徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】ありがとう 第3シリーズ 第15話

TBS 1973年8月2日

 

あらすじ

名古屋で交通事故に遭い入院していた唯一(岡本信人)の父・七之輔(松下達夫)が、母の乙美(園佳也子)と帰って来ると言うので、唯一は鯛を買って待ち受けた。ところが、帰って来たのは乙美だけだった。またもや七之輔と喧嘩したのだ。唯一は自分勝手な乙美に腹を立てたが、そんなところに、七之輔が松永(久米明)に伴なわれてやって来た。

ありがとうの歌

ありがとうの歌

  • provided courtesy of iTunes

2025.7.24 BS12録画

peachredrum.hateblo.jp

絶対別れないと乙美から言質を取る愛と歌。愛がライトバンで東京駅まで乙美を送ることにした。

 

作:平岩弓枝

*

音楽:平井哲三郎

*

主題歌(クラウンレコード)

ありがとう

  作詞:大矢弘子

  作曲:叶弦大

  編曲:小杉仁三

  唄:水前寺清子

*

協力:東京魚商業協同組合

   築地東京青果物商業協同組合

*

志村愛(あい):水前寺清子

*

志村歌(うた):山岡久乃

*

熊取唯一(ただいち):岡本信人

山口中(あたる):時本和也

*

寺川元気(もとき):石坂浩二

*

寺川明子(あきじ):井上順

*

寺川百子(ももこ):葦原邦子

*

新堀立夫:下條正巳

新堀和泉:野村昭子

*

新堀名津(なつ):長山藍子

*

新堀未絵(みえ):音無美紀子

*

熊取乙美(おとみ):園佳也子

*

松永孝夫:久米明

小川七之輔:松下達夫

*

中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫

*

中央方子(まさこ):奈良岡朋子

*

中央玉子:波乃久里子

*

中央素子(もとこ):沢田雅美

*

皆川啓介:名川貞郎

北川博子

魚平の客:泉よし子

*

木下三三九(さんさく):児玉清

*

木下行司(ぎょうじ):新克利

*

木下桔梗(ききょう):佐良直美

*

松永育:大空眞弓

*

プロデューサー:石井ふく子

*

演出:川俣公明

*

制作:テレパック

   TBS

 

魚平

安心してお魚も食べられやしないと歌に文句を言う客。多分、この方は泉よし子さんだと思う。次に来た唯一は尾頭付きの魚を3匹注文した。父が先月退院し、自宅療養していたが、医師のお許しが出て上京できることになった。乙美と一緒にうちに来ると嬉しそう。歌は、このところPCBとかで商売やりにくくてね~と内情をバラす。ホント、今なら考えられない宣伝?のしかただな。

 

熊取酒店

素子が買い物して帰ってきて、素子が唯一の両親のために食事を作る。素子一人で料理するんじゃなく唯一にも野菜を細く切ってね、など指示してるのがいい。2人の仲睦まじい様子に中(あたる)は顔をしかめる!?

 

荒物屋

未絵が店番をしていると、立夫が帰ってきて、名津がいないか気にしながら家に入って行った。それにしても両親どちらも会社員で、姉妹に店番やらせるって、何か不思議だな。姉妹が小さいころはどうしてたんだ?

 

桔梗がが竹串を買いに来ると、ちょうど山形の叔父さんが訪ねてきた。未絵も家に入ってしまい、桔梗が一人でいると、元気が「セブンスター」とタバコを買いに来た。

 

山形の叔父さんと聞いた元気は、名津の亡くなったお母さんの弟だと知っていた。山形でサクランボや梨を作っている。山形で梨といえばラ・フランスだろうな。それにしても近所の人がそこまで知ってるとは…元気が桔梗に行司の事を聞いた。未絵が店に戻ってきてもその話を続けるので、未絵も桔梗を問い詰めた。

 

寺川家

玉子と明子は2階で新居の相談。井上順さん、いつもニコニコ顔でかわいいなあ。やっぱりカルピス飲んでる。百子が呼んでも、イチャイチャしている。

 

八百一

店が忙しく、百子が明子を呼ぶが、明子は無視。ちょうど帰ってきた元気がすぐ店を手伝う。百子は明子を電気掃除機に吸い取られちゃったゴミだと言う。時々、毒舌すぎて引く。

 

志村家

店が一段落し、茶の間に戻った愛。魚が売れにくいご時世となり、それでなくても8月は売れにくいと歌が嘆く。それはそれとして熊取さんとこ親子水入らずだねと喜ぶ。

 

魚平

乙美が店に来た。歌は、よかったですねえと話しかけたが、夫は名古屋に置いてきた、お土産はきしめんだと渡して帰ってしまった。

 

熊取家

唯一は、せっかく素子さんが料理を作ってくれたのにと泣いていた。乙美が魚平から帰ってくると、どうしてお父さんを連れて帰ってこなかったんだよと責めた。おなかが空いたと食べようとした乙美の箸を持った手を唯一がたたいた。

 

中央肉店

歌が中央夫婦に乙美のことを報告していた。玉之輔に熊取家に行くように言う。こういうことはやっぱり玉之輔さんでないとと歌と店を出ていった玉之輔に方子はイラッ。

 

八百一

店の片づけをする元気に愛が乙美のことを話していた。そして、元気に夏休みは取るのか聞いた。元気は店とは別に2、3日取るという。愛は休みのことは分からない。元気が百子に呼ばれて、家に入ると、誘いもしないとムッとする。

 

なんで急に愛は元気に好意を持つようになったんだ?

 

三三九

未絵がお宅の電話、いつも話し中だと言って来店し、焼き鳥弁当5人前を注文した。行司は未絵が来ると慌ててマスクをかけたので、未絵が心配すると、桔梗が夏風邪だと説明した。未絵は女と口きいちゃいけないってホントなの?と問い詰めるが、桔梗は突発性女嫌いと適当な事を言う。

 

新堀家

立夫と名津がが山形の叔父・啓介をもてなしていた。子供がねえのは寂しいもんだと啓介が言う。和泉が帰ってきて、啓介が来ていると知り顔色が変わる。

 

熊取家

玉之輔と歌が乙美に事情を聞きに行った。「夫婦ゲンカは犬も食わない」と詳しく話さない乙美だったが、唯一に出ていけと言い出し、今度は自分が出ていくと言い出す。乙美が出ていくと言っても引き止めない唯一。

 

そこに七之輔と松永が訪ねてきた。七之輔の顔を見て泣きだす乙美。

 

新堀家

名津にいっぺん山形に遊びに来てと言って、啓介は帰って行った。啓介がアケミちゃんを亡くして元気がないと名津がいい、未絵に一緒に山形に行こうと誘ったが、名津が勝手に未絵のエプロンを使っていたと未絵が文句を言い、姉さんなんかさっさとお嫁にいっちゃえばいいのに!とケンカになる。

 

立夫は、そんなケンカばかりするなら別れ別れに暮らした方がいいと言い、和泉ももしかしたら名津は山形の叔父さんのところにもらわれていくかもしれないと泣きだした。戸惑う名津と未絵。

 

熊取家

乙美は七之輔の上京用に3000円もするネクタイを買ったが、七之輔は派手だと言って、別のネクタイをしたのでケンカになったと歌や玉之輔に話した。七之輔は名古屋駅で松永と会い、一緒に上京。松永は娘が東京にいるという。

 

玉之輔は松永のことを知らず、歌が松永を七之輔のひき逃げの目撃者だと紹介した。

 

志村家

夕食を作って待っていた愛は帰ってこない歌にイライラ。歌が松永を連れて帰ってきたので、愛は戸惑う。ちゃぶ台に食事の用意がしてあったので松永は気にするが、歌は構わず愛を紹介した。歌は松永の娘のことを聞いた。松永の娘は、一つ先の駅の近くで下宿をしている。28歳、独身、中学校で体操の先生をしている。

peachredrum.hateblo.jp

設定的には「顔で笑って」の倍賞美津子さんの役柄と近いな。

 

それにしてもやっぱり昭和40年代後半でさえ、男女とも一人暮らしではなく、下宿というのが多いね。

 

寺川家

明子は赤い紙にセロテープを貼っていた。元気に結婚するからステレオをもらっていいかタンスをもらっていいかと許可を取り、赤い紙を貼っていった。諸物価値上がりの時代だから、あまりお金を使いたくないという明子は花瓶や絵にも赤い紙を貼っていく。

 

三三九

熊取酒店ってどこですか?と来店した松永育。大空眞弓さん、こっからレギュラーなのか。まあ、前作の長山藍子さんも途中からだったもんね。

 

育は桔梗に店の電話を借り、熊取酒店に電話をかけた。呼び出し中、「あ~、腹減ったな~」とつぶやき、熊取酒店につながると、松永が魚平にいると聞き、今度は魚平に電話をかけた。

 

熊取家

唯一は素子さんがせっかく料理を作ってくれたのに!と乙美に怒っていた。七之輔は素子と唯一の仲を気にする。乙美からプレゼントされたネクタイは締めてみたら、それほど派手ではない、新幹線の中にはもっと派手な奴もいたと乙美に言うので、乙美は喜び、堪忍してやと七之輔の手を握る。

 

唯一は2階の自室へ。素子に夫婦水入らずの方がいいと言う。唯一は素子さんに好きな人ができるまでつきあってもらっていいかな?と聞く。唯一は片思いだと思っているが、素子はまんざらでもないっぽい!?

 

三三九

郁が松永と電話で話している。「あんまり遅いからくたばっちまったんじゃないかと心配したわよ~」。店の名前は”さんさんきゅう”といい、三三九に”さんさく”だと訂正されながらも会話を続ける。育は変な名前だと言い、腹減ったからなんか食ってるわと電話を切った。

 

育は電話を切ると、カウンターに座り、ビールを注文。つくねのことを団子といい、団子ちょうだいと3本注文した。「あ~、腹減った」…育は男言葉の豪快キャラっぽい!? 

 

志村家

愛は一人でご飯を食べ、松永は妻が早くに亡くならなければ、娘はもっと早くに結婚してたかも…と語る。それで、歌がご苦労なされたんですねえって松永を気遣うのがよく分からん。松永が娘に世話させてたから結婚が遅れたって話なのに!

 

娘が三三九にいると聞き、歌は案内すると言って、松永にお供していった。愛はブスッとしてご飯を食べ続ける。

 

寺川家

トースターや炊飯器、アイロンにも赤い紙を貼る明子に怒る百子。

 

新堀家

未絵は名津の山形行きに反対する。和泉は泣きだし、立夫は山形に行くように言う。アケミが亡くなってから子供のいない啓介夫婦は名津に財産を分けるつもりでいる。立夫はよく考えて返事をするように名津に言う。

 

三三九

豪快にビールを飲む育。団子が小さいと文句を言うので三三九が反論。育は行司に「ビールお代わり」というんだけど、その前にサダクロー?だかタダクロー?とか言ってんのが分かんないんだよな。せめて字幕があれば調べられるのに。女と口きいちゃいけないと言われていると行司が桔梗に小声で話すと、「あれが女かね~」と桔梗があきれる。

 

寺川家

税務署の差し押さえでもあるまいし、赤紙を貼ることないじゃないと百子や元気が怒っていた。電気釜がなくてもお鍋でご飯が炊ける、パンだってガスに網を乗せて焼けばいいと明子がいうと、「だったらお前がそうすればいい」とまっとうなツッコミをする元気。明子は2、3か月したら必ず返すという。2、3か月したら女房教育ができる。玉子もお鍋でご飯を炊き、ガスに網を乗せてパンを焼くように仕込んだら、みんな返す。

 

おえ~! 昭和のドラマに時々出てくる女房を教育するって言葉がほんっと嫌い。

 

元気が明子にそんなことできるわけないとあきれるが、明子は亭主関白になると宣言した。細工は流々仕上げを御覧じろと言って、自らのおでこに赤紙を貼る明子。

kotobank.jp

中央家

東北や信州にまだ空きがあると旅行を諦めきれない方子。今年の夏は海外旅行に行く人が何十万人もいると言い、タバコを吸い始める。堅気の奥さんと思えん。

 

2人いっぺんに結婚されたらかなわないなと話す玉之輔と方子。

 

素子が茶の間に来て、玉子の結婚にいくらかかるか聞いた。玉子の結婚でお金がなくなるんじゃないかと素子が心配した。玉之輔は5年くらいは家にいてくれと言う。

 

あと5年じゃ売れ残っちゃうと焦る素子。

 

玉之輔も方子も素子が子供だというけど、玉子と素子は年子で素子と明子は同級生じゃなかった!?

 

熊取家

アイロンがけをする唯一。乙美は唯一に名古屋の家を引き払ったことを報告。唯一は父さんに死ぬまで添い遂げておくれよねと頼んだ。親子3人同じお墓に入れるようにというと乙美が泣きだした。

 

志水家

愛は歌にイライラ。歌は水も飲まずに帰ってきたと、おつゆあっためてと愛に頼んだ。愛に松永へのふるまいを注意する。愛は嫌な奴!と松永の悪口を言う。歌は「お嫁にいっちゃおうかな」と言うので、「いけいけ!」と返しつつ、気になる愛。お互いにお嫁にいってもいいわよと言い合う。(つづく)

 

口悪いキャラ、嫌いだな~。