TBS 1977年12月30日
あらすじ
洋一(長谷川諭)の身代わりとなって捕らえられた恵子(山口百恵)は、拘置所でクリスマスを迎えるのだった。恵子のことを忘れられなくなった信夫(国広富之)は…。
2024.12.2 BS-TBS録画
脚本:長野洋
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渋谷(小島)恵子:山口百恵
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志摩信夫:国広富之
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吉川総一郎:井川比佐志
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志摩邦夫:鈴木瑞穂
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志摩登喜:真屋順子
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吉川真砂子:岡まゆみ
松崎:大石悟郎
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高梨三郎:夏夕介
吉川洋一:長谷川諭
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萩野克己:石立鉄男
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不良:福崎和宏
吉岡ひとみ
鶴間エリ
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中島元
岩城和男
裁判長:入江正徳
久米冬太
三沢憲治
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志摩佐智子:夏純子
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若杉:石橋正次
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清川健夫:高橋昌也
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吉川志津子:左幸子
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プロデューサー:春日千春
野添和子
山本典助(TBS)
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音楽:菊池俊輔
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主題歌:赤い絆(レッド・センセーション)
作詞:松本隆
作曲:平尾昌晃
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協力:株式会社コスガ
銀座ふそう
ドヴィスマン紳士服
鈴乃屋
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ナレーター:城達也
協力:ホリプロダクション
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監督:富本壮吉
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製作:大映テレビ株式会社
TBS
拘置所にいる恵子と同じように収監された女たちが恵子に暴れたのはまずいとか刑が決まるまではおとなしくしてたほうが得だとアドバイス。恵子はバカなまねはしないとお礼を言う。同じ部屋にいた老婆は亭主の浮気で殺人を犯したと言う。おお、原泉さん! いつ見てもおばあさんだ。
真砂子と待ち合わせしていた信夫は、地面に落ちていた”奇怪!!工作機械が石ころに!”という新聞記事が目に入る。真砂子は信夫に呼び出されたのは、吉川海運の不祥事が原因だと思い、聞きたくないと聞く耳を持たない。
志摩家
成り上がってきたところはどこかで無理をしていると邦夫に話す登喜。邦夫は確かなことはまだ分からないとたしなめる。そこに総一郎がやってきて、今度のことは陰謀だとし、邦夫に土下座をし、邦夫にマスコミに手を回してほしいと頼んだ。邦夫は一介の役人にできるはずがないと断るが、総一郎は何度も頭を下げ、今度の総選挙では尽力しますと頼んだ。
みどり幼稚園
信夫は恵子への気持ちを萩野先生に伝えた。身分の差というより生まれ育った環境の差があると恵子への交際を反対する。
留置所
志摩信夫が会いに来たと刑務官に言われるが、面会を拒絶する恵子。
第二回公判
今度は小島恵子と名乗り、スムーズに裁判が進む。現住所は渋谷区神泉2-28。
自室にこもっていた洋一は公判を気にし、大音量でステレオをかけた。
裁判所
証拠品としてナイフが提出される。
吉川家
志津子が洋一の部屋に来て、ステレオを止めた。吉川家の前には三郎が手下と洋一が出てくるのを見張っていた。手下の一人が福崎和宏さんだね。
「赤い衝撃」のころよりぽっちゃりしたような。
佐智子のブティックに真砂子が来た。働かせてほしいと言う真砂子の頼みを断り、信夫との仲を聞いた。真砂子のことを心配性だと言う佐智子。
裁判所から戻ってきた恵子にそろそろクリスマスだと話しかける老婆。しんみりした同部屋の女性の一人がジングル・ベルを歌い、恵子も歌う。うまっ!
みんなで歌い出し、刑務官に歌うのをやめろと注意される。
みどり幼稚園
萩野がサンタの格好をし、恵子が子供たちとジングル・ベルを歌うイメージシーン。去年の回想かな?
港
本来運ぶべき荷物が海に沈められていて、使い物にならなくなっていた。
吉川家
松崎と若杉は総一郎に今回の船を降りるように言われた。前回の感じだと若杉は辞めさせられたのかと思ってた。クビにはしないが、犯人探しでもしろと総一郎が言う。
お茶を出しに来た志津子は総一郎を止めるが言うことを聞いてくれない。松崎は妻が交通事故で脊椎を損傷し、植物状態で手術をしなければならず金が要る。清川専務を紹介したのはあなたですよと志津子を見る。
道を歩いていた松崎に車に乗った清川が話しかけ、レストランに誘い、先立つものは金だろうと小切手を渡した。妻の話も知ってるのか。
佐智子と若杉が再会し、この間のケンカで借りたハンカチを返した。え、なぜかいいムード。佐智子はメンクイではないらしい。
留置所
眠れない恵子と老婆が話をする。あのままあそこで何日も雑魚寝するのか。老婆は連れ添って43(しじゅうさん)年と言ったのかな? 私が死ねばよかったと話していたが、恵子には愛する人を見つけるように言う。
面会に来た萩野は弁護士から恵子の生い立ちを話し、情状酌量してもらおうと提案されたが、話さなかったと言う。恵子は罪をきれいに清算すると言い、クリスマスの飾りつけのことを聞く。あさってがクリスマス。萩野は俺のところへ帰ってこいと約束させる。
老婆は裁きを受け、栃木に移送されることになったと恵子に挨拶して去っていった。
クリスマス
きらびやかな飾りつけなのに今の感覚だと暗く感じる。翌朝には、サンタの顔も外され、片づけ。
吉川家
職人が来て門松の飾りつけをしている。早っ! 洋一はいなくなっていた。
新宿で三郎たちに発見された洋一は原宿にある佐智子の店で盗みを働くよう命じられた。
佐智子の店には登喜が来ていた。洋一が店に入ってきて、佐智子と目が合ったが宝石を盗って逃げる。しかし、店を出たところで若杉に声をかけられた。
吉川家に電話をかけてきた清川は志津子を呼び出し、志摩家との結婚話を遠慮してほしいと言う。これ以上、吉川海運に力をつけてもらいたくない、洋一君はお元気ですか?と脅す。志津子は吉川の家を出れば済むこと、清川も道連れにすると赤線の女に産ませた子供を見せる、洋一の身代わりになっている渋谷のおケイが清川の娘だとバラした。
社長夫人の座を守るために我が子を見捨てたと言う清川。渋谷のおケイと言えば誰もが知ってる有名人なの!?
裁判所
傍聴席には萩野と信夫が並んで座っている。検事は恵子が懲役8か月が妥当だと言う。
志摩家
総一郎はお礼に邦夫に皿を持ってきた。登喜は総一郎に洋一が佐智子の店で盗みを働いたと言うと、信夫が渋谷のおケイというズベ公を訪ねて拘置所に通っていると言い返した。
吉川家
志津子は総一郎が渋谷のおケイについての生い立ちはよく知らずに話していると知る。
裁判所
判決のとき。
志摩家
両親が止めるにもかかわらず出かけようとしている信夫。
裁判所
恵子は懲役6か月、ただしその刑の執行は3か年間、これを猶予する。萩野はこれで正月を迎えられると喜ぶ。裁判所の前にはよかったねと信夫が来ていた。陰から見ていた志津子。(つづく)
夏夕介さんは「赤い衝撃」だと岡まゆみさんとカップルだったんだな。
車椅子バスケットのコーチと選手。