徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】ミツバチのささやき

1973年 スペイン

 

あらすじ

スペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の長編第1作。1940年頃、内戦後の小さな村で養蜂を営む家族と暮らす少女アナは、映画「フランケンシュタイン」を見る。一緒に見た姉のイサベルから、映画の怪物は精霊で、村外れの廃屋に隠れていると教えられ、通うようになる。ある日、アナは廃屋で一人の傷ついた兵士と出会うが…。現実と空想が交錯する少女の世界を美しい映像で描いたエリセ監督の演出が絶賛された傑作中の傑作。

2025.2.12 NHKBS録画。あんまり見たことないスペイン映画。

 

1940年頃、カスティーリャのある村での事。

 

子供たちが映画が来たと大騒ぎしている。トラックが止まり、男たちがフィルムなどを荷台から運び出すのを子供たちが見ている。

 

午後5時から公民館で「フランケンシュタイン」上映。入場料は大人1ペセタ。子供は2レアル。

1931年のこの映画かな!?

 

映画のオープニングに男が出てきて内容の説明をする。「この映画『フランケンシュタイン』は人間を創造しようとした科学者の話です。人間創造は神の御業なのを忘れた人の話です。実に世にも異常な物語です。人類創造の神秘にせまる…生と死の物語です。予(あらかじ)め申します。怒りだす人や怖がる人もあるでしょう。これほど衝撃的な作品は世界にも稀です。でも、あまり本気になさらぬよう願います」

 

真剣な顔をしている村人たち。

 

養蜂。手紙を書くテレサという女性と場面が切り替わる。

 

テレサは駅のホームに到着した蒸気機関車のポスト?に手紙を入れた。

 

養蜂をしている男は仕事を終え、帰り道で公民館に貼られた「フランケンシュタイン」のポスターを見、家に帰った。家に買った男はテレサを捜す。テレサは不在で娘たちも映画観賞で不在。

 

男にまとわりついてる犬がかわいいな~。

 

フランケンシュタイン」を見ている子供たち。猫を抱き、花を摘んでいた少女・マリアの前にフランケンシュタインが現れた。マリアはフランケンを恐れず、手をつなぎ花をあげた。フランケンは花が水に浮かぶことを学び…この映画、怖いよう。ホラー映画は苦手なんだよう。

 

次の場面では、ぐったりしたマリアを抱えて歩く父親の姿が映し出される。少女は姉のイザベルになぜ殺されたのか聞いた。

 

興奮した様子で家に帰った妹・アナはイザベルになぜ女の子も怪物も死んだのかを聞く。イザベルは映画の内容はウソだと言い、あの怪物が生きているのを見たと語る。村の外れに隠れて住んでいる。夜に出歩くから他の人には見えない。精霊は身体を持っていない、だから殺されない。映画の中では変装していた。

 

学校での授業風景。木製の人体模型、ドン・ホセに足りないものをつける。

 

井戸に向かって叫び、石を投げ込んだアナ。誰も住んでいない家を覗き込み、大きな足跡に自分の足を合わせる。

 

父とピクニックに行ったイザベルとアナ。キノコ採りに行ったのね。父は危険な毒キノコについて教え、キノコを踏み潰した。

 

父・フェルナンドは馬車に乗って出かけた。

 

イザベルとアナはベッドで飛びはねて騒ぎ、使用人のミラグロスから早く学校へ行くように注意された。

 

テレサはアナの髪を整え、学校へ送り出した。

 

イザベルとアナは線路近くで通過する蒸気機関車を見ている…なんだかさっぱり話が頭に入ってこないなー。

 

イザベルが黒猫の首絞めてる!? 猫に抵抗され、引っ掛かれ、指先から出た血を自分の唇に塗る。ヤメテクレー。

 

叫び声がして別の部屋にいたアナがイザベルを捜す。アナがイザベルを見つけたが、イザベルは、うつぶせに倒れていた。あおむけにしたが、イザベルは目を開けず、アナはミラグロスを捜しに外に出たが見つからない。

 

再び部屋に戻るとイザベルの姿が見えず、隠れていたイザベルがアナを驚かせた。

 

外で友達とたき火を乗り越える遊びをしているイザベルを見ているアナ。

 

夜、一人でたき火に向かうアナ。ミラグロスがお父さんが帰ってきましたよと家にいれた。

 

寝室を抜け出したアナは一人で外へ。

 

蒸気機関車から飛び降りた男が井戸のある家へ向かう。

 

明るくなって家に戻ったアナはベッドに入った。イザベルにどこへ行ってたの?と聞かれても無視する。

 

アナは逃亡者にリンゴを渡し、その後もジャケットや食べ物を差し入れた。男の持っている懐中時計は開くと音楽が鳴る。…これ、フェルナンドも持ってたな。フェルナンドの? 

 

男は亡くなり、フェルナンドは警察に呼び出された。ジャケットや懐中時計は、やっぱりフェルナンドの物だったか。

 

ダイニングでフェルナンドは懐中時計を開き、音楽を鳴らしながら、アナの顔を見た。

 

アナが一人で家を見に行くと、フェルナンドがいた。アナは逃げ出し、テレサやイザベルもアナを捜した。

 

夜、村人たちもアナを捜した。森にいたアナはキノコに手を伸ばした。

 

テレサが暖炉で手紙を燃やした。

 

アナが池?の水面を見ているとフランケンシュタインが映り、アナにゆっくり近づいた。

 

朝、犬がアナを見つけた。

 

テレサが医師から弱っているが、生きている。消化のいいものから食べさせろとアドバイスされた。

 

イザベルがアナを見舞う。

 

夜、フェルナンドが養蜂の勉強をしながら眠ってしまい、テレサが眼鏡をはずし、ランプを消した。

 

アナは起きて、コップの水を飲む。窓を開け、精霊を思う。(終)

 

…う~ん、私には理解できない世界観だった。