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【ネタバレ】別れて生きる時も 第十五章「運命の糸」その二

TBS 1978年1月24日

 

あらすじ

再出発を胸に美智(松原智恵子)は東京へきたが、日中戦争の最中。足を棒にしても仕事はなく、疲れ果てて往来に倒れた。栄養失調だった。 美智を助けた松本(織本順吉)は印刷会社の社長。行き倒れが縁で美智は松本の秘書として雇われた。が、平安な日は短かった。血まなこで美智を捜していた小野木(伊藤孝雄)に見つかり、彼は逃げる美智に暴力をふるった。

愛の花

愛の花

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2024.9.6 BS松竹東急録画。

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原作:田宮虎彦(角川文庫)

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塩崎美智:松原智恵子…字幕黄色

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松本:織本順吉

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大澤留吉:大久保正信

光田(みつだ):桧よしえ

大澤貞枝:緋多景子

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山村:名倉美里

戸田:磯部稲子

ナレーター:渡辺富美子

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井波:中野誠也

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音楽:土田啓四郎

主題歌:島倉千代子

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脚本:中井多津夫

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監督:今井雄五郎

 

<昨日、この場所で小野木の幻影を見た直後、意識を失って美智は倒れた。そして、東亞(とうあ)印刷の宿直室で介抱され、自分のハンドバッグに正体不明の十円札が入っているのに気づいたのは、ゆうべのことであった>

 

東亞印刷に来た美智。

 

<その十円札が松本社長の厚意であることは、美智にとって疑う余地はなかった>

 

東亞印刷

戸田「はい、せいぶん堂の校正できたわよ。あさってまでお願いね」

男性「はい」

 

光田がお茶を出した。「どうぞ。井波さん、少しお休みしたら?」

井波「ありがとう。これ急ぎなんでね」

光田「お手伝いしましょうか?」

井波「いや、いいんだ」

光田「でも、井波さんが出張校正にいらっしゃるなんて随分しばらくぶりね。あんまりお見限りだから、この前、ゆうしん書房のほうにお電話したのよ。お留守だったけど。聞いてくださらなかった?」

井波「いや」

 

美智「ごめんやす。あっ、昨日(きんの)は大層お世話になり、ほんまにおおきに」

光田「もう大丈夫なの?」

美智「はい。あの…社長はん、いはりますか?」

 

井波が美智をチラ見。

 

光田「出かけてますけど、なんかご用?」

美智「用というほどのことやおへんけど、昨日(きんの)のお礼を申し上げたい、そな思いまして。ほな、またのちほど伺いますさかい」

光田「なんだったら待っててくだすっていいのよ。でも、いつ帰ってくるか分かんないけど」

美智「すんまへん」

 

光田「戸田さん」

戸田「はい。どうぞ」美智を連れて出ていく。

 

昨日、倒れていた美智に声をかけたのが山村さん、セリフがなかったのが戸田さん。どちらも髪の毛を二つ縛りにしてる若い女性なので字幕がなければ分からない。

 

光田「あの人ね、昨日、会社の前で行き倒れになっちゃったのよ」

井波「えっ? でも、京都弁って情緒があって、なかなかいいもんだね」

光田「そうかしら。私なんて京都弁聞いただけでゾッとしちゃうけど」

井波「さてと…すぐ工場(こうば)のほうへ回さなくちゃ」原稿を手にして、部屋から出ていった。

 

山村「ねえ、光田さん、井波さんのこと好きなんでしょ?」

光田「そうよ。私、ああいうタイプ、大好き。男らしくてさ、フフッ」

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初回からオープニングに顔が出ていた中野誠也さんが登場。「たんとんとん」の施主・中西さん。「岸壁の母」もそうだけど、ドラマが始まる前にずいぶん先まで撮影済みだったんだろうな。

 

松本社長が戻ってきた。

光田「社長」

松本「うん?」

光田「昨日の女の人がみえてますけど」

松本「えっ?」

光田「お帰りになるまで待つっておっしゃるんで、あちらで…」

 

「待っててくだすっていい」って言ったのは光田さんなのにぃ~。

 

応接室

松本「いや。私は何も知らんね」

美智「けど、社長はんのほかに誰も考えられませんし、昨日(きんの)、このハンドバッグには50銭ほどしか入ってなかったんどす。それが知らん間に…」

松本「とにかく私にはなんのことだかさっぱり分からんね」

美智「そうどすか? ほなこの大金、どないしたら…」

 

松本「塩崎さん、あんたのハンドバッグに入っていたんだから、これはやっぱりあんたの物でしょう」

美智「けど、こんな大金…」

松本「塩崎さん。世の中、時には不思議なことが起こっても別におかしくはないでしょう。塩崎さんが困っているのを見かねて神様が助けてくださったのかも」

美智「そら、うちかて、この10円があったら、どんなに助かるか分からしまへん。そやさかい、うち、途中で社長はんに返しに行くのやめよう。そんな悪い気さえ起こしたくらいどす。けど、やっぱり…社長はんは、ほんとに知らん、そな言わはるんどしたら、この10円、警察に届けるよりほかには…」

 

松本「ハハハハ…塩崎さん、あんたには負けたね。あんた、見かけによらず強情っ張りだね。確かにあんたのハンドバッグに十円札を入れたのは、この私だ」

美智「やっぱり」

松本「いや、悪いとは思ったんですがね、それで一人の人間が少しでも救われればと思って。しかしね、あんた、この金は、なにも返しに来なくってもよかったんだよ。そんなふうだから、あんた、栄養不足になって行き倒れになってしまうんだ。人間、時にはもっとずうずうしく生きなきゃ。私の言うことが分かったらね、そのお金はしまっといて、なんかのお役に立ててください」

 

美智「やっぱりもらうわけにはいかしまへん。正直言うて、うちは、あすからの暮らしをどないしたらええか分からんような境遇におります。そやけど、人様の情けに負けてしもうたら、これから一人で生きてく自信がのうなってしまいますさかい、せっかくの情けですけど、やっぱり」

松本「うん。塩崎さん、私の言い方が悪かったかもしれない。それじゃあ、こういうことにしましょう。このお金はね、一時、私がお貸しする。しかし、いつか塩崎さんにそれだけの余裕ができたら必ず返していただく。そういうことだったら…袖振り合うも多生の縁。よくそう言うでしょう? いいですね? 分かってくれますね?」

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私のパソコンだと”他生”と出た。

 

美智「(目を潤ませて)ありがとうございます。ほな、社長はんの言葉に甘えて、一時、お借りいたします。そやけど、きっとお返しいたしますさかい」

松本「うん」

10円札をハンドバッグに入れる美智。

松本「あっ、塩崎さん、ちょうどお昼どきだ。昼ご飯でも一緒に食べましょうか」

 

大きな石灯篭のある場所で外で食事している松本社長と美智。イメージは「ゲゲゲの女房」で見た深大寺のおそば屋さんみたいな。神田近辺でもあるのかな?

 

松本「どうかね? おいしかったかね?」

美智「はい、とっても」

松本「私はね、よくこんな所へ来て一人で食事をするんだ。この静かな森の中にいると、妙に気持ちが落ち着くんでね。しかしね、こんな物を食べられるのも今のうちだ。あっ、何か甘い物(もん)でも…」

美智「いいえ、もう。ぎょうさんいただきましたさかい」

 

美智の横顔をじっと見ていた松本社長。「塩崎さん。私もね、あんたの年頃に秋田の山奥から裸一貫で東京へ出てきてな、そりゃ、大変だった。身寄りもない、金もない、それに仕事もない。腹が減って、腹が減って、もう盗みをするほかはない。そこまで追い詰められたことがあった。東京は人情の薄い所だからね。田舎者(もん)には、そりゃつらかった。昨日ね、あんたのことを知って、ああ、この人も身寄りのない東京で職を求め、探し歩いているんだな、そう思ったら、自分の若いころのことを思い出しちゃってね。男の私でも大変だったんだ。女一人では、どんなにか…」

美智「うち、苦労は慣れてますさかい、ちっともしんどいことないんどす。そやけど、勤め先が見つからんことだけが心細うて」

 

松本「塩崎さん、確か、女学校を出ておったね」

美智「はい、女学校を出て、3年お勤めをしてました」

松本「うん、女学校を出てる人にうちのようなちっぽけな印刷会社では不足があるかもしれんがね、しばらく、うちの会社で働いてみんかね?」

美智「ほんまどすか?」

松本「うん。そのうち、いい勤め口が見つかったら、ほかに移ることにして」

美智「そんな…うちを使(つこ)うてくださるんだとしたら、一生懸命働きます。夜、昼なしに一生懸命働かせてもらいます。そやけど…東京に身寄りがありませんさかい、うちには身元保証人がありません。そんでもよろしおすか?」

 

松本「塩崎さん。あんたの身元保証人は私だよ。私があんたの身元保証人になってあげる」

美智「ほんまどすか? なんやお盆とお正月が一緒に来たような気がして…社長はん、一生懸命頑張りますさかい、よろしゅうお頼みいたします」

松本「いや、そんなことを言っててもすぐ飽きるんじゃないのかな? うちはちっぽけな町工場だから」

美智「いいえ」

 

松本「あっ、おだんご食べようか」

美智「はい、いただきます」ニッコリ笑顔

 

女子社員の働く部屋

光田「あしたから? あしたからうちで働くようになったんですか?」

松本「そうだよ。東京へ出て間がないそうだからね。みんな、仲よくやってほしいんだ」

光田「でも、あの人、ここで何するんですか? 会社の仕事だったら私たちだけで十分やっていけますし」

松本「何をするか、それは私が決める。ちゃんと女学校も出てる人だし。そう、慣れるまで、私の秘書のようなことやってもらおうか」

 

美智は花束と箱を持って下宿先へ帰った。「ただいま」

留吉「おかえり」

美智「おじさん、いろいろ心配かけましたけど、やっと勤め先、決まりました」

留吉「えっ? 決まった?」

美智「ええ、ちょっと縁あって神田の印刷会社に」

留吉「そら、よかった。あっ、上がって、お茶でも」

美智「おおきに」

 

留吉「おい、貞枝!」

貞枝「なんですよ、大きな声出して。聞こえてますよ」

留吉「ヘヘッ、まあ、どうぞ」

 

茶の間

美智「おばさん」

貞枝「うん?」

美智「お給料の前払いしてもらいましたさかい、お家賃、お払いいたします」

貞枝「あら、そう? 大丈夫なの? なんならお給料日まで待ってあげてもいいのよ」

美智「二度とお家賃ためたりしいしませんから、いつまでもお二階に置いておくれやす」

貞枝「いや、そりゃ、うちだってね、あんた」お金を懐にしまう。

 

美智「あの…これ、ほんの気持ちどすけど、おじさんとおばさんに召し上がっていただこう思うて」

貞枝「あら、お菓子? ちょっと。まあ、お茶入れましょう…」

留吉「塩崎さん、いいんだよ、そんな気ぃ遣ってもらわなくたって」

 

自室に花を飾り、アイロンがけをする美智。

 

おしん」でもそうだったけど、部屋に花を飾るシーンって昔のドラマだとあるあるだね。華やかな気持ちの表れの演出?

 

<美智がこんなにはしゃいだ気分になったのは、一体、何日ぶりのことだろう。この東京で勤め口を与えられるとは…あすからは松本社長の厚意に報いるためにも本当に一生懸命働こう。美智は、その思いを今更のようにかみしめずにはいられなかった>

 

東亞印刷

 

<こうして美智は翌日から東亞印刷に出勤する身となったが、日がたつにつれ、長い苦しみの間に疲れきっていた自分の心にも小野木と一緒になる前の娘時分の若やいだ気持ちがよみがえってくるように思えてならなかった>

 

電話が鳴る。

美智「はい、東亞印刷ですが。あっ、関東銀行の沢田様どすか? いえ、社長は出かけておりますが。はい、承知いたしました。社長が帰りましたら、そのようにお伝えいたしますさかい。あっ、ほんまにすんまへんどした」

電話を切ってメモを取る美智。

 

光田「塩崎さん」

美智「はい」

光田「ここは東京なんですからね。京都弁、どうにかならないかしら。私、あんたの京都弁聞いてるとイライラしてくんのよ」

美智「気ぃつけてますんですけど、つい出てしもうて、これから努力しますさかい」

光田「その『さかい』っていうのが全然気に入らないのよ」

美智「すいません。十分、気をつけるようにしますさ…ので、しばらく我慢していただきたいんです」

光田「とにかくね、あなたは女学校まで出て我が社の社長の秘書なんですからね」

戸田と山村が笑う。

 

この時代、男性はともかく女性で上京して社員になるって人、あまりいなさそうだから、光田さんたちはきっと都内出身なんだろうな。

 

松本社長が戻ってきた。「ただいま」

美智「おかえりなさい。社長」

松本「うん?」

美智「お留守の間にお電話があったんは、このノートに相手方のお名前と用向きを書いとくようにしときましたさかい」

松本「ああ…ああ、こりゃ、なかなか結構だね。こうして書いといてもらえば、うっかり忘れることもないしね」

美智「そな思いまして」

光田たちがチラ見。

 

松本「ああ、関東銀行の沢田さんから電話があったのか」

美智「はい」

松本「あした3時ね」

美智「はい、そうどす」

 

松本「あっ、山村君」

山村「はい」

松本「晶文(しょうぶん)社に持っていく請求書はできてるかな?」

山村「いえ、まだです」

松本「いや、まだじゃ困るんだよ。あしたの朝、持ってくことになってんだから。残業しても今日中にやっといてくれたまえ」

山村「すいません。私、今日、親戚に法事がありまして残業できないんですけど」

光田「じゃ、私がやっといてあげるわよ」

 

松本「いやいや」美智が運んできたお茶を受け取る。「ああ、どうも。塩崎君、じゃあ、君、頼むよ」

美智「はい」

 

面白くなさそうな光田。

 

倉庫?に呼びだされた美智。「光田さん、私に何か?」

光田「お節介かもしれないけど、あんたに注意しといてあげようと思って。あんた、どういうつもりなの?」

美智「えっ?」

光田「社長のことよ。秘書だなんだって、おだてられてるけどさ、社長がどうしてあんたのこと、えこひいきしてるのか、その意味分かる?」

美智「えいひいきやなんて、そんな…」

光田「だって、そうじゃないの。何かにつけて『塩崎君、塩崎君』って。私たち、やりにくくてしょうがないわよ。あんた、社長に奥さんいないってこと知ってる?」

首を横に振る美智。

光田「あんた、そのことはちゃんとわきまえといたほうがいいと思うの。はたから見てて心配でしょうがないからさ。もっとも親子ほども年の違う社長の奥さんになってもいいっていうんなら話は違うけど」

美智「そんな…」

光田「一度は忠告しといてあげたほうが親切だと思ったから。じゃあね」

 

夜、会社に戻ってきた松本社長。「あっ、ご苦労さん」

美智「おかえりなさい。社長、できました」

松本「ああ…ああ、これでいい。遅くまですまなかったね」

美智「いいえ」

 

松本「おすし屋に寄ってね、お弁当をこしらえてもらってきた。おなか、すいたろ?」

美智「はい、ペコペコです」

松本「じゃ、すぐ食べなさい」

美智「社長は?」

松本「私はね、お得意さんと一緒に済ませてきた」

 

美智はお茶を入れに席を立った。

松本「どうかね? 少しは慣れたかね?」

美智「はい、もうすっかり」

松本「慣れたころになると、今度は飽きてくるんじゃないのかな?」

美智「そんな…」

 

松本「でも、辛抱してると、こんな所でもね、雑誌社や出版社のいろんな人が出はいりするからね。そのうち、いい恋人が見つかるかもしれないよ」

美智「うち、恋人なんて欲しい思うてしまへん」

松本「どうして? 年頃なんだからね、結婚ということも真剣に考えなきゃ」

 

お茶を渡す美智。「どうぞ」

松本「ああ、ありがとう」

 

美智「うち、結婚なんて絶対にしません」

松本「ハハハッ、そういうこと言う人に限って、すぐに結婚するんじゃないのか?」

首を横に振る美智。

松本「どうかしたのかね?」

美智「うち…社長さんに話さんならんことがぎょうさんあるんどす」

松本「うん?」

 

美智「ほんま言うたら、うち、一度結婚しました。そやけど、どないしても辛抱でけしまへんさかい、一人で生きていこう、そな思うて東京に」

松本「そうだったのかね」

美智「もっと早(はよ)うに話さんならん思うてたんどすけど」

松本「いや、そんなこと気にしなくたっていい。誰にも人には言えん事情があるからね」

 

美智「それだけやないんどす。ほかにも社長に聞いてもらいたいことが…」

松本「塩崎君。今、なにも言わなくたって。これから先、君が一番言いやすいと思ったときに…」

美智「いいえ。今でも言いやすい思います。これだけは聞いてほしいんどす。満州に行った私の父には前科がありました。去年、7年の刑を務めて、大津の刑務所から出てきたばっかりやったんどす。今まで秘密にしてきたんどすけど、社長に黙ってたら、ウソついてるようで、ほんまに心苦しかったんどす」

うなずく松本社長。

美智「ハァ…気が軽うなりました。社長に聞いてもらいましたさかい」

 

松本「塩崎君。どんなことでも相談においで。私にしゃべって気が楽になるんだったら、いつでもいいから話しに来なさい」

美智「はい」

松本「君のことはね、初めから他人事には思えなかった。私にも1人、娘がいてね。生きていたら君と同い年だ。大正10年1月の生まれで…大震災のときにね、家内と一緒に死なれてしまった。生きていたら、塩崎君のようないい娘になっていたかもしれない。今でもね、時々、そう思うことがあるんだ」

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美智は初回で「君かて21やろ?」と課長に言われてたので、1940/昭和15年に21歳なら1919/大正8年生まれかと思ったんだけど、1920/大正9年生まれなら、松本社長の娘と同い年ってことになるか。いまだによく分かってない数え年ってやつ?

 

目を潤ませ、松本社長を見つめる美智。(つづく)

 

私も上京していたことがあるけど、方言についてからかわれたり、嫌みな女性社員も幸いいなかった。というかね、私は人生において女性に助けられた経験のほうが多いから、こういうドラマで常に助けてくれる存在が男性で意地悪なのは女性ってのが信じられない。

 

美智、美人だからかな? あっ…結論が出た。

 

男性作家の話って、どうしてもヒロインを助けるのが男性、イジメるのが女性ってなりがち。だからそうじゃない「おしん」に共感する。