徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】赤い絆▼第3話 鉄格子の彼方へ

TBS 1977年12月16日

 

あらすじ

志津子(左幸子)が実の母だと知った恵子(山口百恵)。信夫(国広富之)は、志津子が総一郎(井川比佐志)の後妻で、洋一(長谷川諭)は自分の実の子であることを教える。

2024.11.28 BS-TBS録画

peachredrum.hateblo.jp

不良少女・恵子の前に現れた”アケミ”。その夜、圭子は荒れたというナレーションからオープニング。

 

脚本:佐々木守

*

渋谷(小島)恵子:山口百恵

*

志摩信夫:国広富之

*

吉川総一郎:井川比佐志

*

小島よね:園佳也子

*

高梨三郎:夏夕介

松崎:大石悟郎

*

吉川洋一:長谷川論

小島明子:斎藤友子

*

吉川真砂子:岡まゆみ

大沼:藤木敬士

*

島泰三小林昭二

志摩登喜:真屋順子

*

萩野克巳:石立鉄男

*

ジュンコ:舛田紀子

エミ:山本百合子

佐久間宏則

曽根孝志

多田幸雄

*

松浪志保

西朱美

真山碩文

森下京子

擬斗:西本良治郎(JAC)

*

若杉:石橋正次

*

清川健夫:高橋昌也

*

吉川志津子:左幸子

*

プロデューサー:春日千春

        野添和子

        山本典助(TBS)

*

音楽:菊池俊輔

*

主題歌:赤い絆(レッド・センセーション)

    作詞:松本隆

    作曲:平尾昌晃

    歌:山口百恵(CBSソニー)

*

協力:株式会社コスガ

   銀座ふそう

   ドヴィスマン紳士服

   鈴乃屋

*

ナレーター:城達也

協力:ホリプロダクション

*

監督:富本壮吉

*

製作:大映テレビ株式会社

   TBS

 

みどり幼稚園

子供を送りに来た母親たちを寂しそうに見ていた恵子。

 

アケミといたほうがずーっとずーっと幸せになれるよと言うよねの言葉を思い出す。

 

俺に任せとけと恵子を励ます萩野先生だったが、恵子は幼稚園を飛び出し、吉川家へ向かった。運転手付き高級車でどこかへ出かける和服の志津子と真砂子。

 

登喜もいるお茶会へ出かけた志津子と真砂子だったが、よねと再会したことを思い出して動揺し、お茶をこぼしてしまう志津子。登喜は奥様方の会話で志津子に当てつけのような嫌みを言う。真屋順子さんがこういう役って珍しく感じる。どっちかというとイメージは逆。

 

外務省

信夫を呼び出した恵子は、真砂子の母について聞いた。志津子は総一郎の後妻であること、志津子と真砂子に血のつながりがないことを教え、いつまでこんな生活を続けるつもりなんだ?と逆に聞く信夫。恵子は、真砂子さんともしかしたら…と言いかけ、去っていった。

 

アパート

ジュンコとエミにやたら洋一をかばうと三郎との関係が悪くなると問い詰められたが、恵子は部屋を飛び出した。志津子が遠くから恵子を見ていた。

 

小島家

もう一度、志津子が母親なのかと確認する恵子。泰三もアケミが本当に本人なら挨拶に行きたいと言う。

 

吉川海運株式会社

総一郎に志津子のお茶の席での失敗をチクる真砂子。部下から新日本海運の清川が松崎に接触を図っていると伝えられた総一郎は港へ行き、直接、松崎と話をし、皮肉を言う。チクったのは若杉。

 

レストラン

松崎は、また清川と会い、頼みがあると封筒を差し出された。

 

吉川家

志津子は洋一の学校を休ませようと思うと総一郎に言い、総一郎は金を積んで私立がよかったかなと話す。総一郎は洋一の周りをうろつく不良少女を真砂子が気にしている話し、信夫は母親似で意外と発展家だからと笑う。そうなんだ??

 

みどり幼稚園

萩野先生に母親の家を知ってると話した恵子。

 

吉川家

萩野先生は志津子に会いに行った。小島夫婦が赤ん坊を預かった母親にそっくりだと言っていたと告げると、志津子は高らかに笑い、私の産んだ子は洋一ひとりだと恵子のことを認めないが、産みの母親に会いたがっていると聞くと、一転、動揺する。しかし、私には何の関係もないこととお帰り下さいと促した。

 

そのまま恵子に告げてもいいんですね?と言われても、過去を暴かれるのがイヤだった志津子は出かけようとしたところ、清川から電話があった。

 

清川にホテルのロビーに呼び出された志津子は、松崎のことをとりなしてくれないかと頼まれた。学生の頃、赤線の女に子供が出来たと言いがかりをつけられたと話した。え、父親はこの人なの!? 

 

みどり幼稚園

萩野先生が戻ってくるのを待っていた恵子。現代の幼児教育はどうなってるんだ?と関係ない話を始める。幼稚園は文部省の管轄、保育園は厚生省の管轄と分かれている。恵子に俺と一緒に新しい幼児教育をはじめよう、何もかも忘れろとまくし立てる。あの人はお前のお母さんじゃない、今は全く別の人間だと言う。志津子に知らないと言われた恵子はショックを受け、走り出す。

 

小島家を訪れた志津子は100万円の札束をよねに渡し、アケミという名前を忘れてください。当座の生活費として受け取ってください。何もかも忘れてくださいと頭を下げた。

 

アパート

恵子が帰ってくると、管理人に部屋に入れてもらったよねがいた。この間来た奥さんは私の思い違いだったと謝り、時々はうちへ遊びに来ておくれとすぐ出ていった。

 

小島家

金に目がくらんだとよねを怒る泰三。よねは、お金を店の改造費、明子の嫁入りのために使いたかったと泣く。今の店をファンシーショップにしたいらしい。

 

明子から両親が女の人にお金をもらってケンカしていると聞き、志津子の本心を聞きたいと吉川家に向かった恵子。

 

吉川家

志津子はタクシーで帰ってきて、家の前にいた恵子に会い、洋一がお世話になりましたと頭を下げた。何が欲しいの、はっきりおっしゃいと心にもないことを恵子に言っていると、洋一がこの人は俺をかばってくれたんだと話に入ってきた。

 

アパートに帰った恵子に追いかけてきた洋一が「母を許してやってください」と謝ったが、あんたの顔なんか見たくないと追い出した。

 

帰り道、不良仲間に見つかった洋一。街をぶらついていた恵子はエミから洋一が捕まったと聞き、三郎から洋一の行方を聞く。ガード下の空き地で不良同士の抗争に巻き込まれた洋一は仲間からナイフを握らされ、刺すように命じられる。

 

三郎と恵子が空き地に駆け付けたが、洋一が敵の一人を刺してしまった。恵子は洋一が持っていたナイフを持って、洋一に帰るように言い、恵子は警官にその場で逮捕された。一足遅く現場に駆け付けた信夫。恵子はパトカーに乗せられた。(つづく)

 

百恵友和の2人はお似合いで目の保養なんだけど、正直、ストーリーは何がなんでもくっつけてやろうという無理やり感もあるんだけど、そうではない「赤い運命」や「赤い絆」は単純にストーリーが硬質で面白い。佐々木守さんの脚本が好みなのかもしれないし、ヒロインのキャラ設定が好き。