明日放送🎬
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) August 13, 2024
「#親不孝通り」
◆8/14(水)よる8時5分~ほか
今年8月で生誕100年💐#増村保造 監督の貴重な未ソフト化作品📀#川口松太郎 の原作を映画化し
不器用な青年役を #川口浩 が熱演✨
スタイリッシュな終わり方も素敵😌#桂木洋子 #野添ひとみ #船越英二https://t.co/miLdys0DGl pic.twitter.com/SjwM67Y6Ox
1958年 日本
あらすじ
姉のあき江(桂木洋子)と暮らす大学生の弟・勝也(川口浩)は、「親不孝通り」と呼ばれる歓楽街で飲み屋に入り浸る享楽的な生活を送っていた。ある日、最愛の姉が妊娠を理由に恋人・江馬(船越英二)から捨てられたと聞いた勝也は激怒、復讐のためにその修一の妹・加根子(野添ひとみ)を誘惑するが…。川口松太郎の原作を映画化した増村保造監督の激しい青春ドラマ。不器用な青年役を川口浩が熱演する。
2024.9.2 日本映画専門チャンネル録画。白黒。
題名の親不孝通りとは銀座六丁目あたりのバーやクラブなど飲食店が並ぶ通りのこと。ここで遊ぶ学生たちが親を泣かせるのでこの名がついた。
ビール瓶を自転車で運んでいた仙蔵がアメリカ人の運転する車にぶつかって瓶が大量に割れた。言い争いになったところを勝也が出てきて、英語でアメリカ人をボウリングに誘った。ボウリングしているシーンでキャストクレジットが流れる。
外崎勝也:川口浩…字幕黄色
江馬加根子:野添ひとみ
桑原奈美:市川和子
外崎あき江:桂木洋子
江馬修一:船越英二
*
仙蔵:潮万太郎
女子大生A:市田ひろみ
山口:小林勝彦
貴島:三角八郎
*
橘喜久子
医者:春本冨士夫
*
古垣節子:原真理子
女店員A:水木麗子
女子大生B:三宅川和子
女子大生C:瀬古佐智子
女子大生D:宮戸美知子
女子大生E:西川紀久子
千早景以子
*
看護師:松村若代
女医:竹里光子
江馬邸女中:須藤恒子
*
南方伸夫
高村栄一
就職職員:此木透
大強証券係員:竹内哲郎
藤巻公義
若松健
*
大強証券受付:木村ゆり子
女店員B:小山慶子
三島愛子
アメリカ人との勝負に勝ってお金を巻き上げた勝也と奈美は仙蔵の店・銀六へ。寿司屋? 飲み屋? 仙蔵にお金を渡すと、多いと言われ、ダンスホール?で豪遊する勝也と奈美。
下宿先?に帰った勝也。下宿先の娘・加根子と話す。勝也は就職活動の真っ最中。父は県知事にまでなった人だと母から手紙が来ていた。
大学では学生運動がそろそろ始まりつつある? しかし、そんな学生たちもしっかり就職活動はしている。
勝也が行った会社は学生たちを前にして、一般募集は行わないことにしたと告げ、帰っていく学生たちは、アメリカに行けば皿洗い週給40ドル、16,000円だ、革命が起きねえかなあなどとぼやく。
洋服を作っている勝也の姉・あき江は恋人の修一に赤ちゃんができたと告げると、その場で始末してほしいと病院へ連れて行かれた。酷い。しかも、全く結婚する気がないと分かり、二度とお会いしませんと車を降りた。
銀六
勝也の友人・山口は小学校20万、中学校50万、高等学校80万、大学150万の計300万かけて月給13,000円のサラリーマンかよ〜と嘆きながら、ビールをグビグビ。
あき江は一人で病院へ行って手術をして帰った。下宿先なのかと思ったら、勝也とあき江は同居してるのね。加根子は何者? 平気なふりをして家に帰ったあき江だったが、苦しみ出し、勝也に産婦人科医を呼んでほしいと頼んだ。
修一のことを知っていた勝也は大強(だいきょう)証券に乗り込んだが、修一は開き直った。外に出た修一のあとをつけた勝也は修一と加根子が話しているのを見ていた。兄妹なんだ?? 勝也の家にいたのは遊びに来てたの?
登山部の奈美に頼まれてドライバーとして同行した勝也。自動車に女の子たち7人くらい乗っていて、その中に加根子もいた。
女子大生たちは車で「フニクリ・フリクラ」を歌う。
ロッジに到着した女子大生たちは今年は女子学生の求人はゼロで結婚するしかないと嘆き、「黒い瞳の」を歌う。ロシア民謡らしい。
勝也は一人、外に出ていた加根子に無理矢理キスをし…
外崎家
あき江にあいつのことが忘れられないんだろうと話す勝也は責任をとらせてやると家を飛び出した。
ボウリング場
どうしてあんなことなすったの?と勝也を責める加根子に大好きだよ愛してるよと軽く言う。加根子は勝也を殺して、自分も死のうと思ったと言うが、加根子は勝也を好きだと言う。はあ?
江馬家
酔っ払って帰ってきた修一に加根子は、お嫁さんもらったらと言う。取引に宴会はつきもの。
勝也と加根子は歌劇鑑賞デート。勝也はスポーツとダンスが好きだと歌劇は退屈そうで、いつもの親不孝通りに加根子を連れて行く。バーで学生たちが右か左かどっちかに決めなくてはならない、アメリカの女中になるかソ連の奴隷になるかなどと話している。加根子は興味深そうにしているが、勝也は興味なし。
昭和のサラリーマンは夜遅くまで飲んで、朝早くからゴルフってタフだねえ。
ナイトクラブへ行った勝也と加根子。それにしても加根子の心境が分からない。帰り際、今度はいつ会えるか聞き、キスをせがんで帰った。
あき江と勝也の暮らすアパートなのかな? 勝也が帰ると、あき江が外にいた加根子を見ていて、今度紹介してちょうだいと言う。勝也は加根子は修一の妹で姉さんにされたことと同じことをしてやると手の内をバラし、あき江が怒った。
加根子に会いに行ったあき江に加根子は勝也と結婚するつもりでいると話した。
夜、勝也と車で出かけた加根子。山へ行きたいと言う加根子は、ススキ野原をどんどん進み、寝っ転がった。抱いてと誘う加根子。
自宅に戻った加根子は吐いて、女中に心配された。
産婦人科に行き、石川よし子と偽名を使い、診察を受ける加根子。
就職課
初任給8,000円の三流会社しか残ってない、浪人かとこぼす勝也たち。勝也の受けたいイースタン商事は採用者が決まり、タクシー会社の事務員を紹介された。
勝也に会いにきた加根子は妊娠したと話すと勝也はお兄さんに話して許しを得ると話す。
大強証券に行き、今夜、会って欲しい人がいると修一に言う加根子。
小松タクシーの事務員の面接に行く勝也。月給は12,000円。勝也は就職を決めた。
江馬家
修一と顔を合わせた勝也。君もおろしちゃえ、気軽に掻き出しゃいいんだよと別れを切り出す勝也を殴る修一。勝也は姉さんにされたことと同じことをしたと家を出た。
ナイトクラブにすでに酔っ払った状態で行った勝也は奈美と踊っていた。加根子は学校を辞め、大阪のおばさんのところへ行き、働くつもりだと言う。兄さんたちの真似をしたくないので子供を産む。「子供の顔が見たかったらいつでもいらっしゃい」と言い残して帰って行った。
外崎家
酔っ払ったまま朝帰りした勝也は、あき江に加根子が妊娠したことを話した。「あんたみたいな気違いといたくない」と出て行くよう怒鳴りつけた。
江馬家
荷造りしている加根子に子供を産まないように言う修一。
あき江に呼び出された修一は、あき江から弟を見習って、あなたを諦めないことにしたと言われた。え〜!?!?
銀六で寝泊まりしている勝也に修一が会いにきて、あき江と結婚することにしたから、君も僕の真似をしろと言う。怒って追い返す勝也。
部屋にこもった勝也に仙蔵が顔を見にきた。勝也は友人に5000円を借り、大阪へ。奈美は子持ちの婿になるから、もう帰ってこないだろうと言う。銀六に残された友人たちは寂しがったが、来年二十歳になると言う奈美と飲みに出かけた。外はクリスマスイブで賑わっていた。(終)
はあ〜〜〜!? どこまでも男目線の話。これがハッピーエンドと言える?
川口浩さんの弟や妹は別の作品で見たけど、川口浩さん自体、あんまり顔がよく分かってなくて、初めてちゃんと見た。声が軽くて、チャラ男の勝也にピッタリ。
蔵出し名画座で紹介される作品は未ソフト化の作品が多いけど、納得してしまう。この枠で以前「別れて生きるときも」も放映したらしい。これは見たいな。あらすじ読むと、ドラマ版と結構違う。児玉清さんの石山はんが見たいのよ。