
柴田保:森本健介
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寺川元気(もとき):石坂浩二
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寺川明子(あきじ):井上順
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寺川百子(ももこ):葦原邦子
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熊取乙美(おとみ):園佳也子
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熊取唯一(ただいち):岡本信人
熊取七之輔:松下達夫
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中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫
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中央方子(まさこ):奈良岡朋子
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中央玉子:波乃久里子
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中央素子(もとこ):沢田雅美
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滝本新太郎:長谷川哲夫
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木下三三九(さんさく):児玉清
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木下行司(ぎょうじ):新克利
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木下桔梗(ききょう):佐良直美
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君野右子(ゆうこ):草笛光子
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松永孝夫:久米明
新堀和泉:野村昭子
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松永育:大空眞弓
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
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制作:テレパック
TBS
久しぶりの右子さん! 結婚したのに明子の名字は変わらないのかな?
志村家
愛の子供の頃のアルバムを見ている歌。愛と松永親子が話し合いにやってきた。松永は愛と育がいがみ合っていることで、育が早くに母親を亡くしたもので…と歌に謝る。歌もまた、愛は父を早く亡くしたものでしつけがなっていないと謝る。育も愛もそんなにペコペコすることはないと自分の親に言う。
歌は愛の子供の頃の写真を見せながら、おなかにいる頃から男の子だろうと言われていて、夫も男の子の名前ばかり考えていたと話す。松永もまた妻の顔つきがきつくなり、男の子だろうと言われていたという。
子供の頃は体が弱かったという話から、愛は風邪をひくと中耳炎にかかり、幸い××にはなりませんでしたけど…という歌のセリフが消されていた。おそらく、つ〇ぼかな?
でも、その言葉ならNHKのBSの映画ではそのまま流してたけどな。
松永と歌は、こんな時代に交通事故にも遭わず、グレもせずに育ってくれたと言いあう。
育と愛は2階へ。
松永は2人きりになると、初めてお会いになった時から…と言いかけると、照れた歌はお茶の用意をしようと立ち上がり柱に頭をぶつける。
育は愛の部屋に行き、愛の使っている座布団をかわいいと褒めた。母さんが作ったというと、家で座布団が作れるものなの?と驚く。お互いの亡くなった親について話す。愛の父は愛の2度目の誕生日にはいなかった。心臓の病。育の母は育が5歳の頃に肝臓がんで亡くなった。幼稚園の時にお父さんが迎えに来て病院へ行った。
松永は、ご飯を炊き、みそ汁を作り、弁当を作って、幼稚園へ送り、会社へ。幼稚園の帰りは2時なので友達のお母さんが迎えに来てくれて、父が迎えに来る6時か7時まで待っていた。夕飯に誘ってくれたが、父も食べてないので我慢した。小学生からは鍵っ子。
愛の家は店をやっていて、おばあちゃんも母もいたので寂しくなかった。
捨てられたり、殺されたりする子供からしたら天国だと育は言う。確かにこの時代でも父1人でやったのは偉いな! シングルファーザーとかいいつつ、祖母に丸投げパターンもあるからね。
寺川家
元気、帰宅。百子が明子が引っ越しの時にネグリジェまで持っていってしまい、姑が顔をあまり顔を出すべきではないと遠慮し、取りに行ってほしいと頼んだ。
中央家
新婚夫婦と同居する保は玉子の甘え声にドギマギ。玉子も明子も「もう寝た?」と保に声をかけるが、保は2人の声が気になる。お互いのためによくない同居。
玉子と明子は2人で夜10時過ぎにオセロを始める。元気が訪ねてきて、玉子のネグリジェ姿に目をそらす。明子に勝手に探していいと言われ、二つ並んだ布団にドギマギ。しかし、元気の電気スタンドや貯金箱まで持ってきていることに気付いた。
三三九、閉店。桔梗は泣いていた。三三九が滝本の吸い物にコショウを入れたことを暗に責めていた。行司が機嫌を取ると、浴衣が欲しいと耳打ち。駅前の呉服屋で赤い帯も買ってほしいと泣く。三三九と行司は2人で浴衣を買いに行った。
2人が出ていくと、桔梗は鍵を閉め、笑い出す。どんぶりにご飯を盛り、食べようとした。
志村家
戸棚にしまっていたおせんべいを出す歌。しけたおせんべいが好きだという松永。ホント、昔は何でも戸棚にしまっていたな。かすかに記憶のあるギリギリ世代。
育と愛が1階に下りてきて、松永親子は帰ろうとした。愛は松永が東京に来る時は電話するというと「いいわよ」と許可を出した。
松永親子が帰ると、愛は育に同じ座布団を作ってほしいと頼んだ。私には母さんもいたし、おばあちゃんもいた。ハンデを背負わせたままケンカするのはフェアじゃないという。座布団というかパッチワークのクッションみたいな感じ。
寺川家
元気が電気スタンドと貯金箱を抱えて帰宅。百子はネグリジェを着ていた。探したらあった。
元気は貯金箱に400円いれ、電気スタンドに灯りをつけた。電気スタンドは赤く光るようになっており、ドギマギ。
熊取家
唯一はスーパーで安売りしていた毛糸を買っていて、両親にセーターを編むつもりでいた。乙美の胸にメジャーをあてて採寸。え~!? 親子と思っても気持ち悪い。
経営方針を変えなければいけないという唯一。御用聞きのいいところを生かして、新しい商法を、と言いながら七之輔の採寸。大学に行かなくても勉強はできる。ただ、近いうちに外国のマーケットを見て回ったり、自然食品について調べたい。
現地と特別契約を結んで防腐剤や着色料の入らないうまい味噌や醤油を店に入れてみたい。乙美は唯一の話すことにただただ感心する。編み物は、うちがするというが、これが僕のストレス解消法だと唯一は部屋に戻った。
七之輔は大物になるかもしれんなと感心し、よくあんな子に育ててくれたと乙美に感謝した。乙美は働き者なのは、あんたに似たんだとお互いいたわる。乙美は幸せだと言い、七之輔に長生きしてやと言う。
その後、乙美が七之輔に布団敷いて、明日、お風呂掃除して、2階の網戸外してガラス窓拭いて、物置の中片づけて…等々、次々頼みごとをする。
当時は鬼嫁?描写だったのかもしれないけど、乙美さん、店もやってるし、帳簿もつけてっから! 何より七之輔は浮気して出ていき、女が死んだので戻ってきた奴だから!
三三九
カウンターで寝ていた桔梗に三三九、行司が帰ってきたと声をかけた。また泣いたふりをしながら2人を出迎えた。三三九は500円にまけてくれた浴衣の生地と赤い帯を買ってきた。明日のお祭りに着ていきたいから、仕立ててほしいと頼んだ。出来上がった浴衣はなかったのかな?
志村家座布団づくりをしている歌。愛はちゃぶ台に足を乗っけて雑誌を見ていて、歌に定規でたたかれた。ホント、こういうガラの悪さが嫌。
中央家
夜中の1時過ぎ、玉之輔は目が覚めてしまい、人形を見ていた。方子も起き、人形は玉子に捨ててほしいと頼まれたものだという。小さい頃、玉子がよくしょってたなあと感慨にふける。あまり老け込まないで、素子もいるんだし…と方子は言うけど、年子なのにねえ。随分年の離れた姉妹っぽい扱いだよね。
木下家
浴衣を縫う三三九と行司。本見ながらでもやっててすごい。
志村家
まだ作業する歌。愛は先に寝た。
愛が目覚めると座布団が出来ていた。歌は寝ないで座布団を仕上げて朝ご飯を作っていた。松永の娘のために一生懸命になっちゃってさ、と変なとこですねる愛。
いや~、40代くらい?の歌が徹夜なんて、すごい、単純に。
愛は体壊したらどうすんだよと心配のあまり、何だい、こんなもん!と座布団をちゃぶ台に投げつけた。どうして、こう、口が悪いというか、ねえ。
中央家
玉子は「おさななじみ」を歌いながら朝食作り。
保は玉子の歌声で目を覚ました。チューしてあげるから起きて!と朝から聞かされ、げんなり。
寺川家
赤い電気で寝そびれた元気。百子は買い出しに行こうとしていて、出社が10時の元気とは入れ違いになるから鍵をかけてほしいと頼んだ。買い出しは明子に行かせればいいと元気が言うが、百子はそうも言ってられないのではないかと明子に気遣い、組合で住み込みで働いてくれる人がいないか相談するという。朝ご飯はおにぎり。
魚平
買い出しに行く愛は寝てなよと歌を気遣う。愛が店を出る時、元気が来て、ゴミを出しときますねと歌に言う。歌は夕べのことを謝り、育も愛も口は悪いけど、おなかはさっぱりしていると話した。
言葉遣いは丁寧だけど性格は悪い橋田ドラマとどっちがいいんだろ? でも、口悪いのもやだなあ。行動がガサツなのもやだ。
元気に愛のことを愚痴り、元気に仲良くしてやってくださいと頼んだ。
志村家を出た元気が「ヤッホー」と喜んでいたのをお互いの店の前にいた素子と唯一が見ていた。「どうしちゃったの? 元気さん」
素子は玉子が結婚して、両親が仲良くなった。右を向いても左を向いても当てられっぱなしだと唯一に愚痴った。そこに中が来て、新堀さんとこの店が開いてないと不審がる。今は店に和泉しかいない。
木下家
朝まで浴衣を縫っていた三三九と行司。三三九は桔梗に朝ご飯を作るように言い、袖付けと衿付けがわからないから誰かに聞いてくると浴衣を持って出ていった。桔梗も行司も眠りこけて聞いていない。
店を出たところで右子と再会した三三九。
右子さん、約3か月ぶりか~!
夕べ遅くドイツから帰った右子は食べるものがなくてパンを買いに行く。三三九は右子に袖付けと衿付けが分からないと話した。
新堀家
昨日から持病の胆石が痛み出したと素子に言う和泉。唯一が乙美を連れてきた。「新堀さん、具合悪いんけ?」
唯一は店は大丈夫だからいてあげてと乙美に言い、乙美は唯一にエプロンを取ってくるように、かかりつけ医師に電話するよう頼んだ。
志村家
茶の間で仮眠を取っていた歌のところに育が黄色いバラを持って訪ねてきて、松永は朝の新幹線で名古屋に戻ったという。歌は愛が喜びますと言って、仏壇に生けた。
育の朝ご飯は半熟卵。歌は親子どんぶりにおつゆはどうかと提案すると、育は、お蕎麦屋さん開いてないですよとキョトン顔。歌に家で作るんですよと言われ、驚く。育は親子どんぶりの作り方を教えた欲しいと頼んだ。
中央肉店
玉子が店の掃除。明子は保に精肉のしかたを教わっていた。2人のイチャイチャぶりに保があきれる。玉之輔と方子が出勤。方子は明子さんをあまり重宝に使ったら悪いと玉之輔に言う。
明子は元気に呼び出されて、八百一へ。買い出しに行かないことを元気に責められていた。中央家の人間としての義理も果たさなきゃと言い訳する。
木下家
右子が浴衣を仕上げていた。この時代の人、すごいなあ。こんなことができるのは1930年代生まれくらいまでか!?
三三九が右子のためにお茶を入れ、行司と桔梗はまだ眠そう。立ち聞きするんじゃないぞと三三九に言われ、即座に聞き耳を立てる行司と桔梗。
右子は午後、大阪に善吉を迎えに行く。それにしても60年代生まれの子供に”善吉”って名付けるかぁ!? 結局、善吉は大阪のおばあちゃんとこで過ごしたのね。
右子はドイツに話し合いに行き、離婚が決まった。別れるためにドイツに行ったが、いざ決まるとがっくり来た。結婚した7年が全部無駄になったと三三九に語る。無駄ってことはないとフォローする三三九。
成人式までは善吉を育てる。成人して父親の方へ行きたいといえば、善吉に任せる。それも父親がおいしいどこどりでなんだかな~。
浴衣を着て夏祭りに行くつもりの桔梗を年が離れていて娘のようだという三三九。
新堀家
唯一が和泉を連れて帰宅。歩いて帰って来るなんて、しんどい。
和泉は寂しかったと泣きだし、乙美に抱きつく。
志村家
歌の作った親子丼を褒める育。料理は好きで漬物も上手にできるという育だが、父の好きなひじきの煮たのは、どうやって作るか分からず、できあいのを買ってくる。得意なものはカレーライス、スパゲティ、マカロニグラタン、ピラフ。歌はピラフが分からない。混ぜご飯。魚をいっぱい入れると育が説明した。
歌は冷蔵庫にしまっていたあえ物を出して食べさせた。愛、帰宅。ちゃぶ台をひっくり返し、「チクショー! バカヤロー!」と育にどなった。愛をビンタする歌。(つづく)
そら、ビンタされるわ! ひっくり返すというかちゃぶ台を斜めにしたというか…あれだけ皿が乗ったちゃぶ台をひっくり返すのは難しい。
平岩弓枝脚本は家族がベタベタ過ぎるんだよな。
ん? 今回、滝本も健二も出てないよ!?
