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【ネタバレ】赤い絆▼第8話 砂の上のしあわせ

TBS 1978年1月20日

 

あらすじ

三郎(夏夕介)の部屋に連れ込まれた恵子(山口百恵)は、襲い掛かる三郎に必死に抵抗した。そこへ飛び込んできたのは、母・志津子(左幸子)であった…。

2024.12.5 BS-TBS録画

peachredrum.hateblo.jp

脚本:佐々木守

      今井詔二

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渋谷(小島)恵子:山口百恵

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志摩信夫:国広富之

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吉川総一郎:井川比佐志

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志摩登喜:真屋順子

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吉川真砂子:岡まゆみ

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高梨三郎:夏夕介

松崎:大石悟郎

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大沼:藤木敬士

吉川洋一:長谷川諭

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萩野克己:石立鉄男

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探偵:外山高士

不良:佐久間宏則

   曽根孝志

   福崎和宏

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ジュンコ:舛田紀子

エミ:山本百合子

千歩憲生

島村卓志

半田晶子

松島真一

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若杉:石橋正次

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清川健夫:高橋昌也

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吉川志津子:左幸子

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プロデューサー:春日千春

        野添和子

        山本典助(TBS)

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音楽:菊池俊輔

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主題歌:赤い絆(レッド・センセーション)

    作詞:松本隆

    作曲:平尾昌晃

    歌:山口百恵(CBSソニー)

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協力:株式会社コスガ

   銀座ふそう

   ドヴィスマン紳士服

   鈴乃屋

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ナレーター:城達也

協力:ホリプロダクション

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監督:富本壮吉

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製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

三郎は恵子のブラウスのボタンを外していく。おえっ! 恵子の体が獣じみた男に汚されようとしている、というナレーション。まあでも、だったら三郎役の人、もっと強面の人でもいいんじゃない? 夏夕介さんは顔がかっこいい。

 

おおいかぶさった三郎を拒絶する恵子。

 

街にいた志津子は赤ん坊を背負った母親を見て、過去を回想し、三郎のアジトに乗り込んできて、三郎をバッグで殴り、恵子を助けようとした。なんとか外に出たものの追いかけてくる三郎に通りかかった若杉が間に入った。若杉、偶然巻き込まれるね~。

 

しかし、道端でもめていたため、志津子はトラックにひかれた。事故といえば、輸血か!?

 

信夫は、みどり幼稚園へ。萩野先生から恵子は信夫のもとへ向かったと聞かされ、恵子を支えているのは君の愛情だけかもしれないと言われる。

 

恵子のアパートのドアにメモを貼って去った信夫。

 

恵子様

先に行って待ってます。

左が別荘の道順です。 信夫

 

静岡県田方郡井田村一八六

        塩田方

 

簡単な地図も書かれている。修善寺駅からバスで井田海岸へ。ドアに貼ったら通りかかった人、みんなに見られるね。

 

病院

手術中の志津子。

 

志摩家

登喜は志津子が信夫を見つけたのか心配し、志摩家に来ていた真砂子が捜しに行くと立ち上がる。

 

病院

若杉が吉川家に電話をかけ、洋一から総一郎に伝えてもらうことにした。恵子は帰ろうとしたが、若杉は名前も知らないし、事故の詳しい状況も分からないと引き止めた。手術室から出てきた看護師が輸血の話を若杉にしている。A型だからな、という若杉。恵子は看護師に血液型を調べてくださいと言う。おー、やっぱり! 大映ドラマといえば輸血よね。

 

恵子のアパートに行った真砂子は部屋のドアに貼られたメモをそっとはがす。ま、そうなるよねー。

 

アパートを出たところで三郎の手下たちに絡まれたところ、通りかかった三郎が止めた。兄貴、恵子とはうまくやったんでしょ?と言われているのを聞いてる真砂子。三郎は、こいつはわけありだと真砂子を解放した。

 

真砂子は志摩家に電話をかけ、信夫の居場所が分かったと知らせるが、登喜から志津子の事故を知らされた。

 

病院

輸血を終えた恵子は総一郎からお礼を言われるが、名乗らずに帰った。「赤い疑惑」をいていたせいか特殊な血液型じゃなくてよかったねと思う。

 

すっかり暗くなった渋谷を走る恵子はハチ公前へ。当然、信夫はいない。

 

病室

1週間もすれば回復するという総一郎だが志津子は、まだ眠っている。洋一は志津子に輸血をしたのは恵子だと総一郎に伝えた。駆けつけた真砂子は志津子に謝り、信夫のもとへ向かう。

 

ハチ公前にいた恵子はトボトボ帰った。

 

帰り道、ラーメン屋の屋台にいたエミとジュンコが恵子に声をかけてきた。恵子は信夫と伊豆の別荘に行ったと思っていたと話す。さっきアパート前に行ったときにメモはなくなっていたから恵子が読んだものと思っていた。恵子は海岸の名前を思い出してよとむちゃぶり。

 

別荘に現れたのは真砂子で信夫に無言でメモを見せた。真砂子は泊めてくださいとコートを脱ぎだすが、信夫は外へ出ようとする。真砂子は「恵子さんは、もうあなたのものじゃない!」と言い、渋谷の三郎って人に…とたたみかける。

 

信夫は別荘を飛び出して海へ。

 

翌朝、修善寺の駅に降り立った恵子。上り列車に信夫が乗っていてすれ違い。ああ~。

 

修善寺って東京に近い観光地?だからか、いろんな作品によく出てくる気がする。

 

病室

目を覚ました志津子は総一郎から輸血をしたのは恵子という不良だと聞かされた。

 

別荘で目覚めた真砂子は、恵子の姿が見えると余裕ぶって、信夫は役所へ行ったわよと笑顔を見せた。信夫は朝がとても早い、海岸を走ったなどと話し、恵子はテーブルの上の食べかけの朝食を見て、走り去った。このドラマでもよく走るね。

 

志摩家

登喜は大東京探偵事務所から調査報告書を受け取っていた。恵子が赤線の女が産んだ子供だと知り、驚く。

 

恵子が帰ると、アパート前に信夫がいた。

 

私のことは忘れて、真砂子さんのところへ帰ってあげてと言う恵子。信夫は僕たちの愛は信じあうことでしかありえない。どんなことがあっても信じあっていこうと話す。

 

病室

志津子の病室に清川から花束が届いた。

 

吉川海運

第三吉川丸がマラッカ海峡で消息を絶ったと連絡があった。マスコミ対応をしたのは総一郎の部下の大沼。

 

松崎にい会いに行った若杉。爆弾を仕掛けられたとしたら疑われるのは船を降ろされた俺かあんただと若杉が言う。

 

病室に電話! 総一郎から志津子に第三吉川丸の事故が伝えられた。入院中なんだからそこまで報告しなくてもいいのに。

 

バー

松崎が清川を呼び出し、爆弾を仕掛けるとしたら、清川ではないかと聞く。日本の海運業界が生き延びるには過当競争を排して、企業の統合整備を図るしか道はないと言う清川。

 

病室

登喜が志津子を見舞った。登喜はアケミという女が赤線で産んだのが恵子だと話す。

 

恵子のアパート

シャンパンで乾杯する信夫と恵子。登喜が現れ、恵子に挨拶を要求する。堂々と紹介できない人といつまでこうしてるの?と信夫に言い、うちへ堂々と連れてこられない人との交際は絶対に認めないと帰っていった。二人は仲を認めさせるために志摩家へ行くことにした。

 

恵子は歩道橋の途中で萩野に報告。なんでこんなとこ? 萩野との初対面で恵子はオルガンは弾けない、特技もないが子供が好きだと言い、それでいいんだと言う。二人で歩道橋を降り、駆け足で送り出す萩野。

 

志摩家

登喜がたてたお茶を飲む恵子。高校で茶道部だった恵子は作法を知っていた。登喜は恵子に生い立ちを話させた。あなたの本当のお母さんは、とても面白いところにいた方。赤線の女、日ごと夜ごと愛してもいない男に春を売る女、娼婦、売春婦ともいった…ボキャブラリーが豊富だな~。

 

恵子の父のことは恵子の母だって分からなかったのかもしれない、不特定多数の男性を相手にしてたんですものねと恵子を追い詰める登喜。次のシーンで恵子はまた走り出していた。

 

公園のベンチに座っていた恵子は信夫に本当のことだと言うが、信夫は信じられない。恵子は、そんな私でももしかしたら幸せになれるかもしれない、幸せでした。信夫さんと会ってから今日まで。本当のことを言えないのは辛かったが、幸せのほうが大きかった。今日こそ本当のことを言おうと葛藤していたことを涙ながらに話した。

 

涙で潤んだ目で信夫を見つめて恵子は去っていった。やっぱりまた走ってる。

 

恵子が志津子の病室の前にいると、清川が恵子の肩に手をかけ、一緒に病室に入った。志津子や恵子を見てニヤリとする清川。(つづく)

 

清川が思考回路が謎過ぎて怖い。これがサイコパスっていうの!?