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【ネタバレ】沿線地図▼第15話🈡

TBS 1979年7月20日

 

あらすじ

藤森家と松本家の六人は、謹造(笠智衆)の自殺という衝撃的な事実にショックを隠しきれずにいた。その晩、志郎(広岡瞬)は両親の前で道子(真行寺君枝)の妊娠を告げる。

2025.1.31 BS-TBS録画

peachredrum.hateblo.jp

松本夫婦の車のあとを追う藤森夫婦の車。途中で誠治が車を止め、季子に運転を代わってほしいとお願いした。

 

脚本:山田太一

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原作:山田太一

   「沿線地図」(作品社刊)

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音楽:小川よしあき

主題曲:フランソワーズ・アルディ

    「もう森へなんか行かない」

Ma jeunesse fout l'camp

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  • provided courtesy of iTunes

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制作:大山勝美

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藤森麻子:岸恵子

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松本季子(としこ):河内桃子

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藤森道子:真行寺君枝

松本志郎:広岡瞬(新人)

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湯川時子:野村昭子

岡田鉄太郎:新井康弘

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松本謹造:笠智衆

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岡田由紀:楠トシエ

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中川元一郎:風間杜夫

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警官:井上三千男

   松田茂樹

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主婦:重盛てる江

看護婦:五十嵐美鈴

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ピアノの男:木藤義一

湯川芳枝:五味佳子

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エンゼル・プロ

劇団いろは

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藤森茂夫:河原崎長一郎

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松本誠治:児玉清

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協力:東京急行

衣裳協力:ローマ岩島

     アストラ館

     ロア六本木クープル

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プロデューサー:片島謙二

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演出:龍至政美

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製作著作:TBS

 

4人で謹造のアパートに向かうと、パトカーと人だかりができていた。松本夫婦が部屋に上がる。季子は近所の人にあいさつ。下で待っていた麻子は道子たちに連絡するように茂夫に言う。

 

部屋で寝かされている謹造。誠治が白い布をめくって顔の確認をした。警官から枕元に置いてあった封筒を受け取る。

 

これは自殺であります。

その事だけ書き置きます。

ご迷惑の段、お許しください。

         松本謹造

 

メチャクチャ達筆だった。

 

警官から他に何もありませんでしたと報告を受けた。誠治は立ち上がり、部屋にいた警官たちにお礼を言う。部屋の鴨居には謹造の使用した紐がぶらさがったまま。

 

志郎は茂夫から謹造が自殺したという知らせを受けた。

 

謹造の遺体は安置所に運ばれ、志郎たちも駆けつけた。今夜は仮通夜。誠治は私のせいだと言う。あなたが何をしたの? 何もしなかった。

 

茂夫は老人性のうつ病というものがあるから誰のせいでもないと慰める。誠治は父はうつ病ではないと断言。死ぬほどの仕打ちはしてないと季子が言う。私は人間のクズだと泣く誠治。

 

松本家に戻った6人。季子や麻子がお茶をいれたり、忙しく動き、麻子は道子にも動くように言う。道子は突然泣き出し、冷たくしちゃったと言う。

 

志郎はゆうべの8時ごろ、アパートに来たと話す。ネクタイ締めて背広着て普通だった。誠治と季子は詳しく話してほしいと言うと、志郎は口ゲンカをしていたからすぐ大歓迎という雰囲気になれなかったと話した。

 

茂夫はそろそろ帰ろうと麻子に声をかけた。季子もいてくださって助かりますと頭を下げた。道子はここにいる、麻子や茂夫にもいてほしいと頼んだ。誠治や季子も引き止めた。

 

志郎は謹造に付き添う誠治に寝たほうがいいと声をかけた。志郎は引き金を引いたのは僕かもしれないと言う。おじいちゃんは僕に失望していた、希望を裏切られた、と思っていたんだろうと推察。季子も週に2度も会っていたのに用を済ませたらさっさと帰っていた。志郎は道子に子供が出来たことを告白し、それで道子と口ゲンカをしていたとここでしゃべるんかい。

 

謹造に相談すると「そんな事は考えるまでもない。産むことはない。つまらんよ、産むことはない」と答えた。志郎は僕に向けて言った言葉ではないかと思った。子供なんてつまらないとおじいちゃんが思っていて、それぞれそう思って死んでくなんてつまらない。

 

一か月後―

 

異例の人事異動で横浜店の支店長になった誠治はおしゃれなバーで送別会をしてもらい、挨拶して「くちなしの花」を歌う。えー! 支店長って歌うのぉ!? 美声。

くちなしの花

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中川が誠治に挨拶。誠治は君も随分銀行員らしくなったねと中川を褒め、タクシーで送り出した。

 

志郎が誠治を待っていた。道子は子供を堕ろしたというのがウソだと分かった。産めと言ったのは季子。5か月過ぎたら堕ろせなくなるから隠してろとアドバイスしていた。季子は自分たちが引き取ってもいいと思った。おじいちゃんと同じこと言うの? つまらなくても言わなくていいように努力しようと言うが、誠治は定年になったら子供はいくつだ?と怒る。季子は藤森夫婦も育てることに賛成している。

 

藤森家

麻子は道子が迷ってるのが分かり、みんなで育てようと言う結論になった。無茶ですねと誠治は言い、季子の気持ちは分かる気がする、志郎の代わりが欲しいのだろう。藤森夫婦も都合のいい考えで言ってるだけ、子供は産んじゃいけないと断言。

 

お父さんを責めてるほうがずっとよかったと麻子が誠治に言う。

 

藤森家の電話が鳴り、茂夫が出た。

 

道子の病室に志郎や麻子たちが駆けつけた。すごく順調ですくすく育っていたけど、4か月に入ったところで堕胎手術をした。えー!!!

 

日曜日、時子が娘の芳枝を叱っていた。

 

藤森電気商会

麻子はぼんやり。道子は帰っても来ないし、電話もしてこない。

 

松本家

誠治が起きてきた。季子は益子焼のチェック。誠治は季子の寂しさにようやく気付き、2人で楽しむことを考えなくてはいけないと考えるようになった。照れくさくてかなわんと誠治は部屋を出た。

 

松本家に速達が届いた。道子も志郎も真面目にしている。迷いがある2人。麻子のもとにも道子の手紙が届いた。毎月1回6人で会うのはどうでしょう?と提案した。

 

スナック「かもめ」

鉄太郎の母が仕事復帰していて、6人で集まった。

 

仕事をするそれぞれの姿。

 

藤森麻子:岸恵子

  茂夫:河原崎長一郎

  道子:真行寺君枝

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松本誠治:児玉清

  季子(としこ):河内桃子

  志郎:広岡瞬

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湯川時子:野村昭子

岡田鉄太郎:新井康弘

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松本謹造:笠智衆

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脚本:山田太一

 

エンドロールが流れて…終

 

終わってみればあっけなかった。道子は気の強そうな不思議ちゃんだったのに、案外周りの顔色伺って子供を堕ろしちゃうんだな。やっぱり成績のいい優等生って感じがした。志郎はなんだかんだ自分の思いを貫き通す人で、道子はこれからも度々志郎の言うことに折れるしかないような気がした。

 

最終回まで見ると、岸辺のアルバム=それぞれの秋>>>>>沿線地図かも? すっごく面白く見てたけど、正直、最終回はイマイチ?? 結局2人って子供を堕ろしてまで何がしたいのって感じ。初回もあまりいい印象はなかったけど、途中は親世代の話になって、ものすごく面白かったし、野村昭子さんも三崎千恵子さんもよかった。

 

道子が結局は志郎の言いなりになったみたいに思えてイヤなんだ。志郎が度々言うどうして僕たちみたいな生き方をする人が増えないのかな?と不思議に思ってる様子もなんか腹立つし…。最後まで若カップルが好きになれないまま終わってしまった。

 

でも旧ツイッターで感想見ると、志郎は道子についていってるだけという解釈もあり、私は途中から志郎のほうが幼くて、道子が志郎のわがままに折れてるように感じてた。多分、子供より夫や恋人を優先する女性が嫌いなんだよな。道子を勝手に先進的な女性として見てたのに、中身は夫を黙って支えるタイプの思いっきり昭和女性なことにがっかりしてしまった。

 

結局世話するのは女性たちなのに、一番世話しないであろう誠治と志郎が大変だ、無理に決まってると言ってるという感想を見かけて、そう! それだ! でもさ、途中はホントに面白かったんだよね。子供の件が泣ければ面白い作品で終わってたんだけど、あまりに男性目線って気がした。難しい手術がうまくいかなくて道子が死んでたパターンだってあったのに、以降、子供に恵まれないことだってあるのに…みたいな。

 

これで山田太一脚本の作品は終わりか…もっと見たいのがあったんだけどな。まあ、でもBS-TBSは字幕さえあれば最高なんだけどな。配信はありがたかった。