TBS 1980年11月9日
あらすじ
篤蔵(堺正章)は兄・周一郎(近藤正臣)の下宿に訪ねてきた女性を見て驚く。彼女こそは、篤蔵が郷里の福井で一目惚れした女性、八千代(山口いづみ)だったからだ。八千代は、かつて駆け落ち事件を起こした陸軍伍長に死に別れて以来世をすね、自己嫌悪に陥っていた。
2025.2.17 BS-TBS録画
周一郎に会いに来た八千代の顔を見て驚く篤蔵。
原作:杉森久英
―読売新聞社刊―
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脚本:鎌田敏夫
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音楽:内藤孝敏
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秋山篤蔵:堺正章
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トシ子:檀ふみ
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新太郎:鹿賀丈史
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キミ子:田中裕子
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辰吉:明石家さんま
勝五郎:山田パンダ
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松五郎:高城淳一
滝沢:河原裕晶
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高野:井川大輔(新人)
山川:元木丈陽
はる子:白貝真理子
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桐塚:柳生博
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八千代:山口いづみ
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あき:野村昭子
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荒木:志賀勝
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篠原:矢崎滋
影山:上田忠好
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小池幸次
大原穰子
有明五郎
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山田博行
沢柳廸子
劇団白鳥座
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周一郎:近藤正臣(特別出演)
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宇佐美:財津一郎
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語り:渥美清
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プロデューサー:中山和記
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演出:藤田明二
キャストクレジットの河原裕晶…これって河原さぶさんの旧芸名・河原裕昌ではないかと旧ツイッターで指摘してる人がいて、なるほどと思いました。
「本日も晴天なり」では”河原裕昌”名義で出演。鹿賀丈史さんとここでも一緒。
篤蔵は周一郎の部屋で「八千代さんじゃないですか?」と聞くが、周一郎は神楽坂で芸者をしていた人だと言い、八千代はそそくさと帰ってしまった。
八千代を帰した後、篤蔵は周一郎に八千代のことを話して聞かせた。警察署長の娘であること、田辺伍長と駆け落ちしたこと、田辺伍長は大阪で脱走兵として見つかり自害したこと…あれー? 射殺されたんだと思ってた。ちゃんと見てろよ!
周一郎は昔のことを話したがらなかった八千代に合点がいった。初めて出会ったビアホールで連れの男に「君死にたまふことなかれ」を聞かせていたことを覚えていた。
相手の男は日露戦争で大もうけした成金で、八千代は囲い者になっていた。自己嫌悪から破滅願望があるらしいと語る。
八千代は町で演説していた篠原から小冊子を買った。篠原は憲兵に追われ、篠原は八千代を追いかけて住所を教えてほしいと頼んだ。八千代「考え中」。
厨房
レンジに火を入れる篤蔵。荒木はレンジに灰が落ちていることを指摘し、清潔が第一、仕事に心が入ってない、親方に目をかけられてるからって調子に乗るんじゃねえぞと注意した。
宇佐美が出勤し、篤蔵の母を心配した。母を危篤ってことにして、帰郷し、トシ子の花嫁姿を見たんだったね。
トシ子は新生活を始めていた。再婚した勝五郎は東京へ行こうと思ってると話す。次男でゆくゆくは自分の店を持ちたい。東京へは生きたくないと自分の意思を示すトシ子。
「かぐや姫」の元メンバーでミュージシャン。声が普通の俳優さんと違う気がして調べたら納得。すごい名前。
桐塚の家で篤蔵はフランス語を学んでいた。エスカルゴが高級食材と聞いて信じられない。桐塚はでんでんむしとエスカルゴは全然違うと説明しようとするが、うまくいかない。フランスを侮辱するな、帰りなさいと篤蔵を怒った。
華族会館でさる華族の御子息とご令嬢の会食が行われることになった。荒木がするラディッシュの飾り切りを見つめる篤蔵。その後、寸胴鍋の液体を捨ててたけど、大丈夫?
荒木に中の湯を捨てて寸胴鍋を持って来いと言われ、会食に出すスープを捨ててしまった篤蔵は荒木は殴られ、蹴られ、怒鳴られた。清潔第一って言っても殴ったら、白衣が汚れるよなあ?
会食は始まっており、宇佐美は冷蔵庫からグラスビアン(煮凝り)を取り出し、スープを作り始めた。
篤蔵はスープ担当や荒木、宇佐美に謝り、新太郎や辰吉に慰められた。
厨房に桐塚が訪れ、エスカルゴとでんでんむしは同種のものと確認し、謝りに来た。過ちは直ちに正すべきというのが桐塚のモットーで次の休みに桐塚家に来るように言う。
丹波屋
新太郎と辰吉と飲む篤蔵。新太郎は好きな道をして殴られているならいい、俺らなんか好きな道でもないのに殴られているんだと絡む。キミ子がお酌に来て、辰吉にも妙に優しい。なーんか微妙な空気になってる!?
帰り道
新太郎はキミ子に一緒に行こうと誘われていたが、断った。その際、キミ子に辰吉が死のうとしたことを話してしまっていた。辰吉は言わない約束だったのに…とすねるが、新太郎が辰吉に女は新しい男ができたら前の男は忘れてしまうものだという話を聞いて、篤蔵はトシ子を想う。
八千代の部屋に篠原が来た。家にいられなくなった篠原が飯を食わせてほしいと頼んだ。貧乏人も力を合わせれば資本家に勝てると熱く語る。かくまってほしいと頭を下げる篠原だったが、旦那は戦争成金だからと断った。八千代がお金を渡そうとしたが、今日は金がある、なくなったらもらいにくると帰っていった。
玄関を出るとちょうど帰ってきた影山と鉢合わせ。篠原は影山を突き飛ばして出て行き、帰ってきた影山は八千代を殴った。
おお! 荒谷二中の清水がここにも出てたんだ! こっちも暴力振るうヤツ!
小説を借りようとした篤蔵を珍しがる周一郎はトシ子さんはお前を支えてくれる人だと思ったと語る。八千代は家を飛び出して、周一郎の部屋に来た。
篤蔵は若い男だって世の中を救うと言って、酷い男だと篠原のことを非難した。少し休んで帰るという八千代は部屋の隅で座ったまま眠ってしまい、篤蔵は結局、性に合わないことはやめとくと何も持たずに帰った。人間は紙風船みたいなものと言った周一郎の言葉が分かる気がする篤蔵。八千代は今にもしぼんでしまいそう。
トシ子は勝五郎と列車でおにぎりを食べている。あら、もう上京?
プロデューサー:中山和記
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テーマ音楽:「風―ノルマンディ」(ジャパンレコード)
作詞・作曲 フランソワ・ドケルト
唄:薩めぐみ
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挿入歌:「遥かなるレディ・リー」
作詞:大津あきら
作曲:鈴木キサブロー
編曲:松井忠重
唄:堺正章(ビクター・レコード)
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料理指導:ホテル・オークラ(小野正吉)
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時代考証:稲垣史生
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演出:藤田明二
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製作:テレパック
TBS
つづく
毎回毎回暴力はきついなあ(-_-;) 前回は女性観というか、なんかキッツいなあと思ったんだけど、矢崎滋さんが出てきたりして、今回は面白かった。矢崎滋さんってこういう活動家っぽい役似合う。

