TBS 1981年2月23日
あらすじ
眼病で入院中の宇佐美(財津一郎)に代わって立派にグランシェフの大役を果たした篤蔵(堺正章)は、周囲から一目置かれるようになった。そんなある日、宇佐美が黒眼鏡、杖をついた痛々しい姿で精養軒を訪れた。そして篤蔵に、当時最上級とされた東京倶楽部へ行けと命令する。
2025.3.4 BS-TBS録画
原作:杉森久英
―読売新聞社刊―
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脚本:鎌田敏夫
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音楽:内藤孝敏
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秋山篤蔵:堺正章
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トシ子:檀ふみ
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新太郎:鹿賀丈史
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キミ子:田中裕子
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辰吉:明石家さんま
フランソワーズ:セーラ
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松五郎:高城淳一
みつ:朝加真由美
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前田:木村元
鈴木:柄沢英二
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定岡:宮寺康夫
水谷:笠井心
医者:山中康司
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看護婦:庄司香住
女店員:秋山裕美
劇団白鳥座
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あき:野村昭子
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宇佐美:財津一郎
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語り:渥美清
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プロデューサー:中山和記
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演出:藤田明二
大正7年から8年にかけて世界風邪、いわゆるスペイン風邪が猛威を振るった。
トシ子も病院に運ばれ、篤蔵は口に手拭いを巻いて呼びかけた。
精養軒
篤蔵は晩餐会から同僚に一目置かれるようになった。そんな中、スペイン風邪でササモトが亡くなったと前田が報告した。
病院
医師が診察に来たものの、あとは病原菌と体力の闘いと言われた。病室で眠ってしまった篤蔵が目を覚めると、トシ子の顔に白い布がかけられた…夢を見た。
右目の下にあざを鏡で見ているフランソワーズのもとへ新太郎が除隊になったと帰ってきた。髪がもう伸びてる! 新太郎の近くに弾が落ち、足を引きずっていた。なぜ、フランスへ帰らなかったのか聞いた。茶柱が立ってるとフランソワーズが言い、新太郎に一緒にいてほしいと頼んだ。
精養軒
病院から電話があり、膝から崩れ落ちる篤蔵だったが、電話口からトシ子の元気な声が聞こえた。こういうドッキリというかサプライズ考える人、嫌いだわ~。
キミ子は両親とおでん屋を始めることになった。辰吉はお金を出したものの店を始めることには渋い顔をしていた。お金儲けに飽き飽きしているのは辰吉のほうだと、あきが言う。キミ子の両親を久しぶりに見た。
蔵から米を奪われ、辰吉が右腕にけがを負った。女中のみつが手当てしようとするが、拒絶した。キミ子が帰ってきて、ああいう生活は飽きる、父さんや母さんも小さなおでん屋をもらえていきいきしていると話した。
辰吉の贅沢さしたるって言い方がイヤ。嫌みっぽく、今日も帝劇、明日も三越とか言ってたのにね。
お金なんていらないというキミ子をビンタする辰吉。キミ子は出て行った。
精養軒
薄いサングラスをかけ、杖をついた宇佐美が戻ってきた。宇佐美は料理の世界には戻れない人間だと言い、厨房内を歩いた。宇佐美がいた事務所は宇佐美がいたときのまま。いつもと違うメニューを出したことを宇佐美に聞かれた篤蔵は責任を持って自信のあるメニューを作ったと話した。宇佐美は東京倶楽部へ行けと言う。調理部長になれる。
精養軒にいたいと訴えた篤蔵だったが、宇佐美は東京倶楽部に話をつけてあり、エスコフィエの料理全集を翻訳するように言う。篤蔵は箔をつけたり、本を出したりするような人間ではなく、料理が好きなだけの人間だと言うが、宇佐美は自分の人生を走りだしたんだよと言う。勝手に決めないでくれとは思う。
秋山家
トシ子の料理を褒める篤蔵。引かれた線路の上をそのまま走っていくのは、よくないと篤蔵も思っている。男の人の人生って大変ね…とトシ子に言わせたいだけのシーンね。
芸者連れの辰吉が道端で吐いていると、新太郎が声をかけた。新太郎はフランソワーズと一緒。酔っ払った辰吉はキミ子と別れた、キミ子は両親と一緒がいいと言っていたと話す。
レストラン
辰吉と会っていた篤蔵は今度3人で会いましょうと話す。つくづく似てる2人。もし、その後、どっちも売れてなくて、今回みたいに字幕もないとどっちがどっち?って混乱しそう。
おでん屋
辰吉は新太郎と篤蔵と待ち合わせて一番乗りに店に来た。あきも松五郎も歓迎するが、キミ子とは気まずい。新太郎は軍隊の演習でやったと松葉杖をしてきた。新太郎はキミ子に別居してることをダメじゃないの、辰吉さんも一生懸命働いてるのにと責めるようなことを言う。なんでキミ子が責められるの?
トシ子が篤蔵が東京倶楽部に行っているから遅れると来店した。
東京倶楽部は日本初の会員制クラブで日本の上層部の人はみんな来る。
辰吉は自分だけ出世してと酔っ払い帰った。
篤蔵も帰ろうとしたが、宇佐美が許さなかった。その上、立ちくらみを起こした宇佐美が倒れた。
丹波屋の戸をたたいたが、誰も出ず、篤蔵は帰った。
新太郎の部屋
あ、足失くしたって比喩ではなく、ホントに右脚を失くしたんだね。フランソワーズにどこにも行くとこがないんだと言う新太郎。フランソワーズはゆっくり服を脱いだ。まあ、そうなるよねー。
秋山家
篤蔵は集まりに行けなかったことに落ち込んでいた。トシ子が慰めたが、みんなの気持ちを裏切った、もう一人の自分が分かっていながら遅れさせたと話した。
プロデューサー:中山和記
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テーマ音楽:「風―ノルマンディ」(ジャパンレコード)
作詞・作曲 フランソワ・ドケルト
唄:薩めぐみ
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挿入歌:「遥かなるレディ・リー」
作詞:大津あきら
作曲:鈴木キサブロー
編曲:松井忠重
唄:堺正章(ビクター・レコード)
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料理指導:ホテル・オークラ(小野正吉)
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時代考証:稲垣史生
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演出:藤田明二
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製作:テレパック
TBS
つづく
男の人のやらかしを女の人が許さなければならないが流れがなんかイヤだな。キミ子はぜいたくな暮らしがしたいなんてひと言も言ってないのになあ。
そういえば、「おしん」にも米騒動のエピソードがあった。結構年代近い? モデルになった秋山徳蔵さんは1888(明治21)年生まれで、おしんは1901(明治34)年生まれらしい。一回り違うか。…しかしさ、米騒動があったということは関東大震災が近い!
wikiがすべて正しいとは思ってないけど、このドラマと秋山徳蔵さんの人生は結構違う。新太郎が料理屋の息子というのも秋山徳蔵さんの設定を分けたのかな?
