TBS 1973年11月15日
あらすじ
清一(小林桂樹)の病気は脳腫瘍だった。病名が明らかになっても、病院側はなかなか手術しようとせず、清一の異常な状態は、激しさを増していく。 ※脳腫瘍による様々な症状が表現されていますが作品上の演出です。ご了承ください。
2025.1.6 BS-TBS録画
稔のナレーション、今日は短かったな。「脳腫瘍という病気は恐ろしいと思う。今まで謹厳実直だった親父があの美人の看護婦さんにいきなり抱き着いてキスをしてしまったのだ。親父は次第に別の人間になっていくようであった」
いつものハンチング、コート、肩掛けカバンで歩く。
企画:木下恵介
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脚本:山田太一
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音楽:木下忠司
主題歌作詞:山田太一
歌:中新井節子
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清一:小林桂樹
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稔:小倉一郎
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茂:林隆三
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陽子:高沢順子
信子:海野まさみ
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信子の長兄:橋本功
唐木:火野正平
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藤森園子:水原英子
信子の次兄:小野川公三郎
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看護婦吉村:土井かつえ
エースプロ
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江川医師:伊藤孝雄
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麗子:久我美子
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プロデューサー:飯島敏宏
酒巻武彦
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演出:井下靖央
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制作:木下恵介プロダクション
TBS
おー! 江川医師は小野木…じゃなく伊藤孝雄さん!
稔に向かって、上司に対するような丁寧な言葉遣いで話す清一。小林桂樹さん、すごいな~。稔は誰に向かって話してるつもりなんだろうと思いつつ、向き合って愛想笑いをしている。
麗子は清一がキスした看護師にお詫びの品としてスカートの生地をあげようとしたが、病気のせいだと言って受け取ってもらえなかった。
昨日の夜から常務に話しかけているつもりなんだと稔に話す麗子。病室に行くと、清一はさっきのにこやかな顔とは大違いで麗子に対しては文句を言う。以前からねぎらってくれない麗子に不満がたまっていたようだが、稔は常務のふりをして清一に接した。急にまともに戻った清一は「バカ、ふざけちゃいかん。親の病気をなんだと思っているんだ」とこめかみを押さえた。
眠ってしまった清一を見ている麗子と稔。いくら病気と言われても、からかわれているように感じると稔が言う。麗子にコーヒーを飲みに行こうと誘うが、断る。若いころはお父さんの給料が安く割り勘だった、どっちが余計惚れてるかの話などしていたが、麗子は手術のことを考え泣き出した。
小さくなった麗子の背中をさすった稔は唐木と歩いていた。唐木に優しいんじゃなく甘いんだ、もっと強くなれと清一に言われたことを話し、今日から強くなる、信子さんは俺のものだと唐木に強気に出た。唐木は脳腫瘍ってのは伝染病かと言って、殴りかかろうとした稔から逃げ回った。いいコンビ。
ここでまた黒画面にテロップ。
脳腫瘍による様々な症状が表現されていますが
作品上の演出です。ご了承ください。
何でこのタイミングなんだろ?
家に帰った稔。いい匂いだな、と家に帰ると藤森が料理を作っていた。茂が作っていたと思っていた稔の表情が曇る。藤森がサラダを作り、茂がドレッシングを作ると張り切る。♪森へ行きましょう、お嬢さん~と歌いながら、サラダ油、味の素を混ぜる。
ご機嫌に歌っている茂に腹が立った稔は廊下に呼び出し、「お父さんやお母さんの留守のいいことにあんな女の人を連れてくるな」と言う。
稔は缶詰と食パンで夕食。茂は稔をなんとかなだめようとする。たまにはみんなでうまい物を食いたいと夕食を頼んで、藤森さんは帰っちゃったのかよ! いや、藤森さんが空気を読んで帰ったのかな? 茂は悪いことをしたと思っていないとあくまで穏やかに話をする。ちょっと怒ったりはしてたけど、でもいきなり殴りつけたりしないし、いい兄さんだよ。稔は怒っていながら、茂の言うことのほうが正しいと思っていた。
唐木は夜中に電話をしてきて、俺は降りる、しっかりしろよと電話を切った。いやいや、男同士で勝手に決めちゃってるけど彼女の気持ちが大事よ~。
稔が僕が強くならなければならないのは唐木にではなく、信子だと気付いた。セット丸出しの公園で信子と会う。信子は唐木から僕を忘れて、稔を好きになってくれと言われたと言う。稔はもっと強い人間になる、君を絶対に唐木に譲らない、力づくでも恋人になってもらうことにしたと話していると、信子の兄2人が見張っていた。
何で僕のときだけ来るの? 唐木のときは来ないのにと情けない声を出す稔。お~、今回は久しぶりのコメディ展開。こういう時にかかるBGMがいいんだよね。次兄に追いかけられ、逃げ惑いながら、信子に愛されていないことに気付いた。長兄ににらまれ、信子に笑われる。信子に全然心配されてなかった。彼女の気持ちが大事よ~と思ってたけど、どうして、こんな女が好きなのさ? 力づくというのも聞き捨てならんが。
病院
見舞いに来た茂は泣いている陽子に声をかけた。なかなか手術ができなかったのは、体力をつけるためではなく難しい場所にあったため、手術するのが難しい。手術しても左半身動かなくなるかもしれない、植物状態になるかもしれないと医師に言われたせいだった。
屋上
茂は怒って江川医師を怒鳴りつけた。重大な決断を母親に決めさせるなんて!と怒る茂に医者が勝手に決めてもいいのかと負けてない江川。キャー、小野木!
伊藤孝雄さんは林隆三さんより背が高いな←こればっか。
極めて低い成功率だから、胸を張って希望を持てと言えないという江川に茂はおふくろに恐怖を植え付けただけだと怒る。手術のことで頭がいっぱいの江川は重みを家族の人にも分かってもらいたかったと話す。麗子はどんな人間になってもいい、生かしてもらいたいと江川に伝えていた。茂も命を助けてくださいと頼んだ。今回は誠実な役っぽいね。
病室
麗子、稔、陽子が清一のベッドサイドで見守っていた。麗子は茂が江川に失礼なこと言ったんじゃないかと部屋を出ようとするが、茂はお願いしますと頼んできたと話した。茂は絶対治る手術だと明るく話す。稔は頭の手術をしたばかりだから、温泉はどうなんだとふざける。麗子はみんないい子だと言うと、陽子は泣きだした。稔は、それぞれ勝手な家族だと思ってたけど、兄さんも陽子も心配していると清一に語りかけた。
清一は何言ってやがんだと鼻で笑う。陽子は嫁にいったらそれっきり、茂は親をバカにしている、稔もなんとも思ってない、裏切られて泣くだけと悪態をつく。
お父さんがしゃべってんじゃない、病気なのよとなだめる麗子。清一はなおもつまらん人生だ、誰も俺を本気で心配してくれないと嘆く。麗子とはとっくに離縁してやりたかったと言い出し、麗子は本気で反論するので、稔が麗子を病室から連れ出した。
稔は、お父さんじゃないよと言うが、麗子は思ってたことが表に出たと反論。稔は隠してた気持ちが本気の気持ちとは思わないと慰めた。
その夜、家に戻る気になれなかったきょうだいは待合室の椅子に掛けた。陽子の至近距離でタバコ吸うなよ、兄さん! まあ、陽子も吸ってるから平気か!?
病室で清一を見守る麗子。(つづく)
緩急のある回だったなー。いつもあっという間!
先週金曜日は「赤い死線」で松原智恵子さんを見かけ、今日は伊藤孝雄さん。そして、今度の土日から「別れて生きる時も」の再放送が始まる。いや~、てっきり「岸壁の母」終わりの月-金の再放送だと思ったけどな。土日だけだと今週末から6月くらいまでかかると思う。「岸壁の母」は再来週で終わるんだから、ちょっと待てばよかったのにね。帯ドラマを週に2回だけの放送ってねー!
再放送だし、見るつもりはない…でも、小野木のあのキャラって癖になるんだよな。
明日からも江川医師出てくるよね!?
